寂しさや悲しさなどの辛い感情が芽生えたとき、瞬間的に胸がきゅーっと苦しくなると…それは多くの人が体験したことのある心情でしょう。
中には、ちょっとしたことで寂しさを感じてしまい、頻繁に胸が痛くなる程のダメージを受けてしまうとても繊細な心を持つ人も存在します。
今回は、寂しくて胸がきゅーっとなる人について紹介していきます。
今まさに胸がきゅーっとなって悲しい気持ちを抱えている方に向けて、その辛さを解消するためやるべきことも解説していきます。
目次
寂しくて胸がきゅーっとなる人の特徴
胸を痛める程寂しさに溺れてしまう人は、感受性が豊かであると考えられます。中には、少々ナルシスト気味であったり、メンヘラ気質の人も存在します。
では、寂しくて胸がきゅーっとなる人にはどのような特徴があるのか、具体的に紹介していきます。
孤独に弱い
寂しさで胸が締め付けられてしまう人は、非常に孤独に弱いことが特徴的です。
一人で居ても平気な人は、誰かがそばにいなくてもあまり寂しいと感じることはありません。当然、寂しさで胸がきゅーっとなることもないでしょう。
ところが孤独に弱い人は、ちょっとでも人に冷たくされたと感じたり、仲間外れにされる不安を感じたら、耐え切れなくなるほど心に負担を抱え胸を痛めます。
人に依存しやすい
寂しくて胸がきゅーっとなる人は、人に依存しやすい傾向があります。
胸が痛い程の寂しさを感じるのは、とても辛いものです。誰かに依存することでその辛さを解消しようと考える人は少なくありません。
このタイプは、自分が安心感を得るためだけに恋人や友人を束縛し、結果的に嫌われて皆離れていってしまい、更に寂しさが増す…ということになってしまいがちです。
悲劇のヒロインぶる
寂しさで心を痛める人は、悲劇のヒロインぶっている場合もあります。
このタイプは、自分自身をドラマや映画の主人公のように思っているナルシストな人と言えるでしょう。時には自分自身を悲劇のヒロインに仕立て上げるためだけに、遠距離恋愛中の恋人がいる・過去の恋人が忘れられないなど、事実でないストーリーを作り上げて自分に酔い涙を流すこともあります。
恋愛至上主義
胸が痛くなるほど寂しさや切なさに敏感な人の多くは、恋愛至上主義である傾向が強いです。
寂しさ・切なさに過敏に心が反応してしまう人は、非常に感受性が強いです。そのため恋愛に没頭しやすく、自分の生活を犠牲にしてまで好きな人にのめり込むことさえもあります。寂しさだけでなく、嫉妬心や怒り、悲しみなども感じやすく、それらの感情に支配されて仕事や恋愛以外の人間関係を疎かにしがちです。
構ってちゃん
寂しさで胸がきゅーっとなる…その辛さをわざわざ人に報告する人は、完全に構ってちゃんであると言えます。
特に、SNSで唐突に「寂しくて胸が苦しい…」などど呟くタイプは、本当はそこまで辛い思いを抱えていないけれど、誰でもいいから構って欲しいという気持ちが強いと考えられます。
悲しくて胸がきゅーっとなる人の心理
悲しい時や辛い時はもちろん誰にでもあるものです。しかし、ネガティブな感情で胸がきゅーっと締め付けられる状態が慢性的に続くというのは、余程その物事に執着しているなど、様々な心理的要因があります。
ここでは、悲しくて胸がきゅーっとなる人の心理を紹介していきます。
今の現状に酔っている
悲しくて胸がきゅーっとする…それを理由に所構わず涙を流したり、いかにも辛そうな表情を浮かべる人は、今の自分自身の現状に酔っている可能性があります。
自己陶酔する人は、人に辛そうな姿を見せて注目を浴びることで、心を満たそうと考える傾向があります。
激しく後悔している
激しく後悔している時、人は心がきゅーっと痛むものです。
例えば、友人と大喧嘩して音信不通になってしまった時や、つい浮気をして恋人を傷つけ別れることになってしまった時など…できれば時間を戻してやり直したいと思うほど後悔したとき、胸が痛くなるのです。
現実を受け入れられない
理想と現実にギャップが生じてしまうと、辛い現実を受け入れることができず胸が痛むほど悲しい気持ちになってしまうことがあります。
例えば、大好きな人に恋人ができた時や、順調に進めていた仕事で最後の最後に大きなミスをしてしまった時など、自分の理想と正反対に物事が進んでしまった場合、そのことを思う度に胸が締め付けられてしまいます。
思い出を美化している
過去の恋人に思いをはせ、切ない気持ちで胸がきゅーっとなる…そのような場合は、恋人との遠い過去の思い出を美化しているだけであると考えられます。
特に恋愛の思い出は、時と共にどんどん美化されていく傾向があります。今現在恋人がいない状況であったり、今の恋人と上手くいっていない現状だと、よりいっそう過去の恋人との思い出が美しく思え、「何で別れたんだろう…」などと胸を痛めるのです。
感情を表に出すのを堪えている
例え辛い状況であっても、人前で涙を流すなど自分の感情をあらわにすることに抵抗がある人は、感情を表すことを堪える代わりに、胸が痛くなるほど心の中で辛さ・悲しさ・寂しさを抱えているものです。
このタイプは、人前では平常心を装い、一人になった瞬間に大泣きするという、とても我慢強く健気な性格であると言えます。
胸がきゅーっとなって寂しい瞬間
胸が苦しくなる程強い孤独を感じる瞬間は、職場や恋愛関係など様々な場面であるものです。できれば経験したくない感情ではありますが、常に幸せで楽しい気持ちで居続けるのはとても難しいことです。
ここでは、誰もが一度は経験したことがある、胸がきゅーっとなって寂しい瞬間を紹介していきます。
好きな人に会えない時
好きな人に会いたくても会えない時、胸が締め付けられる程寂しさを感じる…恋をしたことのある人なら、誰でも経験のあることでしょう。
特に片思いしている人に恋人がいたり、遠距離恋愛で簡単に恋人に会うことができないなどの状況の時は、寂しさに押しつぶされそうになる瞬間が何度もあるものです。
過去の恋人を思い出した時
過去の恋人を思い出した時、なんだか寂しい気持ちが押し寄せて胸がきゅーっとなることもあります。
過去の恋人に強い未練があったり、喧嘩別れしてしまったという場合、何年たってもふと思い返して「今どうしてるのかな?」「会いたいな」と考えてしまうものです。
嫉妬した時
好きな人が他の人と楽しそうに会話している…そんな時、嫉妬心がわいてくると同時に大好きな人が遠い存在に感じ、寂しさが押し寄せてきて胸がきゅーっと締め付けられます。
嫉妬心は平凡な日常に刺激を与えてくれるスパイスの一つです。しかし、いき過ぎると他のことが手につかない位、モヤモヤした感情に心が支配されてしまう場合もあります。
職場の人が退職・異動した時
優しく仕事を教えてくれた上司・ずっと仲良くしてくれた同僚…思入れが強い人達が退職や異動で去って行ってしまう時、寂しくて涙が出るほど胸が締め付けられることもあります。
職場で心を許せる人に出会えるというのは、なかなかないことです。当たり前に毎日のように会っていて、心の支えとなってくれていた人が居なくなってしまうというのは非常に心細いことなのです。
賑やかな飲み会の後
賑やかで楽しい飲み会の後、一人ぼっちの帰り道で寂しさが込み上げてきて胸がきゅーっと苦しくなる…気の知れた人達と過ごした後は、このような心境になることが少なくはありません。
特に、仕事や恋人との関係があまり上手くいっていないという時は、友人達の存在が心の支えであることを痛感させられるものです。楽しい時間を過ごせる反面、一人になると強い孤独を感じてしまうのです。
胸がきゅーっとなって悲しいときにやること
悲しい時に感じる胸の痛み…できれば早く手離してしまいたいと誰もが思うことでしょう。そんな時は、辛さの原因となった出来事についてなるべく考えないように行動する必要があります。また、反対にその出来事にしっかり向き合って自分の中で消化することも手段の一つです。
では、胸がきゅーっとなって悲しい時に試して欲しい対処方法を具体的に紹介します。
家族や友人と過ごす
胸が締め付けられる程悲しい時は、できるだけ一人になることを避け、家族や友人と過ごすようにしましょう。
悲しい時、一人で過ごしているとどうしてもネガティブなことばかり考えてしまいがちです。気心の知れた家族・友人と一緒に居れば、自然と気持ちを落ち着けることができます。
思いっきり泣く
胸がきゅーっとなって悲しい時は、思いっきり泣くことでスッキリする場合もあります。
泣くことは、暗い気持ちを浄化させるにはとても効果的な方法の一つです。悲しさとしっかり向き合わずにやり過ごしていると、いつまでも胸の痛みを引きずってしまいます。
涙を流している時は辛い感情に心が支配されて苦しいですが、泣き終えたら気持ちが晴れやかになり、前向きな気持ちを取り戻すことができるでしょう。
趣味や仕事に没頭する
趣味や仕事に没頭し、悲しい気持ちを紛らわせましょう。
何かに夢中になっている最中は、悲しい出来事について悶々と考えることがなく、気づいたら胸が痛くなる程の辛さは消え去っているものです。
悲しみを抱えているときは他のことが手につかない状態になってしまいがちですが、自分を奮い立たせて趣味・仕事に邁進しましょう。
時間が解決してくれるのを待つ
悲しい出来事を無理に忘れようとすると、余計に意識してしまってなかなか頭から離れてくれない…そんな場合は、ただ時間が解決してくれるのを待つのも方法の一つです。
どんなに辛い経験でも、必ず時間と共にその思い出は浄化していくものです。できるだけリラックスした気持ちで日々を過ごし、忘れられる日が来るのを待ちましょう。
誰かに話を聞いてもらう
一人で抱えきれない程の悲しみを背負ってしまった…そんな時は、誰かに話を聞いてもらうことで心が楽になります。
あなたのことをよく理解してくれている、信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。相手にも胸の痛みを共有させることになってしまいますが、感謝の気持ちを忘れずに必ず「聞いてくれてありがとう」と最後に伝えるようにしましょう。
胸がきゅーっとなる程の寂しさに溺れず、乗り越えよう
胸が苦しくなる程の辛い気持ちは、ずっと抱え続けるべきものではありません。ネガティブな感情に溺れてしまうとどんどんマイナス思考に陥り、心身共に疲弊して最悪の場合メンタルを病んでしまう危険性があります。
自分なりにしっかりと気持ちをリフレッシュさせて、乗り越えられるように前向きに行動しましょう。乗り越えられた時は今よりもタフな精神力を手に入れることができ、胸が苦しくなる程思い悩むことは少なくなるでしょう。