自分を責める人の特徴や心理|自分を責めてしまう時の対処法とは

自分を責める人について、紹介します。
あなたの周りにも、やたらと自分を責める人はいませんか。
ちょっとしたミスをしたときなど、思わず周りが『そんなに責めなくても…』と思ってしまうほど自分を責める人っていますよね。
自分を責める人の特徴や性格、心理、自分を責める人への対応の仕方などについて、見ていきたいと思います。
記事の最後には、自分を責める癖をやめる方法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

自分を責める人の特徴

まずは、自分を責める人の特徴について紹介します。
ミスをしたとき、自分ではなく他人のせいにしたり他人を責めたりする人もいますよね。
そういう人は嫌われますが、自分を責めすぎる人もちょっと厄介です。
そんな自分を責める人には、以下のような特徴が挙げられます。
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自己肯定感が低い

自分を責める人の特徴には、自己肯定感が低いことが挙げられます。
自分を責める人は、自己肯定感がとにかく低いです。
自己肯定感とは、自分を認める気持ちのことで、自分を好きになる気持ちのこと。
自分を責める人は、自分はダメな人間だと思っているなど、他の人と比べて明らかに自己肯定感が低いという特徴があるのです。

自信がない

自分を責める人の特徴には、自信がないことが挙げられます。
自己肯定感が低いことと似ていますが、自分を責める人は自信がありません。
自信がないからこそ、『何をしてもうまくいくはずがない。』『私にできるはずがない。』と思い込んでしまいます。
ネガティブな状態ではうまくいくものもいかないので、失敗して自分を責めることの繰り返しなのです。

周りの目を気にする

自分を責める人の特徴には、周りの目を気にすることが挙げられます。
自分を責める人は、周りの目や周りからの評価を人一倍気にしてしまうもの。
自分が周りからどう思われているか、が気になって仕方がないのです。
だからこそ、上手くいかなかったときに執拗に自分を責めてしまいます。

責任感が強い

自分を責める人の特徴には、責任感が強いことが挙げられます。
自分を責める人は責任感が強く、失敗したときに自分一人で責任を負う癖があるもの。
実際には自分一人のせいではないとしても、『ミスをした』ことに負い目を感じてしまうのです。
責任感が強いのは良いことですが、強すぎるのはちょっと問題かもしれませんね。

ミスを恐れる

自分を責める人の特徴には、ミスを恐れることが挙げられます。
自分を責める人は、失敗すること、ミスをすることを恐れています。
そのため、普段から『失敗しないように』ビクビクしながら行動しているのです。
だからこそ、失敗したときには立ち直れないくらい落ち込んでしまうのでしょう。


自分を責める人の性格

続いて、自分を責める人の性格について紹介します。
自分を責める人の特徴については先程紹介したとおりですが、自分を責める人はどんな性格をしているのでしょうか。
自分を責める人に当てはまる性格には、以下のものが挙げられます。

マイナス思考

自分を責める人の性格には、マイナス思考なことが挙げられます。
自分を責める人は、物事を何でも悪い方へ悪い方へと考えてしまう、マイナス思考な人でもあります。
うまくいく、成功するという想像ができないのは、マイナス思考だから。
悪いことばかり想像してしまうのは、自分を責める人の性格としては非常に多いと言えるでしょう。

完璧主義

自分を責める人の性格には、完璧主義なことが挙げられます。
自分を責める人は、類まれなるほどの完璧主義者。
仕事でも何でも、完璧に仕上げないと気が済みません。
だからこそ、少しでも上手くいかないところがあると、『何でできなかったんだ』と自分を責めてしまうのです。

真面目

自分を責める人の性格には、真面目なことが挙げられます。
自分を責める人は真面目な性格なので、『程よく手を抜く』ことができません。
言われたことは完璧にやるのが当たり前だと思っているので、休まずとことん努力をし続けるでしょう。
それでも上手くいかないことがあるからこそ、この世の終わりのように落ち込み、できなかった自分を責めてしまいます。

心配性

自分を責める人の性格には、心配性なことが挙げられます。
自分を責める人はマイナス思考なこともあり、とにかく先のことが不安で不安でたまりません。
それも悪いことばかり考えてしまうので、『失敗するビジョン』ばかりが浮かんでしまうこともあるでしょう。

自分が嫌い

自分を責める人の性格には、自分が嫌いなことが挙げられます。
自分を責める人は、自分のことが好きではありません。
自己肯定感が低いことからも分かるように、自分はダメな人間だと思っているため自分のことが嫌いです。
嫌いだからこそ、自信もないのでしょうね。


自分を責める人の心理

続いて、自分を責める人の心理を紹介します。
自分を責める人は、なぜそんなにも自分を責めてしまうのでしょうか。
反省して次に活かすことは良いことですが、攻めすぎるのは考えもの。
自分を責める人の心理には、以下のものが挙げられます。

不安で仕方がない

自分を責める人の心理には、不安で仕方がないというものが挙げられます。
自分を責める人は、自信が無い上心配性なところもあるので、とにかく不安で仕方がありません。
仕事が終わっても、『ミスがあるかも』『怒られたらどうしよう』などと必要以上に不安になってしまいます。

嫌われたくない

自分を責める人の心理には、嫌われたくないというものが挙げられます。
自分を責める人は完璧主義なところがあるので、『上手くできない自分はダメな人間=嫌われる』という極端な思考回路をしていることも。
周りに嫌われることを恐れて、嫌われたくなくて自分を責めるようになったのです。

失敗するのが怖い

自分を責める人の心理には、失敗するのが怖いというものが挙げられます。
先程も触れたように、自分を責める人は完璧主義者。
失敗は悪、という考え方をしているため、失敗するのが怖くてたまりません。
失敗しないように、と相当神経を使っているので、失敗したときには執拗に自分を責めてしまいます。

劣等感が強い

自分を責める人の心理には、劣等感が強いことが挙げられます。
自分を責める人は自信がなく、自己肯定感も低いので、自分に対する劣等感も人一倍強いもの。
自分の良いところを知らないだけなのですが、劣等感が強すぎるために、何かあったときには全て自分のせいだと思い込んでしまうのです。

関連記事はこちら▽ なんでも自分のせいにする人の特徴や心理|自分のせいにしない方法とは

迷惑をかけたくない

自分を責める人の心理には、迷惑をかけたくないというものが挙げられます。
自分を責める人は責任感が強いので、チームで行う仕事であれば特に、周りに迷惑をかけたくないという気持ちが強くめばえます。
自分がミスをしたら周りに迷惑がかかる、と分かっているからこそ努力するのですが、気負いすぎている部分もあるでしょう。

関連記事はこちら▽ 気負いすぎる人の特徴や性格|気負わない方法とは 気負いすぎる人の特徴や性格|気負わない方法とは

自分を責める人への対応

ではここで、自分を責める人への対応の仕方を紹介します。
自分を責める人が職場やチーム内にいるときは、どう対応すれば良いのでしょうか。
あまりにも自分を責めすぎる人がいると、扱いにも困ってしまうもの。
自分を責める人への対応は、こちらを参考にしてください。

褒める

自分を責める人への対応には、褒めることが挙げられます。
自分を責める人は、子供の頃を含めてあまり褒められたことがありません。
結果だけを評価の対象にされてきた人も多く、そういう人はできたことを褒めてあげましょう。
完璧にできなくても、できたこと、努力したことなどの過程を褒めてあげてください。

認める

自分を責める人への対応には、認めることが挙げられます。
自分を責める人は自己肯定感が低いので、他人から認めてもらって承認欲求を満たしてあげるといいでしょう。
褒めることと似ていますが、できたことを認めてあげてください。
そうすると、自分を責める人も徐々に自分の良さに気づいてくるはずです。

簡単な仕事を任せる

自分を責める人への対応には、簡単な仕事を任せることが挙げられます。
自分を責める人は完璧主義なので、難しい仕事を任せるよりも、まずは簡単な仕事を任せましょう。
上手くいかない可能性のある仕事よりも、確実にできる仕事を与えて自信をつけさせることがおすすめです。

頼る

自分を責める人への対応には、頼ることが挙げられます。
自分を責める人は自信がなく、『自分には何もない。』『何をやってもダメだ。』などと思っているので、頼るのもおすすめ。
『この仕事をお願いしてもいいかな?』などと、小さなことから頼ってみてください。
頼られると、自信に繋がりますね。

感謝する

自分を責める人への対応には、感謝することが挙げられます。
自分を責める人に仕事を頼み、それをやってもらったのなら、きちんと感謝の気持ちを伝えましょう。
上司だから、年上だからという理由で、感謝しなくていいというものはありません。
感謝の気持ちを伝えることで、自分を責める人も自分を責めなくなるでしょう。


自分を責める癖をやめるには

最後に、自分を責める癖をやめるにはどうすればいいのか、その方法を紹介します。
自分を責めるというのは、やりすぎると決して良いことではありません。
自分を責める癖のある人は、できるだけ早く改善するように努めましょう。

達成感を得る

自分を責める癖をやめるには、達成感を得ることが挙げられます。
自分を責める癖のある人は、小さな目標を作り、それを達成することで達成感を得ていきましょう。
小さなことでも、『ちゃんとできた』という成功体験は自信につながるもの。
達成感を得ることは、非常におすすめですよ。

自覚する

自分を責める癖をやめるには、自覚することが挙げられます。
自分を責める人の中には、『自分を責めている』という自覚のない人も少なくありません。
癖を直すには、自覚することは必要不可欠。
まずは自分自身を客観的に見つめてみて、自分を責める癖に気づくことから始めましょう。

原因を探る

自分を責める癖をやめるには、原因を探ることが挙げられます。
なぜ、あなたはそんなにも自分を責めてしまうのでしょうか。
自分を責めるようになったキッカケや原因が、何かしらあるはずです。
原因が分かれば対策もできるので、原因を探ることも大切ですよ。
一度ゆっくりと、自分自身と向き合ってみましょう。

自分を認める

自分を責める癖をやめるには、自分を認めることが挙げられます。
あなたは、自分の長所を知っていますか?
今の自分、ありのままの自分を認めてあげてください。
欠点もあるとはいえ、長所もたくさんあるはずです。
ありのままの自分を認めてあげることが、自分を責める癖をやめるには一番大切だと言えるでしょう。

自分を好きになる

自分を責める癖をやめるには、自分を好きになることが挙げられます。
自分を責める人は、自分のことが嫌いなことが多いです。
もちろん、あなた自身にはダメなところや悪いところもあるのでしょうが、その分良いところもたくさんあるもの。
ダメなところも含めて、自分を好きになりましょう。
自分はかけがえのない存在だと思えるようになれば、責める癖もなくなるはずです。

まとめ:自分を責めすぎないようにしよう

自分を責める人の特徴や性格、心理、自分を責める人への対応の仕方などについて紹介しました。
自分を責める人は、自分に自信がないために執拗に自分を責めてしまいます。
責任感が強いなど良い点でもあるのですが、自分を責めすぎるのは良いことではありません。
自分を責めても、過ぎたものは戻りませんし、起こったことは変えられません。
事実は変えることができないので、自分を責めるよりも『次に活かす努力』をすることをおすすめします。