あなたの周りには、頭が良くない割に、プライドが高い人っていませんか。
物事を知らず頭の回転も悪いのに、なぜか自信満々なので、対応に戸惑ってしまう人も多いはず。
そこで今回は、プライドばかり高くて頭が悪い人の特徴や、上手な対応の仕方をご紹介します。
付き合い方や、行動を改めさせる方法も併せて解説していきますので、困っている人はぜひ最後までお付き合いください。
目次
頭が悪いのにプライドが高い理由
知識もなければ洞察力もない…それなのに自尊心が高くなるのは、いったいどうしてでしょうか。
最初の項目では、頭が悪い割にプライドが高くなる訳を、具体的にご説明します。
理解に苦しんでいる人や接し方に困っている人は、読んでみてください。
自分を守りたい
人から攻撃されたり、立場が危うくなったりすることを恐れて、自分を守ろうとしていると考えられます。
自分を守れれば十分なので、とにかく相手を否定し続けます。
決して自分を曲げず、平気で筋の通らないことを言うので、プライドばかりで理解力が低いなと思われるのです。
異常な負けず嫌い
ただ目の前の人に負けたくないという、度を越えた負けず嫌いなのも理由です。
自分の実力を正当に評価してほしいというよりも、どんな手を使ってでも相手に勝てればいいと考えています。
そのため、相手の言葉に一切耳を傾けず、中身のない話をして必死にマウントを取ろうとするのです。
承認欲求を満たしたい
自分を認めてほしいという気持ちから、頭がよくないのに優秀ぶったり、自信満々に振る舞ったりする人もいます。
自分の存在を相手に認めて欲しくて、過剰なアピールをするのです。
いわゆる「かまってちゃん」と呼ばれるタイプで、誰にも相手にされない時は問題行動を起こします。
自信がないのを隠そうとする
本当は自信がなく、人にバカにされたり相手にされなくなったりしないように、虚勢を張っているケースもあります。
少しでも自分を強く、大きく見せようとしているのです。
しかし、実力が伴っていないのに人を見下してしまうため、周りからは冷ややかな目で見られています。
自分が好き
自分のことが大好きなのも、理解力の割にプライドが高い原因の1つです。
このタイプの人は、根拠がないのに自分は優れていて素晴らしい存在だと思っています。
そのため、自分が能力不足でも、相手の方が格上でも絶対に認めずに、自分を認めさせようと必死になるのです。
頭が悪いのにプライドが高い人の特徴
頭がよくないのに、プライドだけ高い人には、共通の特徴が見られます。
そこでこの項目では、持っている頭脳の割になぜか自信満々でプライドが高い人が、どんな振る舞いをするのか見ていきましょう。
相手を深く理解したい人は必見です。
自己主張が激しい
とにかく自己主張が激しく、自分の意見を押し通そうとします。
日頃から、自分の存在をアピールするために必要以上に人に噛みついたり罵倒したりします。
批判や異論をぶつけられるとますます感情的になるので、周りの人も腫れ物のような扱いをし、放置しています。
常に上から目線
誰に対しても上から目線で、威張ってしまうのも特徴です。
このタイプの人は、明らかに自分よりも立場が上だったり頭が良かったりする相手に対しても、当たり前のように上から目線で接します。
自分は相手よりも優れていると本人が強く思い込んでいるのが、主な原因です。
知識が少ない
ある程度の知識がなければ、物事を正確に判断することはできません。
それでも、プライドが高いせいで、何の根拠もなく自身の判断力や知性を信じて、間違った判断をしてしまうのです。
仮にこちらから新しい情報や知識を提供しても、そもそも相手を見下しているため、ろくに話も聞かずに否定します。
批判を受け入れない
自分に対する批判や意見を、全く受け入れようとしないのも特徴です。
自分と異なる意見を言われたり、否定されたりすると、我慢できずに激しく言い返してきます。
たとえ自分に落ち度があっても、相手の批判や意見を認めるのは、負けだと思ってしまうのでしょう。
間違った情報を信じる
知識量も判断力もないため、間違った情報を信じやすいのも特徴です。
根拠のない情報を信じてあり得ない判断ミスをしたり、人に迷惑をかけたりします。
しかし、プライドが高いせいで自分の間違いを認められないため、よほどのことがない限り誰も指摘しようとしません。
頭が悪いのにプライドが高い人との付き合い方
どちらか片方ならまだしも、頭の悪さとプライドの高さを両方とも拗らせている人との付き合いは、悩みますよね。
そんな人のために、上手なコミュニケーションの取り方や、スムーズな対応を解説します。
困った時は参考にしてみてください。
共感する
相手のプライドを傷つけると聞く耳を持たなくなるので、なるべく共感を示すことが大切です。
相手が間違ったり人間的にあり得ないことをしたりすると、思わず指摘したくなりますよね。
しかし、ミスや落ち度を指摘をしても逆効果なので、ぐっと我慢してください。
いいところを褒める
プライドが高い上に頭が悪い人は、気分屋でとても扱いづらいですよね。
こういう人は、褒められたり賞賛されたりすると、いい気分になって心が安定し、付き合いやすくなります。
ただし、あまり称賛しすぎると調子に乗るので、やりすぎないように気をつけましょう。
能力より努力にフォーカスする
弱い自分を守るために、本来の自分とかけ離れた自分を演じてしまっている人もいます。
その場合は、本人のスキルよりも努力の方に焦点を当てましょう。
有能さではなく頑張りを認めてあげることで相手が安心し、コミュニケーションがぐっとスムーズになります。
頭が悪いのにプライドが高い人を改善させる方法
最後に、知性が劣っている割にプライドが高い人を変える方法をお伝えします。
人の性格や振る舞いを変えるのは至難の業ですが、こちらの対応次第では改善が見込めます。
具体的な方法を3つお伝えしますので、ぜひ試してみてください。
学びの機会を与える
プライドの高さはどうにもなりませんが、頭の良さは知識量や経験の積み重ねでカバーすることができます。
そのため、資格の取得を促したり仕事の勉強会に行かせたりして、学びの機会を与えるのが効果的です。
知識やスキルを身につければ、少なからず知性は磨かれることでしょう。
もっと有能な人を引き立てる
頭も悪く自尊心ばかり高い人よりも、本当に優秀な人を評価するようにしましょう。
明らかに仕事で成果を出している人や、学歴や能力が上の人を評価するようにすれば、大きな口を叩けないはずです。
それでも変わろうとしない場合は、何もせずに放っておきましょう。
適切なフィードバックをする
相手のプライドを傷つけない、適切なフィードバックを与えるのも重要です。
なぜダメだったのか指摘しても、納得のいく説明ができなければ、相手は不満を溜め込んで屁理屈をこねるだけです。
指示や指摘は伝わりやすさを重視し、具体的かつ論理的に行って、成長をサポートしましょう。
面倒な性格を理解してうまく操ろう
明らかに頭が悪いのにプライドばかり高い人は、扱いづらくてストレスが溜まりますよね。
しかし、頭の悪くて自尊心が高い人は思考力が乏しいため、案外コントロールしやすいのです。
あなた自身が苛立ちを抑えて、うまく対応するのが、コミュニケーションの鍵です。
相手の性格を深く理解した上で上手にいなし、成長させていきましょう。