20代・30代の若い世代の人は、50代の人に苦手意識を強く持つ人が多いと言います。皆さんの中にも苦手だと思っている人がいるのではないでしょうか。
今の50代の人の仕事の仕方や仕事への考えが、20代・30代の人と大きく違いがありその溝が埋められないことに原因があるのではないでしょうか。今回は今の50代がどのような人なのかを紹介していきます。ぜひ参考に今の50代の人を理解するヒントにしてください。
目次
今の50代の特徴
今の50代の人はどのような人なのかを理解するためには、まずどのような特徴を持っているかを知る必要があります。ここでは今の50代の特徴を紹介します。
ぜひ参考にして、あなたの周りの50代の人に当てはまるものがあるか見比べてみてください。
高級志向
今の50代は、景気の良かったバブル期を経験している人たちです。就職してもらえる給料も多く、ブランド品や高級車を購入するのも普通のことでした。そのためその感覚が今でも抜けず、ブランド品を多く持ち歩いたり身なりが派手になりがちです。
プライドが高い
就職活動でも仕事でも壁にぶつかった経験があまりありません。その為人から指摘を受けることも少なかった世代と言えるでしょう。
ミスをしても「次頑張ればよい」とお咎めなしということもあったため、自分の行動に自信を持ってしまっています。指摘されると認めず逆切れする姿も見られます。
コミュニケーション能力が高い
今の50代は、友人知人多くの人で集まり楽しんだり、就職の際も大量採用のため同期が多かったこともあり、人との関わりが密でした。多くの人と関わる機会があったことで、コミュニケーション能力が備わっています。
どんな人とも上手く関わることができる、世渡り上手な特徴があります。
見栄っ張り
いまの50代は見栄っ張りと言えます。周りからの評価を気にしてしまいます。
特に人よりも若く見られたい、裕福に見られたいといった、見た目の評価を気にする傾向にあり、無理してでも良い生活をしてしまうのです。
愛社精神が強い
今の50代は愛社精神が強く、1つの会社に長く勤める傾向にあります。昔は終身雇用が一般的な考えで、少し嫌なことがあっても我慢すれば昇進や昇給が確約されていました。
そのため仕事に力を入れる人がほとんどです。
今の50代はおかしいと言われてしまう理由
今の50代はおかしいと言われているのはご存じでしょうか。実際に周りの50代を見て、おかしいと感じた経験がある人もいるでしょう。
ではどのような所に多くの人はおかしいと感じているのかを、ここで確認してみてください。
価値観の違い
今の50代と下の世代の人では、価値観が大きく違い、今の50代はおかしいと思わせてしまうようです。特に男女に求める姿に違いがあります。
今の50代は、男性はばりばり仕事をし女性は家庭に入り専業主婦として家事育児をするものという考えが強く、それを人にも押し付けます。今は男女で役割を変えることはなく、女性からうざいと思われます。
態度を変える
今の50代は、人によって態度を変えます。特に50代の男性は、年下と女性に対して横柄な態度を取ります。逆に上司など自分よりも上の立場の人に対しては、下手に出て媚びるような態度が目立つため、おかしいと思う人は多いようです。
定年までわずかなので、今の会社を辞めるわけにはいかず、自分よりも上の人から嫌われては困るという考えが強く態度に現れているのでしょう。
昔の武勇伝を自慢
若い世代の人たちは、昔の武勇伝を永遠と自慢し続ける今の50代に対しておかしいと思います。同じ話を繰り返す上司は「おっさん」という呼び名がぴったりでしょう。
本人は部下や後輩の成長のヒントになると思って話をしているつもりかもしれませんが、話をされている方からすれば、「他に話すことないのか」と飽きれています。
知ったかぶりする
浅い知識しかないことでも、いかにも詳しいかのような言い方で話をしたり、アドバイスをしてきます。どこから得た情報か分からないものを、さも本当のことのように話をしてきますが、インターネットやSNSを使いこなす若者にとっては、自分の方が豊富な知識量をもっているので参考にもなりません。
あたりが強い
50代の女性でおかしいと言われるのは、下の女性にあたりが強いことです。年齢が上がりチヤホヤされることもなくなってしまう年代のため、チヤホヤされている下の年代の女性に嫉妬してしまうのです。
出来ていないことを小さなことでも見つけ、ネチネチと指摘を続けるので今の50代の女性はクズが多いと言われてしまいます。
今の50代は無能と言われてしまう理由
今の50代と仕事をする上で、無能だと感じたことがある人はいませんか?50代と仕事をしたことがある人は、今の50代に無能さを感じ不満を抱いているようです。
ここでは今の50代は無能と言われてしまう理由を紹介します。
新しいことを取り入れない
IT化が進み、様々なことが手書きからパソコンを使用して作成するように変わりました。会社では多くの人が一つのことに携わることになるので、同じ方法を使用しなくてはなりません。
今の50代は新しいことを取り入れず、周りの人と足並みをそろえようとしないため無能と言われてしまうのです。
やる気がない
高いモチベーションを保ち続けることは大変なことです。50代にもなると経験豊富なので余裕も出てきます。変わらず仕事に向き合える人もいますが、会社の変化や一緒に働く若い人の力強さに押され、やる気を失ってしまう人も少なくありません。
若い人からすればそんな50代の人は邪魔に感じてしまうでしょう。
スキルが無い
バブル期に採用された人の中には、会社のレベルに合っていないのにもかかわらず入社することができた人もいます。スキルを持ち合わせていないまま50代になってしまった人は、周りの人の仕事について行くことができず、お荷物社員として扱われてしまいます。
努力してスキルを高め入社した人からすれば、今の50代は害悪でしかないのです。
態度が大きい
ただ勤続年数が長くて年上というだけで、態度が大きく偉そうな50代の人は無能と言われます。実力があるのであれば、偉そうな態度を取られても文句はないでしょう。しかし自分よりも仕事ができないとなれば腹も立ちます。
説教をする
昔のやり方から変え効率よく仕事を進めているのにもかかわらず、それを指摘し昔のやり方を押し付けるような説教をしてくる50代に無能さを感じます。いつまでも昔のやり方にとらわれ前に進むことができていないことに気が付いていないのです。
また効率よく仕事が進んでいることに気が付いていない点も無能さが表れてしまっているのでしょう。
仕事ができない50代のおじさんへの対処法
仕事のできない50代のおじさんに悩まされている人もいるでしょう。仕事ができない50代のおじさんと同じ職場になってしまった時、どのように対処すべきなのでしょうか。
ここでは対処法を紹介しますので、ぜひ参考に実践してみてください。
関わらない
できるだけ関わりを持たないようにすることは良い対処法と言えます。同じ職場で勤めていれば全くかかわらないということは難しいかもしれませんが、必要最低限の会話しかしない・同じ仕事は2人だけでは行わないといったように、対策が可能です。
できるだけ距離をとって仕事ができない人のミスに巻き込まれないようにしましょう。
仕事に集中する
会社へは仕事をしに行っているはずです。仕事のできない50代のおじさんに気を取られていれば、本来行わなければいけない仕事に支障が出てしまいます。
仕事のできない50代のおじさんが気になってしまうかもしれませんが、気にせず仕事に集中しましょう。仕事で忙しくしていれば50代のおじさんを思い出す時間もありません。
期待しない
「このぐらいはやってほしい」「50代ならこんな人だろう」と過度な期待をすることで、余計仕事ができない50代のおじさんにイライラを感じてしまうのです。初めから期待せずに、この人は仕事ができない人として接しましょう。
レベルを下げて会話したり仕事をお願いしてみるのも良いでしょう。
相談する
上司や会社に仕事のできない50代のおじさんのことについて相談してみるのも対処法の一つです。自分一人で悩んでも、おじさんに仕事させることも異動させることっも難しいでしょう。
職場環境を整えるのは上司や会社の役目です。上司や会社に現状を報告し自分の職場環境を整える為に行動に移すのです。
異動を希望する
同じ職場にいる以上、関わりを持たないわけにはいきません。いっそのこと異動や転職をして、仕事のできない50代のおじさんから離れることを考えた方が早いと言えます。
より自分の力が発揮できる環境を見つけましょう。
良い時代から抜け出せない世代が今の50代
今の50代はバブルというとても良い時代を経験した世代です。人は生活水準を下げることが難しいと言いますが、今の50代が体現しているのではないでしょうか。もちろん昔と今は違うと理解し、変化を受け入れられている50代も多くいますが、「うざい」「仕事ができない」と言われてしまう50代の人のほとんどが、昔の感覚のまま生きています。
今の50代の人に今更変化を求めても難しいと言えます。周りの人が関わり方を工夫する必要があると言えるでしょう。