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感情表現が豊かな人の特徴とは
女性らしい人
男性と女性で言えば、女性の方が感情優位です。
それなので、女性らしい人は感情表現が豊かです。
たとえば、小動物を見ても男性より女性の方が断然、「可愛い」「連れて帰りたい」「吸い込まれそうな瞳」「お腹空いているみたい」等々たくさんの言葉が出てきます。
これは脳の構造やホルモンバランスの違いもあるのです。
女性は、話す時に使われる左脳と感情を司る右脳とが緊密に連携しているので、理論だけでなく感情や感覚が言葉に乗ってくるのですが、男性はその連携が女性より弱いと言われています。
もちろん個体差があるので、女性だからといって誰でも感情表現が豊かという訳ではありませんし、男性でも感情表現が豊かな人もいます。
けれど感情表現を豊かにするには、感受性を高め、喜怒哀楽を多く感じ、良く喋らなければなりません。
それが、女性らしさと重なるのです。
裏表のない人
こんなこと言ったら変に思われると心の内を隠し、無難にふるまったり、損得を考えて余計なことを言わない人とは違い、正直で素直で、裏表のない人は、感情表現が豊かです。
心にブレーキがかかっていないからです。
それゆえに失敗してしまうこともありますが、あまり人目や周りの評価を気にしないので、自分は自分と割り切っています。
こういう人は本当の友達が多いです。
評価や損得を気にしがちな世の中で、素直に喜怒哀楽を表現している姿を、やっかみながらも馬鹿にする人もいるかもしれません。
けれど、こういう人は心と言葉が一致しているので、結局信頼できるのです。
口では良いことを言いながら、裏で足を引っ張らないまでも、見下すようなことがままある世の中で、貴重な人と言えるでしょう。
これは生まれ持った性格もありますし、いろいろな体験があって、人生を素直にありのままで生きようと決心した結果かもしれません。
馬鹿正直と言われていても、本当は思慮深いのかもしれません。
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語彙が豊富
いくら感情表現をしたくても、その言葉が見つからないと豊かとはいえません。
いつも「うれしい」「悲しい」「楽しい」「腹立たしい」だけでは表現としては少なすぎます。
それなので、豊富と言われるには、言葉を多く知っていることが必要になってきます。
とはいえ語彙力があっても、喋りとしては表現できない人もいます。
会話は苦手なのに、文章にすると言葉使いが豊富という場合です。
これは喋るというアウトプット方法が苦手なのです。
しかし、言葉を知っている人の方が表現しやすいことは確かです。
語彙が豊富な人はどんな人でしょうか。
それは本に親しむことが多く、教養がある人と言えます。
また、家庭など周りの環境で、「ヤバい」など流行言葉を使うことが少ないと、その他の表現を考えるので、語彙が増えることが多いです。
このようにボキャブラリーが豊富な上、素直に自分の気持ちを表現できる人は、本当に表現力が豊かと言えます。
五感をフル活動させている人
感情表現が豊かな人は、視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚といった、人間の持つ五感の全てを総動員できる人です。
外から来る情報を、発動可能な感性をフル活動させて受け止め、反応を返すことができること、それが、バラエティ豊かな感情表現の発動につながります。
しかも、感情表現が豊かな人は、他者や外界から得た印象をそのまま味わうことはしません。
あくまでも、自分自身の持つ独特な感性を駆使してそれを受け止めます。
そして1度自分の体内に取り込んだ情報を自分の感性で判断し、さらに自分なりの色付けをして最終的な形にするのです。
そのため、一般的な人間からしたら、「その感性は、いったいどこから湧いてくるの?」と疑問に思うかもしれません。
そのくらい、自分ならではの、オリジナリティあふれる反応を示しているのです。
目に見えないものにも思いを馳せる人
私たちの住むこの世界は、目に見えるものが全てではありません。
人の心など、視覚では追えないものも確実に存在します。
他人の心が読めないこの世界だからこそ、目に見えないものを感じ取る能力がとても大切になります。
そしてその類まれな能力を持っている人こそが、他人の心の襞を細やかに読み取れる人です。
心の痛みや感動をその人自身と同じように感じ取り、深い共感を示すことができる人だからこそ、豊かで深みのある感情を表すことができます。
「なんとなく、目が曇っているような気がする」
「今日は、声にどことなく力がないみたいだわ」
「無理して、明るくふるまっているみたいに見える」
いつも優しい心で相手に寄り添える人は、うまく感情を出せない相手に代わって、たまっている感情を迸らせてあげられます。
相手のぶんまで感情を伝えられる、感情表現がとても豊かな人です。
表情筋が柔らかい人
感情表現ができない人の特徴として挙げられるのが、いつもこわばった顔をしていること。
なぜそんなに緊張した顔をしているのでしょうか。
それは、表情筋がとても固いからです。
つまり、感情表現が豊かな人は、表情筋が柔らかいのです。
顔からはみ出しそうな笑顔を浮かべた人を見たことがあるでしょう。
よくよく観察してみれば、表情を表すための筋肉が活発に動いている様子がよくわかります。
悲しいときには眉がハの字になり、涙が浮かぶ瞳にも、目の周囲の筋肉が大きな動揺を作り出します。
口元は、両端が引き下がった形になります。
怒りに満ちた表情なら、眉は左右同時に大きく引き下がり、上のまぶたがつり上がってきます。
唇は緊張してきつく引き結ばれるか、片側の口だけ開いた状態になっているでしょう。
また、驚いたときには眉が全体に上に移動し、口が丸くぽっかりと開いています。
上のまぶたも上がり、虹彩の上に白目が出た状態になっていることでしょう。
このような豊かな表情を生み出すには、活発な表情筋が不可欠なのです。