取捨選択できない人について、紹介します。
ビジネスでは特に取捨選択が大切だと言われますが、あなたは取捨選択できる人ですか？
それとも、取捨選択できない人ですか？
ここでは、取捨選択できない人の特徴やできる人の特徴、取捨選択が苦手な理由、取捨選択するメリットなどについて、詳しく見ていきたいと思います。
記事の最後には、取捨選択するためのコツについても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
取捨選択の意味とは
まずは、『取捨選択』の意味から紹介します。
『取捨選択』は『しゅしゃせんたく』と読み、辞書で引いたところ以下の意味がありました。
- 必要なものを選び、不要なものを捨てること
つまり、モノや情報が溢れる現代の中で、自分に必要なものだけを選び、不要なものは捨てるというのが『取捨選択』なのです。
自分にとって必要で残すもの、いらないから捨てるものを自分で決めるという意味ですね。
類語には、『二者択一』『選り抜き』などがあります。
取捨選択できない人の特徴
続いて、取捨選択できない人の特徴について紹介します。
自分にとって要不要の判断ができず、取捨選択ができない人にはどんな特徴があるのでしょうか。
取捨選択できない人の特徴には、以下のようなものが挙げられます。
決断力がない
取捨選択できない人の特徴には、決断力がないことが挙げられます。
取捨選択できない人は、自分で考えることはできても、最終的な決断を下すことができません。
そのことに関して自信がなく、『怒られるかもしれない』という不安から、いざというときに決断することができないのです。
優柔不断
取捨選択できない人の特徴には、優柔不断なことが挙げられます。
決断力がないことと似ていますが、取捨選択できない人は優柔不断な性格をしています。
どちらかを選ぼうとしたとき、どちらも良く見えてしまって結局選ぶことができません。
『隣の芝生は青く見える』というやつですね。
モノが多い
取捨選択できない人の特徴には、モノが多いことが挙げられます。
取捨選択できない人は、1つに絞ったり要らないものを捨てるのが苦手なため、部屋にどんどんモノが貯まっていってしまいます。
もったいない、まだ使えるという気持ちから捨てられないのですが、モノが多いというのは取捨選択できない人の典型的な特徴だと言えるでしょう。
仕事の効率が悪い
取捨選択できない人の特徴には、仕事の効率が悪いことが挙げられます。
取捨選択できない人はモノが溢れていたり、自分にとって本当に必要なものが埋もれてしまっているため、仕事の効率も悪くなってしまいます。
必要なものが見つからない、ということも、もはや日常茶飯事だと言えるでしょう。
知識がない
取捨選択できない人の特徴には、知識がないことが挙げられます。
取捨選択しようと思っているのに上手くできない人の多くは、知識不足が原因です。
知識がないと、『本当に必要なもの』と『要らないもの』をしっかり判別することができません。
取捨選択した結果が間違っていた、というのも、知識がないことが招いていると言えるでしょう。
取捨選択できる人の特徴や考え方
続いて、取捨選択できる人の特徴や考え方について紹介します。
取捨選択できない人もいれば、すんなり取捨選択できる人もいますよね。
取捨選択できる人の特徴にはどんなものがあるのか、特徴や考え方を詳しく見ていきましょう。
人に流されない
取捨選択できる人の特徴や考え方には、人に流されないことが挙げられます。
取捨選択できる人は、最終決断を人任せにすることはありません。
たとえ迷ったとしても、最後に決めるのは自分自身。
自分でちゃんと考えて決めるため、人に流されることはないのです。
自分の芯がしっかりしている、とも言えますね。
後悔しない選択をする
取捨選択できる人の特徴や考え方には、後悔しない選択をすることが挙げられます。
取捨選択できる人は、自分の直感に従って要不要を決めているところが少なからずあります。
常識や周りの意見に流されないので、いつでも後悔しない選択をすることができると言えるでしょう。
自分のキャパを把握している
取捨選択できる人の特徴や考え方には、自分のキャパを把握していることが挙げられます。
なぜ取捨選択できるのか？というと、それはずばり彼らが自分のキャパを把握しているから。
これ以上は無理、というボーダーが自分でちゃんと分かっているため、その都度取捨選択してキャパオーバーにならないようにしているのです。
計画を立てられる
取捨選択できる人の特徴や考え方には、計画を立てられることが挙げられます。
取捨選択できる人は、あらかじめ計画を立てるのが得意で、何をするにも基本的には計画を立ててから行います。
『計画』があるからこそ、要不要の判断がしやすくなるのです。
計画を実行する、達成するために何が必要なのか？を考えているのでしょうね。
全部ではなくこれをやる
取捨選択できる人の特徴や考え方には、全部ではなくこれをやるというものが挙げられます。
取捨選択できない人は、あれもこれもとやろうとしてしまうのですが、取捨選択できる人は全部ではなく『これ』をやります。
自分で何をやるかを決めてから取り掛かるので、気持ち的にもモチベーション的にも上向きの状態で仕事に取り掛かることができるでしょう。
取捨選択が苦手な理由
ではここで、取捨選択が苦手な理由について紹介します。
取捨選択ができずに困っている人は、そもそも『取捨選択が苦手』であることが多いでしょう。
なぜ取捨選択が苦手なのか、その理由には以下のものが考えられます。
考えるのが疲れる
取捨選択が苦手な理由には、考えるのが疲れるというものが挙げられます。
やるべきこと、やりたいことがたくさんあると、その都度取捨選択していくのは正直面倒ですし、莫大な量を仕分けするのは疲れますよね。
少しずつ取捨選択できれば良いのですが、一度にやろうとすると考えただけで疲れてしまうのです。
情報が多すぎる
取捨選択が苦手な理由には、情報が多すぎることが挙げられます。
取捨選択するためには、どうしても1つ1つ確認していかなくてはなりません。
そうなると、確認すべき情報が多すぎるために、何をどうすれば良いのか分からなくなってしまう人もいるのでしょう。
優先順位をつけるのが苦手
取捨選択が苦手な理由には、優先順位をつけるのが苦手というものが挙げられます。
取捨選択は、言い換えれば『優先順位をつけていく』ということ。
自分にとって必要な順に並び替えていき、残すか捨てるかを決めていくわけです。
元々物事に優先順位をつけるのが苦手で、目の前のことから順番に取り掛かっている人は、優先順位をつけるのも苦手なことが多いでしょう。
他人の目が気になる
取捨選択が苦手な理由には、他人の目が気になるというものが挙げられます。
日本人は同調志向が強く、人と同じであることに安心感を覚える人が多いです。
だからこそ、取捨選択することで周りと違ってしまったらどうしよう、と不安になってしまいます。
他人の目を気にしてしまうからこそ、取捨選択ができません。
評価が下がるのが怖い
取捨選択が苦手な理由には、評価が下がるのが怖いというものが挙げられます。
取捨選択をした結果、本当は必要なものを捨ててしまったとしたら、どうなるでしょうか。
状況にもよりますが、自分の評価が下がることもあるでしょう。
評価が下がることを恐れて、要不要の見極めができない人も少なくありません。
取捨選択するメリット
続いて、取捨選択するメリットについて紹介します。
冒頭で、ビジネスでは特に取捨選択が大事だといいましたが、それはなぜなのでしょうか。
取捨選択することにはどんなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
メリハリがつく
取捨選択するメリットには、メリハリがつくことが挙げられます。
取捨選択をすると、自分にとって『必要なもの、不要なもの』がはっきりと分かりますし、必要なものだけになったために仕事にもメリハリがつくでしょう。
今までダラダラやっていたのが嘘のように、テキパキと仕事が進んでいくのはメリハリがついたからなのです。
結果が出せる
取捨選択するメリットには、結果が出せるというものが挙げられます。
メリハリがつくことと似ていますが、取捨選択することで仕事がやりやすくなり、その結果として『仕事の成果』が出しやすくなります。
仕事がサクサク進み、更に結果まで出せるとしたら、取捨選択はいい事づくめですね。
充実した日々を送れる
取捨選択するメリットには、充実した日々を送れることが挙げられます。
取捨選択すると、無駄なものがなくなるため充実した日々を送れるようになるでしょう。
無駄なものがないというのは、それだけで気持ち的にも余裕が生まれるもの。
充実した日々を送れると、毎日が楽しく過ごせますね。
取捨選択できるためのやり方やコツ
最後に、取捨選択できるためのやり方やコツについて紹介します。
取捨選択ができない人、苦手な人も多いですが、取捨選択できるようになるにはどうすれば良いのでしょうか。
取捨選択するためのやり方やコツを紹介しますので、参考にしてみてください。
直感に従う
取捨選択するためのやり方やコツには、直感に従うことが挙げられます。
取捨選択を難しく考えすぎないで、まずは自分の直感に従ってみましょう。
欲しいものを残し、嫌いなものを捨てる、で構いません。
直感に従うことから始め、取捨選択に慣れていきましょう。
成功体験を重ねる
取捨選択するためのやり方やコツには、成功体験を重ねることが挙げられます。
取捨選択をするためには、自信があることも必要不可欠。
自信がないと、正しい判断ができません。
小さな成功体験を重ね、自信をつけていくことも大切です。
簡単なことからで良いので、成功体験を重ねてみてくださいね。
複数の情報に触れる
取捨選択するためのやり方やコツには、複数の情報に触れることが挙げられます。
取捨選択を間違えないためには、複数の情報に触れることが必要です。
1つの自分だけでは、それが正しいのか間違いなのかを判断するのが難しいからです。
複数の似たような情報に触れ、それらに共通する部分を残すようにしていきましょう。
執着しない
取捨選択するためのやり方やコツには、執着しないことが挙げられます。
人に対してもモノに対しても、やたらと執着してしまう人は取捨選択も苦手なことが多いです。
執着してしまうと、当然ですが捨てられなくなりますからね。
そうならないよう、必要以上に執着しないようにすることも大切なのです。
日頃から判断する癖をつける
取捨選択するためのやり方やコツには、日頃から判断する癖をつけることが挙げられます。
小さなことも含めれば、毎日は選択の連続です。
無意識に選択していることも多いのですが、それらを全て『意識して』判断するようにしてみましょう。
日頃から判断する癖をつけておくと、いざというときにも迷わずに取捨選択できるようになりますよ。
まとめ：取捨選択は人生を豊かにする
取捨選択できない人の特徴やできる人の特徴、取捨選択が苦手な理由、取捨選択するメリット、そして取捨選択するためのやり方やコツについて紹介しました。
情報が溢れる現代において、取捨選択することは欠かせません。
捨てるのが怖い、不安だという人もいると思いますが、取捨選択は本来あなたの人生を豊かにするもの。
しっかり考え、自分で決断し、溢れる情報を取捨選択できる人になりましょう。
