焦ってしまう人の心理的な特徴や、焦る気持ちを落ち着かせる方法について紹介します。
全く焦らないという人などいませんが、些細なことで焦ってしまう人というのもいます。
焦ってしまう人には、どんな特徴があるのでしょうか。
気持ちを落ち着かせる方法や焦ったときの対処法も紹介しますので、焦りやすいと悩んでいる人必見です。
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目次
焦ってしまう人の心理的な特徴
まずは、焦ってしまう人の心理的な特徴から見ていきます。
焦ってしまう人には、自分に自信がなかったり完璧を求める傾向にある、イライラしやすい、不安や恐怖心が強いなど、心理的な特徴がいくつかあります。
詳しく見ていきましょう。
自信が無い
焦ってしまう人は、自分に自信がありません。
これでいいのか、正しいのか、が常に頭の片隅にある状態です。
自信が無いと、本当はできることも気持ち的な問題でできなくなってしまいます。
だからこそ、できないことに焦ってしまうのでしょう。
できないことがダメなことだと感じてしまうからこそ、余計に焦ってしまうのです。
完璧を求める
焦ってしまう人は、完璧を求める傾向にあります。
完璧を求めることは、決して悪いことではありません。
しかし完璧を求めすぎてしまうと、必然的に視野が狭くなってしまうことは否めません。
目の前のことしか見えなくなってしまうと、『予想外のこと』が起こりやすくなるため、焦りやすくなるのです。
イライラしやすい
焦ってしまう人は、イライラしやすいことも心理的な特徴として挙げられます。
少しのことでイライラしまうため、周りが見えなくなってしまうのです。
周りが見えないと視野が狭くなりますので、自分にとっての予想外の出来事も増えてしまいますよね。
人は、予想外の出来事が起こると焦りやすくなるので、イライラしやすいことで自ら焦る状況を作っている、とも言えるでしょう。
常に不安がある
焦ってしまう人は、『失敗したら嫌われるかも』『見捨てられるかも』という不安を常に抱えています。
心配事や不安なことがあると、人は平常心ではいられません。
平常心を失ったときほど、人は焦りやすくなりますよね。
焦ってしまう人は何かしらの不安を抱えていて、その不安のために焦ってしまう状況を作り出しているのでしょう。
恐怖心が強い
焦ってしまう人は、恐怖心が強いという心理的特徴もあります。
不安があることと被る部分がありますが、できないことがダメだと思っている、失敗したら怒られるのではないか、という不安が恐怖になってしまっていませんか。
恐怖心があるということは、すなわち何かに怯えているということ。
恐怖心は冷静さを失いますから、焦りやすくなると言えるでしょう。
焦ってしまう人の性格的な特徴
続いて、焦ってしまう人の性格的な特徴を紹介していきます。
焦ってしまう人には心理的な特徴があるように、性格的な特徴もあるのです。
焦りやすいなという自覚がある人は、自分の性格を客観的に見るキッカケにしてみてください。
楽観的
焦ってしまう人の性格は、楽観的だといえます。
焦ってしまう理由の大半は、準備不足によるもの。
きちんと先を見据えた用意をしていないから、不測の事態が頻繁に起きてしまうのです。
焦ってしまう人の多くは『何とかなるだろう』という楽観的な性格をしているのですが、実際には何とかならないため、焦ってしまいます。
ネガティブ
焦ってしまう人は、ネガティブな性格をしています。
自信が無いことも加わり、尚更ネガティブな思考になっているのでしょう。
何をしてもうまくいかない気がする、成功するビジョンが浮かばない、なんてことはありませんか。
うまくいかないと考えているからこそ失敗し、どうすれば良いのか分からなくて焦ってしまいます。
短気
短気な性格の人も、焦ってしまうことが多いと言えます。
短気な人は、基本的に周りの人の意見を聞きません。
自分が正しいと思っている上、他人からの助言を『ウザイ』と感じているので、聞く耳を持たないのです。
何か言われても短気な人はまともに聞かず、視野が狭くなるため、結果として焦りやすくなるのです。
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準備に時間を使わない
焦ってしまう人は楽観的で準備不足だといいましたが、まさにその通りです。
焦ってしまう人は、準備に時間を使うことは勿体ない、時間の無駄だとさえ思っていることも少なくありません。
準備の時間ほど地味なものはありませんが、準備ほど大切なこともないのです。
そのことを知らないからこそ、焦ってしまうのでしょうね。
こだわりが強い
焦ってしまう人は、こだわりが強いことも挙げられます。
こだわりがあることは悪いことではありませんが、こだわりが強すぎるのは悪いことでもあります。
なぜなら、強すぎるこだわりは視野を狭くする原因になるから。
視野が狭くなれば焦りやすくなりますから、強すぎるこだわりがあるのも考えものですね。
焦る気持ちを落ち着かせる方法
続いて、焦る気持ちを落ち着かせる方法を紹介します。
焦ると周りが見えなくなり、失敗もしやすくなります。
焦っても気持ちを落ち着かせることができれば大丈夫なので、焦りやすい人、すぐ焦るのを治したい人は、これから紹介する方法をぜひ試してみてください。
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深呼吸をする
焦る気持ちを落ち着かせるには、深呼吸をするのがおすすめです。
深い呼吸、腹式呼吸は副交感神経を優位にさせ、気持ちを落ち着かせる効果が認められています。
焦ってしまうときこそ、ゆっくりと深い呼吸を心がけましょう。
目を閉じてゆっくりと深呼吸をすると、次第に気持ちの落ち着きを取り戻せるはずです。
開き直る
焦る気持ちを落ち着かせるには、考え方を変える必要があります。
そのためには、開き直ることも一つの手。
どうでもいいや!となるのではなく、『起きてしまったことは仕方がない』と開き直ることで、『焦っていても何も変わらない』と思えるようになるでしょう。
『失敗は成功のもと』だと割り切るのも、おすすめですよ。
今できることを見つける
いい意味で開き直ったら、今できることを見つけましょう。
焦っているときはパニックになってしまい、これからやるべき事など一切頭に浮かばないもの。
だからこそ、今できることを考えるのです。
そうすれば自然と冷静さを取り戻せるので、気持ちも落ち着いてくるはずです。
周囲を見渡す
焦ってしまうときこそ、周囲を見渡してみてください。
焦るときは、大抵が視野が狭くなっているとき。
物理的に周りを見渡して視野を広くすることで、気持ちも落ち着いてくるのではないでしょうか。
一人で解決するのが難しいというときも、周囲を見渡せば助けてくれる人が見つかるかもしれませんよ。
自分なりのルーティン・リラックス方法を見つける
焦る気持ちを落ち着かせるためには、自分なりのルーティンやリラックス方法を見つけておくことも必要です。
『これをやると気持ちが落ち着く』というものはありませんか?
音楽を聞いたり、お茶を飲むなどでもかまいません。
好きな香りのものを用意しておく、というのもいいですね。
自分なりのルーティンを見つけておくと、いざという時に気持ちを落ち着かせることができるでしょう。
なぜか焦る時の対処法
最後に、なぜか焦る時の対処法を紹介します。
理由も分からないのになんとなく焦るとき、焦りすぎてパニックになってしまうときもありますよね。
一度焦ってしまうと収拾がつかなくなってしまうもの。
そんなる前に、これらを試してみてください。
休憩する
焦るときは、休憩しましょう。
今の状態のまま物事を進めても、良い方向に行くことはまず有り得ません。
そういうときに考えても良い答えは見つかりませんので、いっそのこと休憩して考えることそのものをやめましょう。
お茶を飲んだり本を読んだり、目を閉じて考えることをシャットアウトするのも、もちろんアリですよ。
イメージトレーニングをする
なんとなく焦る時は、『良い結果』をイメージトレーニングしてみてください。
ネガティブな人には特に、良い結果をイメージするのはおすすめです。
焦っている時だからこそ、良い結果をイメージすることで前を向くことができるようになるでしょうり
また、良い結果をイメージすることで自然とやるべきこと、準備するべきことも見えてくるので、同じ失敗を繰り返さないようになります。
自分を褒める・認める
なぜか焦るとき、焦りすぎるときこそ、自分を褒めて認めてあげてください。
たとえ今回の結果は失敗だったとしても、できたことや頑張ったことは必ずあるはず。
世の中は、結果が全てではありません。
あなた自身が自分を褒めて認めてあげることで承認欲求を満たすことにもなり、自信をつけて次に繋げることができるようになるのです。
焦った時の対策を予め準備しておくこと
焦ってしまう人の心理的な特徴や、気持ちを落ち着かせる方法を紹介しました。
焦ることは誰にでも起こることですが、焦っても良いことは一つもありません。
焦らず冷静に判断できるようになれば、今よりももっと物事がスムーズに、かつ良い方向に進められるようになるはずです。
焦ってしまう人はここで紹介したことを参考にして、できることから始めてみてください。