本人に悪気はなくとも、相手を不愉快にさせてしまう気に障る人があなたの周りにもいませんか?
一緒にいると何だかイライラする、何気なく言われた言葉に腹が立つ、相手の言動がどうも気に入らない、そういった経験がある人は多いものです。
今回は気に障る人の特徴や心理、気に障る人への対処法や自分が気に障ることを言ってしまった時にやるべきことをご紹介します。
目次
気に障る人の特徴
意識的に他人を不快にさせようと企んでいる人もいますが、最も厄介なのは無意識に気に障る言動をとる人でしょう。
悪気がない場合は注意のしようがないですし、中にはよかれと思って有難迷惑な発言を繰り返す人もいるからです。
今回は気に障る人の特徴をご紹介します。
気に障る態度の特徴
相手を見下している
気に障る人は相手を見下しており、自分のほうが優れていると勘違いしていることが多々あります。
どんな時でも相手より優位に立ちたいと考えているため、発言が威圧的であったり攻撃的になりやすいのです。
自分よりも能力が高いと感じる人の前では、ワザと気に障るようなことを言って相手を挑発し、自分が優位に立とうとするかもしれません。
例え口調が優しかったとしても、相手を見下しているという雰囲気は言葉の端々から感じ取ることができるものです。
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自己中心的
何でも自分本位に考える自己中心的な態度も、気に障る人の特徴と言えます。
世界は全て自分中心で回っていますから、相手の立場や感情に配慮することはありません。
嫌なことは躊躇なく断りますし、都合が悪ければ無責任な態度も平気でとってきます。
自分の考えを主張することは仕事でも私生活でも重要ですが、相手を気遣う気持ちがあって初めて成り立つものです。
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目立ちたがり屋
気に障る人は自己主張が激しく、目立ちたがり屋な人が多いものです。
周りから注目されたい、評価されたいという想いが強いため、どうしても相手を不快にさせるような一言が多くなるのです。
相手に何か伝える時も、わざと大げさに言って周りからの注目を集めようとするでしょう。
相手を蹴落としてでも自分の手柄をあげたい、と考える人も少なくありません。
気に障る言葉の特徴
嫌味や皮肉が多い
不満があるならストレートに言えばいいものを、遠回しな嫌味や皮肉な言葉を使われると意地悪に聞こえてしまいます。
中には不満を直接伝えると角が立つので、あえて遠回しな言い方を選ぶ人もいるかもしれません。
しかし、残念ながら相手には嫌味や皮肉に聞こえていることがほとんどです。
相手に不満があるので、不愉快な気持ちにさせるためにわざと皮肉混ざりの発言をする人もいるでしょう。
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説教くさい
相手に教えてあげる、指導するという場合、説教臭くなると不快に聞こえる場合が多いものです。
それでなくとも上司や先輩からのお小言を聞けば気持ちが滅入りますし、良い気分にはなりません。
「教えてやっている」という上から目線な言動であればなおさら、受け入れたくないと感じてしまいます。
本人は一生懸命伝えようとしていても、どうも説教くさくなってしまう場合もあるでしょう。
言い方がキツイ
同じことを言われていても、言い方ひとつで相手の受け取り方は大きく変わります。
高圧的で相手を責めるような言い方をすれば、内容がどうであれ相手は不快に感じてしまうでしょう。
同じ内容でも言葉や雰囲気に気を配っていれば、相手の気に障るようなことはなくなるはずです。
悪気がなくても言い方がキツくなってしまう人は、後からフォローを入れるといいかもしれません。
気に障ることを言う人の心理
気に障ることを言う人は無意識な場合もありますが、中には悪意を持って気に障るような発言をする人もいます。
人間関係を良好に築くためにも、なるべく相手を不愉快にさせないコミュニケーションを意識すべきでしょう。
気に障ることを言う人はどのような心理なのでしょうか。
プライドが高い
プライドが高く誰にも負けたくないと考える人は、気に障ることを言いやすいタイプです。
どんな時も自分が1番でなければ気がすまないので、高飛車で上から目線な発言が多くなってしまうのです。
本当に優秀な人は謙虚で、相手を不快な気分にさせることはありません。
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自信がない
はっきりしない態度にイライラする、ビクビクした行動が気に障ると感じる人は多いのではないでしょうか。
自分に自信が持てない人の多くは、行動や発言が合っているのか、それとも間違っているのかを気にしすぎる傾向があります。
そのため行動がオドオドしたり、曖昧な発言を繰り返してしまうのです。
劣等感を抱えている
自分は人より劣っていると劣等感を抱えている人も、相手の気に障るような物言いをしてしまいがちです。
「どうせ自分なんて…」という被害者意識があり、相手に嫉妬してひどいことを口走ってしまうのです。
悪口を言うことで、劣等感を払拭しようとしているのかもしれません。
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ストレスがたまっている
普段は温厚な人でも、ストレスがたまり心に余裕がなくなれば相手が気に障るようなことを言ってしまう可能性があります。
心が疲弊すれば、誰だって自分のことで手一杯です。
イライラすると思ってもいない言葉を発したり、辛い気持ちを相手にぶつけてしまうこともあるでしょう。
完璧主義
何でも完璧にこなさなければと考える人は、周りにも自分と同じような完璧さを求めます。
そのため自分が当たり前と思っていることができない人に対してイライラし、余計な口出しをしてしまうのです。
そんなこともできないの?という相手を見下すような雰囲気が出てしまうので、せっかくアドバイスをしても歓迎されません。
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気に障る人への対処法
気に障るような言葉をかけられて嬉しい人はいません。
できるなら不愉快なことを言ってくる人とは関わりたくないですし、それが無理なら上手くかわしたいと考えるでしょう。
今回は気に障る人への対処法をご紹介します。
嫌なことは嫌という
意図して気に障ることを言ってくる人には、毅然とした態度で嫌だからやめてほしいと伝えましょう。
何も言わずにいればどんどんつけあがり、あなたを見下した態度を続けていきます。
無理難題を言われたらきっちり意思表示をし、対等に接するよう伝えて下さい。
距離をおく
気に障るような発言をする人とは無理をして付き合う必要はありません。
特に意識せず気に障る発言を繰りかえすような人は、改善することもないはずです。
自分の心を守るためにも必要最低限のコミュニケーションにとどめ、深入りせずにそっと距離をおきましょう。
割り切って聞き役に徹する
どうしても関係を断てない場合には、割り切って聞き役に徹するのも1つの方法です。
ただし気に障ることを言う人は、相手から否定されたり反論されるとムキになることが多いので注意して下さい。
いちいち言われたことに反応せず、ただひたすら聞き役にまわりましょう。
同じ土俵に立たない
わざと気に障る発言をして、あなたを挑発してくるような人も存在します。
このような場合は、同じ土俵に立ってはいけません。
何かしら反応を返してしまえば相手の思うつぼですから、反論せず、肯定も否定もせず聞き流しましょう。
思ったような反応が返ってこないと面白みもないので、相手も諦めるはずです。
プラスにとらえる
相手から気に障ることを言われた時、実は自分が触れられたくない部分を突かれている場合もあります。
自分の弱点に気がつけたのなら、おおらかな心で真摯に受け止めてみるのもいいでしょう。
弱点克服のいいきっかけになったと考えれば、相手に腹が立つこともありません。
相手の気に障ることを言ってしまった時にやるべきこと
自分でも気がつかないうちに、相手の気に障ることを言ってしまった経験をしたことがある人は多いでしょう。
友人や家族、会社の上司や後輩など大切な人たちが相手だとしたら、きちんと対応しなければ関係が悪化してしまうかもしれません。
今回は、相手の気に障ることを言ってしまった時にやるべきことをご紹介します。
すぐに謝る
その場で「気に障ることを言ってしまった」と気がついたなら、すぐに謝罪するのが1番です。
相手が特に怒っていなくても自分の中に申し訳ないという気持ちが芽生えているなら、きちんと言葉にすべきでしょう。
すぐに謝ることで、あなたが本当は誠実な人だということも相手に伝わるはずです。
時間をあけてから謝る
気に障ることを言ってしまったことで相手が感情的になっている場合は、時間をあけてから謝る方がいい場合もあります。
すぐに謝罪されたからといって、相手の怒りが収まるとは限りません。
お互い1度冷静になってからのほうが、あなたも素直な気持ちで謝罪ができるでしょうし、相手も落ち着いて話を聞いてくれるでしょう。
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言い訳は避ける
謝罪をする時に、「悪気はなかった」「ほんの冗談だった」のような言い訳は避けましょう。
相手が傷ついたなら、悪気がなかった・冗談だった、なんて言葉は意味を成しません。
言い訳をすることで、保身のために仕方なく謝っていると思われる可能性も出てきます。
今後も良い関係を続けたいと思うなら、言い訳をせずきちんと謝って下さい。
理由を尋ねる
相手の気に障ることを言ってしまった時、自分ではなぜ相手が怒っているのか、傷ついているのかが分からないこともあります。
そんな時に「とりあえず謝っておこう」と思わず、なぜ気に障ったのか理由を尋ねてみてはどうでしょうか。
同じ過ちを繰り返さないためにもきちんと理由を知ってから謝った方が、お互いに良好な関係を続けていくことができるはずです。
相手を傷つけたことに向き合う
気に障ることを言って相手を傷つけてしまった時、「このままではマズイ」と頭で分かっていても、向き合うのが怖いと感じてしまうものです。
気がつかないふりをして、なかったことにしたいと思う人もいるでしょう。
しかしそこで逃げてしまっては、今後の2人の関係にヒビが入りかねません。
勇気を出して現実と向き合い、正直に気持ちを伝えて下さい。
どんな言葉が相手の気に障るかは誰にも分からない
自分も誰かの気に障ることを言ってしまうかも…と不安になり、積極的にコミュニケーションできない人もいるでしょう。
どんな言葉が相手を傷つけるのかは誰にも分かりません。
だからこそ言葉は慎重に選ぶべきですし、相手の立場にたって物事を考える力、そして過ちをおかした時に謝罪をする素直さが重要なのです。
これらの力をつけることができれば、コミュニケーションを恐れる必要はありません。
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