退職は無責任と言われた…その理由は?退職は無責任だと言われた時の対処法

社会人ならば、1度くらい「退職したい」と感じたこともあるでしょう。

しかし退職を願い出ても「無責任」と言われてしまい、退職できないケースは少なくありません。

そこで今回は、退職は無責任と言われる理由と対処法について解説します。

退職を考えている人や、実際に「無責任」だと批判されて退職が出来ない人は、ぜひ最後までご覧ください。

退職は無責任と言われた!その理由は?

どんな会社に勤めていても、退職する権利は法律で保障されています。

それにもかかわらず、強硬な姿勢で「退職は無責任だ」と言われると、理由が気になってしまいますよね。

ここでは「退職は無責任だ」と言われる理由について詳しく解説します。

人手不足

退職は無責任と言われる理由に、人手不足なことが挙げられます。

人手不足の職場では、退職する人が出た途端に仕事がうまく回らなくなり、業務に支障が出ることもあります。

明らかに人手が足りず仕事が回らない職場では、退職を申し出た人が「無責任だ」と責められるのは有りがちなケースです。

引き継ぎが上手くいかない

退職は無責任と言われる理由に、引き継ぎが上手くいかないことが挙げられます。

職場で仕事が細かく振り分けられている場合、退職後の引き継ぎが難しいケースが多いです。

仕事がうまく引き継がれないと業務に支障が出るので、「無責任だ」と責められてしまうのです。

繁忙期が重なっている

退職は無責任と言われる理由に、繁忙期が重なっていることが挙げられます。

忙しい時に退職する人が出ると、その人の分の仕事が消化しきれなくなり、業務が上手く回らなくなります。

そのため、忙しい繁忙期に退職を申し出ると「無責任だ」と言われてしまうのです。

重要なプロジェクトの途中

退職は無責任と言われる理由に、重要なプロジェクトの途中であることが挙げられます。

重要なプロジェクトの途中で退職されると、プロジェクトの成功率や現場の士気が下がります。

そのため、大事なプロジェクトの途中で退職したいと言うと「無責任だ」と言われてしまうのです。

チームワークが崩れる

退職は無責任と言われる理由に、チームワークが崩れることが挙げられます。

急に退職されるとチームワークが崩れ、指揮系統が乱れたりスムーズな仕事ができなくなったりします。

管理職や責任ある立場なら同僚・部下への影響も出るため、余計に「無責任」と言われやすいです。


人手不足なのに退職する人間は無責任だと考えている人の特徴

人手不足を引き合いにし、退職をする人を「無責任だ」と責める人は少なからずいますよね。

このような考えの人を見抜けると、退職もスムーズにいきます。

そこで、ここでは「人手不足なのに退職する人間は無責任だ」と考えている人の特徴をご紹介します。

パワハラ気質

人手不足なのに退職する人間は無責任だと考えている人の特徴に、パワハラ気質なことが挙げられます。

退職を希望する人に「無責任だ」などと言って批判するのは、保障されている権利を踏みにじるパワハラ行為です。

しかし、日頃からパワハラをしてしまうタイプなので、本人に問題意識はありません。

社員を駒だと思っている

人手不足なのに退職する人間は無責任だと考えている人の特徴に、社員を駒だと思っていることが挙げられます。

社員は会社の歯車しかなく、何も言わずに従うのが当然だと考えています。

会社のために尽くさない人は悪だと認識しており、徹底して批判するのも特徴です。

コンプライアンスを守らない

人手不足なのに退職する人間は無責任だと考えている人の特徴に、コンプライアンスを守らないことが挙げられます。

退職を認めないのは法律違反ですが、日頃からコンプライアンスを守らないタイプの人は何とも思いません。

それどころか、強気な態度でいれば何とかなるという甘い考えを持っています。

根性論を振りかざす

人手不足なのに退職する人間は無責任だと考えている人の特徴に、根性論を振りかざすことが挙げられます。

根性論を振りかざし、退職希望の人を攻撃するケースは多くあります。

人手が不足する根本的な問題を解決をする気が一切なく、職場環境をどんどん悪くしてしまうのも特徴です。

人に優劣を付ける

人手不足なのに退職する人間は無責任だと考えている人の特徴に、人に優劣を付けることが挙げられます。

このタイプは擦り切れるまで働くのが普通だと考えており、辞める人を徹底的に侮辱します。

人に優劣をつけて人をコントロールしようとするタイプで、職場の雰囲気を悪くするのも特徴です。


人手不足なのに退職するのは無責任なの?

「人手不足なのに退職するのは無責任」と強い口調で言われると、自分に非があるのでは…と心配になってしまいますよね。

結論から言えば、人手が足りないから退職するのは無責任と言うのは暴論で、間違っています。

なぜなら人手不足はあくまで会社側の問題であり、貴方のせいではないからです。

退職するなら、法的には2週間以内に伝えればOKです。

もっと余裕をもって伝えたい時は、入社時に説明された退職のルールや、社内の規定に従って報告すれば何も問題ありません。

会社側の調整期間を考えるなら2ヶ月前までに報告するのがベストです。

人手不足は会社が悪いため、会社に遠慮する必要はありません。

とは言え、繁忙期に重ならないように気遣いを見せると円満に退社しやすくなるので、意識してみてくださいね。


退職は無責任だと言われた時の対処法

最後の項目では、退職は無責任だと言われた時の対処法をご紹介します。

退職するのは当然の権利なのに「無責任だ」などと言われては辞めづらくなり、ストレスも溜まりますよね。

ここでは実践的な方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

謝罪する

退職は無責任だと言われた時の対処法として、謝罪するのも1つです。

あまり揉めるとその評判が悪意をもって他の会社に伝わってしまうこともあるので、下手に出た方がいいケースもあります。

後々のことを考えるなら、丁寧に対応して批判される隙を見せないのも大切です。

法的な正論で反論する

退職は無責任だと言われた時の対処法として、法的な正論で反論するのもおすすめです。

コンプライアンスや法律を守らず退職を認めない場合は、明らかに会社側に問題があります。

合法的に退職を申し出ているなら、最後までコンプライアンスや法律に則り、毅然と正論を述べましょう。

相手にしない

退職は無責任だと言われた時の対処法として、相手にしないのも効果的です。

会社側が何を言おうと、貴方を引き留める法的な権限はありません。

一旦退社してしまえば無関係なので、気にするだけ時間の無駄です。

あまり相手にしないで、粛々と退社手続きを進めましょう。

退社代行を利用する

退職は無責任だと言われた時の対処法として、退社代行を利用するのも手です。

あまりにも揉めるのであれば、退社代行を利用するのもおすすめです。

波風が立ちやすい方法ではありますが、余計なストレスや手間を省けます。

もし精神的に辛いのであれば、こういったサービスを利用してみてください。

しかるべき機関に相談する

退職は無責任だと言われた時の対処法として、しかるべき機関に相談することが挙げられます。

退職を認めなかったり、脅迫や嫌がらせを受けたりする場合は、しかるべき機関に相談しましょう。

労働基準局や、場合によっては弁護士に相談して上手く対処してください。


退職するのは無責任じゃない!強い意志を持って行動しよう

今回は退職するのは無責任だと言われるケースについて、詳しくご紹介しました。

退職するのは保障された権利であり、無責任なことではありません。

もし無責任だと責められても、強い意志を持って退職まで行動し続けましょう。

スムーズに退職したい、なるべくトラブルを避けたいという人は、今回ご紹介した対処法を参考にしてみてください。