仕事を真面目に取り組みやる気がある人が、急に心が折れ潰れてしまうことがあります。あなたの周りにも、潰れてしまったと感じる人がいるのではないでしょうか。あんなに仕事に力を入れていた人がどうしたのかと疑問に感じるでしょう。
仕事ができる優秀な人に潰れてしまう人が多いと言われますが、何が原因となるのでしょうか。今回は仕事で潰れる人について紹介していきます。
目次
仕事で潰れる人の特徴
どのような人が仕事で潰れてしまうのでしょうか。ここでは仕事で潰れてしまう人の特徴を紹介します。
ここで紹介する特徴を参考に、あなたの周りにいる人やあなた自身に当てはまるものは無いか、見比べてみてください。
人の目を気にする
人からどのようにみられているか、使えない人に思われていないかといったように、必要以上に人の目を気にしてしまいます。人から悪い評価をされたくない一心で気を張り続けてしまうので、限界が来てしまい潰れてしまうのです。
真面目
仕事で潰れる人は、真面目で手を抜けないタイプに多いと言えます。何をするのにも全力で取り組んでしまうので、知らず知らずのうちに疲れてしまうのです。
真面目に取り組めることはとても良いことではありますが、常に仕事に力を注げる人はいません。特には立ち止まって休憩することも大切なのです。
自信がある
自分はストレスやプレッシャーに強いと思っているような自信家な人は、多くの問題が一緒に起こった時に潰れやすい傾向にあります。今までに挫折や潰れる経験をしたことが無いのでしょう。
自分がどこ程度の困難まで対応できるのかが分かっていないので、突っ走ってしまうのです。
人付き合いが苦手
1人で抱え込まずに人に頼ることができる人は、相談したり人に愚痴をこぼすことで気持ちを保つことができます。仕事で潰れてしまう人は、どちらかと言えば人付き合いが苦手で相談したり愚痴をこぼす相手が周りにいません。
発散先がないため1人で抱え込んでしまい、限界を迎えてしまうのです。
期待にあふれている
様々なことに対して期待してしまう特徴を持ちます。理想と現実は違うものです。しかしそれはわかっていても、「こうあってほしい」「こうあるべきだ」と自分の理想を当てはめて考えてしまうのです。
期待と現実で大きな差を感じてしまった時に、潰れてしまう傾向にあります。
仕事できる人ほど潰れる理由
様々な会社で潰れてしまう人がいます。その中でも仕事ができる人ほど潰れると言われています。なぜ仕事ができる人ほど潰れてしまうのでしょうか。ここではその理由を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
評価されない
人は見合った評価がされないとモチベーションが下がってしまうものです。仕事ができる人も同じで、自分にあった評価を得られなければモチベーションが下がり、仕事がつまらなく感じてしまいます。
周りの仕事ができない人と変わらない評価をされていたり、自己評価と会社の評価に大きな差があると、心が折れ潰れてしまうでしょう。
キャパオーバーになる
会社は失敗や問題になることを避ける為に、できるだけ優秀な人に仕事をしてもらいたいと思っています。優秀だからこそ多くの仕事が回ってくるのですが、優秀な人だからと言っても限界はあります。
仕事ができる人は頑張り屋なこともあり、キャパオーバーなのにもかかわらず引き受けてしまい潰れてしまうのです。
環境が合わない
会社の方針や上司の考えが合わない中で働くことは辛いものです。始めは我慢できていた事でも、次第に大きなストレスに感じ仕事に集中できなくなることもあるでしょう。
自分の力を最大限に発揮できない環境に、嫌気がさし気がつくと潰れてしまっているのです。
嫉妬される
ただ仕事を一生懸命頑張っているだけなのに、人から足を引っ張られてしまうことがあります。その原因の多くが仕事ができる人への嫉妬です。
仕事ができる人は会社内で目立つ存在となります。特に上司や先輩からの嫉妬で潰される人は多いと言えます。
プレッシャー
仕事ができる人には、より重要な仕事が与えられます。責任の重い仕事をミスなくこなさなければならない状況に、大きなプレッシャーを感じてしまうでしょう。
プレッシャーに押しつぶされ潰れてしまう人も多くいます。
潰れる人と潰れない人の違い
少しのことで潰れてしまう人・どんなに辛い思いをしても潰れない人様々です。潰れる人と潰れない人ではどのような違いがあるのでしょうか。ここでは潰れる人と潰れない人の違いを紹介します。ぜひ参考にし、潰れない人になるためにはどうすればよいのかを考えてみましょう。
ストレスを発散できない
仕事をするにあたって楽しいことばかりとは限りません。ストレスが溜まり辛い思いをすることもあるでしょう。
潰れてしまう人と潰れない人の違いは、ストレスの発散法にあると言えます。潰れない人は上手く自分の好きなことをする時間を作り発散させることができます。逆に潰れる人は仕事に一生懸命になりすぎストレス発散をすることを忘れてしまうのです。
完璧を求めない
どんなに優秀な人でも完璧に物事をこなすことはできません。完璧を求めすぎてしまう人は潰れてしまいます。
ある程度できないできないことも認め、不完全な状態も楽しむくらいの余裕があると、潰れずに済みます。
人に頼れる
人にSOSを出し頼ることも時には大切です。全て自分一人でこなすことは、自分を追い込むことと同じです。人に頼ることが苦手な人は、潰れてしまうでしょう。
潰れない人は上手にSOSを出し、相談したり力になってもらえるように動くことができます。
人が潰れる職場の特徴
職場の環境は働く人にとって大切で、職場の環境が合わず潰れてしまう人も多くいます。人が潰れてしまう職場とはどのような特徴を持っているのでしょうか。
人が潰れる職場の特徴を紹介します。自分の働く職場に当てはまらないか確認してみましょう。
年功序列
スキルが求められない会社では、人が潰れやすくなります。年功序列や勤続年数で評価が行われる会社では、仕事ができない人が上司になったり給料が高いこともしばしばです。
どんなに仕事を頑張っても、勤続年数が少ないので給料に反映しないので、やる気がなくなってしまうのです。
ハラスメントが行われる
パワハラ・セクハラといった職場でみられるハラスメントが普通に行われている職場では、仕事ができる出来ない関係なく多くの人が潰れてしまいます。どんなにやる気のある人でも、ハラスメントに気を取られ仕事に集中することができなくなるでしょう。
職場で過ごす時間は短いものではありません。日々ハラスメントを受ければ、強い人でも潰れてしまいます。
仕事のできない人ばかりが集まっている
職場に同じレベルの人が集まることは難しいかもしれません。仕事のできない人ばかりが集まる職場では、誰かに頼りたいと思っても自分でやった方が早いため、負担は大きくなります。
自分の仕事に合わせて仕事ができない人のフォローもしなくてはいけないので、疲れてしまうのです。
横取りする上司がいる
頑張りが報われないと、人は潰れてしまいます。部下の手柄を評価してくれる上司とは限りません。部下の手柄を自分のもののように横取りする上司も存在します。
どんなに頑張っても自分の評価に繋がらなければ心は折れてしまいます。自分のことばかり考える上司がいる職場では、仕事ができる人は特に潰れてしまうのです。
成長が無い
時代の流れと共に成長を遂げる会社もあれば、いつまでも昔のやり方を貫く会社もあります。どちらのやり方が正解とは言えませんが、変化を嫌い成長できない会社は人を潰してしまいます。
より良い会社にする為の行動を止めるようなことをしてはいけないのです。
部下が潰れそうな時の対処法
あなたの部下が潰れそうになっているのを知った時、あなたは部下に何ができますか。部下が潰れないようにするための対処法を知っておくことで、早い段階から行動することができます。
部下が潰れそうな時の対処法を紹介します。
相談にのる
感情を表に出すということは、ストレスを発散するために有効な方法になります。1人で抱え込むことが無いように、相談に乗るのも対処法と言えます。
思っていることを出せるように、聞き役に回るようにしましょう。
一緒に声を上げる
部下の職場環境を整えるのは、上司の仕事です。会社が社員のことを考えていないのであれば、一緒に声を上げ改善に勤めましょう。
潰れそうになった部下の為に声を挙げたことが、他の社員の環境整備にも繋がるでしょう。
マネジメントを見直す
部下が潰れてしまうのは、上司の責任でもあります。あなたの部下への仕事の割り振り方に問題がある可能性があります。
もう一度部下の能力を把握し、偏った仕事量になっていないかを確認してみましょう。
評価していることを伝える
会社が正しい評価をしてくれなくても、頑張っていることを高く評価してくれている人が1人でもいることに気がつけば、心の支えになります。部下の評価されないことへの不満が高まっていると感じたら、良いところをしっかりと褒めましょう。
具体的に褒めることで認められたと感じやすくなります。
休ませる
部下が潰れそうなとき、無理に働かせるのではなく休みを与え、心も体もリフレッシュさせると良いと言えます。評価を得る為に頑張りすぎてしまう部下は、疲れを感じていても自分から休もうとはしません。
上司から休みを提案することで、休みを取りやすくすることができます。
仕事に真面目に向き合っている人ほど潰れやすい
仕事ができる人は、仕事に真面目に向き合い努力を重ねた人です。自分に厳しく一生懸命仕事をすればするほど、自分を追い込むことになってしまうのでしょう。
また仕事ができる人は自分に原因が無いのにも関わらず、潰されてしまうこともあります。上司や同僚など周りの人が味方になり、潰されないように力になることも時には大切と言えます。