あまり物事を真剣にとらえない、何かトラブルが起きても「ま、何とかなるでしょ」と楽観的、そんな気楽な人があなたの周りにもいませんか?
気楽な人は深く悩んだり落ち込むことも少なく、はたから見ていると能天気で少々無責任な性格に見えてしまうことも。
今回はそんな気楽な人の特徴やお気楽な人にイライラする時の対処法、気楽に考える方法や気楽に生きるためにやるべきことをご紹介します。
目次
気楽な人の意味とは
あまり細かいことは気にせず自分が思うままに生きている、多少の失敗は気にしない、物事をいつも前向きにとらえクヨクヨ悩まない、このような性格の人たちが気楽な人と言われています。
誰だって生きていれば後悔することもたくさんありますが、気楽な人の多くはすんでしまったことをウジウジ思い悩むなんて意味がないと考えています。
同じように、まだ見ぬ未来に対しても不安を感じることはありません。
最終的にはどんなことでも「何とかなるさ」と考え、いつだって自分が思うように生き、思うように行動しています。
気楽な人の特徴
気楽な人は自分の将来を不安に思ったり、会社でのちょっとした失敗を家に帰ってからクヨクヨ悩んだりはしません。
もっと真剣に考えたほうがいいのでは?と感じる人もいるかもしれませんが、何でも深刻にとらえ過ぎてしまう人からすれば、その気楽さが羨ましいと思うかもしれません。
気楽な人にはいったいどのような特徴があるのでしょうか。
常にマイペース
気楽な人の多くは周りの目を一切気にせず、常にマイペースに生きています。
他人からの評価に興味はなく、自分がどうしたいのか?ということが最も重要だと考えているからです。
お陰で自分以外の人に振り回されることもなく、人生の満足度も高い傾向にあります。
何でも前向きにとらえる
気楽な人は失敗しても落ち込むことはほとんどなく、何でも前向きにとらえることが多いものです。
悩んでも失敗はなかったことにならないので、次失敗しないためにはどうしたらいいか?を考える方が建設的だと思っているからです。
もちろん自分が悪かった点は反省しますが、いつまでも失敗を引きずるようなことはないでしょう。
他人に期待しすぎない
気楽な人は他人に過度な期待を抱きません。
期待しすぎると、その期待通りに進まなかったときに精神的ストレスを感じ、イライラして勝手に落ち込んでしまうからです。
相手をコントロールしようとは考えず、どんなことでもあるがままを受け入れるおおらかさを持っています。
ストレスをため込まない
気楽な人の多くは、ストレスをあまりため込みません。
例え注意されたり叱られても深く考え込まず、素早く気持ちをきり替えます。
深く思い悩んでも何の解決にもなりませんし、自分を追い詰めるだけだと知っているからです。
ストレスがないので常に気持ちに余裕があり、自分の人生をのんびりと謳歌しています。
人を信用しやすい
気楽な人の中には考え方が短絡的で、相手をすぐに信用してしまう人も存在します。
他人を疑うことを知らず、甘い話にすぐ飛びついて悪い人に騙されてしまうこともあるかもしれません。
表裏のない性格とも言えますが、物事を深く真剣に考えない弊害ともいえるでしょう。
気楽な人が羨ましい理由
周りに左右されない自由で気楽な生き方をしていると、不真面目だとか真剣さが足りないなどと後ろ指をさされることもあるでしょう。
しかしながら、みんな心のどこかでは気楽な人を羨ましいと感じているものです。
いったいなぜ人は気楽な人が羨ましいと感じるのでしょうか。
自分の好きなように生きている
気楽な人は他人に振り回されることなく、自分の好きなように生きています。
誰かの期待を背負ったり、「○○すべき」という社会の同調圧力に屈することはありません。
自分がやりたいと思えばやる、やりたくなければやらない。
そんな自由な生き方は、多くの人の憧れです。
何でもプラスに考えることができる
気楽な人は失敗しても深く落ち込まず、後ろ向きなことはあまり考えません。
悪いこともプラスに捉えることができる頭の柔軟さと、精神的タフさ持ち合わせています。
人はマイナス思考で物事をとらえがちなので、気楽な人のプラス思考を羨ましいと感じる人は多いでしょう。
ストレス耐性が強い
嫌なことがあってもすぐ立ち直ることができるストレス耐性の強さも、気楽な人が持つ魅力の1つと言えます。
会社で叱られたら何日も引きずる、そんな人は多いものです。
気楽な人は気持ちの切り替えが早いので、悩みすぎて眠れない…という心配もありません。
心身ともにいつも健康です。
人生が充実しているように見える
気楽な人は世の中の人ほど人生にストレスを感じていません。
自分の好きなように生きていますから、不満や生きづらさもあまり感じないのです。
そのため、彼らの人生はとても充実しているように見えます。
自分の人生に満足していない人からは、羨望の眼差しを向けられるに違いありません。
お気楽な人にイライラする時の対処法
自分が必死になっている時や真剣に悩んでいる時、何も考えていないようなお気楽な人を見るとついイライラしてしまうことはありませんか?
お気楽な人の悩みもなく楽しそうな姿を見ていると、「どうして私ばっかり辛いの?」と考えてしまうのも無理はありません。
今回はお気楽な人にイライラする時の対処法について、ご紹介します。
自分の悩みを相談しない
お気楽な人にイライラしないためには、自分の悩みを相談しないことです。
彼らにはそもそも悩みがありませんので、あなたの辛さに共感できません。
親身に話を聞いてアドバイスをしてくれる可能性はかなり低いでしょう。
自分のイライラが増すだけですので、お気楽な人への悩み相談は控えて下さい。
話は半分に聞く
お気楽な人は適当に話をしていることも多いので、話は半分に聞いておくべきでしょう。
深く考えずに発言するため内容が適当だったり、自分の都合がいいように大げさに話している場合もあるかもしれません。
「前に聞いた話と全然違う」なんてこともあり得ますので、話の全てをうのみにしない方が身のためです。
重要なお願い事は慎重に
お気楽な人に重要なお願いごと、頼みごとをする場合は注意が必要です。
重要度をどこまで理解してもらえるのか分かりませんし、こちらの真剣さが伝わらずにトラブルを招く可能性もあるからです。
自分がイライラしないためにも重要なタスクはお願いしない、どうしても頼まなければいけない時にはフォローをしっかりと行いましょう。
自分が落ち込んでいる時は近寄らない
自分が落ち込んでいる時、お気楽な人と接するのは避けたほうが無難でしょう。
お気楽な人の多くは前向きで、落ち込むことも滅多にありません。
そのポジティブさが落ち込んでいる本人には眩しすぎて、嫌な気持ちになってしまうからです。
自分の精神衛生を保つためにも、気分が冴えないときにはそっと距離をとって下さい。
深く考えずに付き合う
お気楽な人と接する時は、こちらも同じようにお気楽になるといいでしょう。
「口ではお気楽なこと言って、本心は違うんじゃないか」と疑心暗鬼にならず、こちらも深く考えずに気楽に付き合ってみるのです。
相手からどう思われているのかを気にせず気楽に付き合える人というのは、現代ではなかなか貴重な存在ではないでしょうか。
気楽な人と結婚するメリットとデメリット
気楽な人は悩みも少なくあっけらかんとしていて、軽いノリで友達として付き合う分にはいいかもしれません。
しかし結婚となると、どうでしょうか。
深く考えない点がメリットでもあり、デメリットになる場合もあるでしょう。
今回は気楽な人と結婚するメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
明るく楽しい家庭を築ける
気楽な人は深く悩んだり落ち込んだりしません。
いつでも明るく楽しい雰囲気を好む傾向があるので、結婚すれば笑顔が絶えない家庭を築くことができるでしょう。
一緒にいると、今まで自分が悩んでいたことがバカらしく感じてしまうかもしれません。
将来の不安を感じさせない
誰でも将来に漠然とした不安を抱えていますが、気楽な人は未来に対してネガティブな感情をほとんど持ちません。
起きていないことを心配しても無意味と考えているからです。
常にポジティブ思考なので、「この人となら今後何が起きても乗り越えられる」という自信が湧いてくるはずです。
ストレスに強い
気楽な人の多くはストレスに強く、多少のことには動じない頼もしさを持ち合わせています。
ストレスが少なければいつも気持ちに余裕が持てるので、家庭内がギスギスすることもありません。
ストレスは体調にも密接に関係していますから、精神的にも身体的にも健康な生活を送ることができるでしょう。
デメリット
楽観的すぎて不安になる
気楽な人の楽観的すぎる考え方は、1歩間違えればデメリットになることも。
友達同士なら気になりませんが、結婚相手ともなれば将来についてあまりに何も考えていない様子を見ると不安を感じてもおかしくはありません。
例え悩んでも仕方なかったとしても、相手の悩みに寄り添い共感することが必要です。
まじめな話ができない
結婚するとなれば、2人で決めなければいけないことがたくさん出てきます。
しかし気楽な人は真剣に考えたり、2人で将来について話し合ったりすることを避けようとするでしょう。
相談をしても、「適当でいい」「何でもいい」と軽くあしらわれてしまう可能性も。
まじめな話ができずに、悲しい思いをするかもしれません。
周りの空気が読めない
常にマイペースで周りを気にしない気楽な人は、場の空気を読むことが苦手です。
そのため自分勝手な発言や行動をとってしまい、周囲を驚かせてしまうかもしれません。
あなたと2人きりなら問題ないかもしれませんが、友人や家族と一緒の時は少し注意した方がいいでしょう。
関連記事はこちら▽ 空気を読む人の特徴|空気を読むのが嫌いな時の対処法とは
気楽に考える方法
気楽な人を見て、自分ももっと気楽に物事を考えられたらいいのになぁと羨ましく思う人は多いはずです。
とはいえ、実際何かあった時には悩み、そして落ちこむ人が大半ではないでしょうか。
今回は気楽に考える方法をご紹介します。
完璧主義を捨て去る
物事を最初から何でも完璧にしようとすれば、自分にプレッシャーを与えることになります。
しかし、最初から上手くいくことはほとんどありません。
気楽に考えるには完璧主義は捨て、上手くいけばラッキーくらいに考えてみましょう。
プレッシャーを感じて緊張するよりも、気楽な心持で臨んだ方がいい結果を出せる場合もあるかもしれません。
他人に嫌われても気にしない
周りにどう思われているかを気にするあまり、自らの行動にブレーキをかけてしまう人は多いものです。
一方で他人からの評価を一切気にしなければ、もっと気楽に自由に行動できるはずです。
八方美人はやめて他人に嫌われても気にしないマインドを持てば、今よりもっと気楽に物事を考え、行動できるようになるでしょう。
見返りを求めない
気楽に人生を送るためには、見返りを求めないことです。
相手に何かをして自分が思っていたような見返りがなかった場合、恨みや不満といった負の感情がわきおこりストレスで苦しくなってしまうでしょう。
最初から見返りを期待しなければ、その後にどんな展開が起ころうとも感情が乱されることはありません。
先のことを心配しすぎない
まだ見ぬ未来のことを心配しすぎるあまり不安を抱き、悩んでしまう人は多いものです。
とはいえこの先自分がどうなるか、そんなことは誰にも分かりません。
余計な心配をして時間を無駄にするよりも、今この瞬間にできることを探してもっと気楽に行動する方が、未来の自分に役立つはずです。
気楽に生きるためにやるべきこと
1度きりの人生ですから、肩の荷をおろして気楽に生活してみたいと誰もが思うことでしょう。
しかし、多くのしがらみや思い込みが邪魔してなかなか上手くはいかないものです。
気楽に生きるためには、どのようなことをやるべきなのでしょうか。
自分の意志を大切にする
気楽に生きるためには、何よりも自分の意志を大切にする必要があります。
どうしても周りが気になってしまい、自分の本音や意志を表に出せない時もあるでしょう。
相手に合わせることももちろん重要ですが、自分と相手を比べてしまう原因にもなりかねません。
周りの目を気にせず自分の意志を尊重してあげることで、気楽に新しいことにも挑戦できるはずです。
自分の欠点を認める
他人に自分を良く見せたいと思えば、欠点をかくそうと見栄を張らなければいけません。
反対に自分の欠点を認めてしまえば、隠す必要もなくなるので等身大の自分でいられます。
飾らないありのままの自分で生きることができれば心が軽くなり、もっと気楽に自由に生きることができるでしょう。
関連記事はこちら▽ 飾らない人の特徴や性格|飾らない生き方をするには
自分に自信をつける
何でも心配になったり不安に感じてしまう人は、自分に自信が持てない人です。
困難に直面しても乗り越えられる、未来は自分の力で切り開く、そんな自信が持てたなら、不安が襲ってきてもはね返すことができます。
「何が起こっても自分は大丈夫」という確固たる自信が、人生を気楽に楽しむ手助けをしてくれるのです。
気楽な人に向いている仕事
楽観的であまり細かいことは気にしない、そんな性質を持つ気楽な人。
多少大雑把な面もあるでしょうが、落ち込んだり悩んだりしない分、精力的にどんな仕事にも励んでくれそうです。
気楽な人にはいったいどのような仕事が向いているのでしょうか。
営業職
深く考えず、どんな時もポジティブな考え方ができる性格は営業職にピッタリです。
多くのクライアントと接していれば辛いこともたくさんあるでしょうし、プライドがズタズタになることもあるでしょう。
失敗してもめげずに次に行こう!と思えるメンタルの強さ、切り替えの早さは営業職にとってなくてはならないスキルの1つです。
起業家
自分で起業しようと考える人には、リスクを取って新しい事業にチャレンジする勇気が必要です。
小さなことで不安になっていては、起業家は務まりません。
起業するには緻密な戦略や細かなルールを決める必要もありますが、そういう裏方の作業は信頼できるパートナーに任せることも可能です。
気楽な人のフットワークの軽さやクヨクヨ悩まないメンタルの強さは、起業家にピッタリの資質と言えるでしょう。
接客業
1日で多くのお客様を対応する接客業は、非常にストレス負荷のかかる仕事です。
理不尽なクレームを受けたり、心無い言葉をお客様からかけられる機会もあるでしょう。
繊細な心の持ち主よりも、細かいことはきにしない気楽な人の方が向いている仕事かもしれません。
ストレスを感じない分、心にゆとりを持って業務に取り組めるはずです。
関連記事はこちら▽ 接客が上手い人の特徴や性格|接客業に向いてる人と向いてない人の違いとは
システムエンジニア
自由度が高く1人で仕事が行えるシステムエンジニアも、気楽な人に向いている仕事の1つと言えます。
IT企業の多くは自宅で作業できる場合も多く、スキルさえ持っていればマイペースに仕事ができるはずです。
自分をある程度律する心は必要でしょうが、ライフワークバランスがとりやすいという面で、より自由に気楽に生きるには丁度いい仕事かもしれません。
外資系企業の社員
外資系企業は結果が全て。
日本企業のような体育会系の上下関係や古い慣習はなく、結果さえ残すことができればある程度自由に仕事ができる企業が多いはずです。
組織よりも個人の力量を重視する点は、ムダなしがらみを嫌う気楽な人にとって非常に魅力的でしょう。
チームで取り組む仕事が0とは言いませんが、外資企業にはある程度個人を尊重できる人が集まっていますから、社内で浮く心配もありません。
気楽に物事を考えることは簡単なようで難しい
些細なことで悩みネガティブに考える、いつまでも落ち込んで立ち直れない、そんな悩みを抱えている人はたくさんいます。
もっと気楽に考えることができれば、どんなに楽になることか。
頭では分かっていても、実践できる人は多くはありません。
とはいえ人生は案外短いものですから、いつまでも悩み続けて時間を無駄にしている場合ではないのです。
あなたもたまにはもっと気楽に、自分の好きなように生きてみてはどうでしょうか。