親分肌の特徴|親分肌の人が嫌いな理由や上手な付き合い方とは

親分肌の特徴|親分肌の人が嫌いな理由や上手な付き合い方とは

『親分肌』の特徴について、紹介します。

あなたの周りにも、『親分肌』な人はいませんか。

ここでは、親分肌な人について詳しく掘り下げていきたいと思います。

『親分肌』という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんな人を指す言葉なのかは分からない…なんてこともありますよね。

親分肌の特徴や親分肌の人との上手な付き合い方の他、親分肌になる方法まで紹介しますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

「親分肌」の意味とは

まずは、『親分肌』の意味から見ていきましょう。

親分肌、親分気質の意味には、以下のようなものがあります。

  • 人の面倒をよく見て、頼りになる気性のこと
  • 威勢がよく、男気を感じさせる気風のこと
  • 人の上に立つ性質を持っている人のこと

漫画などでは、盗賊や海賊などの集団で上に立つリーダーのことを親分と呼んでいますよね。

子分(部下)から慕われ、頼りにされているような人を親分肌、もしくは親分気質な人と言うのです。

類義語としては、女性に使う『姉御肌』が、意味合いとしては近いと思います。

「親分肌」と「兄貴肌」の違い

ではここで、『親分肌』と『兄貴肌』の違いを説明しましょう。

どちらも『〇〇肌』という言葉ですし、意味合いも同じなのでは?と思いますが、両者は少し違います。

親分肌も兄貴肌も、面倒見が良くて頼れる存在という部分は同じですが、慕ってくれる人との距離感が違うのです。

親分肌は本人と慕ってくれる人との上下関係ははっきりしていて、対等な関係とはいえません。

一方兄貴肌は、同じ目線で寄り添ってくれる人で、親しみを覚えやすいという特徴があります。

兄弟のように頼りになって親しくなれるというのが、兄貴肌の最大の特徴ですね。

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親分肌の特徴

それでは、親分肌の特徴を紹介していきましょう。

親分肌の人は、上下関係ははっきりしているものの、人の面倒をよく見て頼りになる人。

男性に対して使うことが多く、女性に対して『親分肌』ということはほとんどありません。

親分肌の人の特徴は、こちらです。

面倒見が良い

親分肌の特徴には、面倒見が良いことが挙げられます。

親分肌の代名詞と言っても過言ではないのが、やはり面倒見が良いこと。

親分肌の人は、一度面倒を見たらその人のことを見捨てることはありません。

正直、周りが『コイツは使えないな』と判断したとしても、親分肌の人は見捨てずに最後まで面倒を見続けるのです。

人によって態度を変えない

親分肌の特徴には、人によって態度を変えないことが挙げられます。

特に顕著に現れるのが、自分よりも立場が上の人に対してでしょう。

多くの人は自分より偉い人には逆らえないので、たとえ相手が間違っていても従うしかないと思いますよね?

しかし親分肌の人は間違ってることは間違ってる、と相手が誰であってもいえるのです。

自分の信念を貫く

親分肌の特徴には、自分の信念を貫くことが挙げられます。

親分肌の人は、自分の信念や考えをしっかり持っており、その信念を曲げることはありません。

自分は正しいと思って疑わないので、周りの声に耳を傾けられない頑固さも持ち合わせていると言えるでしょう。

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押しが強い

親分肌の特徴には、押しが強いことが挙げられます。

親分肌の人は、先程言ったように自分は正しいと思っており、それを曲げることはありません。

自分が頑固なだけなら構わないのですが、『自分の信念や考え』を強引に押し付けてくることもあるので注意が必要です。

そのため親分肌の人は、周りからは『押しが強い人』と思われている可能性もあるでしょう。

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人任せにしない

親分肌の特徴には、人任せにしないことが挙げられます。

親分肌の人はやや強引なところはありますが、何かあったときに責任を他人に押し付けたり、人任せにすることはありません。

それこそ、自分が面倒を見ている子分(部下)が何かミスをしたときには、自分の責任として頭を下げることもあるでしょう。

親分肌の人が嫌いな理由

親分肌の人が嫌いな理由を紹介します。

親分肌の人は面倒見が良くて頼りになる存在ではありますが、嫌いという意見もあります。

親分肌の人が嫌われてしまう理由とは、一体どんなものがあるのでしょうか。

親分肌の人が嫌いな理由は、こちらです。

融通が利かないから

親分肌の人が嫌いな理由には、融通が利かないからというものが挙げられます。

親分肌の人は、自分が一度決めたことは、ちょっとやそっとじゃ変えません。

周りが『こうした方が効率がいい』と提案しても、首を縦に振ることはないでしょう。

そういう融通の利かなさから、職場にいる親分肌の人が嫌いという人は意外と多いようですね。

上から目線だから

親分肌の人が嫌いな理由には、上から目線だからというものが挙げられます。

親分肌の人は、相談されたら親身になって考えてくれますし、自分の経験からアドバイスもしてくれます。

しかし、親分肌の人との信頼関係ができていないと、そのアドバイスを『上から目線』と感じてしまうこともあるでしょう。

協調性がないから

親分肌の人が嫌いな理由には、協調性がないからというものが挙げられます。

親分肌の人は自分の信念を強く持っており、それを貫く強さも持っているのですが、人に合わせることは苦手分野。

人に媚びを売ったり合わせることが苦手なので、周りからは『協調性がない人』『場の空気を乱す人』と思われてしまう可能性もあります。

強引だから

親分肌の人が嫌いな理由には、強引だからというものが挙げられます。

親分肌の人は、自分がいいと思ったことは強引に人に勧めるところもあります。

自分の考えややり方を押し付ける押しの強さもありますから、親分肌の人のそういう部分を強引で嫌だ、と感じる人がいてもおかしくはありませんね。

余計なお世話だから

親分肌の人が嫌いな理由には、余計なお世話だからというものが挙げられます。

親分肌の人は、あなたのためを思って面倒を見たり、相談に乗ったりアドバイスをしたりしているわけですが、それらを『ありがたい』と思うか『ウザい』と思うかはその人次第でしょう。

特に仕事のことだけでなく、プライベートにまで踏み込んでこられると、余計なお世話だと思ってしまいますね。

親分肌の人との上手な付き合い方

続いて、親分肌の人との上手な付き合い方を紹介しましょう。

親分肌の人が嫌いという人もいることが分かりましたが、たとえば同じ職場や上司に親分肌の人がいるときには、どう付き合っていけばいいのでしょうか。

親分肌の人と上手に付き合っていきたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。

適度な距離感を保つ

親分肌の人との上手な付き合い方には、適度な距離感を保つことが挙げられます。

親分肌の人は、自分が面倒を見ると決めた人のことは何があっても見捨てません。

それは言い換えれば、一度目をつけられたら関わり続けなくてはいけない、ということ。

親分肌の人に目をつけられないよう、適度な距離感を保つことがおすすめです。

必要なときだけ頼る

親分肌の人との上手な付き合い方には、必要なときだけ頼ることが挙げられます。

親分肌の人は意外と単純で、自分が慕われていると思えば気分を良くするもの。

普段から頼る癖がついてしまうと、それはあなたの成長のためになりません。

だからこそ、いざというときだけ頼るようにしましょう。

興味のないことは聞き流す

親分肌の人との上手な付き合い方には、興味のないことは聞き流すことが挙げられます。

親分肌の人は面倒見が良いので、もしかするとこちらが頼んでいないときでも執拗に面倒を見ようとしてきたり、アドバイスしてきたりするかもしれません。

それらが自分のためになるのなら聞くべきですが、興味のないこと、不要なことだった場合は聞き流してしまいましょう。

適当に相槌を打って、真剣に聞いているフリをしていればOKですよ。

頼りすぎない

親分肌の人との上手な付き合い方には、頼りすぎないことが挙げられます。

親分肌の人は、何度も言いますが本当に面倒見が良い人です。

頼られれば断れないところもあるのですが、親分肌の人を頼りすぎるのはよくありません。

あなたのためになりませんし、親分肌の人は『自分が手をかけた分の見返り』を求めてくることもありますので、頼りすぎるのはやめましょう。

自分の意見ははっきり言う

親分肌の人との上手な付き合い方には、自分の意見ははっきり言うことが挙げられます。

親分肌の人は基本的に人の意見に従うことはなく、自分の考えを押し通す強さがありますが、自分の意見があるならきちんと伝えましょう。

親分肌の人は自分が面倒を見ている部下の話はちゃんと聞いてくれる人ですから、親分肌の人と違う意見ならなおさら、きちんと伝えるべきなのです。

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親分の器ではない人の特徴

続いて、親分の器ではない人の特徴を紹介します。

パッと見親分肌っぽく見える人やそういう上司でも、本当は器が小さく、親分肌ではないな…と感じることもあるでしょう。

親分肌っぽく振舞っていても、実は親分の器ではない人の特徴は、こちらです。

すぐ怒る

親分の器ではない人の特徴には、すぐ怒ることが挙げられます。

些細なことですぐに怒る人っていますよね。

親分肌の人は、たとえミスをしても怒るのでなく、なぜこうなったのか、次はどうしたらいいのか、を一緒に考えてくれます。

些細なことですぐ怒るだけの人は、残念ながら親分の器ではありません。

感情の起伏が激しい

親分の器ではない人の特徴には、感情の起伏が激しいことが挙げられます。

感情の起伏が激しい人は、機嫌がいいときと悪いときの差がめちゃくちゃ激しいです。

同じことを聞いたとき、そのときの気分次第で怒る時もあれば優しい時もあるのでは、正直こちらは振り回されてしまいます。

感情豊かなのは悪いことではありませんが、感情の起伏が激しいのは親分とはいえませんね。

保身に走る

親分の器ではない人の特徴には、保身に走ることが挙げられます。

何かあったとき、真っ先に自分の地位や立場、安全を守ろうとする人は親分の器ではありません。

こういう人は、いざというときに部下に責任を押し付けたりするタイプなので、親分として部下を守れる人とは違いますね。

上司にペコペコする

親分の器ではない人の特徴には、上司にペコペコすることが挙げられます。

自分より偉い人、立場のある人に媚びを売ったりゴマすりをするような人、上司にペコペコする人も親分肌とは言えません。

親分肌の人は自分の意見を曲げず、たとえ相手が上司でも向こうが間違っていたらきちんと指摘できる人でもあります。

上司にペコペコする人は保身に走っているところもあるので、間違いなく親分肌とは言えませんね。

言動に一貫性がない

親分の器ではない人の特徴には、言動に一貫性がないことが挙げられます。

その場しのぎの発言をしている人は、言動に一貫性がありません。

それはつまり、自分の発言に責任を持てていないということでもありますよね。

『昨日はこう言ってたのに…』と部下が困るようなことは、親分肌の人はしないのです。

親分肌になるには

最後に、親分肌になるにはどうしたらいいのか、親分肌になる方法を紹介します。

親分肌の人は周りから慕われる人でもあるので、『親分肌になりたい!』という人もいることでしょう。

親分肌になりたいのなら、以下のことを試してみてください。

視野を広くする

親分肌になるためには、視野を広くすることが挙げられます。

親分肌の人は、困っている人を見逃すことはありません。

誰が困っているか、助けを求めているかというのは、視野の広い人じゃないと気づかないですよね。

自分のことで手一杯になっている人は、視野を広くすることから心がけていきましょう。

知識や実力をつける

親分肌になるためには、知識や実力をつけることが挙げられます。

知識や実力がなく、口だけの人に着いていこうとは思わないでしょう?

親分肌の人の言葉に説得力があるのは、知識や実力、経験があるからです。

知識や実力があるかどうかで言葉の重みも変わってくるので、知識や実力をつけるよう日々努力していきましょう。

自分の言動に責任を持つ

親分肌になるためには、自分の言動に責任を持つことが挙げられます。

何かあったら誰かが助けてくれる、と思っていませんか?

親分肌の人は、周りに何かあったときに自分が率先して手を貸すような人。

まずは自分の言動に責任を持てるようにならなくてはいけません。

言ったことはちゃんとやる、約束は守るなど当たり前のことを確実にやることから始めましょう。

メンタルを鍛える

親分肌になるためには、メンタルを鍛えることが挙げられます。

親分肌の人は、ちょっとやそっとのことで動揺したり、狼狽えたりしません。

予想外の出来事が起こったときや、周りから責められたときなども慌てたりせず、平静を装って対応することができます。

それができるのは、親分肌の人が強いメンタルを持っているから。

メンタルを鍛えることは、親分肌になるには欠かせないことだと言えるでしょう。

自分より仲間を優先する

親分肌になるためには、自分より仲間を優先することが挙げられます。

親分肌の人は、自分を犠牲にしてでも仲間や部下を守れる人です。

もちろん、自分を雑に扱っていいというわけではありませんが、自分優先ではなく他人(仲間)優先で考えられる人になりましょう。

相手が喜ぶことをすることから始めるのが、おすすめですよ。

親分肌の人は嫌われることもあるが頼りになる人

親分肌の人の特徴や親分肌の人との上手な付き合い方、親分肌になる方法について紹介しました。

親分肌の人は強引さや融通が利かないところがあり、周りから嫌われてしまうこともあります。

しかし親分肌の人は、部下から慕われる頼りになる人。

親分肌の人がいて良かった、助かったと思う場面が必ずあるはずです。

頼りになる親分肌目指して、できることから始めてみてくださいね。