仕事ができないと悩んでる人がやるべき大切な3つの改善策

仕事ができないと悩んでる人がやるべき大切な3つの改善策

あなたは職場で「あの人は仕事ができなくて困ってる」なんて言われるような存在になっていませんか?

この記事では仕事ができないと言われて悩みを抱えている人の根本的な理由と、どうすれば仕事ができない悩みを改善させて仕事ができるようになる人間になることができるのかを紹介していきます。

もう辛い!仕事ができないと悩んでる人へ

入社していきなり仕事ができる!と思われることはごく一部の人間だけです。

そんなことは頭の中ではわかっているのに、あまりの仕事の出来なさ加減にどんどん自信を失い、悩みを抱えてはいないでしょうか。

仕事ができない状態というのは、任された仕事をきちんと遂行できない意味として言われることが多いです。

新入社員だから仕事ができなくて当たり前と多めに見てくれる職場環境もあれば、真逆にビシバシとスパルタチックに鍛え上げる職場もあります。

さらに時代遅れな考えですが、男性だから仕事ができない、女性だから仕事ができないと思われる職場も実際には存在します。

この記事では、仕事ができなくて悩んでいる人が抱えている理由を紹介し、そしてその悩みを少しでも軽くできるような解決方法を紹介していきます。

多くの人は仕事ができない悩みを抱えたことがある

当サイトでは独自調査として実際に100名の方に「仕事ができなくて悩んだことはありますか?」という質問をし、回答していただきました。

その結果はこちらです。

仕事ができなくて悩んだことはある人は87%

なんと87%の人が実際に仕事ができなくて悩んでいた、もしくは今現在も悩んでいると答えました。

これはほとんどの人が経験することだと思っていいでしょう。

どんな理由で仕事ができなくて悩んでいるのか?

それでは、実際に「はい」と答えた人はいったいどんな理由で悩んでいたのかを見ていきましょう。

みんなの回答
  • 同じミスを繰り返し犯してしまい。ミーティングのたびに上司に同じ指摘を受けてしまう。
    上司は親身になりアドバイスをくれるが、また別の機会になると同様のミスをしてしまう。
    改善できるように上司は努めてくれているが、自分が改善できてないことに対して悩んでしまっている。(男性/30代/小売業)
  • 派遣社員をしているのだが、今まで働いたことの無い業界で覚えることも多く、また短時間で多くの量をこなす仕事を経験したことも無くて普段からおっとりした性格のため、なかなか他の人より仕事量が少なくなってしまい、社員の方からよく指摘されて悩んだことがある。(女性/30代/保険業)
  • 新人の時はまわりについていけず、必死でしたがみんな冷たくて辛かったです。(女性/30代/接客業)
  • 自分の上司と比べたときに、自分の仕事の出来なさに幻滅したことがあったから。(男性/30代/事務)
  • 段取りが悪く思うように仕事が進まない。(男性/30代/サービス)
  • 仕事のミスが続き、一緒に働く人からの信用を失ったと感じたからです。(女性/30代/医療福祉業)
  • 管理者であり部下への指示だしや教育がうまくいかず自分の時間ぎとれない時。(女性/30代/飲食業)
  • 電話やメール対応が煩雑になり、自分の仕事ができなくて困っています。(男性/40代/システムエンジニア)
  • 営業のお仕事をしていたのですが、契約件数や訪問回数などのノルマがなかなか達成出来ず悩んでいました。
    先輩方にアドバイスを求めても、「いつか出来るようになる」「タイミングや運が大事」と言われるだけでどう努力すればよいかわからず途方に暮れました。(女性/20代/営業)
  • 上司は俗に言われているクラッシャー上司のタイプで、指摘や他者への言葉を聞いているだけで精神的に疲弊してしまい悩んでいます。(女性/20代/人事)
  • 部署が変わって、それまでに覚えたことが活かされずまた一から覚え始めなきゃいけないので。(女性/30代/教育)
  • 営業成績が3カ月くらい全く伸びなくて悩みました。(男性/40代/営業)
ごく一部ですが、このように多くの人が悩んでいる(悩んでいた)ことがわかります。

そして、よく見てみると仕事ができなくて悩みを抱えている人にはある特徴があることが分かります。


仕事ができないと悩む人にありがちな特徴

失敗やミスを繰り返す

やはり仕事のミスを何度もしてしまうことはダメージが大きいですよね。

先述の回答にもありましたが、失敗をしても上司が優しくフォローしてくれたりしても、その上でさらにミスを重ねてしまうと、その上司にも迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ちになり、そしてミスをしてしまった自分に対してやるせない気持ちになるものです。

未経験のことについていけない

未経験のことをいきなりやらせたり、未知のことが多すぎて周りについていけなくて悩んだことがあると回答した人も多く見られました。

仕事は常に動いている状態なので、企業によっては手取り足取り教えてくれません。

未経験であれば一体何から手を付ければいいのか、どうすればいいのか、何を聞けばいいのかなどわからないことだらけで、仕事に不安を抱えて悩んでしまう人はたくさんいます。


周りの人と比較してしまう

自分と他人を比較してしまいがちな人は、自分の仕事の出来なさ加減に嫌気がさしてしまうことでしょう。

先輩ならまだ何とか「先輩だからしょうがない」と思えるかもしれませんが、それが同僚だったり、部下だったりしたら気持ち的にはまったく穏やかではありませんよね。

その上で、周りがあなたに対してとても優しかったりするととても申し訳ない気持ちになり、ますます悩みを抱えてしまうことになります。

職場(上司・先輩・部下など)の人間関係が悪い

仕事のミスをしたときに露骨に嫌な顔をするような上司は少なからず存在します。

直接的に冷たい態度をされたり、叱責されたりするのでますます萎縮していってしまうことでしょう。

職場の人間関係が悪いと好きだった仕事も嫌になるぐらいです。

今までそのような環境にいたことがない人ほど、悩んでしまうことが多いです。

関連記事はこちら▽ すぐに叱責する人の心理|上司に叱責された時の対処法とは

仕事の量が多すぎる

自分の仕事ができないぐらい仕事を抱えてしまう人には2つのパターンがあります。

1つは物量的に仕事の量が多いパターン。

そしてもう1つが段取りが悪く、効率的ではないため、仕事の量が多く感じてしまうパターンです。

今回、質問に回答された意見では後者のパターンが前者よりも多く見られました。

つまり、もっとうまくできるのにそれができない自分に悩んでいるということです。

管理者としてうまくやれない

部下などを束ねる立場になると管理能力が問われます。

今まではプレーヤーだったのに急にマネージャー業務をしろと言われてすぐにその仕事ができる人はほとんどいないでしょう。

部下の管理をしなければいけないのに、その上自分の仕事もこなさないといけなくなると、思ったように仕事ができなくて悩んでしまう人は多いです。

目標やノルマが達成できない

営業の人などはノルマや目標が達成できなくて悩んでいるといった回答が多く見られました。

目標など数字が明確に出るものは、他の人との比較も容易であり、今まで紹介してきた特徴に当てはまる要素が多々あります。

さらに目標が達成できない期間が続くとますます悩みを深めることにつながるでしょう。


仕事ができないと悩んだことがない人の理由は?

先程のデータで87%の人が仕事ができなくて悩んだことがあるとお伝えしましたが、残りの13%の人は仕事で悩んだことがないと回答しました。

その理由を一部ご紹介します。

みんなの回答
  • 嫌な上司と直接顔を合わさなくて済むので、家でのリモートワークがずっと続けばいいと思っています。
    (男性 / 40代 / 出版業)
  • 一人で子供に外国語を教える仕事だからです。発達障害傾向のある私はチームワークが苦手だったり、人が決めたことが理解出来なかったりしますが、これは目的もわかっているし、社会人に無駄に気を遣うこともないので。
    (女性 / 20代 / 教育業)
  • 仕事を覚えるのが楽しかったから、できなくて悩んだ事はないです。
    (女性 / 30代 / 福祉)
今の状況だからこそ悩みが無くなったと回答する人もいれば、仕事が自分に合っていると答える人もいました。

この理由を分析してみると、仕事ができない悩みを解決させるためのヒントがあります。


辞めたい!と思う前に仕事ができない悩みを改善するには?

仕事ができるようになる(耐える)

仕事ができない悩みを解決するには、仕事ができるようになるのが一番の改善方法です。

「そんなことができれば悩んだりはしないよ」と思う人もいるはずですが、今の状態で仕事を辞めたとしても、もしかしたら転職先はもっとひどい環境になってしまう可能性だって否定できません。

仕事ができないまま次のステップに向かうことはギャンブル要素を含んでいることを十分に理解しなければいけないでしょう。

どうせ辞めるなら仕事ができるようになって、次の展望が明確になってからのほうがメリットは多いのは間違いありません。

まずは「どうして仕事ができないんだろう?」という考え方から「どうやったら仕事ができるようになるんだろう?」という考え方にシフトしていきましょう。

では具体的にはどう行動すればそのような考え方になるのかを見ていきます。


仕事ができないと感じるポイントを全て書き出す

まずは、あなた自身が感じているネックポイントを明らかにするために紙にどんどん書いていきましょう

この行為はとても大切で、これをしないということは目隠しをした状態のままゴールを探して走っているようなものです。

自分は何が足りていないのか、どの部分で失敗してしまうのか、何が原因なのかを理解した上で、それをピンポイントで改善していくのが近道かつ効果的なやり方です。

時間はかかるかもしれませんが、10分〜30分程度時間を取って紙に書いていきましょう。

PCやスマホのメモ帳でもいいでしょう。

大切なのは、ネックポイントを探し出すことです。

もしくは仕事の愚痴から書き出していって、思いのまま書き殴っていくと、いつしか「どうすればいいか」の思考にたどり着くというゼロ秒思考に書かれているようなやり方でもいいでしょう。

仕事ができない部分が分かったら行動する

あなた自身のネックポイントが分かれば後は行動するだけです。

というよりも行動しなければいつまで経っても改善はしません。

ここで「行動」と言われたら多くの人は一気にゴールを想像してしまいがちです。

残念ながらそれでは改善は難しいでしょう。

そうではなく、「次の行動」を明確にして実際に動いてみるのです。

例えば、自分ひとりでは解決できないと感じたなら誰かに相談することも「大切な行動」の1つです。

この最初の1歩が後のゴールにつながるのです。

このように最終的なゴールが分かったら、そのゴールまでの中間的なゴールをいくつか設定して、それを達成できるように行動していくのが、とても重要なことなのです。

誰かに相談する、本を買う、帰ったら勉強をするといった小さな積み重ねが未来の自分を変えます。

気をつけなければいけないことは、その中間ゴールでさえ行動するのが難しい場合、途中で挫折してしまいます。

中間ゴールは上記にあるようにとても簡単なものにして、確実に達成できるように設定するのがポイントです。

職場環境を良くする

仕事ができる、仕事ができない関係なく職場環境の悪さはあなた一人でコントロールできるものではありません。

どうしても相性や運などに左右される要素があります。

この場合でも、仕事ができる人とそうでない人とでは選択肢の多さが変わってきます。

仕事ができる人は出世したり、より条件のいい職場に転職するなどで職場環境が変わる可能性が高いです。

もちろん仕事ができるのですから、優遇される可能性が高くなることでしょう。

しかし、仕事ができない人は逃げるように職場を変えるために転職するか、休職、退職するぐらいしか選択肢がありません。

その選択肢のどれもが後ろ向きで、先程も述べたように次の仕事場はより劣悪な環境かもしれません。

やはり職場環境を良くするためには仕事ができるようになっておいたほうがいいでしょう。

仕事ができるようになれば評価も変わり、周りの人も優しくなるかもしれません。


他人との比較は厳禁

人と比較するからこそ、自分のダメなところがより強調され、嫌になってしまうのは多くの人に見られる共通点です。

だからといって「比較しないようにしよう」としてもなかなかそれを実践するのが難しいのが現実です。

ではどうすればいいのか。

まずは比較対象を決めて、真似をするようにしてみましょう。

「そんなことをしたらますます比較しちゃうじゃないか!」と思ったかもしれません。

第三者から見れば比較されにいってるように見えるかもしれませんが、主観的に見ると、今まで避けていた相手の真似をすることで、自分の変化を感じ取れるようになります。

比較対象と避けることで実力に差が生まれてしまっていたのが、コピーすることによって差が縮まります。

すると第三者からは「あいつは変わった」と見られるようになり、比較されることは少なくなるのです。

あまりにも実力が違うからこそ比較されるものなので、その実力による差を無くしてしまえば比較されなくなるのです。

さらに、評価も高まるので一石二鳥です。


それでも仕事ができない悩みが無くならず辛いなら

そもそも今の仕事が嫌で嫌で仕方がないと思う人にとっては、紙に書き出そうとしたり、真似をしたりする気力が無いかもしれません。

その場合は、無理して働かずに一度立ち止まって、休息を取るようにしましょう。

お金を貯めていれば、ある程度削って休息期間に当てたり、失業保険をもらって心身ともに休むのも1つの方法です。

労働基準法により、労働者は仕事を辞めたいと伝えれば2週間後に会社を辞めることができます。

正社員などのように、あらかじめ契約期間が定められていないときは、労働者は少なく とも2週間前までに退職届を提出するなど退職の申し出をすれば、法律上はいつでも辞め ることができます(会社の就業規則に退職手続きが定められている場合はそれに従って 退職の申し出をする必要があります)。
知って役立つ労働法

上記の文を読んでみると気になる一文があります。

会社の就業規則に退職手続きが定められている場合はそれに従って 退職の申し出をする必要があります

では、就業規則には1ヶ月前に言う必要があるとなっていた場合はどうなるでしょうか?

会社の就業規則において、「労働者は1ヶ月前に退職を申し出なければならない」と定められている場合、民法の規定を任意法規と解して、こうした特約が許されるとする見解もありますが、裁判例では、これを強行法規と解するものもあり、見解が分かれています。
厚生労働省 福岡労働局

つまり、就業規則で決められていたとしても、強制的な規定は無効であると判断されます。

簡単に言えば、基本は2週間で会社を辞められるということです。

しかし、あなたの勤めている会社がブラック企業であれば就業規則を持ち出して何か言ってくる可能性も否定はできません。

最近だと、退職代行サービスに相談してスムーズに辞める人も増えてきました。

退職代行は弁護士がいないとできないサービスです。

何か会社から言われた時にすぐに対応してもらえるように、こういったサービスを通して会社を辞める人が増えています。

あなたも何を言われるかわからない、後が怖いという場合は利用してみてもいいでしょう。

嫌なことは引きずらないでリセットして、しっかり休み、次に進んでいきましょう。