おどおどしている人の特徴|おどおどしてる人との接し方とは

おどおどしている人の特徴|おどおどしてる人との接し方とは

「なんとなく挙動不審に見える」というおどおどしている人。本人はそんなつもりではないかもしれませんが、その雰囲気から損をしている場合もあります。おどおどしている人の特徴や心理状態、おどおどした人が嫌いな理由や接し方を解説しています。おどおどしない方法もまとめているので、人前で話す際の参考にしてください。

「おどおど」とは

落ち着かない心理状態が、態度に現れている様子を指します。上司の前で緊張して話す。目上の人から説明を求められる。平常心ではいられない状態は、落ち着かない雰囲気として目立ってしまいます。恋愛の胸の高鳴りとは違いますが、ドキドキするような不安を感じる人もいるでしょう。自信を持って話せないので、その気持ちを隠そうとすればするほど怯えてしまうかもしれません。そのため周囲から見ても、頼りないように映ってしまいます。

おどおどしている人の特徴

おどおどしている人には5つの特徴があります。どんな人がなりやすいのか。どんな時におどおどしてしまうのか。具体的なポイントをあげてみました。その人の性格や環境によって違う場合もありますが、気になった人と比較してみてください。

はっきり大きな声でしゃべらない

おどおどしている人の喋り方は、声が小さく元気がありません。どこか体調でも悪いのかと思うほど、弱弱しく感じられます。何を言っているのか聞き取れないこともあり、時々聞き返さないとダメなくらいの状態です。でも、本人はそれで精一杯話しているつもりです。

目線が安定しない

おどおどしている人は、相手の目を見ない傾向にあります。もしくは目を逸らしたり、下を向いて視線は外します。そんな態度を見て、ますます落ち着きのなさを相手に印象付けます。恥ずかしいから目を合わせないのではなく、怖くて相手の目を見て話せない場合が多いと言われています。

なんでも低姿勢

おどおどしている男性に多いのが低姿勢です。へりくだっているわけではありませんが、相手に気を遣いすぎてしまいます。その姿が低姿勢に映るため、どうしてもペコペコしているように感じられるのでしょう。優しいから、おどおどしているわけではありません。

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コミュニケーションが苦手

おどおどしている女性は、人付合いが苦手です。そのためコミュニケーションもうまくとれず、落ち着いているように見えません。何を話せば良いかわからない。どう話しかければ良いのだろう…。漠然としたそんな気持ちを持っているため、話しかけられるのもあまり好まない人が多いです。

不慣れな雰囲気

仕事に関して言えば、不慣れな雰囲気を漂わせています。本人が自分で「向いてないかも」と思っているので、そんな不安が態度に現れるのかもしれません。顔色を伺わないと決められない。自分で判断できない状態で、誰かに依存し、仕事を任せられないような空気感です。

おどおどする人の心理

おどおどしている人は、その時にどんな気持ちだと思いますか?どれだけ整った環境であっても、人によってはそれで負担を感じる場合もあります。なぜ落ち着かないのか。どう思っているのか。おどおどしてしまう心理を読み解いていきましょう。

変に思われたらどうしよう

周囲からどう見られているか気になる。さっきの行動はおかしくないだろうか…。常にそんな不安を抱えているので、他人の視線が気になって仕方ありません。そのため自身を持って堂々と主張できないため、恐る恐る話すような感じです。人からどう思われるかに意識が置かれます。

うまく説明できないかもしれない

「きちんと話さなければいけない」「相手にわかってもらえるよう伝えなければ」そんな心理状態に陥っているため、強いプレッシャーを感じます。「うまく説明しなければ」という意識が緊張感を呼び、余計に空回りするかもしれません。自分で自分のハードルを上げています。

本当はしゃべりたくない

「なぜ私が話さなければいけないんだ」「他の人に回して欲しい」本当はしゃべりたくないのに、話さなければならない状態になり、気持ちが高ぶっている可能性があります。でも、それを他の人には言えないので、その分態度に現れ、おどおどしているような状態になります。

責任を負いたくない

自分の責任で負荷を追いたくありません。その逃げ腰の気持ちがおどおどした態度に現れます。くじ引きで地域やPTAの役員に当たったり、自分の実力以上の役割を押し当てられた時、どうして良いかわからず緊張します。「そんな大役勤まらない」という心理状態なので、どうしても頼りなく見えます。

相手の機嫌を損ねたくない

「この人の機嫌を損ねたら面倒だ」という意識が根底にあるので、とりあえず様子を伺います。本当は自分の意思もありますが、相手が機嫌を損ねたら物事が進まないと思っているので、強く主張できません。そのためおどおどしているように見えますが、裏で計算しているでしょう。

おどおどした人が嫌いな理由

それはズバリ、見ているだけでイライラするからです。はっきりしない態度や曖昧な話し、自分までネガティブな雰囲気に引っ張られるような気がして、距離を置きたくなるのでしょう。学校や職場などで見かるおどおどした人は、なぜ嫌われてしまうのでしょう。

生理的に受け付けない

おどおどしていると相手の雰囲気に疑問を持ちます。「なぜこんなに落ち着きがないのだろう」「どうしてこんなに不安そうなんだろう」そんな様子から、生理的に受け付けない感情になるのかもしれません。ましてやそれがビジネスであれば、相手の態度に取引中止を考える場合もあります。

相手を不快な気分にさせる

落ち着かない態度は、相手に対して失礼です。子供ならまだ許せますが、社会人であればおどおどした雰囲気が気に障るかもしれません。相手を不快な気分にさせるため、そんな人と一緒に行動するとしたら、自分も同じ仲間だと思われたくないので、できるだけ距離を置きます。

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相手を信用できない

おどおどした態度は、相手に信頼感を持ってもらえません。「コイツに委ねても良いのか?」「こんなんで対応できるのか?」そんな不信感しか与えないでしょう。落ち着きのないその様子が相手を遠ざけます。「コイツは気をつけたほうが良い」と思うので、仕事よりも要注意人物として認識します。

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何を考えているかわからない不気味さ

おどおどしていると、何を考えているかわかりません。見た目に派手な行動をとらない分、静かな不気味さを感じます。「もしかして何かやらかすのでは?」という印象が、より相手に嫌悪感を抱くきっかけになります。落ち着きない様子が不安をあおり、関わりを持ちたくない気持ちにさせます。

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自分が悪いのかと錯覚

相手があまりにもおどおどしていると、自分の言動がどこか悪いのかとさえ錯覚します。明るい環境や物腰の柔らかさ。相手に対して真摯に対応しているつもりなのに、これ以上何をすれば良いのかと思うかもしれません。相手が弱腰なので、自分の態度が責められているように感じます。

おどおどしてる人との接し方

おどおどしてる人には、他の人と同じ感覚で接してはいけません。相手が勝手におどおどしているだけだとしても、対応を間違えればあなたが加害者になる可能性もあります。気を遣うことは面倒に感じるかもしれませんが、早く話しを進めるために実行しましょう。

ゆっくり話す

早口でまくし立てるのはNG。早く話すのは悪いことではありませんが、勢いが良すぎるとどうしても威圧しているように受け取られます。そのためゆっくり丁寧に話すことを心がけてください。そうすれば相手も焦る必要はなく、じっくり考えて自分の答えを出せるでしょう。

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集団で取り囲まない

職場の飲み会・地域集会など、集団で取り囲まないようにしましょう。おどおどしている人は外側からの刺激に弱く、多くの人が自分を見ているだけで緊張感が高まります。他の人が考えるよりも心の負担が大きいので、話し合いの場や会議を設ける場合は少人数が理想です。

相槌を打ってあげる

相手の話しに相槌を打ってあげましょう。相槌を打つだけで、共感していることを現わせます。「あなたの話しはちゃんと聞いているよ」と示すことで、安心感を与えられるし、受け入れていることを証明できるでしょう。安心感を持ってもらえれば、おどおどさせなくても済むかもしれません。

一方的に話しをしない

一方的に話すと相手の隙を与えません。話しに割り込めないので、会話も成立しないでしょう。そうなれば話したいことも話せない状態になり、ますますおどおどした状態になります。そうならないよう、一方的に話すのではなく、会話のキャッチボールができるような状態で話してください。

笑顔を忘れない

話しをする時は笑顔を忘れないでください。無理に笑う必要はありませんが、おどおどしている人と会話する場合、表情を変えず冷静な態度でいることはおススメできません。「怒ってるの?」と誤解されやすく、余計に圧力的な雰囲気を印象付けてしまう可能性もあります。

おどおどしてると言われる人がおどおどしない方法

おどおどしないためには、本番前の練習も有効です。いくつか対処法を例にあげたので、できるところから挑戦してみましょう。もちろん無理をする必要はありません。人によって得意不得意もあるでしょう。ただ、慣れてくればおどおどしなくなるので、小さなことからでも始めてみてください。

人前でたくさん話す

人前でおどおどしないためには、話す機会を作る必要があります。例えば結婚式のスピーチや役員会での発言など、何でも良いので自分が話しをする時間を設けましょう。たくさん話せば慣れてくるので、緊張することも減っていきます。何度も繰り返すうちに平気になるかもしれません。

カラオケで熱唱

カラオケで熱唱して、腹から声を出す練習をしましょう。そうすれば声も大きくなり、発音も良くなります。できれば1人ではなく、2人以上で出かけてください。人前で歌うことで度胸がつき、多くの人の前でも大丈夫になってきます。そのうち歌もうまくなり、堂々とした態度も手に入るかもしれません。

誰かに話しかける

おどおどした態度を直すには、知らない人に話しかける練習をしてみましょう。「おはようございます」という挨拶程度でかまいません。慣れてきたら「最近○○ですね」という、世間話しをしてみてください。「知らない人」というのがポイント。話しかけているうちに、おどおどする雰囲気も薄れていきます。

他人の視線は無視

他人からどう思われようとも、「自分さえ良ければそれで良い」という気持ちで挑みましょう。他人の評価を気にしてしまうと、いつまで経っても今の状態から抜け出せません。他人軸に自分を置くのではなく、自分がしたいと思う言動を優先させてください。その積み重ねが堂々とした自分を作ります。

運動する

ウォーキング・ジョギング・テニスなど、運動をして自分を鍛えましょう。部屋の中でダラダラしていても、おどおどする自分を変えることはできません。「運動=ツライ」という人もいるかもしれませんが、ツラいからこそ、それを乗り越えることで自分に自信がつくかもしれません。

おどおどする人は嫌われることを恐れている

他人から嫌われることを恐れるからこそ、おどおどしてしまいます。評価はあとから着いてきます。まずは自分軸で行動し、やりたいことと向き合いましょう。苦手なことをやっても、上達しないし、活躍できません。それをしなければ成立しない現実もありますが、許される環境を作り、自分のやりたいことをやって、あなたにしかできないことを続けたほうが自信も着きます。