小うるさい人の特徴や心理|小うるさい人への対処法とは

小うるさい人の特徴や心理|小うるさい人への対処法とは

小うるさい人と関わるのはとても心が疲れます。職場や友人・親戚など…身近に居る小うるさい人にどのように接すれば良いのか、どうすることで気疲れせずに済むのか、対応に悩む人は少なくないでしょう。
今回は小うるさい人の特徴と心理・対処法、また人に小うるさいと思われないためにどのように行動すべきかについて紹介していきます。

小うるさいの意味とは

小うるさいとは、何かにつけていちいち口出しする・つきまとって目についたことをいちいち干渉してきてわずらわしい、といった意味です。
要するに小うるさい人とは、うるさい人よりも少しマシな人という意味ではなく、小さなことでもいちいち敏感に反応してくる人という意味です。
うるさい人というのは声が大きい・よく喋る・怒鳴ると言った騒がしい印象がある人物です。つまり小うるさい人はうるさい人よりもうっとおしさが増します。

小うるさい人の特徴

小うるさい人に共通する特徴は、とにかく人を不愉快にさせるうっとおしさを持っているということです。
ここでは、小うるさい人の特徴について具体的に紹介していきます。あなたの身近に居る小うるさい人は、どのタイプに当てはまるかチェックしてみてください。

人の失敗をいつまでも責める

小うるさい人は、人の失敗をいつまでも責めます。他人のひとつの失敗にいつまでも執着し、何かある度にそのことを話題に挙げるなど、当事者でなくてもうんざりしてしまうほどのしつこさがあります。
このようなタイプが上司だと、確実に部下から嫌われてしまいます。

人の言動・行動をくまなくチェック

人の揚げ足を取ることが生きがいのように見えるほど、人のやることを細かくチェックします。どんなに小さな発言や行動も見逃さず、いちいち口を出すのが特徴的です。
また、小うるさい女性の場合は人のファッションや髪型などにもとても敏感で、相手が求めてもいないのにアドバイスをしたりします。

ケチと思われてしまうほど細かい

小うるさい人は何をするにも細かく、お会計時に1円単位での割り勘を希望するなど、ケチと思われてもしかたない行動を取ります。本人はお金が1円でも惜しいという訳ではなく、「そうすべき」と思い込んでいるのです。
特に男性がこのような行動をとると、「小うるさい男」として女性から白い目で見られてしまいます。

価値観を押し付ける

自分の価値観が正しく、周りはそれに従うべきだと思っています。人はそれぞれ異なる意見を持っていて、互いに尊重し合うべきということが理解できないのです。
一見自分の意見を持っているしっかりした人物とも取れますが、小うるさい人の場合にはただ視野が狭すぎるという特徴が当てはまります。

自分には甘い

小うるさい人に共通する点は、人に厳しく自分に甘いということです。人の失敗には敏感な割に、自分のミスは小さなことと流したり、ごまかしたりします。言い訳も多く、時には自分を正当化するために他人を利用することもあります。
小うるさい人は、人に嫌われる要素を十分に兼ね備えているのです。

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小うるさい人の心理

小うるさい人が周囲の人にうっとおしいと思われるような行動・言動をとってしまう原因には、誰もが納得する心理と、一方で実は意外な弱さも隠されているのです。
ここでは小うるさい人の心理について紹介していきます。

自分が一番正しいと思っている

小うるさい人は、基本的に全てにおいて自分が一番正しいと思っています。そのため、他の人の意見や価値観を受け入れることができないのです。
人のことをいちいち否定して自分の意見を押し付けるのは、正しいことを教えてあげているから良いことだと勘違いしているのです。

気が小さい

小うるさい人が小さなことに目を光らせていたり敏感なのは、気の小ささの表れと言えます。何か想定外のことがあるとうろたえてしまうので、常に気を張っていなければ不安なのです。
心に余裕がある器の大きな人とは違い、常にドンと構えていることはできないのです。

評価されたい

小うるさい人は、他人に認められたい・評価されたいという気持ちが実は人一倍強いのです。
誰かに褒めて欲しくて仕方なくて、つい自論を喋り過ぎてしまうことが逆に「小うるさい」「うざい」との悪い評価へと繋がってしまいます。しかし、視野が狭いので悪評には気づかず、自分勝手なお喋りは止まらないのです。

人の上に立ちたい

小うるさい人は、人の上に立ちたい・人を従わせたいという気持ちを持っています。そうすることで優越感を感じ、自分自身の心を満たしたいのです。
価値観を押し付けたり、無理矢理優位に立とうとすることで、人の上に立った気になっているのです。人に尊敬される存在でありたいのでしょう。
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劣等感が強い

小うるさい人は実は心の奥に強い劣等感を持っています。
人に評価されたい・人の上に立ちたい、そう過剰に思ってしまい小うるさい行動に出てしまうのは、自信が無く自分自身を肯定することが難しいからなのです。しかしその行動が全て裏目に出てしまう、とても可哀そうな人なのです。

小うるさい人への対処法

では、小うるさい人にはどう接することが適切で、どのようにすればうまく切り抜けることができるのでしょうか。
ここからは、現在身近に小うるさい人が居て悩んでいるという方には必見の、小うるさい人への対処法を紹介していきます。

話を聞き流す

小うるさい人の話に真剣に耳を傾けると気持ちが滅入ってしまいます。うまく聞き流すようにしましょう。
あなた対して小言を言っているときには、適当に聞いていると敏感に察知されてしまうので、真剣に反省しているふりをすることがポイントです。聞いているという印象を相手に与えれば満足してくれます。

「すごいですね」などと褒める

小うるさい人は自分の考えが絶対的に正しいと思っていて、賛同しない人はおかしいとさえ思っています。
小うるさい人の話を否定することで、敵と判断されてたちまちあなたが批判の対象となってしまいます。「すごいです」「間違いないです」などと褒めておけば、面倒くさいことは避けられるのです。

話題を変える

小うるさい人の話は基本的にしつこいので、思い切って話題を逸らすのも手段のひとつです。
それが職場の上司であれば、仕事で教えて欲しいことがあるなどの話題に切り替えてみるのが適切です。小うるさい上司は頼りにされると喜ぶので、そうすれば自然な流れで話題を変えることが可能でしょう。

他の人に相談する

あまりにもひどい場合には、一人で悩まずに他の人に相談しましょう。
職場であれば、小うるさい上司よりも上の立場の信頼できる上司に相談してみるのが良いでしょう。仕事に支障が出るくらい精神的に苦痛であると訴えれば、小うるさい上司へ指導・注意をしてくれるでしょう。

なるべく関わらない

必要以上に関わらないようになるべく避けて行動するという方法もあります。
小うるさい人は人の行動にかなり敏感なので、あなたが自分を避けていることを察知すると「態度が悪い」などと噂する場合もありますが、気にする必要はありません。顔色を伺うくらいなら関わり合いを持たない方が心の平和は保てるでしょう。

相手に小うるさい人だと思われないためには

実は自分でも知らず知らずのうちに、周りに小うるさい人と思われてしまう行動を取ってしまっている可能性は誰にでもあります。
ここでは相手に小うるさい人だと思われないために、すべきではないこと・すべきことを紹介していきます。

しつこく注意しない

相手を心配するあまり、しつこく注意しすぎると小うるさい人と思われてしまう危険性が高いです。
いくら相手を思っての注意であっても、受け取る側がしつこいと感じてしまえば意味がありません。仕事覚えの悪い部下などには気長に見守る姿勢を忘れずに接しましょう。

失敗を責めない

失敗は責めるのではなく、指導しなおすという意識を持ちましょう。人の失敗に腹が立ってしまうことは人間なら誰でもあることです。しかし、腹が立っても瞬時に心を落ち着かせて、相手に理解できるように指導しなおすようにしましょう。
責められるだけでは相手は成長もできず、ただあなたを小うるさい人と思うだけです。

人の趣味・趣向に口を出さない

人の趣味・趣向には口を出さないように気をつけましょう。
趣味や趣向はその人にとって核となるとても大切な部分です。「素敵だね」などさらっと褒める分には良いですが、同じ趣味でもないのに根掘り葉掘り聞いたり、否定するようなことを言ってしまうと、小うるさくてうっとおしい人と思われるのは確実です。

神経質になりすぎない

細かいことを気にし過ぎる神経質なタイプは、小うるさいと思われてしまう危険性があります。
自分は神経質だという自覚があるなら、小さなことが気になってもなるべく口にださないように気をつけましょう。
神経質で小うるさいタイプだと判断されると、うっとおしい上に人に気を使わせる存在になってしまいます。

人の話を最後まで聞く

人の意見は必ず最後まで聞き、理解を示すように心掛けましょう。人の話を遮って自分の意見を言う…これを無意識に行ってしまう人は割と多いです。
職場の後輩や部下など、自分より立場の弱い人にこの行動をしてしまうと、確実に小うるさい人と思われて、最悪の場合嫌われてしまいます。

小うるさい人とは仲良くしないで良い

小うるさい人は人を不愉快な気持ちにさせる行動・言動をしてしまいがちです。しかしそれは、本人が自分自身の心の弱さと向き合わない限り改善されることはありません。
小うるさい人が急に大らかな人に変わることは難しいので、身近に居る場合はうまく交わす術を身につけておくことがあなたの心の健康のために良いでしょう。