嬉し泣きをする人の心理|嬉し泣きができない原因と対処法とは

嬉し泣きをする人の心理|嬉し泣きができない原因と対処法とは

人は悲しい時や辛い時に涙を流しますが、実は泣くのは悲しい時だけとは限りません。

嬉しさ余って、思わず嬉し泣きをしてしまう人も存在します。

嬉しい気持ちを抑えることが出来ず、ついつい涙が溢れてしまうのでしょう。

今回はそんな嬉し泣きをする人の心理や、反対に嬉し泣きしたことがない人の特徴や嬉し泣きができない原因をご紹介します。

嬉し泣きをする人の心理

泣くという行為は何か悲しいことがあった時に行うものと思いがちですが、嬉しい時に思わず泣いてしまう人もたくさんいます。

いったいなぜ、嬉しい時にも泣いてしまうのでしょうか?

嬉し泣きをする人の心理をご紹介します。

心から感動している

周りの人に親切にしてもらった、とても素晴らしい経験をした、こういった心の底から感動するような場面に遭遇した時に、思わず嬉し泣きをする人は多いでしょう。

自分では抑えることができない感動の高まりが、思わず涙として流れでしまうのです。

特にサプライズがあった時は、感動のボルテージも上昇し嬉し泣きの確立も高まります。

幸せな気持ちが満ち溢れている

嬉し泣きをする人は、幸せだな、嬉しいな、という前向きでポジティブな気持ちを感じやすい体質です。

気持ちが高揚しやすく、感激して嬉し泣きをしてしまいます。

他の人よりも幸福感を感じやすいので、ちょっとした出来事にも心が動き、周囲の人から「あの人は感激屋さんだね」と思われているかもしれません。

周りに共感しやすい

自分のことだけでなく、周りの人の幸せな気持ちを感じ取り嬉し泣きをする人は、共感能力が他人よりも優れています。

周囲の気持ちを敏感に感じ取り、まるで自分のことのように感じてしまうのです。

友人の幸せや嬉しさが手に取るように分かるので、一緒に喜び涙するのでしょう。

感情のバランスを保っている

何か嬉しいことが起こると感情が高ぶり、興奮してきます。

嬉し泣きをする人はその興奮した気持ちを抑えるために、無意識に涙を流しています。

嬉し泣きをする、という行為が興奮した感情を静めてくれており、涙を流すことで感情のバランスを保っているのです。

達成感を感じている

仕事やスポーツ、何か自分が一生懸命に打ち込んできたことで成果を出した時、人は嬉し泣きをすることがあります。

これは今までの努力が報われ、達成感をかみしめている証拠です。

人一倍と努力して掴んだ結果だからこそ、味わう達成感も格別なものがあるのでしょう。

嬉し泣きが可愛いと思われる理由

「女性の涙は武器」と言われていますが、ネガティブな涙は嫌う人もいます。

ところが、嬉し泣きをする人に対しては多くの人が好意的に見ており、可愛いと感じる傾向も。

嬉し泣きはなぜ可愛いと思われるのでしょうか。

素直な性格

感情表現が豊かで、喜びや嬉しさを素直に涙で表現する姿を可愛いと感じる人は多いのではないでしょうか。

特に自分がした行為に感動し嬉し泣きをされたら、誰だってイチコロです。

よりいっそう可愛いと思うでしょうし、もっと喜ばせたいと張り切ってしまうでしょう。

美しい涙

情緒不安定でネガティブな涙よりも、幸せで嬉し泣きをする姿はとても美しく見えます。

特に普段涙を見せないような強い女性が、感情が高ぶって嬉し涙を流していれば可愛いと感じるでしょう。

静かに流す嬉し涙はとても美しく、人々を魅了します。

守りたいと感じる

嬉し泣きをする人を見ると庇護欲がかきたてられ、守ってあげたいという気持ちが高まります。

嬉しくて涙するような素直な女性を、自分が守ってあげたいと感じる男性は多いでしょう。

自分だけに見せる嬉し泣きをする顔というのは、特別感もあり余計に可愛く見えるはずです。

優しい心

他人の幸せや喜びを共に涙を流しながら喜べる姿を見て、優しくて可愛い子だなと感じる人はたくさんいます。

自分のためではなく他人のために流す涙、という点がポイントです。

誰かのために心を動かし涙を流す姿はとても魅力的で、可愛さも倍増するものです。

健気さ

一生懸命努力して結果を残し、嬉しくて涙を流す姿を、人は健気で可愛いと感じます。

失敗にもめげず健気に努力する姿はそれだけで人を引きつけますが、さらに嬉しくて涙を流す姿を見てしまえば、より一層可愛く見えるでしょう。

職場にこんな健気で頑張り屋な子がいたら、可愛くて気になってしまうかもしれません。

嬉し泣きができない原因

嬉し泣きをする人は確かに存在しますが、自分は嬉し泣きをしたことがないという人の方が多いのではないでしょうか。

嬉し泣きができないからといって、その人の心が冷たいとか、感動していない、というわけではないはずです。

嬉し泣きができない原因はどこにあるのでしょう。

冷静で客観的

嬉し泣きができない人は冷静で、制御できないほど感情が高ぶるようなことがありません。

自分の心の変化を客観的に観察しており、嬉しい・幸せといった気持ちがあっても涙を流すほど興奮することはないのです。

一歩引いたところから自分の感情を分析できるので、気分に左右されることもほとんどないでしょう。

自分に酔うことがない

嬉し泣きをする人というのは、心のどこかで「幸せな自分」に酔っている傾向があります。

反対に嬉し泣きができない人は現実的なので、自分の幸せに酔うことはないでしょう。

嬉しさや幸せを感じていないわけではなく、どんな時でも自分の感情のバランスを保てるということです。

達成感を得たことがない

今までの苦労が実り、ようやく結果が出た時に思わず嬉しくて泣いてしまう人がいます。

今までの努力がようやく報われたという達成感がなければ、例え幸せを感じたとしても嬉し泣きをすることはなかなか難しいでしょう。

苦労した経験や辛い経験が少ない人ほど、嬉し泣きの経験もあまりないはずです。

幸せは1人でかみしめたい

幸せはじっくりと1人でかみしめたいと思っている人は、嬉し涙をながす機会はほとんどありません。

承認欲求や自己主張がさほど強くない人であれば、自分の幸せを周りに涙を流すことでアピールする必要がないからです。

自分さえ幸せな気持ちを知っていれば満足なので、心の中で幸福感をひっそりと味わっています。

精神が安定している

嬉し涙には感情の高ぶりを抑える効果があり、嬉しさのあまり興奮している心を穏やかにしてくれます。

なので精神が常に安定している人には、嬉し涙は必要ありません。

嬉しさのあまり気分が高揚しすぎて興奮したり、感情が乱れる心配がないからです。

嬉し泣きしたことない人の特徴

嬉しくて涙を流す人は自分の気持ちに素直で、感受性豊かな人と言われています。

一方嬉し泣きをしたことがない人と聞くと、まるで心がないような冷たい印象をもたれてしまうかもしれません。

嬉し泣きをしたことがない人にはどういった特徴があるのかを、今回はご紹介します。

ポーカーフェイス

あまり自分の感情を表に出さない、いわゆるポーカーフェイスの人は嬉し泣きをしたことがないのではないでしょうか。

嬉しい、幸せ、といった感情を持っていたとしても、恥ずかしくて表現出来ない人は多いものです。

このような人たちには、涙を流して喜ぶことは相当難しいに違いありません。

共感能力が低い

他人の幸せや喜びをまるで自分事のように感じ取り、思わず涙をながしてしまう共感能力の高い人達が存在します。

反対に共感能力が低い人達は、周りがどんなに幸福感に包まれていても、一緒になって涙を流し喜び合うことはないでしょう。

感情に流されることがないのでいつでも冷静沈着、周囲に影響される心配もありません。

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感情のコントロールが上手

自分の感情を常にコントロールできる人は、制御不能な感情の乱れを経験したことがありません。

よって抑えきれない喜びや幸福感から、嬉し涙を流した経験もないはずです。

喜びや幸福を感じていないわけではなく、自分の感情が乱れないように上手くコントロールしているだけです。

素直ではない

見たり聞いたりした事柄をストレートに受け取る素直な人は、自分の幸せや他人の幸せに敏感に反応してしまうので、感情が高まり時として嬉し涙を流します。

その点自分の幸福な感情を素直に受け止められない人は、泣くほど嬉しいという気分にはなりにくいものです。

良い意味で鈍感な部分もあり、嬉しいという感情が一気に爆発するようなこともないでしょう。

人生経験が浅い

人生経験が浅い人には相手の気持ちを理解し共感する力がまだ備わっていないので、他人のために嬉し泣きをすることはできません。

自分も同じような経験をしたことがあるからこそ、他人の喜びや幸せが手に取るように分かるのです。

人生の経験値が低い人にとっては、他人の感情を理解することはまだまだ難しいでしょう。

嬉し涙を流すか流さないかは人それぞれ

嬉し涙を流す人は確かに素直で、他人の喜びを自分のことのように感じられる、優しい心の持ち主なのでしょう。

では嬉し涙を流せない人は、素直ではない、優しくない人なのでしょうか?

そんなことは決してありません。

自分の気持ちに正直になった時に涙が流れるか、それとも流れないのか。

ただそれだけの違いです。

泣けない自分は冷たい人間なのか?と思わずに、あるがままの自分を大切にして下さい。