殺伐とした雰囲気について、紹介します。
あなたは、『殺伐とした雰囲気』と聞くとどんなものを想像しますか。
ここでは、主に『殺伐とした雰囲気の職場』『殺伐とした雰囲気がある人』について見ていきたいと思います。
殺伐とした雰囲気の職場や殺伐とした雰囲気のある人の、特徴や対処法はこちらです。
ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
殺伐の意味とは
まずは、『殺伐』の意味から紹介します。
『殺伐』は『さつばつ』と読み、意味には以下のものが挙げられます。
- 気風が荒々しいこと
- あたたかさや平穏さがなく、とげとげしいこと
- 穏やかさがなく、ピリピリした雰囲気のこと
何かキッカケがあればすぐに問題が起こりそうな、まさに一触即発寸前の雰囲気のことを『殺伐としている』というのです。
ピリピリしていて、誰も近寄らないような状態のことですね。
あまり良い雰囲気ではないのは、言うまでもありません。
殺伐とした雰囲気の職場の特徴
それでは、殺伐とした雰囲気の職場の特徴について、紹介します。
殺伐とした雰囲気というのは、決して良いものではありません。
そんな殺伐とした雰囲気の職場には、どんな特徴があるのでしょうか。
殺伐とした雰囲気の職場には、以下のような特徴が挙げられます。
緊張感が漂っている
殺伐とした雰囲気の職場の特徴には、緊張感が漂っていることが挙げられます。
穏やかさがなく、どことなくピリピリした雰囲気のある殺伐とした雰囲気の職場は、常に緊張感が漂っているもの。
怖い上司がいるなど、誰に対しても話しかけられない雰囲気、物音を立てられない雰囲気があるのは、職場全体に緊張感が漂っているからだと言えるでしょう。
常に忙しい
殺伐とした雰囲気の職場の特徴には、常に忙しいことが挙げられます。
繁忙期にバタバタしているのは仕方がないですが、常に忙しすぎるのも殺伐とした雰囲気の職場といえます。
忙しすぎるので休む暇がなく、次から次へと業務をこなしていくので、気持ちの余裕もなくなってしまいますね。
人の入れ替わりが激しい
殺伐とした雰囲気の職場の特徴には、人の入れ替わりが激しいことが挙げられます。
殺伐とした雰囲気の職場で、あなたは働きたいと思いますか?
大抵の人は思わないですよね。
だからこそ、殺伐とした雰囲気の職場は退職者が後を絶たず、人の入れ替わりが非常に激しくなるのです。
信頼関係ができていない
殺伐とした雰囲気の職場の特徴には、信頼関係ができていないことが挙げられます。
殺伐とした雰囲気の職場は、上司と部下、もしくは同僚同士での信頼関係ができていません。
そのため、お互いにギスギスした雰囲気が漂ってしまい、話しかけにくい感じになってしまいます。
コミュニケーションが上手く取れていないので、仕事の効率も悪くなるでしょう。
長時間労働
殺伐とした雰囲気の職場の特徴には、長時間労働なことが挙げられます。
近年、長時間労働や過労死などが話題になっていますよね。
長時間労働を強いられていると、精神的にかなり参ってしまいますし、正しい判断もできなくなってしまいます。
長時間労働を強いる職場は、間違いなく殺伐とした雰囲気のある職場と言えるでしょう。
殺伐とした雰囲気がある人の特徴
続いて、殺伐とした雰囲気がある人の特徴について紹介します。
殺伐とした雰囲気の職場については先程紹介したとおりですが、殺伐とした雰囲気がある人もいますよね。
殺伐とした雰囲気がある人にはどんな特徴があるのか、まとめてみました。
笑顔がない
殺伐とした雰囲気がある人の特徴には、笑顔がないことが挙げられます。
殺伐とした雰囲気がある人は、とにかく笑いません。
笑顔がないというよりも、むしろ『表情がない』と言った方がしっくりくるのではないでしょうか。
無愛想でポーカーフェイス、何を考えているのか分からないのですが、怒っている雰囲気だけは伝わってくるでしょう。
態度が冷たい
殺伐とした雰囲気がある人の特徴には、態度が冷たいことが挙げられます。
殺伐とした雰囲気がある人は、表情だけでなく態度もどこかツンツンしています。
そもそも、話しかけるなオーラを出しているので、多くの人は話しかけることすらしないでしょう。
話しかけても、ぶっきらぼうな返しばかりしてしまいます。
イライラしている
殺伐とした雰囲気がある人の特徴には、イライラしていることが挙げられます。
殺伐とした雰囲気がある人は、常にイライラしています。
だからこそ、周りが話しかけられないと感じるのです。
イライラして物に当たったりすることも多く、何かあると舌打ちすることもあるでしょう。
セカセカ動いている
殺伐とした雰囲気がある人の特徴には、セカセカ動いていることが挙げられます。
殺伐とした雰囲気がある人は、常に忙しくバタバタ、セカセカと動いています。
その動きからも、話しかけないで欲しいというオーラが出ている気がしますよね。
忙しいときほどピリピリした空気になりますので、その空気感も殺伐とした雰囲気を助長しているのでしょう。
人の話を聞かない
殺伐とした雰囲気がある人の特徴には、人の話を聞かないことが挙げられます。
殺伐とした雰囲気がある人は、基本的に人の話を聞きません。
人の意見は一切聞かず、自分の考えだけを押し通すので、仕事内容で行き詰まってもどうすることもできません。
周りもアドバイスができる雰囲気ではないので、仕事もどんどん悪い方に進んでしまうでしょう。
殺伐とした雰囲気がある職場への対処法
ではここで、殺伐とした雰囲気がある職場への対処法を紹介します。
殺伐とした雰囲気がある職場は、はっきり言って居心地が良いものではありません。
今すぐ辞めたいと思うくらいの、嫌な職場でしょう。
そんな殺伐とした雰囲気がある職場への対処法は、こちらです。
挨拶をしっかりする
殺伐とした雰囲気がある職場への対処法には、挨拶をしっかりすることが挙げられます。
殺伐とした雰囲気を変えるためには、まず挨拶を欠かさずすることから始めましょう。
目も合わさず素っ気ない挨拶をするのではなく、名前を呼んで目を合わせて挨拶をしてみてください。
名前を呼ぶというのは効果的で、殺伐とした雰囲気も徐々に変わってくるのではないでしょうか。
席替えをする
殺伐とした雰囲気がある職場への対処法には、席替えをすることが挙げられます。
殺伐とした職場の雰囲気は、そう簡単に変えることはできません。
正直なところ、なかなか難しいのが現状です。
そんなときは、席替えをしてみるのもおすすめです。
視点が変われば気分も変わりますから、職場の空気も変わっていくことでしょう。
労いのコミュニケーションを増やす
殺伐とした雰囲気がある職場への対処法には、労いのコミュニケーションを増やすことが挙げられます。
殺伐とした雰囲気の職場はとにかく忙しく、次から次へと業務をこなしていく状態。
そんな中、『ありがとう』『助かったよ』などの労いの言葉をかけていますか?
実際に動いてくれた社員に対し、労いの言葉をかけるだけで雰囲気は大幅に改善されるものです。
部下の意見に耳を貸す
殺伐とした雰囲気がある職場への対処法には、部下の意見に耳を貸すことが挙げられます。
殺伐とした雰囲気がある職場は、上司が部下の意見を聞かない、周りに人を寄せ付けない雰囲気があるなど『上司に声をかけられない』もの。
上司が変わらなければ、殺伐とした雰囲気は変わりません。
積極的に部下の意見に耳を貸し、信頼関係を築いていきましょう。
上司からのフィードバックをする
殺伐とした雰囲気がある職場への対処法には、上司からのフィードバックをすることが挙げられます。
先程、上司が変わらなければ殺伐とした雰囲気は変わらないと言いましたね。
上司は、積極的に部下に対してフィードバックを行いましょう。
どこが良かった、次はこうするともっと上手くいくなど、部下の仕事に対してフィードバックすることを忘れないでください。
殺伐とした人との上手な付き合い方
最後に、殺伐とした人との上手な付き合い方を紹介します。
身近に殺伐とした人がいると、どう付き合っていけば良いのか悩んでしまいますよね。
相手がどう思っているのかにもよりますが、殺伐とした人との付き合い方は、こちらを参考にしてみてください。
笑顔で話しかける
殺伐とした人との上手な付き合い方には、笑顔で話しかけることが挙げられます。
殺伐とした人に声をかけるときには、笑顔を忘れないようにしましょう。
何となく話しかけにくい雰囲気がありますが、臆せず笑顔で話しかけてください。
仕事の話などなら、殺伐とした人も答えてくれるはずです。
距離感を図る
殺伐とした人との上手な付き合い方には、距離感を図ることが挙げられます。
人は、誰でも他人とのちょうどいい距離感があるもの。
誰とでも仲良くなれる人もいれば、心を開くまでに時間がかかる人もいるでしょう?
それと同じで、殺伐とした人が周りとの付き合い方をどう考えているのか、適切な距離感を図ることが大切です。
持ち物を褒める
殺伐とした人との上手な付き合い方には、持ち物を褒めることが挙げられます。
殺伐とした人と会話が弾まない、続かないと思っているのなら、相手の持ち物について褒めてみましょう。
『そのバッグ素敵ですね』『そのスマホケースのキャラ、何のやつですか?』などと聞いてみると、意外と相手も答えてくれるかもしれません。
少しずつ会話を増やしていく
殺伐とした人との上手な付き合い方には、少しずつ会話を増やしていくことが挙げられます。
殺伐とした人は、コミュニケーション能力は決して高い方ではありません。
その人自身も、人との付き合い方が分からない可能性が高いです。
ですから、いきなり親しくなろうとは思わず、少しずつ会話を増やしていき、距離を近づけていくことがおすすめです。
必要以上に気にしない
殺伐とした人との上手な付き合い方には、必要以上に気にしないことが挙げられます。
殺伐とした雰囲気はただならぬものですが、こちらが必要以上に気にしても仕方がないものでもあります。
気にしすぎてしまうと、かえって関係がややこしくなることもあるので、あえて殺伐とした雰囲気を気にしないのもありですよ。
まとめ:殺伐とした雰囲気は早めに改善しよう
殺伐とした雰囲気について、紹介しました。
殺伐とした雰囲気の職場は意外と多く、仕事を辞めたくなる原因の1つでもあります。
また、殺伐とした雰囲気の職場には殺伐とした雰囲気の人もいるので、まさに悪循環でしかありません。
殺伐とした雰囲気は、放っておいても良いことはひとつもなく、どんどん悪い方に進んでいってしまいます。
改善するのは簡単ではありませんが、自分が過ごしやすい環境を作るためにも、早めに改善することをおすすめします。