失恋した直後は辛い気持ちがずっとあるので、夜眠れなくなる人も少なくありません。
眠る行為は人間にとってとても大切で、これが上手にできなくなると身体的な不調だけでなく、メンタル面にも大きな負担がかかります。
そう言われてもすぐに眠れるようになるには気持ちの整理も必要ですし、時間も必要になります。
大切なのはだましだましでもいいから、眠れるようにあれこれ工夫すること。
行動することで失恋の痛みを和らげる効果もあります。
ここではそんな失恋して辛い気持ちで眠れない時の過ごし方をご紹介しています。
目次
失恋で辛くて眠れないときの夜の過ごし方
ベッドから出て他の作業をする
失恋したあとにベッドで目を閉じていると、どうしても精神世界に沈んでいってしまいます。
そのままベッドにいても、後悔や悲しみに感情がたかぶってしまい、なかなか眠りにつくことはできません。
そんなときは、思い切ってベッドから下りましょう。
ベッドから下り、自分が好きな音楽をかけたり、読みかけていた本を読んだり、映画を見たりと、他のことに意識を逸らせていると、次第に感情も落ち着き、眠気がやってくるはずです。
可能ならば、軽く外を散歩してみるのもいいかもしれません。
運動することで身体が疲れ、自然と眠たくなってきます。
ベッドの中であれこれと考えても、残念ながら恋人との関係は戻りませんし、眠れません。
しかし、失恋の傷は時間が経つにつれて必ずかさぶたができるので、かさぶたができるまでは他のことをして、失恋から目を逸らしましょう。
家族や友人へ連絡
失恋して眠れないほど辛いのは、自分の心の器から感情があふれ出してしまっているのが原因かもしれません。
そんなときは、何でも話せる家族や友人に話を聞いてもらいましょう。
恋人への不満や、自分への後悔など、失恋したあとはたくさんの思いが自分の中で散らかっていて、上手く感情がコントロールできなくなります。
それらを一つずつ言葉として外に出すことによって、バラバラだった感情が整理されていき、気持ちがスッキリするはずです。
さらに、相手からのアドバイスなどによって、失恋から気持ちを切り替えられることもあります。
重い荷物は、一人で持つよりも二人で持った方が楽ですよね。
それは、心の荷物であっても同じです。
もし、上手く話せる自信がなかったり、夜が遅くて相手に電話するのが申し訳ないのなら、メールなど文章に書いて送るのもいいでしょう。
失恋の原因を分析
失恋した人は、世界が終わってしまったかのような絶望を感じているでしょう。
しかし、いずれ必ず次の恋がやってきます。
そのときに同じ失敗をしないためにも、今回の恋愛がどうして上手くいかなかったのか、感情的ではなく、冷静に分析してみましょう。
ただ、頭の中で考えても堂々巡りになるだけで、なかなか前に進みません。
そんなときは、紙に反省点を書きだしていき、そして次はどうすればいいのかという解決策も一緒に考えましょう。
そうすることで、次第に次の恋へと気持ちが切り替わっていき、気持ちが前を向くはずです。
失恋したあとの夜が辛くて眠れないのは、気持ちが過去に向いているから。
そして、過去は変えられないことをわかっているからです。
暗い過去を見るのをやめて前を向くことができれば、きっと明るい未来が待っています。
温かいものを飲んで心を落ち着かせる
寝る前の休息モードに入りかけの脳は、通常時に比べて回転の遅いエコモードの状態にあるので、一旦思考にとりつかれてしまうと新しい考えに移ろうと思っても移れず、いつまでも同じことを考えてしまうようになりがちです。
ベッドに入っても失恋の辛さが頭をよぎって眠れない、という時には、1度起き上がって温かい飲み物でも取りに行きましょう。
体を動かすと脳にも働くよう指示が飛ぶので、思考もそこでリセットされ、ループからの脱却も図れます。
眠りを妨げる要因になる体の冷えも、温かい飲み物でリセットすることができます。
ゆっくりとコップ1杯の飲み物を飲み干し、心を落ち着かせたら、後は何も考えずベッドに直行すればOKです。
飲み物はお湯でもお茶でも、ミルクでも構いませんが、カフェインの含まれたものやアルコールは、脳を目覚めさせ眠りを遠ざけるので避けておくのが賢明です。
口のべとつきが気になる時は、口をすすいでからベッドに入ります。
泣ける恋愛映画を観る
失恋の痛みで眠れない時に、無理やり寝ようとしても、浅い眠りによって、悪い夢を見てしまいかねません。
次の日に重要な予定がないのなら、思い切って眠くなるまで起きているのも1つの手段です。
ただ起きているだけでは、ますます余計なことを考えてしまいかねませんので、映画など気持ちを他に向けていられるものを用意しましょう。
気持ちが入り込みやすい、泣ける恋愛映画などがおすすめです。
映像の向こうの、自分とは関係のない恋愛に涙するだけでも、失恋の憂鬱な気持ちは僅かながらでも発散することができ、心は楽になるはずです。
物語の展開を純粋に楽しみ、笑いたい時には笑い、悲しい時には思いっきり泣きましょう。
泣き疲れて眠くなったらそのままベッドに向かうのも良いですし、眠くないなら2本目3本目と時間の許す限り、存分に映画を見て楽しむのもいい気分転換になります。
ヨガやストレッチで体をほぐす
失恋の悲しみに眠れなくなるのは、悲しみがストレスを呼ぶからです。
ストレスを感じると人間の体はこわばり、緊張状態になります。
眠りに必要なのはリラックスの状態であり、失恋のストレスにさらされたままでは、スムーズに眠るということは中々できません。
緊張状態の体をリラックスさせるには、ヨガやストレッチなどの、呼吸を乱さない程度の軽い運動が効果的です。
筋肉を伸ばしたり、動かして熱を発生させたりすることで、血の巡りが良くなり、こわばった体をほぐすことができます。
鼻から吸って口からゆっくりと息を吐く、緩やかな呼吸のリズムを意識しながら、背伸びや前屈といった、きつくない動きを行っていくのがポイントです。
適度な疲労は眠気も呼ぶので、首や背中や手や足と、一通り伸ばし終える頃には、眠りの準備に入り始めた思考はぼんやりとして、眠りやすい状態になっていることでしょう。
後は余計なことをまた考えてしまう前に、寝てしまうだけです。