自己中心的で人の話を全く聞かない、悪口や噂話を平気で口にする。
このような人は周囲から敬遠され、できれば関わりたくいないとみんなから思われているのではないでしょうか。
必要最低限のコミュニケーションですませようと考える人もいるかもしれません。
今回は敬遠される人の特徴や敬遠する人の心理、敬遠される人との上手な付き合い方をご紹介します。
関連記事はこちら▽ 聞こえるように悪口を言う人の心理や性格|聞こえるように悪口を言う人への対処法とは
目次
敬遠される人の意味とは
表面上では嫌われているように見えないけれど、内心では快く思われていないような人が敬遠される人と言えるでしょう。
仲間内や職場で馴染めずに浮いてしまう人や、周囲と上手く協力関係が結べない人というのは必ず出てくるものです。
悪い人ではないんだけど、あえて関係を深めたいとは思えない人とも言えるかもしれません。
無視をしたり仲間外れにされるようなことはありませんが、挨拶や軽い世間話程度しか会話をする機会はなく、積極的に関わりたいとは思えないタイプです。
職場で敬遠される人の特徴
社会人になると、周囲と協力して仕事を進めなければいけません。
しかし中には人と協力するのが苦手だったり、自分勝手に行動してみんなに迷惑をかける人もいるでしょう。
彼らは次第に周囲から敬遠されるようになり、社内で浮いた存在になる可能性も出てきます。
いったい職場で敬遠される人には、どういった特徴があるのでしょうか。
話が長い
話しが長い人は多くの人から敬遠されます。
用事があって話しかけたら長々と無駄話に付き合わされてえらい目に合った、という経験をした人は多いはずです。
特に上司が話が長い場合は中断させることができないので、なるべく顔を合わせないよう意識している場合もあるでしょう。
ネガティブな発言が多い
口を開けばネガティブで暗い話ばかりする人も、周囲から敬遠されがちです。
ネガティブな人と一緒にいると自分まで暗い気持ちになってしまうので、できれば一緒にいたくないと考えても不思議ではありません。
誰だって暗い話をする人よりも、明るくて前向きな話をしてくれる人と仲良くしたいと考えるはずです。
言い訳ばかりする
自分のミスや間違いを認めずに言い訳ばかりする人は、敬遠されやすいタイプと言えます。
自分のやったことに責任が持てない人は信用できませんし、一緒に仕事をしたいと思う人もいません。
何か言い分があったとしても、まずはミスを認めることから始めるべきでしょう。
人によって態度を変える
相手を見て自分の態度をコロコロ変える人は敬遠される傾向にあります。
自分より偉い人にはゴマをすり、部下や後輩の前では横暴な態度をとるような人と関わりたい人はいません。
職場だから仕方なく接しているだけであって、できれば距離をおきたいとみんな考えるのではないでしょうか。
プライベートに干渉してくる
やたらと他人のプライベートに干渉してくるのも、敬遠される人の特徴と言えます。
職場は職場、プライベートはプライベートと割り切って仕事をしている人にとって、余計な詮索は苦痛でしかありません。
職場には色々な考えを持っている人がいますから、相手の価値観が分かるまではプライベートに首を突っ込まない方がいいでしょう。
関連記事はこちら▽ 干渉してくる人の特徴や心理|干渉してくる人がうざい時の対処法とは
敬遠する人の心理
社会人ともなれば様々な価値観の人たちと仕事をしなければいけないので、どんな人ともそれなりに付き合うべきなのでしょう。
とはいえ中にはどうしても苦手で、相手を敬遠してしまう人もいるのではないでしょうか。
今回は敬遠する人の心理をご紹介します。
近寄りがたいと感じている
いつもムスッとしている人や喜怒哀楽が乏しい人に対して、何だか近寄りがたく感じてしまい思わず敬遠してしまう人がいます。
変なことを言って怒らせてしまわないかとビクビクしてしまい、話しかけることもできません。
相手に悪気がないことは十分承知していますが、関わる勇気が持てずどうしても避けてしまうのです。
関わるのが面倒くさい
悪い人ではないけれど関わると後々面倒だと感じる場合、相手を敬遠してしまうこともあるでしょう。
例えば自慢話や噂話が大好きな人は1度しゃべりだすとなかなか止まらないので、できれば関わりたくないと感じる人が多いはずです。
もちろん仕事中に避けたりすることはしませんが、なるべく話は手短にすませたいと思っています。
一緒にいると卑屈な気持ちになる
自分よりも優れている人を目の前にすると何だか卑屈な気持ちになってしまうので、あえて相手を敬遠してしまう人も存在します。
相手は何一つ悪くはないのですが、一緒にいると自分がまるでダメな人間のように感じてしまうので避けてしまうのです。
一緒にいることで前向きになれる人もいるでしょうが、「どうせ自分なんて…」と相手と比べてしまう人は辛い気持ちになるため、相手となるべく関わらないようにしたいと考えます。
苦手意識をもっている
何か理由があるわけではないけれど、「この人何となく苦手だな」と感じた相手を敬遠してしまうこともあるでしょう。
1度もった印象を変えるには密にコミュニケーションをとり、親しくなる必要があります。
しかし苦手意識をもっている相手と仲良くなることは難しく、気がつけば避けてしまうことがほとんどです。
嫌われていないか不安になる
話していても目が合わなかったり、挨拶をしても返事がなかったりすると、もしかすると自分は相手から嫌われているのかも?と不安になる人もいるでしょう。
その場合、自分が傷つかない為にも相手との接点をもたないように敬遠する傾向があります。
必要なコミュニケーションはとりますが、それ以上深く付き合う勇気がないのです。
敬遠される人との上手な付き合い方
プライベートでは気が合う人同士で仲良くすることができますが、仕事となるとそうは言っていられません。
周囲から敬遠されている人とも協力する必要があるので、できれば上手に付き合っていきたいと誰もが考えるはずです。
今回は敬遠される人との上手な付き合い方をご紹介します。
良い所を見つける
どうしても人は他人の悪い所に目がいってしまい、悪い面だけでその人を判断してしまいます。
みんなが気がついていないだけで、敬遠されている人にも良い所がきっと存在するはずです。
良い所が見つかれば、あなただけでなく周りの人も敬遠されている人を見る目が変わることでしょう。
丁寧に対応する
敬遠される人に対しては、例え苦手意識をもっていたとしても丁寧に対応しましょう。
オドオドしたり、逆に辛辣な態度をとってしまえば関係が余計に悪化してしまいます。
ムリして親しくする必要はありませんが、仕事に支障が出ないような誠実で丁寧な対応を心がけて下さい。
ありのままを受け入れる
「何でこんな人なんだろう」と考えずに、こういう人なんだから仕方ないと受け入れるのも1つの方法です。
相手を変えるよりも自分の考えを変える方が簡単で手っ取り早く、ストレスもかかりません。
イライラしても仕事の効率が下がるだけなので、諦めてありのままを受け入れましょう。
無理に好きになろうとしない
敬遠される人を無理に好きになろう、我慢して仲良くしようと考える必要はありません。
周囲から敬遠されている人には、それなりの理由があるはずです。
態度に示さない限り、相手をどう思うかはあなたの自由。
無理をすればストレスになり、返って相手との関係性が悪化する場合もあるので気をつけましょう。
適度な距離を保つ
仕事上のやりとりはきちんと行い、それ以外は適度な距離を保つというのも効果的です。
職務に差し支えない程度のコミュニケーションがとれていればOKくらいの気持ちでいれば、あえて相手を敬遠する必要もなくなるかもしれません。
友達のように仲良くしなくても、大人として必要最低限のマナーを守っていれば相手も不快になることはないでしょう。
周りから敬遠されてる時の対処法
気がつけば自分が周囲から敬遠される立場になってしまった、という経験をしたことがある人もいるかもしれません。
みんなの態度が急によそよそしくなったり、会話が弾まなくなったりすると何だか不安になってくるものです。
周りから敬遠さてる時はいったいどのように対処すればいいのでしょうか。
敬遠される理由を考える
自分に悪い所がなかったか、周りに迷惑をかけていなかったか、まずは理由を考えてみましょう。
理由が見つからないことには、改善の余地もありません。
相手の立場にたち、今まで自分がとってきた行動や発言を振り返ってみて下さい。
何か問題が見つかったなら、敬遠されることを防げるかもしれません。
関連記事はこちら▽ 相手の立場に立って考えられない人の特徴|相手の立場に立って考えるトレーニング方法とは
心当たりがあれば謝る
自分のどの言動が周囲を不快にさせ敬遠されることにつながっているのか、心当たりがある場合はきちんと周りの人に謝りましょう。
傷が浅いうちに行動を改めることができれば、関係修復に時間もかからずにすみます。
言い訳や弁解をせず誠実に謝罪をすれば、みんなも許してくれるでしょう。
誰かに理由を尋ねる
自分には敬遠される理由が全く分からない時には、勇気を出して誰かに理由を聞いてみるのも1つの方法です。
相手があなたを誤解している場合もあるかもしれませんし、逆にあなたが相手を誤解して間違った行動をとっているのかもしれません。
自分を敬遠する人に話しかけるのは怖いかもしれませんが、それを乗り越えることで関係が修復する可能性も出てくるのです。
自分から積極的に声をかける
敬遠されているかも?と気がついたら、あえてこちらから積極的に周りに声をかけてみてはどうでしょうか。
相手が行動を起こさないなら、自分から行動したって問題ないはずです。
あなたが自ら周囲に働きかけることで印象が変わり、思ってたより話しやすい人なんだなとみんなが思ってくれることもあるでしょう。
気にしない
敬遠されても気にせず我が道を行く、と考える方法もあります。
仕事に必要な最低限のコミュニケーションがとれていれば、業務に支障をきたすことはないでしょう。
誰に何を思われていても気にならない、誰かに合わせるくらいなら仲間もいらないと思うなら、敬遠されてることも気にする必要はないのかもしれません。
敬遠される仕事とは
世の中はたくさんの仕事であふれています。
その中には社会生活には必要不可欠だけれど、あまりみんなやりたがらないような敬遠されがちな仕事もあるものです。
いったい敬遠される仕事とはどのようなものなのでしょうか。
看護・介護職
病気の人や体が不自由な人、お年よりなどのお世話をしてくれる看護・介護職はとても大切な仕事ではありますが、敬遠する人も多い仕事と言えます。
力仕事も多く勤務時間も不規則、高いコミュニケーション能力も求められますので、体力的にも精神的にも辛いというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
清掃業
オフィスや商業施設、駅ビルなどの清掃を行ってくれる清掃業も敬遠されがちな職業の1つです。
多くの人が使う場所は汚れも多いので清掃業=汚いという印象が強く、やりたがらない人が多いのでしょう。
体を常に動かす仕事でもありますから、体力的にしんどそうと考える人もいるのかもしれません。
建設業
ビルやマンションを建てている建設の仕事も、敬遠する人が多いと言えます。
高層ビルや高層マンションなどは高所での作業ですから、危険で危ない仕事だと考える人がいても不思議ではありません。
さらに建設資材の運搬、重機の取り扱いなど肉体労働が大半をしめるので、つらくて厳しい仕事という印象を持たれがちです。
コンビニ店員
コンビニは仕事内容が多岐にわたり、覚えることが山のようにあり大変というイメージを持つ人が多く、敬遠されがちです。
24時間営業の場合が多いので体力的にも辛く、理不尽なお客やクレーマーの対応をしなければいけないので精神的なダメージを受けるのではと不安に思うのかもしれません。
農林水産業
農家や漁師、林業などの農林水産業を敬遠する人もいるかもしれません。
私たちの生活に欠かせない仕事ではありますが、自然を相手にするので生半可な気持ちでは取り組めない仕事です。
肉体労働で休みも少なく、自然相手なので思い通りに仕事が進まないこともあるでしょう。
よっぽど志を持った人でなければ務まらない仕事と言えます。
敬遠される理由が肝心
理不尽な態度をとる、自己中心的な行動をとる等、周囲を不快にさせるような言動が原因で敬遠されることは避けるべきでしょう。
とはいえ、集団の中には必ず気が合わない人の1人や2人は存在するものです。
敬遠するのも敬遠されるのも、ある意味では仕方がないのかもしれません。
なぜ敬遠するのか、なぜ敬遠されるのか、その理由をきちんと考えることで、余計な衝突を防ぐことができるのではないでしょうか。