あなたは人に利用された経験はありますか。
人を利用することは,人に対して失礼なことです。
しかし、世の中には人を踏み台にして自分は要領よく生きている人もいます。
そのようなことは本来あってはなりません。
そこで今回は、人を踏み台にする人の特徴や踏み台にされる人の特徴などについてお伝えしていきます。
人を踏み台にする人への対処法についても触れていきますので、人に嫌な思いをさせられないように参考にしてください。
目次
「人を踏み台にする」の意味とは
人を踏み台にするとは、自分の目的を果たすために罪悪感を抱かずに他人を利用することを言います。
「あの人は同僚を踏み台にして仕事を勝ち取った」とか「あの人は先輩を踏み台にして役職の座を手に入れた」というような使い方です。
類似した言い方には、「人を押しのける」「人を利用する」「自分が先に行動する」などがあります。
人の都合や立場などを考えずに自分のことだけを考えた行動を起こすことから、良い意味としては捉えられません。
関連記事はこちら▽ 人を利用する人の特徴|人を利用する人が嫌いな時の対処法とは
人を踏み台にする人の特徴
人を踏み台にする人は、自分勝手で自分が人に何をしているのかを自覚している人が少ないです。
そのような人に嫌な思いをさせられないためには、人を踏み台にする人の特徴を知っておくと、その人を避けることができます。
そこでここでは、人を踏み台にする人の特徴を解説していきます。
自分勝手
人を踏み台にする人は、自分勝手であるという特徴があります。
今の世の中は人と競争することを求められることがありますが、人を負かして自分が上に立とうと考える人は、自分のことしか考えていません。
人のことなど考える気持ちがないのです。
そのような人は、どのような場面でも自分が突出していなければ気が済まない人が少なくありません。
上昇志向が強い
人を踏み台にする人は、上昇志向が強いという特徴もあります。
誰もが物事を成し遂げるためには、到達点に向かって必死で突き進んでいくでしょう。
しかし、人を踏み台にする人は手段を選びません。
自分の力のみならず、人を踏み倒してまで目標を達成しようとします。
そして自分が人の上に立つことを考えるのです。
計算高い
人を踏み台にする人は、計算高いという特徴もあります。
何かを成し遂げるためには、自分が目標を達成するためのチャンスを探さなければなりません。
人を踏み台にする人は、そのチャンスが到来したときには、どのような手を使ってもチャンスをつかもうとする傾向が強いです。
このようなタイプは、人を利用することに罪悪感を抱くことなどありません。
裏表がある
人を踏み台にする人には、裏表があるという特徴もあります。
自分が出世するため、または人の上に立つためにはあちらにもこちらにも良い顔をするのです。
そのくせ自分の身内やごく親しい人の前では、態度が一変します。
このタイプは、表の顔で人に近づいていき、自分が良い思いをしているという人が少なくありません。
自分が一番になりたいと思っている
人を踏み台にする人には、自分が一番になりたいと思っているという特徴もあります。
いつも自分が人の上に立っていなければ、気が済まないというタイプです。
人の上に立つことで優越感を覚えるのでしょう。
その優越感を味わうためなら、人を利用して自分がのし上がっていくことも平気でやってのけます。
踏み台にされる人の特徴
踏み台にされる人は、傍から見ると気の毒でしかありません。
踏み台にされたことのある人は、状況を考えると悔しいでしょうし、自分でも情けなさを感じるでしょう。
実は、踏み台にされる人には共通した特徴があります。
そこでここでは、踏み台にされる人の特徴を解説していきます。
人をすぐに信じる
人に踏み台にされる人には、人をすぐに信じるという特徴があります。
このタイプは、例えば人から「今〇〇の理由で困っている」と言われると、実はそうでなかったとしても信じて何とか助けようとする傾向が強いです。
人を踏み台にする人は人を利用することにさほど罪悪感を感じませんので、このような人はすぐに踏み台にされてしまうのです。
断ることができない
人に踏み台にされる人には、断ることが出来ないという特徴もあります。
お人好しともいえる人柄で、自分は今他人事ではない状況でも、人が何かお願い事を言ってくると断ることができません。
自分が断ると相手が困るだろうと思うのです。
そのような人は人を踏み台にする人にとって、絶好のカモと言えるでしょう。
すぐに近寄られ、頼み事をされるはずです。
平和主義
人に踏み台にされる人には、平和主義であるという特徴もあります。
人と人が争うことは良しとせずに、可能な限り平穏な状態を作りたいと思うのです。
そのため人が何か言ってくると、争いごとにならないように取り計らいます。
人が言うことを何でも聞くようなところがありますので、人を踏み台にする人はこのタイプを利用しやすく思うでしょう。
純粋
人から踏み台にされる人には、純粋であるという特徴もあります。
人は大人になれば、ずる賢さを備えて上手に世の中を渡っていこうとする人が多いです。
しかし、このタイプはそのような汚さはありません。
心が美しいまま大人になっているため、人を疑うこともないのです。
このような状態であれば、人を踏み台にする人に即近づかれ、良いように利用される傾向が強いでしょう。
人の意見を尊重する
人から踏み台にされる人には、人の意見を尊重するという特徴もあります。
自分の意見を持っていても発言せずに、まず人の意見を聞いて物事を推し進める傾向が強いです。
そのため「この人は何でもこちらの言うことを聞く」と思われることが多いです。
そのようなタイプの人は、人を踏み台にする人から頼みごとをしても何も言われないと安心して、なにかと利用されやすいでしょう。
人を踏み台にする人への対処法
なるべくなら、人を踏み台にする人とは付き合いたくないという思いは誰もが持つことです。
しかし、どうしても人を踏み台にする人と付き合わなければならない場合、どのようにすればよいのでしょうか。
ここでは人を踏み台にする人への対処法を解説していきます。
自分の意見をしっかりと伝える
人を踏み台にする人には、自分の意見をしっかりと伝えるという対処法があります。
人を踏み台にする人は、人の隙をついてくることが多いです。
特に人に何か言われても優しく聞いてばかりいる人には、「この人は何を言っても自分の言う通りになってくれる」と思います。
そこで踏み台にされないためには、自分の意見をしっかりと相手に伝える方法を取ってみてください。
相手は簡単にあなたを利用できるとは思わないでしょう。
大切なことは書面に残す
人を踏み台にする人には、大切なことは書面に残すという対処法もあります。
人を踏み台にする人は、平気で「そんなこと知らない」「そんなこと言っていない」と言い張る傾向が強いです。
そのようなことを言い張られると、こちらは利用されっぱなしになりかねません。
それを防ぐためにも、書面や録音で相手の言動を残しておくことが大切です。
そうすれば、簡単に利用されることはありません。
隙を見せない
人を踏み台にする人には、隙を見せないという対処法もあります。
人を踏み台にする人は、人の隙をついて弱みを握ることで、人を利用することが多いです。
そこでそのような相手には、可能な限り隙を見せないという方法を取ってみてください。
弱みを握ることが出来なければ相手も付け入るスキがありませんので、あなたを簡単に利用するようなことはありません。
周りの信頼を勝ち得ておく
人を踏み台にする人には、周りの信頼を勝ち得ておくという対処法もあります。
人はその場で二人きりだと、自分の都合の良い状況で考えることが少なくありません。
あなたを上手に利用しようという考えも持つことでしょう。
そのため周りの信頼を勝ち得て、常に人がいる状況を作ってください。
周りに人がいると付け入るスキがなくなりますので、あなたを簡単に利用できるとは思わないでしょう。
距離を置く
人を踏み台にする人には、距離を置くという対処法もあります。
人は何をするにしても、人との関わりを大切にしなければなりません。
しかし、相手が人に対する礼を尽くしていなければ、近くにいる必要はないでしょう。
ましてや人を踏み台にする人が近くにいるのであれば、利用されるだけですので早めに距離を置くことが大事です。
人を踏み台にする人の末路
人を踏み台にすることは、人として許されることではありません。
とはいえ、人を踏み台にしてのうのうと生きている人は意外に多いです。
しかし、そのようなことをしていれば人を利用した分が悲惨な末路として自分に回ってきます。
ここでは、人を踏み台にする人の末路について解説していきます。
孤独になる
人を踏み台にする人の末路には、孤独になるということが待っています。
人を踏み台にする人は、人との信頼関係が薄いです。
そのためこれまで人を利用してきたことが他人にわかれば、嫌悪感を持たれるのは間違いありません。
結果、周りの人が離れていき、孤独の中で生きていく羽目になってしまいます。
上辺だけの付き合いしかできない
人を踏み台にする人には、人と上辺だけのつきあいしかできないという末路も待っています。
人を踏み台にする人は、隙さえあれば人を利用しようと思っている傾向が強いです。
ところが人は人を利用する人とは関わりたくありませんので、信頼関係を築くことはありません。
そのため人を踏み台にする人は、上っ面だけの付き合いしかできませんし、踏み込んだ話しをすることもないのです。
関連記事はこちら▽ 踏み込んでくる人の心理|踏み込んでくる人が嫌いな時の対処法とは
いつか自分が踏み台にされる
人を踏み台にする人には、いつか自分が踏み台にされるという末路も待っています。
人を踏み台にする人は、自分が上手に人を利用していると思っていることでしょう。
しかし因果応報で、自分がしたことは自分に返ってきます。
利用された人がやり返さなくても、自分が人を踏み台にしたのであれば、何らかの形で自分も踏み台にされる可能性が高いのです。
周囲の信頼を失う
人を踏み台にする人には、周囲の信頼を失うという末路も待っています。
人は様々な人と信頼関係を築きながら生きているのです。
しかし、人を踏み台にする人は自分が人を利用しているのですから、人から信頼されることはありません。
たとえこれまで身近にいる周囲の人との信頼を築いていたとしても、「この人は人を利用しながら生きているのだ」と認識されると簡単に信頼を失うことになります。
人生のどん底に陥る
人を踏み台にする人には、人生のどん底に陥るという末路も待っています。
人を踏み台にする人は、いずれ自分が利を得るために他人を利用していることが他人にわかってしまう傾向が強いです。
人から「あの人は人を利用している」という評判が経ってしまえば、まともな社会生活を送ることは難しくなるでしょう。
それどころか、心の中にネガティブな考えが生まれ、精神的に病んでいくことが将来的に考えられます。
人を踏み台にする人には気をつけましょう
人を踏み台にする人の特徴や踏み台にされる人の特徴、人を踏み台にする人への対処法等についてお伝えしてきました。
人は人と何らかの関わりを持たなければ、社会生活を送ることはできません。
しかし、人と関わったばかりに「踏み台にされた」という嫌な経験をすることも無きにしも非ずでしょう。
そのため人を踏み台にする人には特徴がありますので、その特徴の人には十分に気を付けて社会生活を送りましょう。
嫌な思いを抱えたまま、人と関わりを持ち続けることを避けるためには大切なことです。