主観的な人の特徴や心理|主観的な人への対処法とは

主観的な人について、紹介します。
あなたの周りにも、『主観的な人』はいませんか。
自分の考えや価値観に固執してしまう、主観的な人。
ここでは、そんな主観的な人について、特徴や心理、対処法を詳しく見ていきたいと思います。
記事の最後には、主観的な人が客観的な人になる方法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

主観的の意味とは

まずは、『主観的』の意味から紹介します。
主観的を辞書で引くと、以下の意味がありました。

  • 表象、判断が個々の人間や人間間の心理的性質に依存しているさま。
  • 自分ひとりのものの見方、感じ方になっているさま。

『主観的な人』『主観的な考え』などと使うときには、2つ目の意味合いになります。
あくまでも自分の気持ちや考えであるため、他の人には当てはまらないこともあるでしょう。
対義語は『客観的』で、物事を第三者の視点から見たり考えたりできる人のことを言う言葉です。

主観的な人の特徴

では続いて、主観的な人の特徴について紹介します。
主観的な人は、自分の目線でしか物事を考えることができない人のことですが、具体的にはどんな特徴があるのでしょうか。
以下の特徴に当てはまる人は、主観的な人だと思われているかもしれません。

頑固

主観的な人の特徴には、頑固なことが挙げられます。
頑なで頭が固い頑固な人は、主観的思考の持ち主であることが多いです。
頑固な人は、一度『こうだ!』と決めたらその考えを変えることができません。
自分のやり方に固執しているところもあり、新しいやり方の方が効率が良くてもそれを認めることができないのです。

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自分の意見を押し付ける

主観的な人の特徴には、自分の意見を押し付けることが挙げられます。
主観的な人は、自分の考えを他人に押し付ける癖があり、相手がイエスと言うまでしつこく押し付けることもあるでしょう。
自分で思っているだけなら良いのですが、それを押し付けるのは迷惑ですし、ちょっと厄介ですね。

自信家

主観的な人の特徴には、自信家なことが挙げられます。
主観的な人は、自分の意見に絶対的な自信を持っており、それを揺るがすことはありません。
特に自分の仕事のことなど、経験があることに関しては相当な自信家になっていることもあるでしょう。
自信があるのは悪いことではありませんが、自信過剰にならないように気をつけなくてはなりません。

プライドが高い

主観的な人の特徴には、プライドが高いことが挙げられます。
主観的な人は自分の経験や考えなどに自信があることからも分かるように、プライドが非常に高いです。
プライドが高いからこそ、人の意見を受け入れることができないのでしょう。
プライドが高すぎるのも、やや問題ですね。

偏見がある

主観的な人の特徴には、偏見があることが挙げられます。
主観的な人は思い込みや偏見が激しい人でもあり、人から聞いた話であっても自分が納得すればそうだと思い込んでしまいます。
実際に自分が見たわけではなくても、信じてしまうのです。
ネットの誹謗中傷なども信じてしまい、悪者だと思い込むところもあるでしょう。

主観的な人の心理

続いて、主観的な人の心理について紹介します。
主観的な人の特徴については先程紹介したとおりですが、主観的な人は一体何を考えているのでしょうか。
『主観的』というのはあまり良いニュアンスで使われる言葉ではないからこそ、主観的な人が何を考えているのかを理解していきましょう。

自分が正しい

主観的な人の心理には、自分が正しいというものが挙げられます。
主観的な人が周りの話を聞かずに自分の意見を押し通すのは、単純に自分が正しいと思っているから。
自分の意見が正しく、その他の意見は間違っていると思い込んでいるからこそ、主観的な発言しかできないのです。

認めてほしい

主観的な人の心理には、認めてほしいというものが挙げられます。
主観的な人は、周りに自分の凄さや良さを知ってほしい、認めてほしいという気持ちから、主観的な発言をしてしまいます。
主観的な発言というのは、言い換えれば自分の意見がちゃんと言える、自己主張できるということですからね。

思い通りに進めたい

主観的な人の心理には、思い通りに進めたいというものが挙げられます。
主観的な人は、人に従うよりも自分がリーダーになって引っ張っていきたいタイプ。
だからこそ、物事を自分の思い通りに進めるために主観的な発言をしてしまいます。
自分のやり方が一番いいと思っているから故のことであり、悪気はないことがほとんどです。

人の話は聞いても無駄

主観的な人の心理には、人の話は聞いても無駄というものが挙げられます。
主観的な人は自分が正しい、周りは間違っていると思い込んでいるので、人の話を聞くのは時間の無駄だと思っていることも。
わざわざ間違っている話を聞くのは確かに無駄な時間ですが、実際には『間違っている』かどうかは分からないので、決めつけてしまうのは残念ですね。

思ったことを言っただけ

主観的な人の心理には、思ったことを言っただけというものが挙げられます。
主観的な人は、ある意味自分の気持ちに素直なだけなので、深い意味はなく自分が思ったことを発言しているだけ、ということもあります。
自分の意見が言えるのは良いことですが、自分の言いたいことだけ言って周りの声を聞かないので、周囲からは疎まれていることでしょう。

主観的な人への対処法

ではここで、主観的な人への対処法を紹介します。
仕事などでは、チームに主観的な人が1人いると非常に厄介ですよね。
主観的な人は周りの意見を聞かないので困ったものですが、どう対応すれば良いのでしょうか。
主観的な人には、以下のような方法で対応していきましょう。

イエスバット法で話す

主観的な人への対処法には、イエスバット法で話すことが挙げられます。
主観的な人は自分の考えが絶対的であり、人の意見に耳を傾けません。
ですから、主観的な人へは『イエスバット法』で話すのがおすすめ。
イエスバット法とは、相手の意見を受け入れてから自分の意見を言う話し方のこと。
そうすれば、相手も比較的受け入れてくれますよ。

距離を置く

主観的な人への対処法には、距離を置くことが挙げられます。
主観的な人は、はっきり言って本人が改善しようと思わない限り、変わりません。
人の話を聞かないところなどは、こちらからはどうすることもできないのです。
そういう人とは、距離を置くことがおすすめです。

聞き流す

主観的な人への対処法には、聞き流すことが挙げられます。
主観的な人の意見は、あくまでも『一個人の意見』でしかないため、仕事などビジネスの場では特に役に立つものではありません。
そういう意見もある、くらいに捉えておき、聞き流してしまいましょう。
まともに聞いても、身になることは1つもありません。

放っておく

主観的な人への対処法には、放っておくことが挙げられます。
先程も触れましたが、主観的な人は、自分で変わろうと思わない限り何も変わることはありません。
だからこそ、主観的な人が何か言ってきても放っておきましょう。
放っておくことで、本人も『このままじゃヤバい』と気づくきっかけになるかもしれません。

根拠を尋ねる

主観的な人への対処法には、根拠を尋ねることが挙げられます。
主観的な人の発言は、自分の感想であるため基本的に根拠はありません。
しかし仕事などでは、感想ではなく根拠のあることが求められるもの。
だからこそ、主観的な人には根拠を尋ねてみるのがおすすめです。

客観的な人になるには

最後に、客観的な人になるにはどうすれば良いのか、その方法について紹介します。
主観的な人は、わがまま、自己中心的などの悪いイメージが強く、決して良い意味で使われる表現ではありません。
主観的な人よりも客観的な人の方がイメージも良いですし、客観的な人を目指しましょう。

視野を広くする

客観的な人になるには、視野を広くすることが挙げられます。
客観的な人は視野が広く、周りの意見や考え、価値観などをどんどん吸収していける人でもあります。
目の前のことだけにいっぱいいっぱいになってしまうと、視野が狭くなりがち。
気持ちに余裕を持ち、視野を広くしていきましょう。

人の話をちゃんと聞く

客観的な人になるには、人の話をちゃんと聞くことが挙げられます。
客観的な人は、人の話をきちんと最後まで聞くことができる人です。
主観的な人は、自分の意見を言うことに必死で出しゃばってしまいますが、話したい気持ちを堪えて人の話を聞くようにしてください。
人の話を聞くことが、客観的な人になるための第一歩ですよ。

決めつけない

客観的な人になるには、決めつけないことが挙げられます。
主観的な人は、自分の考えが全てであるため、自分と違う人の意見は『全て間違い』と決めつけてしまいます。
また、噂なども信じて決めつけてしまうところがあるので、それをやめましょう。
決めつけをやめるだけでも、主観的というイメージは大分少なくなるはずです。

色々な立場の人と関わる

客観的な人になるには、色々な立場の人と関わることが挙げられます。
主観的な人は意見や価値観が偏ってしまっているので、色々な立場の人と関わりを持つようにしましょう。
そして、色々な人の話を聞くのです。
自分の知らなかったことを知ることができるので、新しい発見がたくさん見つかるでしょう。

根拠を探す

客観的な人になるには、根拠を探すことが挙げられます。
客観的な考え方というのは第三者の視点なので、感想ではなく根拠に基づいているもの。
発言するときには、根拠を探すようにしてください。
イライラする、悲しいなどの自分の気持ちに対しても、『なぜそう思うのか』を考えることで、少しずつ客観的な考えができるようになるでしょう。

まとめ:主観的な考えはNG!客観的視点を持とう

主観的な人について、特徴や心理、対処法、そして客観的な人になるための方法を紹介しました。
主観的な人というのは、決して褒め言葉で使われるものではありません。
職場などチームワークが求められるものに関しては、主観的なことは致命的とも言えるもの。
まずは自分が主観的な考え、発言をしていることを自覚することから始めてください。
そして、客観的な視点を持てるようになりましょう。