何か深い事情がありそう。関わらないほうが良い雰囲気。あなたの周りにも、なんとなく闇の深そうな人はいませんか?今回は闇深い人の特徴や治す方法をご紹介します。面白い人ほど闇深いと言われるのはなぜか。優しい人ほど闇深いのはどうしてか。気になるポイントをまとめました。闇深い=不幸とは限らないので、その奥に隠れた事実を確かめてください。
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目次
「闇深い人」の意味とは
「闇」とはどこまで行っても光のない状態。つまり闇深い人は、陽の当らない場所を歩いてきた人です。もっとわかりやすく言えば、みんなが当たり前のように平和な日常を過ごしていることに対し、さまざまな苦労を背負って生きてきた人でしょう。例えば借金で家族離散。過去に何らかの刑事罰を受けた。人には言えない秘密がある。理由はそれぞれありますが、他人に触れられたくない時間を費やした経験を持っている人で、一見しただけではわからないかもしれません。
闇深い人の特徴
闇深い人には5つの特徴があります。事情がありそうな素振りをしても、誰でも簡単になれるわけではありません。闇深い人にはそれなりのポイントがあるので、確認してください。単純に見破れない場合もありますが、注意深く観察しましょう。
目が笑っていない
闇がある人の目は笑っていません。目笑わないとは、「動きがない」という意味。ようは冷たい目線と解釈してください。声は明るく優しい言葉だったとしても、心の奥では相手を分析しています。例えあなたを励ましてくれたとしても、それは本心ではないことがあるので気をつけてください。
行動がスマート
闇が深い人は無駄がありません。そのため行動がスマートでテキパキしています。余計なおしゃべりもなく、他人の陰口大会には参加しません。グダグダ言ったところで始まらない。さっさとやるべきことをやる。そんな気持ちの人が多く、何を考えているのかわからない謎めいた雰囲気もあるでしょう。
外見と中身にギャップがある
外見は可愛らしい。見た目が派手で華やか。そんな外側とはまったく違う中身。例えば信じられないくらい毒舌家だったり、厳しい言葉を投げかけてくる。明るい見た目とは正反対の暗さ。もしくは冷たい外見とは違い、親しくなると案外優しかったり。闇深い人であればあるほどギャップも強くなります。
記憶力が良い
闇深い人の多くは記憶力が良いです。過去に忘れられない経験をしていることが多く、それがトラウマになる場合もありますが、みんなの記憶が薄れても1人だけ覚えています。人の話しをよく聞き、言われたことを何度も頭の中で繰り返していることもあるでしょう。
誰も信用しない
周囲の人を信用していません。それは相手が家族や身内でも同じです。他人を好きになれないというよりは、相手の欠点や短所がわかってしまい、「誰も頼らない」というほうが正しいかもしれません。口先だけだと見破ることができるので、自分以外の人間に信頼を置けないのでしょう。
闇が深い人ほど面白いと言われる理由
闇が深い人は、相手を楽しませるため面白い自分を演じているかもしれません。無理していると言うよりは、持っている闇が深いからこそ、それとは正反対の自分を作り上げているのです。さまざまな経験あるからこそ内側の引き出しが多く、ネタにも困りません。相手に闇を探られないよう意図的に面白くしている場合もあれば、闇を背負っていても天然系で面白い人はいます。いずれにしても他の人より圧倒的な経験値なので、退屈するわけがありません。
闇がある人ほど優しいと言われる理由
優しい人は過去に自分が傷ついた経験を持っています。例えば同棲している部屋に、恋人が浮気相手を連れ込んだ。贈ったプレゼントを質屋に入れられた。恋愛以外にもいろいろありますが、想定外の出来事に遭っている可能性もあるでしょう。その時に立ち直れないくらいの悲しみと対峙しましたが、自分を取り戻せたからこそ、人に対して優しくできるのです。それが人には言えない黒歴史。いわゆる闇です。だから闇深い人は、優しい人が多いのです。
明るい人ほど闇があると言われる理由
人前では明るくても、裏で考えていることが違います。単純に明るい性格の場合もありますが、心の奥に隠していることがあるからこそ、明るく振る舞っているのかもしれません。本当はツラかったこと。受け入れることが悲しい事実。それを知られないよう、ネガティブな自分と距離を置きたいのです。闇が深ければ深いほど、強ければ強いほど、無駄に明るくしている可能性はあります。ただし、どんな明るさの裏に闇があるのかは、長く付き合ってみなければわかりません。
闇深い人が好きな理由
「普通の人に飽きた」「平凡な毎日は退屈」そう思っているところに闇深い人が現れたら、心を奪われる人も多いでしょう。闇深い人を好きになるのは、あなたの持っていない部分に惹かれるからです。ただし、その好奇心が良い方向に出るとは限らないので、ご注意ください。
ミステリアスな部分が好み
「闇深い人はモテる」というのは本当です。ミステリアスな部分が異性の心をくすぐるんでしょうね。「自分と違うからこそ相手のことを知りたい」という気持ちなのかもしれません。すぐわかるような単純な人では物足りない。もっと刺激が欲しい。そんな想いを満たしてくれるのが闇深い人です。
支えてあげたくなる
闇がある人に惹かれるのは、「私がどうにかしてあげたい」という気持ちです。今まで苦労してきたから、支えてあげたくなるのでしょう。それは勝手に思い込んでいるだけなのですが、自分でどうしようもないほど引き寄せられるのです。「気になって仕方ない」という状況かもすれません。
闇の中身が知りたくなる
「過去に何があったんだろう」「どうしてこうなったんだろう」という好奇心が膨らみ、訳アリの事情を知りたくなります。もうこれは、人間の性としか言いようがありません。隠されているから知りたい。自分だけには話して欲しい。みなさんが芸能ニュースを追いたくなる状態と同じです。
自立している
闇深い人は他人を頼らないため、すべてにおいて自立しています。それは「迷惑をかけたくない」という気持ちからではなく、自分でやったほうが早いからです。そんな姿を見ているうちに、自分より大人な雰囲気を感じて、憧れから好きになってしまうのかもしれません。
新しい世界を教えてくれる
闇深い人は、これまで知らなかった新しい世界を教えてくれます。そのため自分がどれだけ未熟だったか思い知らされるでしょう。ただ、そんな厳しい部分を教えてくれるのは、闇深い人だけです。ぬるま湯に浸かった状態から引っ張り出してくれる。自分を導いてくれる姿に、どんどん惹かれていくのです。
闇が深いのを治す方法
それまで長い間、闇を背負ってきたので簡単には治せません。ただ、「人生を変えたい」と思うなら、持っている闇深さを治す必要があります。過去は変えられませんが、未来は変えられます。応急処置ではなくここで治しておくことで、光りを取り込むことも夢ではありません。
過去を聞いてもらう
自分の過去を聞いてもらいましょう。もちろん「この人なら大丈夫そうだな」と思った人にです。誰かにしゃべってしまいそうな人には、話す必要はありません。「どんな事情があったのか」という点について説明し、そのせいで取り巻いている現状を伝えてください。
明るい人と行動をともにする
明るい人と一緒にいれば、自然と闇も薄くなります。無理に行動をともにする必要はありませんが、一緒に過ごすことで、あなたの暗さを照らしてもらえるでしょう。明るい方向へ導いてもらえたり、楽しいことを共有することで、あなたの意識にも少しずつ希望が射してきます。
没頭できるものを探す
誰かに闇が深いと言われたとしたら、周囲にわかるほどのオーラを出しているということ。空白の時間を作ると闇を思い出してしまうので、何も考えず没頭できるものを探してください。仕事でも趣味でも何でもかまいません。それを続けているうちに、自分で打開策を見つけられるようになります。
原因から離れる
闇の原因から離れましょう。例えば仕事であるなら転職。恋人であるなら別れ。闇の対象と決別し、別の道を歩んでください。離れなければそこから抜け出せません。既に離れている場合は、過去を断捨離することもおススメです。写真やデータが残っている場合は、すべて処分しましょう。
引っ越す
環境を変えてください。自分の生活圏を変えてしまうことで、過去と切り離すことが可能です。できれば市外や町外へ出て、新しい生活を組み立てましょう。ガラッと変えたいなら、県外へ出ることも良いかもしれません。まったく違う人の間に入って、そこから人生をやり直してください。
闇深さを受け入れる
誰にでも闇がある。人は闇深さを抱えて生きている。長く生きていれば失敗の1つや2つはあるし、間違った選択をすることもあります。それも含めて今のあなたを作った歴史。闇深さを受け入れ認めた上で、そこから立ち上がることが大事。人は弱い生き物ですが、同時に強さも持っています。そのため闇深さを受け入れ、必ず前に進むこともできます。