【男女別】悪態をつく人の心理|悪態をつかれたときの対処法とは

【男女別】悪態をつく人の心理|悪態をつかれたときの対処法とは

悪態をつく人って、周りにいますよね?最後に余計なひとことを言う。なんでも他人のせいにする。周囲の空気を読まず発言する人には、いくつか共通の特徴があります。今回は、男女別に悪態をつく人の心理を解説します。

なぜ、あの人は悪態をつくのか。憎まれ口を叩くのはどうしてか。悪態をつく常習犯の気持ちや対処法を知って、あなたの心を守る材料にしてください。
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【男女別】悪態をつく人の心理

男性と女性では、悪態をつく時の心理状態も異なります。1つだけ同じなのは、「ストレスを抱えた状態である」ということ。

職場や家庭、学校や地域など、それぞれの場所で受けたストレスをきっかけとし、他人への誹謗や中傷に繋がります。具体的な気持ちをまとめたので、気になる人と比較してみましょう。

悪態をつく男性心理

悪態をつく男性心理には、人知れぬ葛藤が隠されています。「こんなこと言うつもりじゃなかった」
と、本人が後悔していることもあるでしょう。本当などんな気持だったのか。何を言いたいのか。裏に抱えた真実をお伝えします。

受け止めてもらいたい

一生懸命に頑張ったけど失敗した。できる限りの努力をしたつもり。そんな気持ちをあなたに受け止めてもらいたくて、悪態をついているのでしょう。人は完璧ではありません。「正当な評価を受けていない」と思い込んでいるため、自分の気持ちに共感してもらいたいのです。

素直になれない

本当は寂しい。安心したい。好きな女性に悪態をつく場合は、素直になれない気持ちが含まれています。正直に言えば解決するかもしれませんが、そう簡単な話しではありません。弱さを見せたくなくて、意図的に発言している可能性があります。でも、実際は心細さの裏返しです。

自分が上だと認めさせたい

嫌いな同僚に悪態をつく男性は、自分の実力が上だと主張しているようなものです。肩書きは同じでも能力は違う。「君にはできないだろうけど」と上から目線の悪態をつくことで、自分の立場を優位に持って行きたいのでしょう。「こいつに負けているかも」という気持ちが働くからこそ、暴言を吐かずにはいられません。

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追い詰められている

心に余裕がなければ悪態をつきます。仕事が忙しくて手が回らない。他にもやり残した課題が山積み。アレもコレも1人で背負ってしまい、他人に助けを求められないため、その反動が無意識のうちに表現されてしまうのでしょう。感情が高ぶっている状況で、本人は気づいていません。

理不尽な状態

職場や地域からの同調圧力。断ることが許されない状況。そんな理不尽さに耐えかねて、悪態をつく男性もいます。問題を作った本人に言えないので、別の人に向かって発言し、モヤモヤした気持ちを誤魔化しているのでしょう。ストレス解消のはけ口にされています。

悪態をつく女性心理

悪態をつく女性心理には、複雑なモノがあります。何かを我慢しているからこそ、心の中に溜まった不満が別の形で噴出するのでしょう。ストレートに言えない。言えば、さらに難しい状態へ発展する。そう警戒し、SOSを発信しているのかもしれません。

相手に嫉妬している

自分より幸せそうに見える。いつも誰かにサポートされている。SNSにあげられる写真や言葉に踊らされ、目の前の人物を妬んでいるのかもしれません。水面下の努力や苦労を知らないので、成功している結果だけに視点を置いています。そのため相手の言動に反応し、自分の怒りをぶつけているのです。

悲劇のヒロイン症候群

頑張っているのに報われない。私だけが助けてもらえない。本当に話し合わなければならない人がいても、その相手には伝えない。それでいて自分だけが不幸を背負っている気分なので、周囲に当たり散らす。勝手に思い込み、悲劇のヒロインを演じる自分に酔っているのかもしれません。

相手を試したい

好きな人に悪態をつく女性は、相手の男性を試しています。「こんな私でも相手にしてもらえるのか」「どこまでなら許してもらえるのか」それを確かめたくて、駆け引きしているような状態です。自分の状況に共感してもらい、「君のほうが正しいよ」と言ってもらいたいのでしょう。

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自分の正義をいちばんにしたい

自分は正しい。相手が間違っている。そんな価値観や思考に固執し、譲らない女性は、悪態をつく傾向にあります。多様性を認めない。古いルールに縛られているため、角度の異なる情報を受け入れられません。そのため攻撃的になり、何が何でも自分の正義を貫こうとします。

思いどおりにしたい

子供の頃から周囲にチヤホヤされていたので、自分の行動が悪態だとは思っていません。とにかく「思いどおりに動かしたい」「やってくれて当然だ」という考えなので、自分の意に反する状態が許せないのでしょう。言わなければ気が済まず、周囲に合わせるつもりもないのです。

悪態をつく時の態度の特徴

悪態をつく人は相手を選びます。自分より明らかに偉い人にはやらないし、場合によっては特定の人にしか見せないこともあるでしょう。人によって受け取り方は違いますが、悪態をつく時の態度をまとめてみました。相手と付き合う上での参考にしてください。

足を組む

悪態をつく時、多くの人は足を組んで座ります。足を組むのは、自分の強さを示したい証拠。相手より自分が上。自分の背後には大きな組織がある。そんな心境の時、足を組んで力を誇示しているのでしょう。警戒心を表すこともありますが、ほとんどマウントした状態です。

物に当たる

イライラする。ストレス発散できない。そんな気持ちを抱え、物に当たります。それが壊れて初めて行動の愚かさに気づくケースもあれば、壊れた物に対して、さらに悪態をつく人もいます。物に当たったからと言って解決しませんが、手っ取り早く怒りをぶつけるには、それしか思いつかなかったのでしょう。

自分では冗談のつもり

他人を傷付けるつもりはなく、自分は冗談のつもりで軽く悪態をつきます。そのため何がNGなのか理解できません。話し方も明るく、悪態をついた雰囲気も出していないはず。だからこそ周囲の空気にも鈍感で、何度も同じ間違いを起こすのです。自分の冗談が、相手に通用していないことを把握できていないのでしょう。

大きな声で威圧する

大きな声で悪態をつけば、相手に対する圧力にもなります。声が大きければ自分の存在感や強さを表せるので、意図して大声をあげる場合もあるでしょう。話す内容は関係ありません。すべて自分の主張が正しい前提に立ち、相手を降伏させるための手段に使います。

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舌打ちをする

一瞬で、その場を不穏な空気に変えます。自分にとって不都合な現実が目の前に現れ、それを排除できない状況になった時、舌打ちをして相手に示します。望んでいない。求めていない。利用価値のない現状に不快感を表し、機嫌の悪さに気づいてもらいたいのかもしれません。

悪態をついてくる人への対処法

悪態をついてくる人には、いくつかの対処法で対応しましょう。その場の状況や相手との距離感、そのあとに続く課題を考慮し、できる範囲で取り組んでください。無理やり試すと、さらなる悪化も否定できません。あくまでも自然に。

静かにフェードアウトする

現場を放り出すと後々問題に響くので、「お先に失礼します」と一声かけて、波風立てず帰りましょう。相手が落ち着いてから言ってください。心配するような素振りを見せれば、勘違いされる可能性もあります。あくまでも事務的な口調で、その場を離れてください。

時間があれば共感してあげる

自分の将来に関わる場合は、相手の話しに共感してあげましょう。聞かされる側は疲れますが、それでこの場が収まって、あなたに利益がもたらされるのであれば、大人の対応をおススメします。励ましてあげたり、アドバイスする必要もありません。ただ、聞いてあげるだけです。

無視する

関係性が濃くなければ、思い切って無視してください。返事をする。同情する。何らかの反応を相手に示せば、調子にのって、長々と悪態をつかれることも考えられます。あなたが同じ土俵で相手にする限り、いつまで経っても絡まれ、何度でもあおられることが予想されるでしょう。

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連絡先を消す

無視できるほどの相手であれば、連絡先を消しましょう。SNSならブロックする。スマホのアドレスから削除。なんでもかまいません。無視していれば被害はないかもしれませんが、相手が諦めないとも限らないので、連絡手段を断つことが最も有効な自衛となります。

遠回しに注意する

相手と同等の立場にいる人、もしくは相手より上の肩書きを持つ人に相談しましょう。「言い付けたな」という状況ですが、その人に言って、遠回しに注意してもらってください。あなた1人ではなく、味方になってくれる人を増やすことで、悪態をつく人から自分を守ります。

悪態をつく理由を考えてみよう

悪態をつく人はさまざまな不満を溜め、ストレスに押しつぶされそうになっています。多かれ少なかれ誰もがストレスを抱えていますが、その負荷が大きく、自分ではどうにもできないくらい膨らんでいるのかもしれません。

悪態をつけばつくほど気分が高揚するので、1度立ち止まって落ち着くことが大切です。それに巻き込まれないよう、関わりを薄くしておきましょう。