思い出話をする心理|思い出話ばかりする人が苦手な時の対処法とは

過去の思い出話ばかりする人っていますよね。

思い出話をする本人は楽しそうでも、聞く側は苦痛に感じるものです。

今回は思い出話をする心理についてご紹介します。

また思い出話をする人が嫌いな理由や対処法、思い出話をしない人の特徴も解説します。

あなたの苦手な人に当てはまっていないか確認して、上手に対応しましょう。

思い出話をする心理

過去の出来事を振り返るのが好きな人っていますよね。

中には何度同じ話をしても、飽きることなく楽しめる人も多いようです。

ここでは思い出話をする心理について紹介します。

自分や周りの人に当てはまっていないかチェックしてみてくださいね。

自分の話を聞いてほしい

思い出話をする人は、他人に自分の話を聞いてほしい思いがあります。

自分の話したくないことや知られたくないことは、わざわざ自分から話しませんよね。

「自分の話を聞いてほしい」「自分のことを分かってほしい」という思いがあるからこそ、思い出話をするのです。

思い出話をして相手の気を引き、自分のことを理解してもらいたいのでしょう。

気を許している

思い出話をするのは、相手に気を許している場合が多いでしょう。

心を開いているから、自分のプライベートについてや経験を話せるのです。

特に、誰にも言っていない過去や秘密を打ち明けるのは、信頼している人にしかできないことですよね。

「この人なら聞いてくれる」と相手に好意をもっているからこそ、思い出話ができるのです。

今に不満がある

今に不満があるから、思い出話をして気を紛らわそうとする場合です。

今が充実していたら、わざわざ過去の話を持ち出したり振り返ったりすることは少なくなります。

自分が上手くいっていないから、過去の楽しかった経験や輝いていた自分を思い出して良い気持ちになりたいのでしょう。

自分をよく見せたい

自分をよく見せたいから、思い出話をする人がいます。

イケていた時代の話をすることで、相手に自分を素敵な人と思わせてチヤホヤしてもらいたいからです。

若い頃の武勇伝を語って「あの頃はかっこよかった・可愛かった」「あの頃はモテてた」と自慢する人もそうでしょう。

どこか今の自分に物足りなさを感じるので、思い出話をして大きく見せようとするのです。

慰めてほしい

自分の過去の不幸な話をして、相手に慰めてもらいたい場合もあります。

過去に執着する人は昔の出来事を悔み、それが元となってネガティブ思考に陥りがちです。

「あの時ああしとけば良かった」「上手くいっていないのはあの出来事のせいだ」と後悔するのです。

自分のどうにもならない思いを人に聞いてもらうことで、癒してもらいたいのでしょう。

思い出話が嫌いな理由

思い出話が好きという人もいれば、一方で「思い出話が苦手」「極力過去の話はしたくない」という人もいます。

ここでは思い出話が嫌いな具体的な理由について挙げます。

自分に当てはまっていないか確認してみましょう。

興味がない

思い出話に興味がない場合、他人から思い出話を聞くのが辛く感じます。

基本的に人は相手の過去よりも今に興味があり、過去に執着しているのは本人だけなのです。

自分に関係ない過去のことを話されても、よっぽどインパクトがあったり心を動かされる話でなければ興味を持たれないでしょう。

面倒くさい

思い出話をする人は、人に共感されることを求めていて、時に聞く側を疲れさせます。

一方的に自分の過去の話をされれば、相手は「この人面倒くさい」と次第に引いていくものです。

思い出話をする人は楽しくても、聞き手は「早く終わらないかな」「話が長いな」と冷めていくでしょう。

今を生きていない

思い出話ばかりする人は過去へ現実逃避しようとする傾向にあり、周りからネガティブに思われます。

今を楽しく生きるのを諦めているような、後ろ向きな印象を感じるからです。

さらに「今の自分との時間を楽しんでない」とモヤモヤした気持ちが残り、 相手に対して不快感を覚えます。

現状に伴っていない

過去の輝かしい話をされたところで現状が伴っていないと、聞く側は疑問を持ちます。

人は相手の過去より今に注目していて、言葉で過去の栄光を説明されても当の本人に説得力がないからです。

どれだけ過去の話を持ち出して自分を大きく見せても、「じゃあ今はどうなの?」と思われるのがオチでしょう。

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良い思い出がない

良い思い出が浮かばない人は、思い出話を嫌います。

昔のことを思い返しても良い気持ちがせず、逆に当時の嫌な出来事がフラッシュバックして苦しくなるからです。

他人の思い出話を聞くのも、自分の過去と比べて落ち込んでしまうので苦手に感じます。

思い出話ばかりする人が苦手な時の対処法

周りに思い出話ばかりする人がいたら苦痛に感じますよね。

ここでは思い出ばかりする人への、具体的な対処法を解説します。

適切に対処することでストレスを軽減できるので、ぜひ自分にできることからやってみてください。

聞き流す

思い出話ばかりして苦手に感じる相手の話は、聞き流すことが大切です。

相手は話を聞いてほしくてたまらないのですが、真剣に聞くと自分の身が持たないので聞き流す程度で良いのです。

適当に相づちを打ったり話を受け流したりして、聞くフリをしつつも軽くあしらいましょう。

話を切り替える

思い出話が始まりそう・始まった時は、別の話に切り替えましょう。

本人が過去に執着していて思い出を大切にしているほど話は長くなり、聞く側は辛い思いをします。

早々に別の話題に切り替えて、相手に思い出話をさせない流れにもっていくことが大切です。

今や未来にフォーカスする

思い出話ばかりする人は過去に浸っているので、時間軸を今や未来に移してあげましょう。

今や未来に焦点を当てて生きることができれば、過去の話をする頻度は減ります。

まずは話をする時に、今や未来の話題を盛り込んでみましょう。

相手が昔の出来事を振り返らなくなると、思い出話を聞かなくてもよくなります。

逃げる

話を受け流したり切り替えたりしたとしても、対処しきれない時やストレスを感じる時は、潔く逃げましょう。

他人の進展性のない話に付き合って、自分の時間をささげる必要はありません。

仕事上の人間関係など逃げられないこともありますが、自分を守る意味でもできるだけその場を離れましょう。

前向きな言葉をかける

思い出話をする人は現状に不満がある場合が多いので、本人が前向きになれる言葉がけをしましょう。

今の自分に自信がなさそうなら、少しでも良いところを見つけて褒めるのです。

今の自分を満たすことが出来ると、自信が湧いてきて過去を振り返らずともポジティブに生きていけるでしょう。

思い出話しない人の特徴

思い出話ばかりする人がいる一方で、思い出話をしようとしない人もいます。

過去の話をしない人は、どこかミステリアスで「あなたのことをもっと知りたい!」と思わせるものがありますよね。

ここでは思い出話をしない人の特徴について解説します。

充実している

今が充実している人は、過去を振り返ることが少ない傾向にあります。

目の前の出来事や現在の人間関係を大切にしているので、過去を思い返すヒマがないのです。

そんな人は自分が今やるべきことに取り組み、しっかり今を生きていると言えます。

今を肯定的に捉えて前向きに生きているので、思い出話をしなくても幸せなのでしょう。

未来を思い描いている

未来を思い描いている人も、過去を振り返ることが少ない傾向にあります。

夢や希望を持って、自分の未来をポジティブに想像できるので、過去のことをウジウジ思い返したりしないのです。

自分の理想をかなえるために行動に移すことも出来るので、過去を振り返らずとも前向きに生きていけるでしょう。

過去に執着しない

過去に執着せず今を生きることにポリシーを持っている人は、思い出話をすることが少ないです。

思い出話に浸って成長が見られない人を、どこかカッコ悪いと思っているからでしょう。

「今や未来の自分にしか興味がない」という信念をもっているからこそ、過去にしがみつかずとも強く生きられるのです。

暗い過去がある

過去に嫌な思いをしてきた人や、人に話したくない体験がある人は、自分から思い出話をしようとしません。

辛い記憶を思い起こしたくないし、他人に話すことで再び傷つくのを恐れているからです。

人に気軽に打ち明けられない過去を抱え込んでいるので、本人は陰で苦しんでいるでしょう。

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忘れている

単純に過去のことを忘れてしまって、思い出話をしない人もいるでしょう。

過去の出来事が自分にとって重要に思えないと、人はどんどん忘れていくからです。

記憶力には個人差があり、過去一緒に体験したことでも皆が覚えているとは限らないですよね。

過去に思い入れがないので、思い出を忘れてしまって話したくても話せない人もいます。

思い出話をする人の心理を知り、上手に対応しよう

いかがでしたでしょうか。

今回は思い出話をする人の心理や思い出話が嫌いな理由、対処法、思い出話をしない人の特徴を紹介しました。

思い出話をする人は現状に不満があり、何とかしたいという気持ちが隠れていることが分かりました。

本記事を参考に、思い出話ばかりする人の心理や特徴を観察して、上手に対応していきましょう。

また思い出話に執着しない人は、今を前向きに生きていけます。自分自身の生き方を見直すきっかけになったら幸いです。