息が詰まる職場の特徴｜息が詰まる人の心理や息が詰まってしまう時の対処法とは

職場や学校の空気・関わりのある人に対し、息が詰まると感じることはありませんか？1度息が詰まると感じると、何があるわけでなくても、その場に行ったりその相手と会話するだけで、強くストレスを感じるようになるでしょう。

では多くの人はどのような状況で息が詰まると感じるのでしょう。また息が詰まると思わせてしまう人とはどのような特徴を持っているのでしょう。

対処法も合わせて紹介していきます。

「息が詰まる」の意味

「息が詰まる」という言葉は、単純に呼吸ができないさまを表すときに使われます。しかし一般的に「息が詰まる」とは、場の空気や緊張する局面に出くわし、精神的に苦しくなっている状態を表現した言い回しです。

また緊張が高まった状況を表すのに使われることもあり、使い方によってネガティブにもポジティブにも聞こえる言葉といえます。

息が詰まる職場の特徴

職場は多かれ少なかれストレスを感じる場と言えます。息が詰まる職場と一言に行っても、種類は様々です。

ではどのような職場に対して、息が詰まると感じやすいのでしょうか。ここでは息が詰まる職場の特徴を紹介します。あなたが勤める職場に当てはまるか確認してみてください。

上司から圧力がを感じる

上司からの強い発言にプレッシャーを感じる人は多いです。「ミスは許されない」「失敗しないように」なんて言葉をかけられれば、職場にいる間気を張り詰めていなくてはいけません。

また「あなたならできる」「期待している」といった、一見ポジティブな声掛けに感じる内容であっても、プレッシャーとなり息苦しいと感じることがあります。

周りとの実力差を感じる

頑張っても頑張っても周りとの実力の差を縮めることのできない状況は、焦りから息が詰まります。周りに追いつきたいあまり、休むことなく努力することは大切なことですが、自分を追い込むことになります。

また次第に自分に自信がなくなり、周りからどう思われているか、周りからの評判が気になり始めます。

ノルマが厳しい

ただ仕事をするだけでも焦りを感じることがありますが、ノルマが課されることにより、より一層の焦りを感じます。ノルマが達成しているときはまだ精神的な余裕があるものの、達成するまでの間、余裕がなく息が詰まる思いです。

会話のない職場

オフィス内が静かで少しの会話も許されない雰囲気のとき、息が詰まる感覚を覚えます。いくら仕事に集中することが求められているとはいえ、全くコミュニケーションを取ることが無く1日を過ごすのは難しいです。

人は長時間集中することはできません。多少の会話は気分転換になり作業効率を高めることに繋がると言えます。

ネガティブな考えの人が多い

ネガティブな感情は周りに大きな影響を与えます。自分が仕事に対してのモチベーションが高くても、周りが違えばオフィスの雰囲気は一気にネガティブなものになります。

自分が仕事に意欲的であることに反して、力を出し切れない状況はジレンマと共に息が詰まる思いでしょう。

息が詰まってしまう心理

息が詰まってしまう原因に職場や学校の環境や、周囲の人といった自分以外をあげることができます。しかし息が詰まると感じる本人にも要因があると言えます。では息が詰まると感じる人はどのような人なのでしょう。

ここでは息が詰まる人の心理を紹介します。

自分に厳しい

自分に厳しい人は何事にも全力で、手を抜くことができません。そのため仕事をはじめ人間関係においても、手を抜きません。

自分に厳しい人は完璧さを求めるあまり、無理と感じることでも人に助けを求めることができません。自分の逃げ場をなくしてしまい、ストレスをため込み息が詰まる状況を作り出してしまうのです。

人の意見を聞きすぎる

上司からの厳しい意見や高圧的な言葉、同僚からの上から目線な言葉など、聞いていたら息が詰まる意見を全て受け入れてしまう人もいます。また人からの評価に左右されやすいこともあり、他の人より息が詰まりやすいと言えます。

自信がない

自分に自信がない人は、周りからどのように見られているのか、人の目が気になり過ぎて息が詰まりやすいです。自分で自分を認めていないことで、周りの人からの評価も同じだと勝手に決めつけてしまうのです。

その余裕のなさも息が詰まる原因と言えるでしょう。

プレッシャーに弱い

息が詰まるのは、緊張や過度に期待された際のプレッシャーも原因となります。期待されることで実力以上の力を発揮できるタイプの人もいるのですが、その逆でプレッシャーに弱い人もいるのです。

良かれと思って声援を送ったつもりが、息を詰まらせる結果になることもあるので、気を付けなくてはいけません。

余裕がない

人は余裕が無ければネガティブな思考になりやすくなります。余裕があれば受け流せる会話も、余裕が無ければ流せなくなりますし、ネガティブ思考が更に悪い方に会話の内容を変換してくれます。

仕事を任されることですら、余裕が無ければ息が詰まる原因になりかねないのです。

一緒にいると息が詰まる人の特徴

あなたの周りに、なぜか一緒にいると息が詰まると感じる人はいませんか？本人は悪気があるわけではありません。しかしその人の振舞から息が詰まると感じさせてしまうのです。

ではどのような特徴がそう思わせてしまうのでしょうか。

何を考えているか分からない

自分からは話してくれない・話しかけても表情すら変わらず淡々と対応されると、息が詰まると感じるのではないでしょうか。

人間関係を築くにおいてコミュニケーションは大切です。また人は会話だけでなく表情をみて相手の気持ちを読み取るため、表情の変化がない相手に苦手意識や壁を感じやすいと言えます。

神経質

いつもイライラ・ピリピリした空気をまとった神経質な人に、息が詰まる感覚を覚えます。神経質な人に接するときには気を使います。神経質な人は丁寧さがあるので利点も多くります。

しかし話しかけるのにもいちいちタイミングもみなくてはいけなくなるので、ストレスを感じるでしょう。

上から目線

常に上から目線で高圧的な態度を取られるのは、精神的に追い込まれます。短時間であれば耐えられるかもしれません。しかし相手が長時間関わる人である場合、息が詰まることは確実です。

特に自分を評価する会社の上司や学校の先生などに対し、息が詰まると感じることが多いでしょう。

ネガティブ

雰囲気が暗い人や考えがネガティブな人に対して息が詰まると感じる人は多いです。友達グループの中に１人でもネガティブな人がいると、そのグループはネガティブな会話が増えます。

明るい友達と一緒にいるときと、ネガティブな友達と一緒にいるときの自分の違いを比べてみれば精神的違いを感じるでしょう。

おしゃべり

話し好きな人は多くいます。たくさんの話題を提供してくれるので一緒に過ごして楽しさも感じるはずです。

しかし息が詰まると感じさせる人は、常に話をしていて休憩をさせてくれません。また早口な口調でまくしたてるように話されれば、息が詰まります。

話題も自分の話ばかりで人の話を聞かないとなれば、更にストレスに感じるでしょう。

職場に息が詰まる時の対策

職場で息が詰まった時、どのように対処していますか？職場での対処は間違ったやり方をすれば、悪化する可能性があり職場にいることが難しくなるということです。

適切な対処ができるよう、参考にしてください。

仕事に集中

息が詰まる原因が人間関係であれば、必要最低限の会話のみ行い、自分の業務に没頭するのも対策と言えます。仕事に集中することは、上司にとっても同僚にとっても批判できる事ではありません。

また仕事に集中することで効率的に業務を終わらすことができ、残業をするなど必要以上に長時間職場に留まらなくても済みます。

相談窓口を利用する

自分のため込んだ思いを外に出すことで、気持ちが落ち着くことがあります。友人や同僚に話を聞いてもらうことも良いでしょう。

しかし関りが無いからこそ話しやすいということもあります。そんな時に利用したいのが、相談窓口です。

相談窓口であれば冷静に話を聞いてもらえるでしょう。

気分転換をする

仕事中に息が詰まって仕事に集中できなかったり、やりづらさを感じたときは、いったん仕事の手を止め気分転換すると良いです。リラックス効果のあるハーブティーやお気に入りのコーヒーなど、飲むことで気分は大きく変わります。

また可能であれば一度席を立ち外の空気を吸っても良いかもしれません。

プライベート充実させる

スポーツや映画鑑賞・ショッピングなど、仕事を忘れて趣味に没頭することは、息が詰まった時の対処法として有効です。

仕事で息が詰まってため込んだストレスは、どこかで発散させる必要があります。1日中職場にいるわけではありませんし、仕事が休みで1日自由にできる日もあるでしょう。

そんな時に楽しめる趣味を見つけプライベートを充実させることをおすすめします。

転職する

職場に居場所がないと感じるのであれば、無理に続ける必要はありません。新しい環境に身を移すことで、息が詰まると感じることが解消されることもあります。

息が詰まるとストレスを感じ続けるのであれば、いっそ転職して精神的にゆとりを持てば、仕事での自分の能力を発揮しやすくなるでしょう。

一緒にいると息が詰まる人への対処法

一緒にいると息が詰まる人への対応は、関係性によって違いが出てくるかもしれません。対人になると対処がし辛いと感じる人もいますが、自分の精神面を考えれば対処すべきことです。

ここでは一緒にいると息が詰まる人への対処法を紹介します。関係性に合わせどう対処するかを選択しましょう。

距離を置く

一緒にいることで息が詰まるのであれば、一度離れるということも対処法の一つです。距離を置くことで気持ちを落ち着かせることができるとともに、相手との付き合い方を見つめなおすことができるでしょう。

また距離を置くことが難しい相手であれば、少し離れた場所に移動し短時間接しないなど工夫すると良いです。

相手に正直に話す

正直に伝えることで改善できるのであれば、話し合いをする事も良いでしょう。どのような所がきになり一緒にいて息が詰まるのか、分かりやすく伝えてみてください。

その際、悪口に聞こえないよう丁寧に伝える必要がありますし、相手もあなたに対して思う所があるかもしれません。相手からの意見も素直に受け入れ改善するようにしましょう。

そういう人だと割り切る

ネガティブな発言をする・高圧的な態度を取る・上から目線な人など、息が詰まると感じる人はそれぞれ違うと思います。その原因を直してもらう事は短期間ではできません。

息が詰まる状態から早く抜け出すために、その人はそういう人と割り切って接することは、簡単にできる対処法です。そういう人だから仕方がないと諦めることは、あなたにとっても気がラクなことでしょう。

無理に関わらない

仕事の関係の人であれば、全くかかわりを持たないということはできないため、距離をおく程度の対処法になります。しかし友人関係であれば関わらないという選択もできます。

自分の感情を抑えてまで友人関係を続けても、良好な関係を続けられるとは言えません。心が穏やかにいられる人と過ごした方が、楽しい日々を過ごすことができるでしょう。

誰かに間に入ってもらう

息が詰まると感じる人と１対１で関わるからつらくなるのです。共通の知人に間に入ってもらうことで、自分１人で対応しなくちゃいけないというプレッシャーを抑えることができます。

上手く間に入ってもらうことで、息が詰まると感じていた人と第三者がどのように関わっているのかがわかります。また違う一面を見ることができ、苦手意識が改善されることもあるのではないでしょうか。

息が詰まる時は即対策を講じること

いかがでしたでしょうか。職場でも人間関係でも学校生活でも、息が詰まると感じる場面に当たることは誰にでもあります。

息が詰まることは大きなストレスとなるため、それが原因で精神的に辛くなる可能性が高いです。相手が上司といった意見しづらい相手の場合もあります。

その場合は第三者に間に入ってもらうなど、対処する工夫をしましょう。