職場の上司が新人いびりをする心理|上司からいびられた時の対処法とは

職場の上司が新人いびりをする心理|上司からいびられた時の対処法とは

あなたは職場で上司にいびられた経験がありませんか。何をしたり言ったりしたわけでもないのにいびられることは、精神的に苦痛でしかありません。

そこで今回は、職場の上司が新人いびりをする心理についてお伝えします。

いびられやすい人にはどのような特徴があるのか、いびられる時の対処法にはどのようなものがあるのかなどについても解説していきますので参考にしてください。

「いびる」の意味とは

いびるとは、強い立場の人が弱い立場の人をいじめてしいたげることです。

いびりは姑と嫁、先輩と後輩、上司と新人などの間に発生しやすく、いびる側には自分が弱い立場の人をいじめているという自覚がないことが少なくありません。

ただ、いびりには陰湿さが見られ、受けた側には精神的ダメージが大きく残ることもあります。

そのためいびりの状態が悪化する前に、いびられる状況への対処をする必要があります。

職場の上司が新人いびりをする心理

仕事をするうえで新人は上司に指導をしてもらわなければなりませんが、時折その中に上司が新人をいじめるいびりが存在していることがあります。

なぜ上司は新人をいびるのでしょうか。

ここでは職場の上司が新人をいびる心理を解説していきます。

ストレスを発散させようとしている

職場の上司が新人をいびるときには、ストレスを発散させたいという心理が働いていることがあります。

職場で上の立場になれば責任感のある重要な仕事をこなさなければならず、精神的にストレスを抱えることが多いです。

そのような状況に陥った人は、人をいじめることでストレスを発散させられる場合がありますので、新人いびりの状況を作り出します。

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自分も新人の頃は鍛えられたと思っている

職場の上司が新人をいびるときには、自分も新人の頃は鍛えられたという心理が働いていることが少なくありません。

慣れない仕事を覚えることにはつらさを感じることもありますが、「仕事を覚えるためにはここを乗り越えなければならない」と強く感じる人がいます。

そのような人は部下に仕事を教えるときには、厳しく指導する必要があると考え、いびる状況を作り出す場合が多いです。

新人が苦手

職場の上司が新人をいびるときには、新人が苦手だという心理が働くことがあります。

職場では様々な人が働きますので、そりが合う合わないということを感じることもあるでしょう。

その中で本当にそりが合わないと感じた時には、その相手に対して苦手意識を抱くことがあります。

そのように上司が新人に対して苦手意識を抱けば、きつく当たってしまうこともありますので、いびる状況を作り出す場合が多いです。

仕事を教えることが面倒くさい

職場の上司が新人をいびるときには、仕事を教えることが面倒くさいという心理が働いていることも多いです。

新人に仕事を教えるということは時間を要することも多く、自分がこなさなければならない仕事は後回しにせざるを得ません。

そのようなときに上司は新人に仕事を教えることに対して面倒くささを感じ、いびる状況を作り出す場合があります。

新人より優位に立ちたい

職場の上司が新人をいびるときには、自分が新人より優位に立ちたいという心理が働くことが多いです。

新人の中には、周りからの視線を集める傾向にあるような、様々な能力が優れている人物がいる場合があります。

上司はそんな新人に対して、嫉妬心が芽生え、面白くないという意識が生まれかねません。

そのようなときに上司は嫉妬心から新人に対して、いびる状況を作り出す場合があります。

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上司からいびられやすい人の特徴

物事が起こるには理由がありますが、上司からいびられやすい人にはいびられる理由があります。

いびられない人もいるにもかかわらず、いびられやすい人がいるのはなぜなのでしょうか。

ここでは、上司からいびられやすい人の特徴を解説していきます。

気が弱い

上司からいびられやすい人には、気が弱いという特徴があります。

いびる上司は部下に対する言動がきつくなりがちで、自分の言動で部下が傷ついているのかも…といったことは考えません。

一方気が弱い人は見た目が優しそうで、何をしても何を言っても怒ることなく受け止めそうです。

そのため上司は「この人には何を言っても、何をしても大丈夫」と思い、自然といびる状況を作り出します。

協調性がない

上司からいびられやすい人には、協調性がないという特徴があります。

協調性が無ければ人間関係は疎かになり、皆とは違う方向を見ながら独りよがりの行動をしがちです。

そうなれば、上司からはあまり良い評価をされません。

それどころか「この職場にはそぐわない人」と認識され、上司からいびられる状況を自ら作り出すことになります。

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仕事ができない

上司からいびられやすい人には、仕事ができないという特徴もあります。

良好な人間関係を築きつつ、良い仕事を作り上げる場所である会社では、能力の差があるにしてもあまり仕事ができない人であれば、厄介な存在となってしまいます。

上司はそのような存在に対してイラつくこともあり、その気持ちがいびる状況を作り出すことになってしまうことも少なくありません。

大人しい

上司からいびられやすい人には、大人しいという特徴も見られます。

大人しい人は、自分の意見を持っていても自己主張をせずに周りの人の言うことを聞く人が多いです。

そのような人は、上司から見れば何を考えているのかわからないと認識され、イライラされることがあります。

イラつきが大きくなれば、いびりに発展することにもなりかねません。

ボーっとしている

上司からいびられやすい人には、ボーっとしているという特徴も見られます。

ボーっとしていると仕事も円滑に進みませんし、人とコミュニケーションを取ることにも不都合です。

上司からすれば、「あの人は何をしに会社に来ているのだろう」と思われ、仕事をする気が無いとみられることも多々あります。

そのため上司はボーっとしている人に対して、いびってしまうことも少なくありません。

上司からいびられる時の対処法

せっかく会社に行って頑張ろうと思っても、上司からいびられる状況下にあると、気持ちが萎えてしまうことが多いです。

しかし、いびられてもそのいびりに対する対処法が分かっていれば、頑張る気持ちを維持することはできます。

ここでは、上司からいびられる時の対処法について解説していきます。

常にスキルアップを目指す

上司からいびられる時には、常にスキルアップを目指すという対処法があります。

いびられる理由には、その人が仕事ができないからということがあります。

会社で重責を担っている上司は、「自分はこんなに大変なのに…」と仕事ができない人に恨みがましい思いを抱き、ついいびりたくなるのです。

いびられないようにするためには、仕事ができるようにスキルアップを目指せば上司もいびる理由がなくなります。

元気よく上司に対応する

上司からいびられる時には、元気よく上司に対応するという対処法があります。

いびられる人は、仕事中に何故かおどおどして声が小さく、自信がなさそうな雰囲気を醸し出す人が多いです。

仕事で大変な上司は、そんな部下に対して叱咤激励をするつもりが、ついいびってしまうことがあります。

元気よく対応すれば、上司も「頑張って仕事をしている」と認め、いびられるような状態になることはありません。

いびられていない同僚に相談する

上司からいびられる時には、いびられていない同僚に相談するという対処法があります。

同僚の中には上司からあなた同様にいびられている人もいますが、逆に気に入られて信頼されている同僚もいます。

そのような人に「なぜ自分はいびられるのか」ということを相談してみてください。

意外に、同僚の目から見た解決法が見つかることがあるかもしれません。

人事部に相談する

上司からいびられる時には、人事部に相談するという対処法もあります。

人事部は教育や人事評価をする部署でもありますが、社員が社内で安心して働けるように社内環境を整える部署でもあります。

いびられているということは、安心して働くことのできない環境です。

なぜいびられているのかを正当に判断してくれる部署とも言えますので、相談してみる価値は十分にあります。

異動願を出す

上司からいびられる時には、異動願を出すという対処法もあります。

いびられるということは何らかの理由があることも多いですが、会社は多くの人が働く場所ですので反りが合う合わないということもあります。

「なぜいびられるのだろうか」と延々と悩むより、異動願を出していびりの場から遠ざかり、新しい場所で頑張るということも一つの方法です。

上司のいびりに負けずに生き生きと仕事をこなそう

職場の上司がなぜ新人いびりをするのかという心理や、上司からいびられやすい人の特徴などを解説してきました。

新人とは慣れない環境や、これから覚えていく仕事に対して緊張感が伴います。

そのため自分の本来の力が発揮できない場合がありますが、それが理由でいびられるようなことになってはたまったものではありません。

ぜひ自分に合ったいびりへの対処法を早く見つけ出し、いびりに負けずに生き生きと仕事をこなせる毎日を過ごしましょう。