空想好きな人の性格や心理|空想癖がひどくて集中できない時の直し方とは

空想好きな人の性格や心理|空想癖がひどくて集中できない時の直し方とは

空想癖のある人の徳地について、紹介します。

自分の都合のいいことや理想、夢などを頭の中であれこれ考えることは、誰にでもありますよね。

しかしそれがあまりにも頻繁で、かつ酷くなると、それは『空想癖』かもしれません。

ここでは、空想癖がある人の心理や性格、特徴、直し方などについて紹介していきます。

空想好きな人に向いてる仕事についても触れていますので、自分に向いてる仕事が分からない…という人もぜひ最後まで読み進めてみてください。

空想癖と妄想癖の違いとは

まずは、『空想癖』と『妄想癖』の違いから説明します。

空想癖も妄想癖も、どちらも『非現実的なことを頭の中で思い描く』という点では同じです。

イメージとして、空想はファンタジーなど現実には起こりえないこと(宇宙人が来る、空を飛ぶなど)、妄想は現実的ではないこと(芸能人と結婚するなど)とも言えますが、最大の違いは『現実と想像を区別しているか』どうか。

空想は事実ではないことを自覚していますが、妄想は事実だと思い込んでいる部分があります。

特に妄想は、『被害妄想』などネガティブな意味合いで使われることも多く、『みんなが自分を見て笑っている』などと勝手に思い込んでしまうこともあるでしょう。

空想にふける心理

では、空想にふける心理を紹介します。

誰にでも空想にふけることはあると思いますが、一体どんなときに空想にふけるのでしょうか。

空想癖のある人は、1日のうちで何度も空想にふけることが少なくありません。

空想にふける心理には、以下のものが挙げられます。

単純に空想が好き

空想にふける心理には、単純に空想が好きなことが挙げられます。

非現実的なことを考えている時間が好き、空想することがストレス解消になるという人も多いもの。

好きなことをしたいと思うのは当然の心理ですから、空想が好きな人は『ただ好きなことをしているだけ』なのです。

嫌なことから逃げたい

空想にふける心理には、嫌なことから逃げたいというものが挙げられます。

嫌なことがあったとき、目の前にやらなくてはいけない仕事が山積みになっているとき、『向き合わないといけない』と分かっているものの、嫌なことから逃げたい気持ちが上回ってしまいます。

嫌なことから逃げるために、非現実的な世界である空想の世界に入り込んでしまうのでしょう。

現実逃避したい

空想にふける心理には、現実逃避したいというものが挙げられます。

嫌なことから逃げたい心理と似ていますが、現実逃避したくて空想する人も少なくありません。

現実を見るのが怖い、事実を知りたくないなどの気持ちから、ストレスを感じることのない空想をし始めるのです。

暇だから

空想にふける心理には、暇だからというものが挙げられます。

特にやることもなく暇な時間を持て余しているとき、空想をする人も多いです。

暇だからこそ、色々なことを思う存分考えることができますよね。

このタイプは暇なときだけ空想に浸るので、声をかけられればすぐに現実に戻ることができる人でもあります。

楽しいことがしたい

空想にふける心理には、楽しいことがしたいというものが挙げられます。

空想が好きな心理と似ていますが、自分の好きなシチュエーションで、自分の思い通りに物事が進む空想は、何よりも楽しいもの。

現実のように嫌なことは起こりませんし、空想はとにかく楽しい時間なのです。

楽しいことをしたいから空想をする、という人は、意外と多いものですよ。

空想好きな人の性格

続いて、空想が好きな人の性格について紹介します。

日々空想をしている人は、どんな性格をしているのでしょうか。

毎日のように空想を楽しんでいる『空想好きな人』の性格には、以下のものが挙げられます。

自分に当てはまるものがあるか、チェックしてみてください。

物静か

空想好きな人の性格には、物静かなことが挙げられます。

空想好きな人は、周りの人とワイワイ騒ぐようなタイプではなく、どちらかというと物静かで大人しい印象を与えます。

人と騒いでいると大好きな空想に集中できないので、必然的に物静かな性格になるのでしょう。

ひとりが好き

空想好きな人の性格には、ひとりが好きなことが挙げられます。

空想好きな人は、グループよりも単独行動を好みます。

騒がしい中だと空想に浸れないという理由と同じで、ひとりの方が誰にも迷惑をかけることなく空想の世界に入り込むことができるから。

そのため、空想好きな人は一人でいることが多いのです。

関連記事はこちら▽ ひとりが好きなのはおかしい?一人が好きな人の特徴と心理を徹底解説! ひとりが好きなのはおかしい?一人が好きな人の特徴と心理を徹底解説!

行動力がない

空想好きな人の性格には、行動力がないことが挙げられます。

空想好きな人は様々なシチュエーションを想像することができますが、それは全て頭の中だけの『空想の世界』での話。

空想好きな人は、現実の世界ではなかなか行動に移すことができません。

現実世界では、なかなか1歩が踏み出せないのです。

関連記事はこちら▽ 行動力がない人の特徴や心理|行動力を身につける・鍛える方法とは 行動力がない人の特徴や心理|行動力を身につける・鍛える方法とは

自己完結する

空想好きな人の性格には、自己完結することが挙げられます。

空想好きな人は、実際に何か悩みなどがあっても、基本的に人に相談しません。

自分の中で考えて、自分の中で答えを見つけて完結させることができます。

そのため、周りには『悩みがあった』ことさえ気づかれていない、ということもあるでしょう。

想像力が豊か

空想好きな人の性格には、想像力がが豊かなことが挙げられます。

空想好きな人は、他の人よりも想像力が豊かで優れていることは言うまでもありません。

色々なことを頭の中で考え、話を進めていけるのは想像力が豊かな証。

しかしそれゆえ、『何を考えてるのか分からない』『天然』などと言われることもあるでしょう。

空想癖の特徴

次に、空想癖の特徴を紹介します。

空想癖の心理や性格については先ほど紹介した通りですが、実際に空想癖がある人にはどんな特徴があるのでしょうか。

全てが当てはまるとは限りませんが、以下のような特徴がある人は、空想好きである可能性が高そうです。

人間観察が好き

空想癖の特徴には、人間観察が好きなことが挙げられます。

空想癖がある人は、周囲を見渡して人間観察をすることが多々あります。

これは、人間観察をすることで『空想のネタ』を探しているのです。

道行く人を見ながら、『あの人とあの人が〇〇だったら…』などと考えているのかもしれません。

読書が趣味

空想癖の特徴には、読書が趣味なことが挙げられます。

読書という幅広いジャンルの中でも、恋愛小説やライトノベルが好きな人ほど空想好きである可能性が高いでしょう。

現実には起こらないようなことをテーマにした本を読むと、その情景を想像することから、空想力も養われていくからです。

独り言を言う

空想癖の特徴には、独り言を言うことが挙げられます。

空想癖のある人はしょっちゅう空想をしているわけですが、空想をしているときというのは、すなわち『自分の世界』に入り込んでいるとき。

そうなると、独り言を言ったりニヤニヤしたりすることが必然的に多くなると言えるでしょう。

ボーッとしていることが多い

空想癖の特徴には、ボーッとしていることが多いことが挙げられます。

空想癖のある人は、日常的に空想をして空想の世界にトリップしています。

空想に集中しているときは、ボーッとしていたりどこを見ているのか分からない、まさに『心ここに在らず』な状態だと言えるでしょう。

仕事中なのにボーッとしてるな、という人は空想癖があるのかもしれません。

集中力がない

空想癖の特徴には、集中力がないことが挙げられます。

空想癖のある人は、本当は仕事をするべきときにボーッとしているなど、傍から見ると『集中力がない』と思われることもしばしば。

しかしその発想力にはずば抜けたものがあり、空想癖のある人の発想力は、まさに天才的だと言えるでしょう。

空想癖がひどくて集中できない時の直し方

ではここで、空想癖がひどくて集中できないときの直し方を紹介します。

勉強や恋愛、仕事など、『空想をしている場合じゃない!』と自分でも分かっているのに、空想をしてしまうときはどうすれば良いのでしょうか。

空想癖をやめたいと感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。

周りを頼る

空想癖がひどくて集中できないときの直し方には、周りを頼ることが挙げられます。

空想癖のある人は、悩みや困ったことがあっても人に相談せず、自己完結してしまいがち。

人を頼れないからこそ、空想に逃げるのかもしれません。

人を頼るといっても難しく考えず、困ってることを打ち明けるだけでもOKです。

人との会話を楽しむ

空想癖がひどくて集中できないときの直し方には、人との会話を楽しむことが挙げられます。

空想癖のある人は自分の世界に入り込むため、リアルの人間関係は苦手な人が多いもの。

コミュニケーションの基本は会話なので、まずは人との会話を楽しんでみましょう。

リアルの世界で人と触れ合うことの楽しさを知れば、空想をする頻度も減るのではないでしょうか。

体を動かす

空想癖がひどくて集中できないときの直し方には、体を動かすことが挙げられます。

空想癖に限らず、何かを悶々と考えすぎてしまうときに有効なのが、体を動かすこと。

体を動かして軽く汗をかくことで、気分もスッキリします。

そうするとストレスも軽減されますから、空想も減るはずですよ。
関連記事はこちら▽ 考えすぎる人の特徴や性格|考えすぎてしまう時の対処法とは 考えすぎる人の特徴や性格|考えすぎてしまう時の対処法とは

直った自分を空想する

空想癖がひどくて集中できないときの直し方には、直った自分を空想することが挙げられます。

癖は、直そうと強く意識すればするほど直らないもの。

空想癖を直そうと強く思うのは、言わば逆効果なのです。

そこでおすすめなのが、『直った自分を空想する』こと。

空想しない自分を空想することで、次第に空想する回数が減ったという人もいるようです。

忙しく過ごす

空想癖がひどくて集中できないときの直し方には、忙しく過ごすことが挙げられます。

空想する暇もないくらい忙しく過ごすのも、空想癖を直す一つの方法。

本当に忙しくバタバタ過ごしていると、あっという間に一日が終わってしまいますよね?

余計なことをする時間が無いくらい、予定を詰め込んでみるのもアリかもしれません。

空想好きに向いてる仕事や適職

最後に、空想好きに向いてる仕事や適職を紹介します。

空想好きな人の最大の特技ともいえるのが、想像力やインスピレーションに優れていること。

やはりこれらの能力を発揮できる仕事が、空想好きには向いています。

具体的な仕事は、こちらです。

小説家

空想好きに向いてる仕事や適職には、小説家が挙げられます。

発想力や想像力を最大限に活かすことができるのが、小説家でしょう。

自分の空想の世界で起こったことを、そのまま文章にしてしまえば良いのです。

文章力や表現力は必要ですが、ストーリーはスラスラ思い浮かぶのではないでしょうか。

漫画家

空想好きに向いてる仕事や適職には、漫画家が挙げられます。

小説家と同様、発想力や想像力がある空想癖のある人には、漫画家もおすすめです。

少女漫画など『現実には起こりにくいシチュエーション』がスラスラ浮かぶというのは、漫画家としてはかなりの強みになることでしょう。

企画立案

空想好きに向いてる仕事や適職には、企画立案が挙げられます。

空想好きな人は、人とは違う視点や発想力があるというのが1つの特徴。

だからこそ、他の人では思いもしないような企画ができることも少なくありません。

発想力を活かすという点では、企画立案は適職だと言えるでしょう。

新商品の開発

空想好きに向いてる仕事や適職には、新商品の開発が挙げられます。

企画立案と似ていますが、空想好きな人は優れた視点や発想力を持っていますから、新商品の開発にも力を発揮してくれることでしょう。

新商品の開発は、『今までにないもの』であることが重要なので、一般常識にとらわれない空想好きにはおすすめです。

脚本家

空想好きに向いてる仕事や適職には、脚本家が挙げられます。

小説家と似ていますが、ドラマや舞台、バラエティーなどの脚本を作る仕事も空想癖のある人に向いている仕事の1つ。

似たり寄ったりの脚本では、視聴者は飽き飽きしてしまいます。

今までにないような発想力で、周りを驚かせる脚本作りができるのではないでしょうか。

空想癖のある人はその特技を活かしていこう

空想癖の心理や性格、特徴、直し方などについて紹介しました。

空想癖があることそのものは、決して悪いことではありません。

空想は頭の中であれこれ想像しているだけなので、誰にも迷惑をかける行為ではありませんからね。

しかし、空想ばかりしていて仕事を全然しないなどなら、要注意。

人に迷惑をかけている場合は空想の頻度を減らすなどするべきですが、そうでないなら、空想するという特技を活かしていけば良いのではないでしょうか。