あなたの周りには、自分の言いたいことをハッキリという人はいますか。
あまり言いたいことを言ってしまうと人を困惑させることになる可能性もありますので、ハッキリと発言するのもほどほどにする必要があります。
今回は、言いたいことを言う人の心理や性格などについてお伝えしていきます。
言いたいことを言う人への対応についても触れていきますので、物事をハッキリ言い過ぎる人に困っている人は、参考にしてください。
目次
言いたいことを言う人の心理
言いたいことを言う時には、一方的な発言にならないように相手への伝わり方を考えて言う必要があります。
果たして言いたいことを言う人には、人に対してそのような気遣いがあるのでしょうか。
ここでは言いたいことを言う人の心理について、解説していきます。
自分の考えをハッキリ伝えたい
言いたいことを言う人には。自分の考えをハッキリと伝えたいという心理が働いていることがあります。
どのような時でも、どのような場面でも自分の考えを明確にしておきたいのです。
そのため周りの人はその人がどのような状態なのか、はっきりと受け止めることができます。
信念を持っていたい
言いたいことを言う人には、いついかなる時にでも信念を持っていたいという心理が働いていることもあります。
信念を持っていることは、自分をしっかりと持っているということです。
そのような人は、自分の信念を周りにも知ってもらいたいという意識も強く働きます。
人の意見に左右されたくない
言いたいことを言う人には、人の意見に左右されたくないという心理が働いていることもあります。
常に自分の意見をしっかりと持ち、自分の意見が人と違ったとしても簡単に自分の意見を翻すことはありません。
ただ、自分の意見が間違っていた場合には、自分の意見をすぐに正します。
失敗を怖がりたくない
言いたいことを言う人には、失敗を怖がりたくないという心理が働いていることもあります。
人は失敗を恐れていては何もできません。
言いたいことを言う人は男性にしても女性にしても、たとえ失敗をしても失敗した過去に引きずられることなく次にチャレンジすることができます。
いつも目標に向かっていたい
言いたいことを言う人には、いつも目標に向かっていたいという心理が働いていることもあります。
目標は、努力があってこそ達成させられるものです。
言いたいことを言う人は強い意志を持って努力をし続けている人でもありますので、自分を信じて目標達成に向かうことができます。
言いたいことを言う人の性格
他の人が発言を控えている場所でも、言いたいことを言う人はハッキリを発言をする傾向が強いです。
言いたいことを言う人は、なぜ思いのままハッキリと言うことができるのでしょうか。
ここでは言いたいことを言う人の性格について、解説していきます。
思いやりが深い
言いたいことを言う人の性格には、思いやりが深いということが挙げられます。
ハッキリ自分の気持ちを伝えることは、相手に対して優しく深い思いやりがあるからこそ言えるのです。
このタイプは人に対しての気遣いもありますので、相手は言われたからと言って嫌悪感を抱くことはほとんどありません。
正義感が強い
言いたいことを言う人の性格には、正義感が強いということも挙げられます。
間違いを正すことは勇気がいることですが、言いたいことを言う人は強い正義感を持って物の正誤を人に伝える傾向が強いです。
「今言う必要がある」と思うからこそ、強い態度でハッキリと発言することができるのでしょう。
物事をハッキリさせたい
言いたいことを言う人の性格には、物事をハッキリさせたいということも挙げられます。
このタイプは、物事に白黒ハッキリつけなければ気が済まないのです。
時折「堅い性格だ」とうっとおしく思われることもあるでしょう。
しかし真面目で正直な性格でもありますので、人からの厚い信頼を得られるタイプです。
努力家
言いたいことを言う人の性格には、努力家であるということも挙げられます。
人に自分の考えを伝えるときには、自信を持って強く伝えることができない人もいるでしょう。
しかしこのタイプは常日頃から物事に対して努力をしているからこそ、言いたいこともハッキリということができるのです。
親分気質
言いたいことを言う人の性格には、親分気質であるということも挙げられます。
人の状況をしっかりと読み取り、人の面倒を最後まで見てくれるような多くの人から好かれるタイプです。
頼りがいがあり、物事をハッキリと言っても人から面倒くさがられたり、嫌悪感を抱かれることはありません。
言いたいことを言う人が苦手な理由
物事をハッキリということは決して悪いことではありませんが、あまり言いたいことを言うと、人はその人に対して苦手意識を持つことがあります。
発言しようとする気持ちはわかるのですが、ほどほどにしなければ嫌悪感を抱かれるのです。
ここでは言いたいことを言う人が苦手な理由について、解説していきます。
主張が強い
言いたいことを言う人が苦手な理由には、主張が強いからということが挙げられます。
人はコミュニケーション手段として、自分の主張をすることが必要とされることが少なくありません。
しかしその主張が強すぎると「あの人はいつも正統ぶって発言をする」と思われて、苦手意識を抱かれることが多いです。
傷つけられやすい
言いたいことを言う人が苦手な理由には、その人の言動に傷つけられやすいからということも挙げられます。
こちらは良かれと思ってお世話をしても、相手は「そんな必要はありません」と言われた場合、どうでしょうか。
例えそうであってもあまりハッキリと否定されると、傷つく人が多いでしょう。
関連記事はこちら▽ 良かれと思って行動する人の心理や特徴|良かれと思って行動する人への対処法とは
圧が強い
言いたいことを言う人が苦手な理由には、圧が強いからということも挙げられます。
確かに自分の考えをハッキリと伝えることは大切です。
しかしあまりハッキリと言われると、言葉の圧が強いため「自分はこの人から受け入れてもらっていない」と思わせられて、相手が発言できなくなる可能性があります。
人の気持ちを考えない
言いたいことを言う人が苦手な理由には、人の気持ちを考えないからということも挙げられます。
言いたいことを言う人は、人がどのような考えで言動を起こしているのかを考えずに、物事をハッキリと言い過ぎる傾向が強いです。
そのため言われた人は「何もわかっていないくせに」と思い悩む可能性があります。
空気を読めない
言いたいことを言う人が苦手な理由には、その場の空気を読めないからということも挙げられます。
良好な人間関係を築くためには、人と人の間に流れている空気をしっかりと読み取ることが大事です。
空気を読まずに言いたいことだけを言えば、「何を偉そうに」と不信感を抱かれることが少なくありません。
言いたいことを言う人への対応
言いたいことを言う人は自分の思っていることを言っているためスッキリをしてよいでしょう。
しかし、周りで聞いている側は「またか」「嫌だな」というように嫌悪感を抱いていることがあります。
そこでここでは言いたいことを言う人への対応を解説していきます。
必要なこと以外は受け流す
言いたいことを言う人には、必要なこと以外は受け流すという対処法があります。
言いたいことを言う人の話はまともに聞いていると、聞いている側が苦しくなったり辛い思いをし足りすることが少なくありません。
ただ、とはいえ社会生活での対話が必要な場合はありますので、話しを聞いていても必要なこと以外は受け流しましょう。
ストレスを抱え込まなくてすみます。
毅然と接する
言いたいことを言う人には、毅然と接するという対処法もあります。
言いたいことを言う人は自信を持って話をしますので、聞いている側は低姿勢になる傾向が強いです。
しかしそのような状態では相手の話は止まらなくなりますので、毅然とした態度で接するように心がけましょう。
こちらが毅然とすることで、相手は物事をハッキリ言うことを控える可能性があります。
周囲の人に相談する
言いたいことを言う人には、周囲の人に相談をして接し方を考えるという対処法もあります。
自分一人で「あの人は言いたいことばかり言って」と考え込んでいるとストレスを抱えることになりかねません。
言いたいことを言う人のために一人で悩む必要はありませんので、周囲の人に対応の仕方を相談してみましょう。
解決の糸口が見つかるかもしれません。
傷つけられたら素直に伝える
言いたいことを言う人には、傷つけられたら素直に伝えるという対処法もあります。
言いたいことを言う人には、人の状態を考えずに物を言っていることが少なくありません。
言葉一つで傷つけられていることもありますので、もし傷ついたら「私はあなたの言葉で傷ついています」と素直に打ち明けてみましょう。
態度を改めてくれる可能性があります。
距離を置く
言いたいことを言う人には、そっと距離を置くという対処法もあります。
社会生活では人間関係を大切にする必要がありますが、関わることで大きなストレスを抱える必要もありません。
そのため、もしどうしても関わることが無理だと思えばそっと距離を置いてみましょう。
自分を守るための効果的な方法の1つです。
言いたいことを言う方法
言いたいことを言うことは、時折人を不快にさせたり嫌悪感を抱かせたりすることがあります。
そのため言いたいことを言うときには、上手に発言をしなければなりません。
そこでここでは、上手に言いたいことを言う方法を解説していきます。
自分の気持ちを文字に表す
言いたいことを言うためには、自分の気持ちを文字に表すという方法があります。
まずは自分が何をどのようにハッキリ発言したいのか、文字に表してみることがおススメです。
自分の気持ちを整理することもできますし、自分の気持ちを確認することもできます。
その文字にした言葉を声に出して発言すれば、言いたいことを言えるようになるでしょう。
自己肯定をする
言いたいことを言うためには、自己肯定をするという方法もあります。
今の自分の気持ちはどうなのか、なぜそのようにしたいのかを改めて見つめなおしてください。
そしてその気持ちを受け入れてみましょう。
そうするとこれまで以上に自分を大切にできて、自分の言いたいことを言えるようになる可能性があります。
人の顔色を気にしない
言いたいことを言うためには、自分が発言するときに人の顔色を気にしないという方法もあります。
人は自分の発言に自信を持てないこともありますが、人の顔色ばかりを気にしていると、何一つ自分の言いたいことを言えなくなってしまう傾向が強いです。
そのため発言をするときには、人の顔色など気にしないようにしましょう。
自由な発言ができるようになります。
自分の意見を伝える練習をしておく
言いたいことを言うためには、自分の意見を伝える練習をしておくという方法もあります。
いつまでも自分の言いたいことを言えずにいると、ストレスをためますし、仕事をするうえでも損をします。
そのためどちらが良いかを選ぶような小さなことからで構いませんので、自分の意見をしっかりと伝える癖をつけてみてください。
自分の言いたいことが、上手に言えるようになる可能性が高いです。
素直な気持ちを伝える
言いたいことを言うためには、素直な気持ちを相手に伝える気持ちで発言をするという方法があります。
言いたいことを抑えていると、自分がストレスをためて精神的に負担をかけてしまいがちです。
勇気をもって言葉を選びながら、今思っている気持ちを素直に発言してみましょう。
自然に言いたいことが言える自分になっている可能性があります。
言いたいことが言えない人の特徴
言いたいことを言えれば気持ちもスッキリとして、ストレスを感じることが少ないでしょう。
しかし、中には言いたいことが言えない人がいます。
言いたいことが言えない人には共通した特徴がありますので、ここでは代表的な特徴について見ていきましょう。
優しすぎる
言いたいことが言えない人には、優しすぎるという特徴があります。
自分が言いたいことを言うことで、「相手に嫌な思いをさせるのではないだろうか」と思うのです。
このタイプは人の気持ちや立場を優しくしっかりと受け止めて、相手のことを大切に考えるあまり、自分のことは後回しにするような傾向があります。
感受性が豊か
言いたいことが言えない人には、感受性が豊かであるという特徴もあります。
自分が言いたいことを言うことで、相手が「どのように反応するのか」「どのように感じるのか」を敏感に感じ取るのです。
感じ取った結果、今相手がこちらの言うことを聞く状況ではないと思えば、自分の発言は控える傾向にあります。
すぐに緊張する
言いたいことが言えない人には、すぐに緊張するという特徴もあります。
人は人前で発言することに緊張して、頭が真っ白になることも少なくありません。
特に人前ですぐに緊張する人は、自分の考えを発言するなど恐れ多いことに感じるのです。
このタイプは、いざ「はい、発言してください」と言われても、緊張して困惑するため言いたいことを言えなくなります。
ネガティブ思考
言いたいことが言えない人には、ネガティブ思考という特徴もあります。
このタイプは自分が言いたいことを言うことで、「人に嫌われるかも」「人に怒られるかも」と考える傾向が強いです。
言いたいことを言って、自分に被害が及ぶのではないかと考えることもありますし、そう考えて泣くこともあります。
自分に自信を持てない
言いたいことが言えない人には、自分に自信が持てないという特徴もあります。
このタイプは、「このようなことを言って大丈夫だろうか」「この発言をすることは正しいのだろうか」と常に考えあぐねる傾向が強いです。
「言ってもダメだろう」と考えることも少なくありません。
そうして自分の自信の無さにとらわれて、言いたいことがあっても言わない自分を作ります。
時には言いたいことを言うことも大切
言いたいことを言う人の心理や性格、言いたいことを言う人への対応などについてお伝えしました。
言いたいことを言う人は、自分の考えをハッキリと主張するため苦手意識を持たれることも少なくありません。
しかし、相手の状態に合わせて上手な発言をすれば、言いたいことを言うことは悪いことではありません。
そのため人に嫌悪感を持たれないような言い方で、言いたいことがあれば言ってみてください。
言いたいことを言うことも、時には必要とされることがあります。