前置きが長い人の特徴について、紹介します。
あなたの周りにも、『前置きが長い人』はいませんか。
いつまでもダラダラと余計なこと、意味の無いことを話し続けてしまう前置きが長い人について、詳しく掘り下げていきましょう。
前置きが長い人の特徴や心理、対処法の他、前置きが長い人がやるべき改善方法にも触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
前置きが長いの意味とは
まずは、『前置きが長い』の意味から紹介します。
前置きの意味を調べてみると、以下のものがありました。
本題に入る前に使う言葉や文章のこと
前置きというのは、スムーズに本題に入るために使う言葉のことで、クッション言葉とも言います。
ビジネスでも何でも、多少の前置きは必要なのですが、前置きが長いのは問題です。
前置きが長い人は
- 本題に入るまでの無駄話が長い
- なかなか本題入らない
という意味なので、相手をイライラさせてしまいます。
前置きが長い人の特徴
前置きが長い人の特徴について、紹介します。
前置きが長い人は、なかなか本題に入れない人のことですが、具体的にはどんな特徴があるのでしょうか。
前置きをする人はたくさんいますが、前置きが長いのはちょっと困ったもの。
前置きが長い人の特徴は、こちらです。
話が長い
前置きが長い人の特徴には、話が長いことが挙げられます。
前置きが長い人は、前置きだけでなく話そのものも長い人が多いもの。
ダラダラと話しているのもそうですが、前置きが長すぎるため、どこからが本題なのかが分かりにくく、聞いている方が疲れてしまうという特徴もあります。
話すのが下手
前置きが長い人の特徴には、話すのが下手なことが挙げられます。
前置きが長い人は話し下手で、コミュニケーションをとるのもあまり得意ではありません。
自分の考えを伝えるというのが苦手なので、前置きばかりが長くなってしまうのでしょう。
前置きが長い人は、話し下手な人が圧倒的に多いのです。
人の顔色を伺う
前置きが長い人の特徴には、人の顔色を伺うことが挙げられます。
前置きが長くてなかなか本題に入れない人は、普段から人の顔色を伺う癖がついていることが多いです。
心理については後述しますが、自分がこれから話す『本題』によって相手がどう思うか?が、気になって仕方がありません。
空気が読めない
前置きが長い人の特徴には、空気が読めないことが挙げられます。
前置きが長い人は、自身の前置きが長いことで周りがイライラしていることなど、空気を読むことができません。
目の前のことにいっぱいいっぱいになってしまい、周りを見渡すのが苦手なのです。
人の顔色は伺うものの、空気は読めない残念なタイプです。
自信がない
前置きが長い人の特徴には、自信がないことが挙げられます。
前置きが長くてなかなか本題に入れないのは、自信がないためでもあります。
自信がないからこそ、本題に触れたときの相手の反応など、悪いことばかりを考えてしまうのです。
人の顔色を伺うのも、元を辿れば自信のなさが引き起こしているものだと言えるでしょう。
前置きが長い人の心理
次に、前置きが長い人の心理を紹介します。
前置きが長い(長すぎる)ことは、相手に良い印象は与えません。
それなのにも関わらず、前置きが長くなるのはなぜなのでしょうか。
前置きが長い人の心理には、以下のものが挙げられます。
どう切り出せばいいか悩んでいる
前置きが長い人の心理には、どう切り出せばいいか悩んでいるというものが挙げられます。
前置きをするときというのは、大抵が『言いにくいこと』を言わなければならないときでしょう。
言いにくいけど言わなくてはいけない場面なので、本題をどう切り出せばいいか悩んでしまい、ダラダラと前置きばかりが長くなってしまうのです。
相手を傷つけたくない
前置きが長い人の心理には、相手を傷つけたくないというものが挙げられます。
先ほども触れたように、前置きが長くなるのは言いにくいことを言わなければならないとき。
相手にとっては『言われたくないこと』である可能性が高く、自分が言ったことで相手を傷つけるのではないか、と不安でたまらないのです。
関連記事はこちら▽ 人を傷つける人の心理や特徴|人を傷つける人の末路とは
攻撃されるのが怖い
前置きが長い人の心理には、攻撃されるのが怖いというものが挙げられます。
本題に入ったとき、自分のミスを相手から執拗に責められるのではないか、叱られるのではないかと不安になり、なかなか言い出せないこともあるでしょう。
このケースでは前置きが言い訳がましくなってしまい、余計に攻撃的な返しをされることが多いです。
嫌われたくない
前置きが長い人の心理には、嫌われたくないというものが挙げられます。
本当のことを相手に伝えるというのは、実はとても勇気がいること。
言わなければいけないと分かっているものの、本当のことを言ったら相手に嫌われるかも…と思うと、なかなか言うことができません。
嫌われたくないと思うからこそ、前置きが長くなってしまいます。
話したくない
前置きが長い人の心理には、話したくないというものが挙げられます。
これから言わなくてはならない『本題』は、正直言いたくないことである可能性が高いです。
自分や相手にとって都合の悪いこと、良い話ではないわけですから、『話したくない』と思うのは当然の心理でしょう。
話したくないという葛藤が、前置きの長さに現れているのかもしれません。
前置きが長い人にイライラする理由
ではここで、前置きが長い人にイライラする理由を紹介します。
あなたも、前置きが長い人の話を聞いていてイライラした経験があるのではないでしょうか。
なぜ前置きが長い人にイライラするのか、その理由をまとめてみました。
結論が遠いから
前置きが長い人にイライラする理由には、結論が遠いからというものが挙げられます。
前置きが長い人の話は、本題前のどうでもいい内容の話がとにかく長いため、結論までが遠いです。
結論から話せば5分で終わるような話でも、前置きが長すぎるせいで30分以上かかることもあるでしょう。
関連記事はこちら▽ 結論から話せない人の特徴や原因|結論から話さない人にイライラする時の対処法とは どうでもいいLINEを送る男性心理やうざい時の対処法を徹底紹介!
言い訳っぽいから
前置きが長い人にイライラする理由には、言い訳っぽいからというものが挙げられます。
仕事のミスなどを報告する際、前置きが長くてなかなか本題に入らない人にイライラするのは、前置きが言い訳にしか聞こえないからでしょう。
どんなに前置きをしたとしても、『ミスをした』ことに変わりはありません。
言い訳ばかりする人にイライラするのは、当然ですね。
何が言いたいのか分からないから
前置きが長い人にイライラする理由には、何が言いたいのか分からないからというものが挙げられます。
前置きが長い人は、前置きばかりに時間を割いてしまい、結局何が言いたいのかわからなかった、ということも少なくありません。
話にメリハリがなく、オチもないため言いたいことが分からないのです。
関連記事はこちら▽ 何が言いたいのかわからない人の特徴|何が言いたいのかわからない人にイライラする時の対処法とは
話がくどいから
前置きが長い人にイライラする理由には、話がくどいからというものが挙げられます。
前置きが長い人は前置きにばかり時間を割いてしまうわけですが、それは『前置きから話が脱線して』しまうから。
どうでもいい話からどうでもいい話に進み、とにかく話がくどすぎてイライラしてしまいます。
時間を取られるから
前置きが長い人にイライラする理由には、時間を取られるからというものが挙げられます。
先述した通り、前置きが長い人の話は本来なら5分で終わるものが30分以上かかることも少なくありません。
無駄な話を延々と聞かされ、必要なことはほんの少ししかないなんて時間の無駄でしかありませんよね。
貴重な時間を取られることにイライラしてしまうのは、納得です。
前置きが長い人への対処法
では続いて、前置きが長い人への対処法を紹介します。
前置きが長い人の話を聞くのは、正直めちゃくちゃイライラしてしまいますよね。
自分が忙しいときなら尚更…。
前置きが長い人には、以下の対処法を試してみてください。
聞く姿勢を整える
前置きが長い人への対処法には、聞く姿勢を整えることが挙げられます。
前置きが長くなるのは、『あなたに怒られるのが怖い』からかもしれません。
前置きが長い人があなたの部下や後輩であるなら、聞く姿勢を整えて相手の話にきちんと耳を傾けてあげることが必要です。
そうすることで、あなたに話すことへの恐怖心が薄れ、次第に前置きも短くなっていくでしょう。
本題に入るよう促す
前置きが長い人への対処法には、本題に入るよう促すことが挙げられます。
前置きからどんどん話が脱線していき、いつまでも本題に入らない人には、『で、結局何の話だっけ?』などと本題に入るように促してみましょう。
くれぐれも『さっさと話して!』などとキツい言い方をしないように気をつけてくださいね。
先読みして伝える
前置きが長い人への対処法には、先読みして伝えることが挙げられます。
なかなか本題に入らず前置きが長い人でも、『何を言いたいのか』がわかるときってありますよね。
もしくは、本題に入ったもののなかなか結論を言わない場合には、オチ(本題・結論)を先読みして『〇〇の話?』と聞き返してしまいましょう。
そうすることで、相手も本題に入りやすくなります。
関連記事はこちら▽ 聞き返してくる人の心理|聞き返しが多い人への対処法とは
本題に入るまで聞き流す
前置きが長い人への対処法には、本題に入るまで聞き流すことが挙げられます。
相手が上司や先輩の場合、なかなか『前置きが長い』ことを指摘できませんよね。
そんなときは、仕方が無いので本題に入るまでは適当に相槌を打って聞き流してしまいましょう。
必要なところだけ、話は聞いておけばOKです。
あとで理由を聞く
前置きが長い人への対処法には、あとで理由を聞くことが挙げられます。
一通り話が終わってから、本人に『なぜ前置きがそんなに長いの?』と聞いてみましょう。
前置きが長いことは、仕事でも評価を下げるきっかけになりかねませんし、今の話し方だともったいない、損をすると伝えてあげるのもアリですよ。
前置きが長い人がやるべき改善方法
最後に、前置きが長い人がやるべき改善方法を紹介します。
自分でも『前置きが長い』と自覚しているのであれば、やはり早めに改善するべきだと言えるでしょう。
前置きが長いことは相手をイライラさせますし、良いことは1つもありません。
前置きがない人を参考にする
前置きが長い人がやるべき改善方法には、前置きがない人を参考にすることが挙げられます。
職場などにも、話が上手くて分かりやすい人はいませんか。
そういう前置きがない人の話し方を参考にしてみるのが、一番分かりやすくておすすめです。
身近に手本となる人がいるのですから、参考にしない手はありませんよ。
前置きの目的を理解する
前置きが長い人がやるべき改善方法には、前置きの目的を理解することが挙げられます。
本来前置きというのは、スムーズに本題に入るための『クッション言葉』として使われるもの。
その場の空気を和ませることができたら、前置きから話を膨らませる必要はないのです。
前置きが長い人は、そもそもの前置きの目的が分かっていないことが多いので、まずはしっかりと前置きの目的を理解しましょう。
空気を読む
前置きが長い人がやるべき改善方法には、空気を読むことが挙げられます。
前置きが長い人は、自分の目の前のことにいっぱいいっぱいになってしまい、空気を読むことができません。
空気を読むのは簡単なことではありませんが、周りを見渡す余裕があれば少しずつできるようになるもの。
気持ちに余裕を持つことが大切です。
結論から話す
前置きが長い人がやるべき改善方法には、結論から話すことが挙げられます。
前置きが長い人は、本題に入るタイミングの見極めがうまくできない人でもあるので、思い切って『結論から話す』癖をつけてみましょう。
言い訳や余計なことは言わず、結論から話すことを意識して話せば、前置きが長くなることもないはずです。
時間を決めて話す
前置きが長い人がやるべき改善方法には、時間を決めて話すことが挙げられます。
前置きが長い人は話をダラダラ進めていくことがあるので、話す時間を予め決めておくとGood。
話す時間を10分と決めたら、その中で結論まで話さなくてはいけません。
時間を決めて話す練習をすることで、言いたいことを簡潔に、分かりやすく伝えることができるようになりますよ。
関連記事はこちら▽ 簡潔に話せない人の特徴|簡潔に話すためのトレーニング方法とは
前置きが長い人は『分かりやすさ』を意識しよう
前置きが長い人の特徴や心理、対処法、改善方法などについて紹介しました。
前置きが長い人は、どうしても周りからイライラされてしまい、マイナスのイメージを持たれてしまいます。
なかなか本題に入りにくいという気持ちは分かりますが、言わなければいけないことなのであれば、はっきり言ってしまった方がお互いのため。
先延ばしにしても良いことはありませんから、前置きに時間を使わずはっきりと伝えてしまいましょう。
保身に走らず、分かりやすさ、伝わりやすさを意識することが大切です。