虚無感が強い人の特徴について、紹介します。
『虚無感』という言葉を、聞いたことはありますか。
ここでは、虚無感が強い人の特徴や虚無感に襲われる原因、対処法について見ていきたいと思います。
虚無感は、いつ誰に襲ってくるか分からないもの。
放っておくとうつ病などを患う可能性もありますので、早めに対処しなくてはなりません。
また、記事の最後には虚無感をなくす方法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
虚無感の意味とは
まずは、『虚無感』の意味から紹介します。
虚無感を辞書で引くと、以下のような意味がありました。
- すべての物事に意味が感じられず、虚しく感じる気持ち
- 何をしても無意味に感じ、楽しいと思えない
- 人生の意味や自分の存在意義が分からない
虚無感とは、まるで心にぽっかりと穴が空いたような感覚、というと分かりやすいのではないでしょうか。
普段は虚無感など全く感じられないという人も、何かのきっかけでいきなり虚無感が強くなることもあるので、他人事だと思わない方が良いでしょう。
虚無感が強い人の特徴
では、虚無感が強い人の特徴について紹介します。
虚無感とは、物事に対して意味や価値が感じられない、楽しいと思えない感情のことですが、そんな虚無感が強い人にはどんな特徴があるのでしょうか。
虚無感が強い人の具体的な特徴は、こちらです。
やる気が出ない
虚無感が強い人の特徴には、やる気が出ないことが挙げられます。
虚無感が強いと、すべての物事に対してやる意味が感じられません。
やる意味が感じられないということは、当然やる気が出なくなるもの。
やる気が出ないため、『何もしたくない』と感じてしまいます。
喜怒哀楽がない
虚無感が強い人の特徴には、喜怒哀楽がないことが挙げられます。
虚無感が強い人は基本的にやる気が感じられないので、喜怒哀楽もありません。
表情や感情を出すためには、それなりのエネルギーが必要です。
しかし虚無感が強い人は、感情を出すだけのエネルギーすらないのです。
依存しやすい
虚無感が強い人の特徴には、依存しやすいことが挙げられます。
虚無感が強い人は、ヒトやモノなどに依存しやすい人とも言い換えることができます。
依存しやすいからこそ執着し、そのヒトやモノが自分の傍から離れたとき、言葉にできないほどの強い虚無感を覚えるようになるのです。
頑張りすぎている
虚無感が強い人の特徴には、頑張りすぎていることが挙げられます。
まじめで頑張り屋な性格の人も、虚無感が強い人になりやすいです。
一生懸命頑張ったとき、頑張りすぎて何とか目標を達成できたとき、達成感とともに虚無感も得るもの。
頑張りすぎると、心にぽっかり穴が空きやすいものです。
趣味がない
虚無感が強い人の特徴には、趣味がないことが挙げられます。
趣味がないと『楽しい』と思えることがなく、なおかつ気分転換をすることができなくなるため、虚無感が強くなってしまいます。
何かあったとき、趣味という逃げ道があるかどうかは虚無感の強さに大きく関わっていると言っても過言ではありません。
虚無感に襲われる原因
続いて、虚無感に襲われる原因について紹介します。
冒頭で、虚無感に襲われることは誰にでも起こりうるものだ、という話をしました。
虚無感に襲われる原因とは、一体何なのでしょうか。
虚無感に襲われる原因には、以下のものが挙げられます。
自信喪失
虚無感に襲われる原因には、自信喪失が挙げられます。
一生懸命頑張ったのに上手くいかなかったときや、頑張った自分よりも適当にやっていた人の方が良い成績を出したときなど、自信を失うことはあるでしょう。
自信喪失したときは、『自分は何をやってもダメなんだ』と虚無感に襲われやすくなります。
目標が見つからない
虚無感に襲われる原因には、目標が見つからないことが挙げられます。
今まで目標にしていたことが終わってしまったり、諦めざるを得ない状況になったりして目標が見つからないことも、虚無感を抱く原因。
自分のやるべきことが分からなくなると、今までやってきたことが急に無意味に感じてしまうものです。
恋人と別れた
虚無感に襲われる原因には、恋人と別れたことが挙げられます。
長く付き合っていたり、将来を約束していたような恋人と別れたときも、強い虚無感を覚える原因になります。
特に恋人に依存していた人の場合、恋人を失ったことで強い虚無感を覚え、何もやる気がなくなってしまうでしょう。
理想と現実のギャップがある
虚無感に襲われる原因には、理想と現実のギャップがあることが挙げられます。
自分の理想と現実に大きなギャップがあることに気づいたとき、それを達成できないと感じたとき、人は虚無感を覚えます。
特に理想と現実のギャップに打ちのめされると、『私には何も無い』と感じてしまうことでしょう。
孤独感や寂しさ
虚無感に襲われる原因には、孤独感や寂しさが挙げられます。
ふいに1人になったときなど、『自分の傍には誰もいない』と感じることはありませんか。
孤独感や寂しさがあるとき、自分の傍に誰もいない、誰からも相手にされる価値がない…と感じてしまうのです。
虚無感がひどい時の対処法
続いて、虚無感がひどいときの対処法を紹介します。
虚無感があまりにもひどいときは、どう対処すれば良いのでしょうか。
強い虚無感を感じるまま放っておくと、うつ病などを発症するきっかけにもなってしまいます。
虚無感がひどいときは、しっかり対処することが大切です。
自分と向き合う
虚無感がひどいときの対処法には、自分と向き合うことが挙げられます。
虚無感がひどいときこそ、自分自身ときちんと向き合ってください。
辛い気持ち、本音をごまかすのはNG。
ごまかしても何も変わりませんし、余計に辛くなるだけなので、自分の本音ときちんと向き合いましょう。
外で深呼吸する
虚無感がひどいときの対処法には、外で深呼吸をすることが挙げられます。
部屋の中に閉じこもっていると、余計に虚無感がひどくなってしまいます。
そんなときこそ外に出て、外の空気を思い切り吸い込んでください。
深呼吸には心を落ち着かせる効果がありますし、外に出ることで気分も変わるもの。
ベランダに出るだけでもいいので、外に出ることが大切です。
思い切り泣く
虚無感がひどいときの対処法には、思い切り泣くことが挙げられます。
虚無感がひどくて急に涙が出てくることもあると思いますが、そんなときは気持ちに逆らわずに思い切り泣きましょう。
泣くことで嫌な気分もすっきりすることができますよ。
実際、泣くことはストレス発散にもなりますので、一人きりで大声を出して泣くのもおすすめです。
信頼できる友人と会う
虚無感がひどいときの対処法には、信頼できる友人と会うことが挙げられます。
虚無感がひどいときに1人でいると、余計に落ち込んでしまうもの。
信頼できる友人に連絡をして、一緒にいてもらうとGood。
半ば強引にでも外に出て、友人と会話をしているだけでも気持ちが晴れるものですよ。
運動して汗をかく
虚無感がひどいときの対処法には、運動して汗をかくことが挙げられます。
虚無感がひどいと何もやる気が起こりませんが、あえて運動をしてみましょう。
ストレッチ程度の軽いものでもいいですが、できればウォーキングなど外に出るものがおすすめ。
ウォーキングをして汗をかくことで、汗と一緒に悲しい気持ちも身体の外に出してしまいましょう。
虚無感をなくす方法
最後に、虚無感をなくす方法を紹介します。
何度も言いますが、虚無感は誰でも感じる可能性があるもの。
『自分は大丈夫』と言い切れるものではありません。
虚無感をなくす方法を紹介しますので、虚無感に襲われる前に試してみてはいかがでしょうか。
頑張りすぎない
虚無感をなくす方法には、頑張りすぎないことが挙げられます。
自分のキャパオーバーになるほど頑張りすぎてしまうと、終わったときに強い虚無感を覚えます。
もちろん頑張ることは大切ですが、『ほどほどに』頑張るのが一番。
自分を追い詰めるほど、頑張りすぎないことが大切です。
関連記事はこちら▽ キャパが狭い人の特徴|自分のキャパを広げる方法とは
簡単な目標を作る
虚無感をなくす方法には、簡単な目標を作ることが挙げられます。
目標がなくなると虚無感を覚えることが多いので、簡単な目標を作りましょう。
達成するのが難しすぎる目標だと自信をなくすきっかけになりますので、少しの努力で達成できるくらいの目標がおすすめ。
前向きになるためにも、目標を定めることから始めましょう。
自分を認める
虚無感をなくす方法には、自分を認めることが挙げられます。
今の自分のことを、あなたは好きですか?
虚無感を覚えていても、落ち込んでいても、それがあなた自身。
虚無感と真っ向から向き合うためにも、自分を認めてあげてください。
結果がうまくいかなくても、頑張ったところまでを褒めるなど自分を認めてあげましょう。
ペットを飼う
虚無感をなくす方法には、ペットを飼うことが挙げられます。
ペットを飼うことでも、虚無感をなくすことができます。
自分に懐いているペットがいて、そのお世話をすることで自分の存在価値を感じられる人も多いもの。
ただし、ペットを飼うことには責任が生じるものなので、きちんと責任を持てない人はペットは飼うべきではありません。
規則正しい生活をする
虚無感をなくす方法には、規則正しい生活をすることが挙げられます。
生活リズムが乱れていることも、虚無感を覚えるきっかけになるもの。
睡眠不足は特にストレスに繋がりますし、規則正しい生活を心がけましょう。
朝は日光を浴び、3食きちんと食べて適度に身体を動かす、規則正しい生活を心がけてくださいね。
虚無感が強い人には誰でもなる可能性あり
虚無感が強い人の特徴や虚無感に襲われる原因、対処法などについて紹介しました。
虚無感というのは、すべての物事に意味や価値が感じられなくなってしまう状態のこと。
これは誰にでも起こりうる可能性があるので、決して他人事ではありません。
生真面目で頑張り屋な人ほど、虚無感が強くなりやすいので日頃から気をつけていきましょう。
頑張りすぎないことや、適度にストレスを発散していくことが、虚無感が強くなりすぎずに過ごすコツですよ。