小難しい人の心理や性格の特徴|小難しい人との上手な付き合い方とは

独自の考えを貫き通そうとする自分の意見を譲らない人に出会うと、「小難しい」と感じ、できることなら距離をおきたくなりますが、どうしても関り合わなければいけない場合はどのように接するべきか悩んでしまうものです。

今回は、そんな小難しい人の特徴・性格、心理について紹介します。

また、どのようにすれば上手く付き合えるのか、対処法も紹介していきますので、今まさに悩まされている人はチェックしてください。

小難しい人の意味とは

小難しいというのは、少し難しい・少しめんどう、という意味があります。つまり、小難しい人は、少し気難しくて少し面倒くさい人ということが言えます。

思いきり難しい性格の人の方が、分かりやすさがあり周囲も扱いや接し方にあまり悩むことはないでしょう。

しかし、それとは反対に小難しい人というのは独特な性質であり、理解し難い言動・行動が多いので、身近な人はどう接すれば良いのか分からずに頭を抱えることが多いでしょう。


小難しい人の特徴

小難しい人はとても独特な性質の持ち主です。見るからにとっつきにくいオーラを放っていて近寄り難い人物と思われています。また、周囲からはかなりの自信家に見えています。

ここでは、小難しい人の特徴について詳しく紹介していきます。

難しい言葉を使う

小難しい人はやたらと難しい言葉を使いたがります。

四字熟語や専門用語を乱用するので、何を言っているのか聞いてるほうは分からなくなります。しかし、何を言っているか意味が分からないという反応を見ると満足します。人が理解できない言葉を知っている自分に酔っているのです。

理屈っぽい

とても理屈っぽいことも特徴のひとつです。

小難しい人は正論を振りかざす傾向があります。誰でも分かっているような正論を、持論であるかのように話すので、聞いているほうは呆れてしまいます。

また、理屈が全てなので融通が利かないというマイナス点もあります。

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仕事はできない

小難しい人は仕事ができない人が多い傾向にあります。

難しい言葉を並べたりすることから能力の高い人物のように見えますが、それは全て見せかけなのです。

いざ仕事を任されると能力の低さが浮き彫りになり、周囲は驚いてしまうこともあります。本人も逃げたくなるほど恥ずかしい気持ちになります。

会話にならない

小難しい人とは、基本的に会話になりません。何か相談しても、相手の気持ちを考えた助言や、客観的な視点から見たアドバイスなどをすることができないのです。

感情が揺さぶられるような経験が無く、本人にとっては正論が全てなので人の悩みに寄り添うことは困難です。また、冗談も通じません。

知性をアピールする

小難しい人は、常に自分が知的な人物であることをアピールします。

服装、持ち物、言葉遣いや会話の内容、それら全てで自分が高貴で知性に溢れていることを周囲にアピールするのです。しかし、見せかけであることは周囲は分かっているので、影で失笑されています。


小難しい性格とは

小難しい人の性格で共通している点は、我が強く決して自分を曲げず、また能力が低い割には自信過剰であるというところです。とても扱いにくい性格と言えます。

では、小難しい性格とはどんな性格であるのか、詳しく紹介していきます。

プライドが高い

小難しい人の性格の特徴としてまず挙げられるのは、プライドがとても高いということです。

自分の意見は筋が通っていて常識的であるので、絶対的に間違っていないという自信を持っています。そのため、他者からの否定や批判は一切受けつけず、人との意見交換ができないという欠点を持っています。

負けず嫌い

小難しい人は負けず嫌いなので、討論になったときには難しい言葉を使って相手を言い負かそうと考えます。

負けるのが大嫌いなので、ライバルとする相手は絶対に自分が勝てると思う相手だけです。勝つことは最初から分かっているのに、その結果に得意気になります。

見栄っ張り

小難しい人はとても見栄っ張りな性格をしています。

自分は知性に溢れているということを示すために、知らないことを言われたり聞かれたとき、見栄を張って知ったかぶりをしてしまうこともあります。

自分を良くみせようと嘘をつくときもあるので、周囲から信頼されにくいです。

自己陶酔しやすい

仕事が上手くいったり、成功体験をしたときには、どんな小さなことでも「自分はすごい」と自己陶酔します。

自己陶酔した末に、他者にも共有して欲しいと事あるごとにその経験を自慢げに語るので、「またその話か…」と何度も同じ話をしてうんざりされてしまうことも多いです。

失敗すると逃げる

小難しい人はプライドが高いことから、自分の失敗を受け入れることが難しいです。

また、他者に「出来ない人」「能力が低い」との評価を突き付けられることを過剰に恐れているので、失敗と向き合うことなく逃げる場合があります。仕事で何かやらかして無断欠勤するタイプです。


小難しく考える人の心理

物事を小難しく考えている人は、その特徴や性格ゆえにとても自信過剰でナルシストであるように見えます。しかし、心の中はとても弱く繊細で、そのため虚栄心がとても強いのです。

では、小難しく考える人の心理を詳しく紹介していきます。

劣等感の塊

小難しい人は、実は劣等感の塊です。

理屈や正論を振りかざすのは、本当は自分の意見に自信が無く否定されるのも怖いからなのです。

「自分なんて…」と心の底では思っているので、常に人から否定されることを恐れています。本当は能力が低いことも自分で分かっているのです。

周囲に尊敬されたい

小難しい人は、周囲に尊敬されたいという気持ちがとても強いです。

特に、知性や才能などに強い憧れを持っているので、知的で器用な人と他者に思われるように自分を取り繕います。しかし、本当の人格を周囲は分かっているので、いつも自己陶酔・自己満足で終わってしまいます。

繊細で弱い

小難しい人は負けず嫌いで人当たりもキツイので、心が強い人物のように思えますが、本当はとても繊細で小さなことで逃げ出してしまうほど弱い心の持ち主です。

強い人は、誰かと意見が食い違っても受け止められる器を持っています。しかし、小難しい人は弱いので、討論に負けたときに敗北感を感じることがとても怖いのです。

努力はしたくない

小難しい人は、知性や才能・能力が高い風を装うわりに、本当にそうなろうとスキルアップのため勉強をしたり、努力することが嫌いです。

努力してもできないかも、という自信のない考えと、人に努力している姿を見せるのが恥ずかしいという、プライドの高さがあるのです。そのせいで、残念ながらいつまでも見掛け倒しなのです。

とても頑固

小難しい人の心はとても頑固です。心が柔軟で無いからこそ、人の意見を受け入れられないのです。一度自分が信じたことは永遠にそれが正しいと思い続けてしまいます。

あまりにも融通が利かないので、臨機応変に対処することができずに仕事がなかなか進まず上司をイライラさせてしまうということも起こりがちです。

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小難しい人との付き合い方

では、小難しい人と付き合いではどのようにすることが正解であるのか…どうしても関わらなければいけない場合には悩まされる大きな課題となります。

ここでは、小難しい人とはどのように付き合えば良いか、その方法を紹介していきます。

聞き役に徹する

小難しい人と会話をする際には、聞き役に徹するように心掛けましょう。

小難しい人は、基本的に人の意見を求めていません。自分の話に耳を傾けてさえくれれば満足なのです。

話を聞いてくれる人が1人でも身近に居れば、自分は肯定されていると安心しトラブルを起こしにくいです。

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否定しない

小難しい人の話は否定せずに、全て肯定している素振りを見せておきましょう。

自分の意見は全て正論であり間違っていないという思いが強いので、少しでも否定的な態度や言動をしてしまうとものすごい勢いで反論してきます。面倒くさいことを避けるために、少し大人になって付き合ってあげましょう。

褒めてあげる

小難しい人は褒められることが大好きです。

本当は自己肯定感が弱いので、誰でも良いから自分を認めてくれる人を求めています。自分を認めてくれた相手には良くしたいと思うものなので、褒めておけば今後面倒くさい論争などには巻き込まれる心配がなくなります。

ただし、褒め過ぎると調子にのってどんどんお喋りしてくるので注意が必要です。

思い切って反発する

難易度が高めですが、思い切って反発するというのも手段のひとつです。

小難しい人は、偉そうなくせに繊細なので自分にとって痛いところを突かれると急に黙ります。しかし、突く所を間違えるとかなり反論してくるので、しっかり弱みを見定めることが重要です。成功すれば、あなたのことが嫌いになって二度と関わって来ないでしょう。

頼りにする

小難しい人にとって、頼りにされることはとても嬉しいことです。

ただし、小難しい人が絶対に出来ないであろうことをお願いしたり質問するのは逆効果です。プライドを傷つけられることは耐えられないので、陥れようとしているのではないかと被害妄想し、攻撃される危険性があります。

小難しい人はとにかくおだてると良い

今回は小難しい人の特徴・性格・心理・そして付き合い方を紹介していきました。
小難しい人はしばしばトラブルを起こしてしまいがちです。精神的に不安定なので、自分の感情を抑えきれない所があるのです。

とにかく波風をたてないように、相手をおだてて喜ばせておきましょう。1人でも自分を認めてくれる人が居れば、小難しい人は安心して静かに過ごしてくれます。