責任感が強く頑張り屋、頼まれた仕事はいつもテキパキと正確にこなす、このようなきっちりしてる人があなたの周りにもいるのではないでしょうか?
日本人はだらしない性格よりもきっちりした性格の人を好みますので、きっちりしてる人は会社でも周りから信頼され評価されることが多いはずです。
今回はきっちりしてる人の特徴や性格、きっちりしてる人が苦手な理由、きっちりした人になるためにはどうしたらいいかをご紹介します。
目次
「きっちりした人」の意味とは
真面目さや誠実さ、信用できる言動、色々な要素をきっちりした人は持ち合わせているでしょうが、最も重要なのが正確さです。
どんなに熱心に仕事に取り組んでいたとしても、そこに正確さがなければ「きっちりした人」という印象を周りに与えることはできません。
どんな時でも正確さを求め、正しさを追求している人こそが「きっちりした人」と言えるのではないでしょうか。
仕事ではその正確さが功を成し、大きな仕事を任されたり出世する人も多いでしょう。
一方で周りにも同じような完璧さを求めてしまうと、苦手意識を持たれてしまう可能性も。
きっちりしてる人の特徴
周りにきっちりしてる人がいると助かることが多いものです。
頼んだ仕事は抜かりなくこなしてくれますし、約束やルールを破るような問題行動を起こすこともありません。
今回はきっちりしてる人の特徴をご紹介します。
清潔感がある
きっちりしてる人は常に清潔感ある身だしなみを意識しており、髪型や服装、きっちりしてる女性であればメイクにも気を配っています。
見た目が全てではないと言われますが、第一印象ではその人の人となりが分からないため、目に見えるもので判断するしかありません。
きっちりしてる人はその点をよくわきまえており、TPOに合わせた装いを常に意識しているのです。
丁寧な言葉遣い
言葉遣いが丁寧なことも、きっちりしてる人の特徴と言えるでしょう。
敬語や尊敬語、謙譲語もきちんと使い分けており、特に年上の方からは良い印象を持たれることが多いのではないでしょうか。
もちろん、年下の人にも乱暴で雑な言葉遣いをすることはありません。
誰に対しても丁寧な対応を心がけています。
整理整頓が得意
きっちりしてる人の多くはキレイ好きで、整理整頓が得意な傾向にあります。
会社のデスク周りはもちろん、自宅もキレイに片付けられていることでしょう。
少しでも散らかっていると気になってしまうので、不要なものはすぐ捨てて、いつでもスッキリした状態を保っています。
約束や時間を守る
きっちりしてる人は、約束を破ったり時間に遅れたりすることがほとんどありません。
常に計画的に行動をしており、待ち合わせなら10分前に集合場所に到着していることも。
相手に迷惑をかけないためというのもありますが、きっちりしてる人は完璧主義なところがあるので、遅れることが自分にとってストレスにもなるのでしょう。
自己管理を徹底している
きっちりしてる人は、自己管理も徹底しています。
日々の行動はルーティンが決まっていて、規則正しい生活を送っているでしょう。
朝寝坊をして慌てて会社へ向かう、なんてことは滅多にありません。
食事や運動にも気を配っているので、健康状態も良好です。
自分に厳しすぎると感じる人もいるかもしれませんが、自分を追い込むことでパフォーマンスが向上する場合もあるものです。
きっちりした性格
友達や会社の同僚、先輩など周りの人たちの中に「この人きっちりした性格だな」と感じる人がおそらく1人はいるでしょう。
彼ら彼女らに比べたら、自分は何てだらしないんだ…と感じることもあるかもしれません。
きっちりした性格とは、いったいどのような性格をさすのでしょうか。
責任感が強く真面目
きっちりした性格の持ち主は責任感が強く、そして真面目です。
頼まれた仕事はどんなに大変でも最後までこなしますし、プライベートでも約束事は必ず守ります。
周囲からの信頼も厚く、仕事で大きな結果を残したり、友達や恋人からも頼りにされる存在でしょう。
礼儀正しい
きっちりした性格の持ち主は礼儀正しく、人情に厚い場合が多いものです。
周りへの気配りにも長けており、何か頂き物やプレゼントをもらえばきちんとお返しをします。
誰かに助けてもらえばお礼を言うのはもちろん、その人が困っている時には必ず力になってあげるでしょう。
関連記事はこちら▽ 礼儀がない人の特徴|礼儀知らずが嫌いな時の対応とは
計画性がある
きっちりした性格の人は計画性があり、事前準備を欠かしません。
どこかに出かける時は事前の下調べを必ず行い、どこに立ち寄るか、どのルートで回るか等をあらかじめ決めておきます。
ただし予定にない不測の事態におちいると対処しきれない場合もあり、計画外のことには苦手意識を持っていることも多いでしょう。
完璧主義
きっちりした性格=完璧主義と言っても過言ではありません。
中途半端は大嫌いで、何事も白黒つけなければ気がすまない人も。
完璧主義のおかげで大きな仕事を成し遂げることもあるでしょうが、あまりに完璧を目指すと、自分を追い詰めることにもつながるので注意が必要です。
きっちりしてる人が苦手な理由
きっちりした人は仕事をバリバリこなし、結果を残すことで出世していく人も多いでしょうし、人望も厚く周囲から頼りにされる存在と言えます。
一方で、きっちりしてる人が何だか苦手と思っている人もいるようです。
いったいなぜ、きっちりしてる人を苦手だと感じてしまうのでしょうか。
こだわりが強すぎる
しっかりしてる人の中にはこだわりが強く、自分が納得いくまで物事を突き詰めてしまう人がいます。
些細なことにもこだわり、なかなか前に進めないのです。
1人で取り組むプロジェクトならいいかもしれませんが、たくさんの人と協力しなければいけない場面では足並みがそろわず、周囲に迷惑がかかる可能性も出てしまいます。
関連記事はこちら▽ 協力的な人の特徴|職場にいる非協力的な人への対処法とは
周りにもきっちりを求める
何でも完璧にきっちりこなす人は自分に厳しいものですが、どうも周囲にも同じようなきっちりさを求める傾向があります。
少しでもでもだらしなかったり、ルールに反していることは許せません。
「どうしてそんなことも出来ないの?」と上から目線でダメ出しをして、周りを責め立てることもあるでしょう。
一緒にいると疲れる
いつでもきっちりしてる人は仕事もプライベートも抜かりなし、一切の妥協も許しません。
例えそれを周りに押し付けていなくても、何だか一緒にいると息が詰まってしまうと感じる人もいるでしょう。
本人は好きでやっていることでしょうが、周りで見ている方は一瞬たりとも気が抜けないように感じてしまうものです。
いつもピリピリしている
きっちりしてる人の多くは、いつでもパーフェクトを目指しています。
0か100以外は存在せず、そのため少しの気のゆるみもあってはいけないと考えているのです。
ところがその思い込みが時として自分自身を追いつめ、精神的な余裕をなくしてしまう原因に。
常にピリピリ、イライラした雰囲気を出し、周りを寄せつけなくなってしまいます。
相手のコンプレックスを刺激する
きっちりしてる人はその性格上、公私ともに完璧に見えることも多いものです。
そんな完璧に見える人たちと自分自身を比べ、「なんて自分はダメな人間なんだ」と落ち込んでしまう人もいるのではないでしょうか。
彼らと一緒にいることが、自らのコンプレックスを刺激してくるのです。
例え相手を尊敬していたとしても、一緒にいることが苦痛になってしまっても不思議はありません。
きっちりしてる人との付き合い方
きっちりしてる人の多くは努力家でまじめ、何事にも一生懸命に取り組みます。
しかしあまりにもきっちりしすぎて融通がきかない、という一面を持ち合わせているのも事実でしょう。
特に職場等では、必要以上にきっちりしてる人は扱いにくいと感じることも少なくありません。
今回はきっちりしてる人との付き合い方をご紹介します。
相手を否定しない
きっちりしてる人は、時に周りが見えずに暴走してしまうこともあります。
そんな時は頭ごなしに否定をしてはいけません。
きっちりしてる人はプライドが高い人が多いので、面と向かって注意をすれば余計に状況を悪化させてしまうでしょう。
まずは相手を否定せずに認めてあげること。
そして「こうした方がもっとよくなるよ」と優しく伝えて下さい。
きっちりしてることを褒める
きっちりしてる人は心の中で「頑張っていることを誰かに認めてほしい」と思っています。
認めてほしいからこそ、頑張ってきっちりしなければいけないと考えているのです。
きっちりしてる人が周りにいたら、「自分ばっかりいい子ぶってる」と悪くとらえず、「いつも頑張っているね」と一言かけてあげましょう。
きっと相手も認めてもらえたことに安心するでしょうし、2人の関係も良好になるはずです。
表向きは相手に従う
きっちりしてる人は自分のやり方に固執する場合が多く、他人のアドバイスに耳を貸さないことも多いものです。
きっちりしてる人のせいであなたがよほど苦痛を感じていない限りは、表向き相手のやり方に従っておくのも1つの付き合い方でしょう。
波風立てなければ、彼らは努力家で頑張り屋なことがほとんどです。
自分と相手は別人だと考える
きっちりしてる人と一緒にいると、変なプレッシャーを感じる人がいるのではないでしょうか。
相手と同じようにきっちりできない自分を責めることもあるかもしれません。
しかし、あなたと相手は別人です。
尊敬できる部分は取り入れ、できない部分はあなたなりのやり方を見つければいいだけです。
好きなようにやってもらう
きっちりしてる人を見て、「何もそこまできっちりしなくても…」と感じることもあるでしょう。
良かれと思って「もっと適当でいいよ」と伝えても、彼らにとっては苦痛でしかありません。
きっちりしてる方が心地よく満足するのですから、好きにさせてあげましょう。
関連記事はこちら▽ 良かれと思って行動する人の心理や特徴|良かれと思って行動する人への対処法とは
きっちりしてる人に向いている仕事
きっちりしてる人は真面目な性格で責任感も強く、仕事でよい結果を残す人も多いものです。
安心して仕事を任せることができますので、会社からの評価も上々でしょう。
きっちりしてる人には、いったいどのような仕事が向いているのでしょうか。
窓口業務
役所や銀行、医療機関の窓口業務はきっちりしてる人に向いている仕事と言えるでしょう。
各種手続き、書類チェックなど、ミスが起こってはいけない仕事です。
マニュアルの通りに業務をこなすことはきっちりしてる人の得意分野ですから、安心して任せることができるでしょう。
技術者
細部にまでこだわって仕事ができるきっちりしてる人には、技術者のようなモノ作りの仕事も向いています。
妥協せずに良いものを作りたいという想いがあれば、きっと素晴らしい商品を作ることができるでしょう。
きっちりしてる人は器用な人が多いので、細かい作業も丁寧にこなしていけるはずです。
経理業務
お金を扱う経理業務は正確性が重要ですから、きっちりしてる人にうってつけの仕事と言えるでしょう。
数字を何度も確認する作業を苦痛と感じる人も多いでしょうが、きっちりしてる人はむしろコツコツ進める仕事が大好きです。
会社としてもお金に携わることですから、責任感のあるきっちりした人に任せたいと思っているはずです。
秘書
企業の社長や役員、政治家などの秘書を務める人は、きっちりしてる性格でなければ務まりません。
自己管理もできないような人では、他人のスケジュールやお得意様の管理をすることは不可能です。
礼儀正しい振る舞いや身だしなみ、適切な言葉遣いも必要ですから、まさにきっちりしてる人に向いている仕事ではないでしょうか。
税理士
企業の税金管理や手続き、アドバイスを行う税理士も、きっちりしてる人に向いている仕事の1つと言えます。
税金関連の法律は非常に難解ですし、制度も頻繁に改正されます。
日頃からきちんと最新の知識を身につけるために勉強をしていなければ、仕事についていけません。
その点、しっかりしてる人なら安心でしょう。
自分のスキルアップは当たり前、責任をもって顧客のために仕事をこなしてくれるはずです。
きっちりした人になりたい人がやるべきこと
誰だってきっちりした人になりたい、そう考えているはずです。
とはいえついついだらしない自分が顔を出し、楽な方へ流されてしまう人が多いのではないでしょうか。
今回は、きっちりした人になりたい人がやるべきことをご紹介します。
TPOに合わせた身なりや言葉遣いを意識する
ビジネスの場面では、見た目や振る舞い方で「この人はどんな人なのか」を判断する機会が多いものです。
その場に合った服装、髪型はもちろん、体型維持も自己管理がきちんとできている証拠になります。
最低限のマナーやルールをしっかり守ることで、相手にきっちりした人という印象を与えることができるでしょう。
約束を守る
どんな小さな約束事も守る、これもきっちりした人には欠かせないポイントです。
予定や時間に余裕を持たせることができれば、誰にでも取り組みやすい改善点でしょう。
仕事はもちろん、プライベートでもルーズにならないよう意識してみて下さい。
周囲への気配り
自分のことばかりではなく、周りの人への気配りも忘れてはいけません。
マイペースも時には大切ですが、いつでもどこでも自分本位な言動をとっていては子供っぽく見えてしまいます。
さりげない気配りができれば、相手に良い印象を持ってもらえることでしょう。
精神的な余裕
メンタルの維持も、きっちりした人になるためには重要です。
現代はストレス社会ですから、感情の波は誰にだってあります。
そんな中でも心に余裕を持ち、自分のペースを守れる人こそがきっちりした人と言えるのではないでしょうか。
ヒステリックにならず、いつもゆったりした心持で生活できるようになりましょう。
多様性の尊重
きっちりした人は自分の生き方や信念に強い自信を持っています。
いっけん頑固に見えるかもしれませんが、多様性を尊重する広い心を持ち合わせている人も多く存在します。
自分のやり方に固執せず、より良くなる方法を柔軟に取り入れることができれば、今まで以上にレベルアップすることもできるでしょう。
きっちりしてる人は優秀だが、やりすぎは自分のためにならない
きっちりしてる人は周囲から信頼されますし、難しい仕事にも果敢に挑戦して結果も残しているはずです。
それはとても素晴らしいことですが、あまりにきっちりした自分を求めすぎてはいけません。
「完璧でなければいけない」と思えば思うほど自分にストレスがかかり、心に負担がかかってしまうからです。
たまにはミスをしたり、ちょっとくらいスキがある人の方が親しみがわきやすいとも言えます。
時にはリラックスして、自分を甘やかす時間も大切にして下さい。