威圧感のある人の特徴や心理｜威圧感のある人が苦手な時の対処法とは

あなたの周りには、人を威圧してしまう威圧感のある人がいませんか。

威圧感のある人は周囲から見れば関わりたくない存在であり、集団生活の中では好ましい対象ではありません。

そのように傍から見れば迷惑な存在ともいえる威圧感のある人には、どのような特徴があるのでしょうか。

今回は威圧感のある人の特徴や、威圧感のある人にストレスを感じたときの対処法などをお伝えしていきます。

「威圧的」と「高圧的」の違い

威圧的と似ている言葉に高圧的という言葉がありますが、この2つにはニュアンスの違いがあります。

威圧的は威嚇的な態度を取ったり雰囲気を出したりして、人を自分の思い通りに従わせることです。

高圧的は上の立場から人に圧をかけて押さえつけ、人を自分の思い通りに従わせようとします。

威圧的にも高圧的にも人を従わせるということでは同じですが、相手に対して上の立場から物を言うかどうかということに違いがあります。

威圧感のある人の特徴

威圧感のある本人からしてみればそんなつもりはないにしても、周囲の人から見れば威圧感のある人には、人に苦手感を抱かせる雰囲気を漂わせています。

威圧感のある人には5つの共通した特徴がありますので、ここではそれらの特徴をお伝えしていきます。

人より優位に立ちたがる

威圧感のある人には、人より優位に立ちたがるという特徴があります。

人より優位に立ちたいという裏には、人よりも下に見られることなく人に勝ちたいという心理が働いています。

下に見られないためにも、自分の地位を守り大きく見せて、人よりも勝っているという姿を見せたい人に多く見られる特徴です。

プライドが高い

威圧感のある人には、プライドが高いという特徴も見られます。

プライドが高い人は、自分の間違いを認めることも、正されることも嫌う傾向にあります。

傷つくことが怖いという心理も働くのですが、逆に大きな自信を持ち自分の意見を押し通そうとする人に多く見られる特徴です。

コミュニケーション能力が低い

威圧感のある人には、コミュニケーション能力が低いという特徴もあります。

コミュニケーション能力が低い人は、自分から人に歩み寄ることが苦手です。

また、スムーズな会話も苦手なため黙りこくってしまいますので、人からは「この人には圧がある」と感じられてしまいます。

近寄りがたい

威圧感のある人には、近寄りがたい雰囲気が漂っているという特徴もあります。

近寄りがたい雰囲気は一見ミステリアスな魅力があるように思われますが、実は良好な人間関係を築くことができていません。

このような雰囲気が漂っていると、協力体制が生まれずに良い成果を上げることもできませんので、職場では不利な特徴と言えます。

承認欲求が強い

威圧感のある人には、承認欲求が強いという特徴も見られます。

自分のことを人から認めてもらいたいけど、自分から上手にアピールできない人に多く見られる特徴です。

職場では意外に多くみられる特徴であり、アピール力がない人ほど自分を守り大きく見せるために、威圧感のある雰囲気を醸し出します。

威圧的な言葉の特徴

人間関係を成り立たせるには会話は必要ですが、その会話に威圧的な言葉が入っていればせっかく成り立つかと思われた人間関係を構築することは難しいです。

では、威圧的な言葉にはどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは威圧的な言葉の特徴をお伝えしていきます。

言葉遣いが荒い

威圧的な言葉の特徴には、言葉遣いが荒いということが挙げられます。

言葉遣いが荒いことは、言っている本人にとっては印象を悪くみられる言動です。

たとえその人がどんなに良い人でありどんなに良いことを言っていたとしても、「あの人は乱暴なものの言い方だから」と人に嫌悪感を抱かせます。

このような人は、人を遠ざけてしまうことになりかねません。

決めつけて物を言う

威圧的な言葉の特徴には、決めつけて物を言うということも挙げられます。

例えば「仕事をする気がないのだろう」といったように、言われた人はそのような気が無くても、さもそうであるように言ってしまうのです。

このような人には人はついていこうという気が失せますので、たとえ部下を持ったとしても部下は本気でその人の言うことを聞こうとはしません。

攻撃的な言葉

威圧的な言葉の特徴には、攻撃的な言葉を使うということもあります。

例えば「相手になってやろうか」といったように、ケンカ腰で物を言うのです。

このような人は実は自分に自信がなく、人にバカにされたくないという心理が働きます。

攻撃的な言葉を使うことで自分を本来の姿より大きく見せて、人の上に立とうという意識が働くのです。

否定的な言葉

威圧的な言葉の特徴には、否定的な言葉を使うということもあります。

例えば「そうじゃないだろう」といったように、人の言動を否定して人を傷つけてしまうのです。

人は自分の言動を否定されると、否定した人に嫌悪感を抱きます。

そのため否定的な言葉を使う人は周りに人が近寄ることなく、良好な人間関係を築くことは難しいです。

感情的な言葉

威圧的な言葉の特徴には、感情的な言葉を使うということも挙げられます。

例えば「なぜわからないんだ」といったように、イライラするような感情が滲み出た物の言い方をするのです。

このような人は、たとえせっかく良好な人間関係を築いたとしても感情的な言葉が原因で人が離れてしまいます。

威圧的な態度の特徴

威圧的な態度は、たとえその場が和んでいたとしても一瞬にして空気を波立たせ、嫌な雰囲気を漂わせることになります。

その場にいる人にとっては迷惑な状態に巻き込まれることになりますが、いったい威圧的な態度にはどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは5つの威圧的な態度の特徴について、お伝えしていきます。

上から目線

威圧的な態度には、上から目線で人に接するという特徴があります。

例えば職場では上下関係にあったとしても、基本的に人には平等な言動を取ることが大切です。

それなのに上から目線で物を言う人は、自分が人よりも優れていると思っている、または思いたいからそのような言動を取ります。

横柄

威圧的な態度には、横柄な態度で接するという特徴もあります。

横柄な態度をとる人は、自分が人よりも偉いと思っている人に多いですが、その反面自信のないことも特徴です。

自分の自信の無さを隠し人より大きく見せようとすることから、人を威嚇して横柄な態度で人に接します。

支配的

威圧的な態度で見られる特徴には、支配的な態度で接するということも挙げられます。

自分が一番優れていると思っていますので、人を支配できると勘違いしがちです。

威嚇して人を恐怖に陥れ、支配しようとします。

これはパワハラになりますので、このような人には人は寄ってきませんし、良好な人間関係を築くことができません。

威張り散らす

威圧的な態度には、人に威張り散らすという特徴もあります。

実は人間的な中身が充実しておらず、不安感がいっぱいで自信がない人に多いです。

それでも「本当の自分は小さな人間ではない」と自分を大きく見せたいため、人を威嚇して威張り散らし、偉そうな態度を取ります。

大声で怒鳴る

威圧的な態度の特徴としては、大声で怒鳴るということも挙げられます。

人を自分の思い通りに動かしたいという心理が働き、大声で怒鳴れば人は恐れおののいて、自分の言うことを聞くと思っているのです。

しかしこのような人は、自分に自信がない人が多く、実は気弱な人が少なくありません。

威圧的な人にストレスを感じた時の対処法

威圧的な人には自分が一番と思っている人が多いため、周りが気を使って接しなければ良好な人間関係は築けません。

しかし、あまり気を使い過ぎるとストレスを感じ疲れてしまいます。

そこでここでは、威嚇的な人にストレスを感じた時の対処法をお伝えしていきます。

おだてる

威圧的な人にストレスを感じた時には、その人をおだててなだめるという方法があります。

威圧的な人には人を見下し威張りたい人が多いですが、自分がおだてられると気分を良くしがちです。

気分が良くなると人に対して柔和な態度をとる可能性が高くなりますので、その場の雰囲気も和やかになることが期待できます。

冷静に対応する

威圧的な人にストレスを感じた時には、その人に対して冷静に対応するという方法もあります。

威圧的な人には感情的に言動をとる人が多いですが、こちらが冷静でいればいくら感情的になりがちな人であっても攻撃してくることはありません。

こちらが一歩引いて冷静に対応すると、その場の空気が穏やかになりがちです。

適当に対応する

威圧的な人にストレスを感じた時には、適当に対応するという方法もあります。

威圧的な人は感情的な言動を取りがちですので、まともに対応してもこちらが疲れるだけです。

言われたことに適当に対応していれば、威圧的な人に何を言われても気にする必要がありません。

大声を出して発散する

威圧的な人にストレスを感じた時には、時には大声を出して発散するという方法もあります。

威圧的な人は自分が正しいと思っていますので、まともに対応しているとストレスがたまってしまいます。

ストレス発散のためにも大声を出せるような場所で、言いたいことを吐き出してみることです。

プライベートな時間に没頭する

威圧的な人にストレスを感じた時には、プライベートな時間に没頭するという方法もあります。

自分の時間を大切にしてプライベートに没頭すると、威圧的な人から受けた嫌な気分が和らぎます。

自分を守るためにも精神的に楽だという状態を作っておけば、ストレスは軽減するものです。

威圧的な人の最終的な末路

威圧的な人は、わがままで自分本位の言動を取りがちです。

しかし人は社会生活を送るうえで、そのように自分勝手な状態を長く続けることができるのでしょうか。

ここでは威圧的な人が、最終的にはどのような末路を迎えるのかをお伝えしていきます。

孤独に陥る

威圧的な人は、最終的には孤独に陥るという末路を迎えることが多いです。

人に威圧的な態度を取ると、取られた方は良い気持ちを持ちませんので周りには不快な空気が漂い、雰囲気が悪くなります。

このように、威圧的な人は人との良好な関係を築くことができていません。

人はできることなら威圧的な人に関わらず離れたいと思い離れますので、結果的に威圧的な人は一人になるのです。

成果を上げられない

威圧的な人は、職場で成果を上げられないという末路を迎えることが少なくありません。

威圧的な人は人に対して横柄ですが、周りはそのような人と一緒に協力して仕事をしたいとは思いません。

仕事はいくら頑張っても、一人では良い成果を上げることは困難です。

そのため威圧的な人は、成果を上げることができずに終わってしまいます。

自分の首を絞めてしまう

威圧的な人は、最終的には自分の首を絞めてしまうという末路を迎える可能性が高いです。

威圧的な人は嫌われますので、人が離れていき、周りには協力してくれる人がいなくなります。

そうすれば仕事はもちろん、プライベートでも充実した時間を持つことができずに孤立した状態で過ごさなければなりません。

何もかもが上手くいかず、寂しい人生を過ごすことになります。

威圧的な態度を取る人の心理を考えよう

威圧感のある人の特徴や、威圧感のある人にストレスを感じたときの対処法などをお伝えしてきました。

社会生活を送るうえではいろいろな人がいますので、威圧感のある人とも付き合わなければならないときがあるでしょう。

しかしその人に振り回されていると、あなたはストレスをため込んでしまう恐れがあります。

そのようなストレスをため込まないためにも、威圧感のある人には上手に対処できるような付き合い方をすることが大切です。