聞く耳を持たない人の特徴|聞く耳を持たない人を説得する方法とは

聞く耳を持たない人の特徴|聞く耳を持たない人を説得する方法とは

聞く耳を持たない人の特徴について、紹介します。

あなたの周りにも、『聞く耳を持たない人』はいませんか。

話やアドバイスを一切受け入れてくれない人が近くにいると、正直困ってしまうこともありますよね。

ここでは、聞く耳を持たない人にフォーカスを当てていきましょう。

聞く耳を持たない人の特徴や、対応の仕方などの他、聞く耳を持つ方法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

「聞く耳を持たない」の意味とは

まずは、『聞く耳を持たない』の意味から紹介します。

『聞く耳を持たない』の意味には、以下のものがあります。

  • 相手の話や意見を聞く気がない様子
  • 相手の意見に耳を傾け、参考にする姿勢がないこと

聞く耳を持たないとは、最初から相手の話を聞く気がない様子のこと。

上司もしくは部下、親などの身近な人が対象であることが多いのではないでしょうか。

『聞く耳を持たない』は特別な言い回しではなく、日常会話でも使う表現なので覚えておきましょう。

聞く耳を持たない人の特徴

続いて、聞く耳を持たない人の特徴を紹介します。

聞く耳を持たない人は、『最初から人の話を聞くつもりがない人』という意味ですが、一体どんな特徴があるのでしょうか。

聞く耳を持たない人には、『全ての人に対して聞く耳を持たない人』と、『ある特定の人物に対してだけ聞く耳を持たない人』がいるようです。

自分が正しいと思っている

聞く耳を持たない人の特徴には、自分が正しいと思っているというものが挙げられます。

聞く耳を持たない人、つまり人の意見を聞き入れることが出来ない人というのは、『自分の意見』が正しいという絶対的な自信を持っています。

自分の意見に固執してしまっているため頭が固く、自分と違う意見を聞き入れることができません。

プライドが高い

聞く耳を持たない人の特徴には、プライドが高いことが挙げられます。

自分が正しいと思っていることと被るのですが、聞く耳を持たない人がなぜ他人の意見を聞けないのか?というと、それはずばりプライドが高いから。

プライドが高すぎるゆえに、他の人の意見を聞くのは自分の間違いを認めることになる、すなわちその人に劣ると考えてしまうのです。

好き嫌いが激しい

聞く耳を持たない人の特徴には、好き嫌いが激しいことが挙げられます。

ある特定の人に対してだけ聞く耳を持たないのは、好き嫌いが激しいからでしょう。

その人のことが嫌いなので、意見を聞きたくないのです。

『なんであなたに言われなきゃいけないの』『あなたには言われたくない』という気持ちがあるので、何があっても聞く耳を持ちません。

自信が無い

聞く耳を持たない人の特徴には、自信が無いことが挙げられます。

聞く耳を持たない人の中には、自分に自信がない人もいます。

自信が無い人は、本当は自分のやり方が間違っているのかも…と薄々気づいているのですが、それを認めたくありません。

人の意見を聞く耳を持ってしまうと、『自分はダメな人間だ』と知らされているようで怖いのです。

余裕が無い

聞く耳を持たない人の特徴には、余裕が無いことが挙げられます。

目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまうと、他のことなど一切考えられなくなってしまうでしょう?

それほどまでに切羽詰まった状態、余裕が無い状態になってしまうと、人の意見に耳を傾ける時間さえなくなってしまいます。

余裕がないことで、視野が狭くなっていることが原因です。

聞く耳を持たない人への対応

では、聞く耳を持たない人への対応の仕方を紹介します。

聞く耳を持たない人が職場などの身近にいる場合、どう対応すればいいのでしょうか。

正直なところ、聞く耳を持たない人への対応は非常に難しく、厄介であると言わざるを得ません。

聞く耳を持たない人への対応には、以下のものが挙げられます。

放っておく

聞く耳を持たない人への対応には、放っておくことが挙げられます。

人には相性があるので、もしあなたに対してだけ聞く耳を持たないのであれば、残念ですが放っておきましょう。

何かしらの個人的な感情があり、相手はあなたのことを受け付けないのですから、あなたが何を言っても聞く耳を持つことはありません。

落ち着くまで待つ

聞く耳を持たない人への対応には、落ち着くまで待つことが挙げられます。

聞く耳を持たない人が忙しそうにしていたり、感情的になっているときは落ち着くまで待ちましょう。

気持ちが落ち着かないと、誰であっても素直に人の話を聞くことはできません。

人の話を聞くようになるまで、待ってあげてください。

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仲良くなってみる

聞く耳を持たない人への対応には、仲良くなってみることが挙げられます。

プライドが高すぎる人の場合、ほとんどの人に対して聞く耳を持ちません。

しかし、仲良くなると次第に相手の心が見えてくるので、指摘もしやすくなるもの。

お互いに心を開けるほど親しくなれば、聞く耳を持たないことについても指摘しやすくなるでしょう。

冷静になる

聞く耳を持たない人への対応には、冷静になることが挙げられます。

聞く耳を持たない人の態度にイラッとしても、感情的になってはいけません。

あなたが感情的になったら、相手は余計に聞く耳を持たなくなるでしょう。

個人的な感情は抑えて、冷静に話をすることがおすすめです。

無視する

聞く耳を持たない人への対応には、無視することが挙げられます。

色々な方法を試してはみたものの、相手が聞く耳を持たない場合は仕方がありません。

相手の姿勢が変わらない限り何をしても無駄ということですから、その人のことは無視しましょう。

何を言ってもダメなのであれば、諦めることも必要です。

聞く耳を持たない人を説得する方法

次に、聞く耳を持たない人を説得する方法を紹介します。

聞く耳を持たない人なんて放っておけばいい!と思うかもしれませんが、もしその人があなたの部下だったら?

同じプロジェクトを任されたチームの一員だったら?

聞く耳を持たないからと言って放っておく訳にはいきません。

聞く耳を持たない人を説得する方法は、こちらです。

まずは相手の話を聞く

聞く耳を持たない人を説得する方法には、まずは相手の話を聞くことが挙げられます。

人には誰にでも承認欲求がありますから、まずは相手の話を聞いて承認欲求を満たしてあげましょう。

良い部分は褒め、相手のことを認めた上で『こういうやり方もある』というニュアンスで話していくと、話を聞いてくれることも多いですよ。

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評価が下がることを伝える

聞く耳を持たない人を説得する方法には、評価が下がることを伝えるというものが挙げられます。

周りの意見を聞かず自己流で何でも進めていく人は、周りからの信頼を得ることができません。

それはすなわち自分の評価に繋がる、ということを説明しましょう。

『こういうことで評価が下がるのはもったいない』と、期待していることを添えると、なお効果的ですよ。

自信を持たせる

聞く耳を持たない人を説得する方法には、自信を持たせることが挙げられます。

聞く耳を持たない人は自信がないことも多いので、頑張ったことや努力したことを認めてあげてください。

自信がない人は褒められた経験が極端に少ないので、褒めてあげるのが一番です。

『自分の努力が認めてもらえた』と思えば、『この人の話は聞いてみようかな』と思ってもらえることでしょう。

分かりやすく説明する

聞く耳を持たない人を説得する方法には、分かりやすく説明することが挙げられます。

たとえば、専門用語など相手が分からない単語を連発して話していませんか?

人は自分の分からない話をされていると距離を感じ、必然的に耳を傾けなくなるものです。

相手が聞く耳を持たないのは、もしかしたら伝え方に問題があるのかもしれません。

分かりやすく伝える努力をしてみてください。

聞く耳を持つ人の特徴

ではここで、聞く耳を持つ人の特徴を紹介しましょう。

聞く耳を持たない人もいれば、聞く耳を持っている人ももちろんいます。

聞く耳を持たないのを何とかしたい!直したい!と思っている人は、まずは『聞く耳を持つ人』がどんな人なのか、参考にしてみてください。

素直

聞く耳を持つ人の特徴には、素直なことが挙げられます。

聞く耳を持つ人の最大の特徴ともいえるのが、素直なこと。

誰に対しても素直な心を持って向き合っているので、誰の意見も受け入れることができるのです。

自分の意見がないわけではないため自分の意見を言うこともありますが、相手の意見を受け入れてから言うのは素直な人だからでしょうね。

向上心がある

聞く耳を持つ人の特徴には、向上心があることが挙げられます。

聞く耳を持つ人は向上心があり、上を目指すためには人の話を聞くことが大事である、ということが分かっているのです。

そのため、上司や同僚だけでなく、相手が部下であってもきちんと耳を傾けることができるでしょう。

それは全て、向上心の表れです。

仕事が出来る

聞く耳を持つ人の特徴には、仕事が出来ることが挙げられます。

聞く耳を持つ人は、1つの考えに固執することがありません。

色々な考えがあり、それぞれに良いところがある、ということをちゃんと知っています。

他人の声に耳を傾け、良いと思った部分は参考にする柔軟さを持っていますので、必然的に仕事も出来るようになるのです。

人間関係が円滑

聞く耳を持つ人の特徴には、人間関係が円滑なことが挙げられます。

聞く耳を持つ人は、当然ですが他人の声に耳を傾けることができる人です。

他人の考えも受け入れることができるわけですから、人間関係が円滑になることは言うまでもありません。

聞く耳を持たない人は頑固なイメージも強く、人間関係がうまく築けない人も多いので、真逆だと言えるでしょう。

関連記事はこちら▽ 頑固な人の特徴や心理|頑固な性格を治したい人がやるべきこととは 頑固な人の特徴や心理|頑固な性格を治したい人がやるべきこととは

共感力がある

聞く耳を持つ人の特徴には、共感力があることが挙げられます。

聞く耳を持つ人は、何度も言いますが人の意見を受け入れることができます。

つまり、人の意見に共感することができるのです。

人の意見を否定せず共感することは、人間関係を築く上でも欠かせないこと。

聞く耳を持つ人は共感力があるため、周りからも好かれやすいのです。

聞く耳を持つ方法

最後に、聞く耳を持つ方法を紹介します。

聞く耳を持たない人と聞く耳を持つ人、どちらが有利か?というと、それは間違いなく『聞く耳を持つ人』です。

ビジネスでもプライベートでも、聞く耳を持つ人の方が有利なのは言うまでもありません。

そんな聞く耳を持つ方法は、こちらです。

1つの考えに固執しない

聞く耳を持つ方法には、1つの考えに固執しないことが挙げられます。

聞く耳を持たない人は、1つの考えに固執してしまっているので、固執するのをやめましょう。

世の中にはたくさんの考え方があり、どれも間違いということはありません。

『自分はこう思うけど、他の意見はどうなんだろう』と思ってみることが大切です。

視野を広く持つ

聞く耳を持つ方法には、視野を広く持つことが挙げられます。

聞く耳を持たない人は、必然的に視野が狭くなっています。

自分の考えしか受け入れないのですから、当然ですね。

1つの考えに固執しないことと被りますが、『他にも考え方はある』という気持ちを持ち、視野を広げてみてください。

個人的な感情を捨てる

聞く耳を持つ方法には、個人的な感情を捨てることが挙げられます。

人はどうしても、好き、嫌いといった個人的な感情で動いてしまうこともあるもの。

しかしビジネスの場では特に、個人的な感情は持ち込むべきではありません。

『あの人のことは嫌いだから聞きたくない』といった個人的な感情は捨てて、誰とでも向き合う姿勢が大切です。

言われてるうちが華だと思う

聞く耳を持つ方法には、言われてるうちが華だと思うことが挙げられます。

上司に口うるさく言われるのは嫌になりますが、それは上司があなたのことを気にかけている証拠。

見放されていたら、色々と助言をされることもありませんからね。

『言われてるうちが華。言われなくなったら終わり』と思うと、少しずつ聞く耳を持てるようになるでしょう。

思い込みを捨てる

聞く耳を持つ方法には、思い込みを捨てることが挙げられます。

聞く耳を持てないのは、思い込みも1つの原因。

思い込みがあると相手の言葉に過剰反応してしまい、何につけても否定的に捉えてしまいます。

せっかくのアドバイスも、『私がヘタだって言ってるの?』と受け取ったのでは、相手も困惑してしまいますよね。

思い込みを捨て、まっさらな状態になれば意外と相手の話も聞き入れられるようになるものです。

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聞く耳を持たない人は損してる!

聞く耳を持たない人の特徴や聞く耳を持たない人への対応、説得の仕方などについて紹介しました。

聞く耳を持たない人は意固地になっていて、はっきり言ってもったいないです。

成長するチャンスをみすみす逃している、ということに早く気づきましょう。

聞く耳を持たない人は、仕事でもプライベートでも損をしています。

性格の問題もあるのですぐに改善するのは難しいかもしれませんが、意識しなければ何も変わりません。

まずは自分が聞く耳を持たない人であることを自覚し、意識することから始めましょう。