人に親切にされたりお世話になったりしたら、自然と恩返しをしたいという気持ちになりますよね。
恩返しは礼儀にかなうだけでなく、人と良い縁を繋ぎ、幸運を循環させる素晴らしい習慣です。
今回はそんな恩返しについて詳しくご紹介します。
恩返ししたい心理を始めとして恩返しにまつわる問題を詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
恩返ししたい心理
人から恩を受けた時には、恩返しなどせずそのまま何もしない方が合理的で得な筈ですよね。
しかし、なぜか人は恩返ししたいという気持ちになってしまうもの。
ここではそんな恩返ししたい心理について詳しくご紹介します。
感謝を伝えたい
恩返ししたい心理として、感謝を伝えたいことが挙げられます。
誰かに助けてもらったりお世話になったりすると、実際の危機から脱することがでて、精神的な意味でも助かりますよね。
「今の自分があるのはあの人のおかげだ」という気持ちが感謝の気持ちが強い人は、自然と恩返しをしたくなります。
迷惑をかけたお詫び
恩返ししたい心理として、迷惑をかけたお詫びであることが挙げられます。
これは、恩返ししたいと思うほど相手に何かをしてもらって、後ろめたい気持ちが残っているパターンです。
人にお世話になったのに、何もしないのは何だかスッキリしないため、恩返しをしたいという心理が働いています。
礼儀を大切にしている
恩返ししたい心理として、礼儀を大切にしていることが挙げられます。
誰かにお世話になっても忘れてしまう人は案外多いもの。
そんな中で恩返ししたいという気持ちが働く人は、礼儀を大切にするタイプ。
恩があるのに何もしないのは礼を欠くと考えるので、恩返ししたくなるのです。
縁を繋ぎたい
恩返ししたい心理として、縁を繋ぎたいことが挙げられます。
お世話になった人には、誰でも思わず縁を感じてしまうもの。
そんな縁が切れないように、恩返しをしたい心理が働くことがあります。
縁を繋ぎたいという思いが強ければ強いほど、恩を返す心理がより強く働きます。
「恩送り」をした方が良い理由
恩を感じる相手に恩返しができない時、代わりに他の人に恩返しをする「恩送り」。
合理的に考えれば一見ムダなようにも見えますが、なぜした方が良いと言われるのでしょうか。
そこで、この項目ではそんな「恩送り」をした方が良い理由について詳しくご紹介します。
自分の成長のため
「恩送り」をした方が良い理由として、自分の成長のためになることが挙げられます。
人に助けてもらいっぱなしでは、いつまでも成長できません。
もちろん恩返しをするのが1番なのですが、それができない場合は誰かに積極的に恩送りをして、自分の成長に繋げましょう。
礼儀にかなう
「恩送り」をした方が良い理由として、礼儀にかなうことが挙げられます。
お世話になった人に恩返しをするのは礼儀ですよね。
しかし、恩返しをしたくても相手に断られてしまった場合、無理に恩返しするのはかえって非礼です。
礼儀を重んじるのであれば、相手が恩返しを断った場合は恩送りをしましょう。
共感力を高める
「恩送り」をした方が良い理由として、共感力を高めることが挙げられます。
たとえ直接恩返しできなくても、恩送りをして困っている人を助けることで共感力が高まります。
共感力の高さは、人から慕われる求心力のあるリーダーになるための重要な素質です。
リーダーを目指している人は、ぜひ恩送りを実践しましょう。
関連記事はこちら▽ 求心力がある人の特徴や性格|求心力を高める方法とは
幸運の循環になる
「恩送り」をした方が良い理由として、幸運の循環になることが挙げられます。
人にお世話になったり助けられたりして運に恵まれた時、恩送りでその運を循環させることで多くの人の幸せに繋がります。
スピリチュアル的にも巡りめぐっていつかは自分にも返ってくると言われるので、自分のためにも積極的に恩送りしましょう。
関連記事はこちら▽ 幸運な人の特徴|不幸な人との違いや幸運を引き寄せる行動や方法とは
受けた恩を返す方法
「恩返ししたいけど、具体的にどうすればいいんだろう…」そんな風に悩む人も多いことでしょう。
そこでこの項目では、受けた恩を返す方法についてご紹介します。
恩返しの方法に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
何も言わずにやる
受けた恩を返す方法として、何も言わずにやることが挙げられます。
恩返しをすると伝えると、相手に遠慮させてしまいます。
その結果「そんなことしなくていいよ」「気にしないで」などと言わせてしまうことも少なくありません。
さらに、恩着せがましくなってしまうケースもあるので、恩返しは何も言わずにやりましょう。
見返りを期待しない
受けた恩を返す方法として、見返りを期待しないことが挙げられます。
「この人に良くしておけば得だ」「また助けてくれる」という風に、恩返しに対する見返りをついつい期待してしまう人は少なくありません。
このような思惑は案外態度に出てしまい、相手にも迷惑なので気をつけましょう。
関連記事はこちら▽ すぐ態度に出す人の心理|職場や仕事で態度に出す人への対処法とは
相手の周囲の人にも良くする
受けた恩を返す方法として、相手の周囲の人にも良くすることが挙げられます。
恩返ししたい相手に直接恩返しするのも良いのですが、相手の仲間や周囲の人にも良くするとさらに豊かな関係が築けます。
良い縁が広がるきっかけにもなるので、周囲の人にも気を配ってみてください。
本当に必要なことをする
受けた恩を返す方法として、本当に必要なことをすることが挙げられます。
恩返ししているつもりでも相手にとっては迷惑だったり、役に立たなかったりすれば単なる自己満足です。
真の意味で恩返ししたいのなら、相手にとって本当に必要なことかどうか良く考えて行ってください。
成長する
受けた恩を返す方法として、成長することが挙げられます。
どんな恩返しの方法よりも、成長することが何よりも喜ばれるというケースは少なくありません。
もし相手が人の助けを必要としない自立した人なら、無理に恩返しをする必要はありません。
そんな時は無理やり恩返しするよりも、成長した姿を見せる方が喜ばれるかもしれません。
恩返ししたいと言われたら
恩返ししたいと言われた時に、どう対応するのがベターなのでしょうか。
この項目では恩返ししたいと言われたらどうすべきか解説します。
自分が恩返しされる立場におかれた時、スマートに対応したい人はぜひ読んでみてください。
他の誰かに恩送りしてもらう
恩返ししたいと言われたら他の誰かに恩送りしてもらいましょう。
もし貴方が困っていて、恩返しによってピンチを脱したり物事がうまく行くなら喜んで恩返しを受けてください。
しかし、そうでないなら他の人に恩送りしてもらいましょう。
本当に困っている人が助かる上に、お互いに晴れやかな気持ちになれますよ。
断る
恩返ししたいと言われたら断るのも1つ。
見返りを求めて人助けしたつもりじゃないのに恩返しされたら、逆に気をつかってしまいますよね。
そんな時は素直に恩返しを断っても構いません。
冷たく断ると相手がガッカリしたり不愉快になったりするため、温かい態度を心がけてみてください。
ごく軽い恩返しにしてもらう
恩返ししたいと言われたらごく軽い恩返しにしてもらうと、お互いに気をつかいません。
恩返しと言っても軽くお茶したりご飯にいく程度にすれば、双方プレッシャーにならず楽しく恩返しができます。
見返りよりも縁を大切にしたい時は、お互いが楽しめる恩返しをすると長続きするのでやってみてください。
豊かに生きるためにも受けた恩は忘れないようにしよう
今回は恩返しについて詳しくご紹介しました。
お世話になった人に恩返しできれば、スッキリと晴れやかな気持ちになれて、人生が豊かになりますよね。
もしすぐに恩返しできなくても「恩返しがしたい!」と強く思っていれば、いずれチャンスは訪れます。
人生を豊かに生きるためにも恩は忘れずに、積極的に恩返しや恩送りをしていきましょう。