世間体なんてくだらないと考える人の特徴や心理|世間体を気にしない人になるには

世の中には世間体を気にして生きる人もいれば、世間体なんてくだらないと思って自分らしく生きている人もいます。
体裁ばかり気にして窮屈な思いをしている人にとって、人目を気にせず自分の意思を尊重し人生を謳歌している人は、時々とても羨ましく思えることがあるでしょう。
今回は、世間体なんてくだらないと考える人の特徴を紹介します。
世間体をくだらないと思う人の特徴・心理、更に世間体を気にしない人になるためにはどうすべきかなども解説していきます。

世間体なんてくだらないと考える人の特徴

世間体を気にする人は、基本的に行動範囲が狭く、考えも柔軟ではありません。世間体をくだらないと思っている人は、それとは全く反対の性質を持っていることが特徴的です。
ここでは、世間体なんてくだらないと考える人の特徴を紹介していきます。

自由奔放

世間体をくだらないと考える人は、自由奔放に生きていることが特徴的です。
人目を気にすることがないので、たとえ周りと趣味趣向が違っても、気にせずに好きなことに全力で取り組むことができます。
体裁ばかり気にして何もできない人には、とても羨ましがられます。

ポジティブ

世間体をくだらないと思っている人は、考え方がとてもポジティブです。
世間体を気にし過ぎる人は、ネガティブで物事を深く考えすぎる傾向があります。それとは反対に、世間体が気にならない人は何でも物事を明るく考えるので、例え自分の生き方が世間一般的でなくても気になりません。

自分の意見をはっきり言える

世間体を全く気にしていない人は、自分の意見をはっきりと言えることも特徴の一つです。
自分に自信を持っているので、人に意見を批判されても何とも思いません。だからといって自分の考えを人に押し付けることはなく、誰のことも尊重できるので周りからは好かれやすいです。

視野が広い

世間体に縛られていないため視野が広く、さまざまなアイデアが容易にわいてくるのも特徴的です。
傍から見ると、「天才肌」「アーティスト気質」と言われるタイプで、見た目も個性的な人が多いです。発想が重要なクリエイティブな職業には非常に向いていると考えられます。

偏見・差別意識がない

世間体なんてくだらないと考える人は、その分思考が柔軟なので人に対しての偏見や差別意識が全くありません。
世間体を気にする人は周りと違うことを過剰に恐れるだけでなく、一般的でない生き方をする人を「変な人」などと思い込みます。世間体に興味がない人は、そのような考えを嫌います。

世間体なんてくだらないと考える人の心理

世間体に振り回されないのは、自分の意思を何よりも尊重しているからです。また、中には世間からあえてはみ出して個性を主張しようと考える人もいます。
ここでは、世間体なんてくだらないと考える人の心理を紹介していきます。

やりたいことがある

やりたいことに一生懸命になっている人は、基本的に世間体を気にしている暇がありません。
体裁ばかりを気にするのは、心から夢中になれることが原因の一つです。やりたいことに向かって今を懸命に生きていると、おのずと世間体は気にならなくなるものなのです。

人にどう思われてもいい

世間体をくだらないと考える人は、人に自分のことをどう思われてもいいと思っています。
人が自分を見てどう思うかよりも、自分自身が納得して行動できることを重要視しているのです。自分の芯がしっかりしているので、たとえ親に反対されようが好きなように生きます。

後悔したくない

世間体なんてくだらないと考えるのは、後悔のない人生を送りたい気持ちが強いからです。
「あのとき挑戦しておけばよかった…」多くの人が人生で何度もそう思ったことがあるでしょう。体裁ばかりを気にしていると後悔ばかりの人生になる…そのことをよく理解しているので、自分の好きなことをして生きようと心に決めているのです。

反発心が強い

世間体をくだらないと公言している人の中には、ただ反発心が強いだけの人もいます。
このタイプは、反発して世間一般的な生き方からあえてはみ出すことが「かっこいい」と思っています。自分が「個性的」「人とは違う」ことに誇りを持ち、またそれを周囲にアピールして一目置かれようとしている節があります。

世間に期待していない

世間体を気にしない人は、世間や周りの人に全く期待していません。
人は世間一般的ではない言動をする人を「それはおかしい」などと批判し、なぜか道を正してあげようなどと考えます。そのくせ、困ったときには何もしてあげません。
そんな非情な世間の言うことに耳を傾ける必要はないと悟っているのです。

世間体なんてくだらないと考えるメリットとデメリット

世間体を全く気にせず生きることには、メリットだけでなくデメリットもあります。多数派にはなれず仲間が少ないことや、世間に反発し過ぎて周りの印象がかなり悪くなる場合もあるのです。
ここでは、世間体なんてくだらないと考えるメリット・デメリットを詳しく紹介します。

メリット

自分の好きな生き方ができる

世間体をくだらないものと捉えることで、自分の好きな生き方を選ぶことができます。
世間体を気にする人は、「周りと同じ生き方」であることが正しいことと思い込み、その考えに縛られます。体裁を無視することで、迷わずやりたいことに挑戦できる楽しい人生を送ることができます。

人の意見に寛容になれる

世間体をくだらないと考えることで、人の意見に寛容になることができます。
例えば将来家庭を持ち子供がやりたいことがあると言ってきたときには、それがたとえ世間一般的に見て「変わっていること」であっても、全面的に応援してあげられる親になれるでしょう。

ストレスがたまりにくい

世間体を全く気にしないことには、ストレスがたまりにくいというメリットもあります。
人の目ばかり気にして行動する人は、自分の好きなことを優先せずいつも他人の価値観でしか動かないので、欲求不満でストレスまみれになりがちです。
世間体をくだらないと思う人はそのようなストレスとは無縁で、いつも心穏やかでいられます。

デメリット

孤立しやすい

世間体をくだらないと思っている人は「少数派」に属します。そのため、孤立しやすい傾向があります。
一人が嫌いで精神的にも弱い人には、世間体に反することは向いてないとも考えられます。孤立しても構わないという精神的タフさが備わっていないと辛いものがあります。

変人扱いされることも

世間体なんてくだらないものだと強く主張し過ぎると、変人扱いされてしまう可能性もあります。
世間体を気にしないことは良いことですが、世間への反抗心をどこでも剥き出しにしていると偏った思想の持ち主と思われてしまいます。そうなるとただただ怖がられるだけです。

人として道を外す危険性も

世間体を気にしなさ過ぎると、人として道を外してしまう危険性もあります。
世間体を気にしないことが、いつの間にか「社会のルールなんてどうでもいい」という考えに置き換わってしまい、悪いことに手を染めてしまう人もいます。
そのような考えになってしまうと、トラブルや事件を起こしてしまう可能性もあるので非常に危険です。

世間体を気にしない人になるには

世間体ばかり気にしてしまう自分にうんざりしている…そのような人は少なくないでしょう。世間体を気にしない人になるには、自分の思考の偏りや行動パターンをしっかり見直し改善する必要があります。
ここでは、世間体を気にしない人になるにはどうすべきか解説していきます。

自分の意思を明確にする

世間体を気にしない人になるには、常に自分の意思を明確にする必要があります。
何か物事を選択するときに、周囲の人の意見を聞いてから自分の意見を決めるのではなく、まずは自分がどうしたいのか先に考えましょう。そして、それが仮に少数派寄りだったとしても、実行する勇気を持てるようにしましょう。

偏った考えを見直す

自分自身に世間一般の考えに偏っているところはないか見直しましょう。
例えば、就職して結婚して家庭を築く…それが「当たり前のこと」「そうすべきこと」とあなた自身思っているのであれば、それは世間一般の考えがすり込まれているだけです。「多様な生き方があっていい」と考えを改めることで、あなた自身も自由に生きられるようになります。

やりたいことに正直になる

今まで人目を気にしてできなかったことがあるなら、やりたいことに正直になって挑戦してみましょう。
例えば、アイドルの追っかけをしたかったけど「オタク」と言われるのが怖くてできなかった…というようなことがあるなら、思い切ってやってみましょう。案外やってみると平気なもので、「もっと早くしておけばよかった」と思うことの方が多いです。

自分に自信を持つ

体裁を気にしてしまうのは、自分に自信がないからです。自信がないから、「世間一般の考えに合わせておけば間違いない」と思うのです。
「どうせ自分なんて…」という思いが強いなら、そんなネガティブな考えは捨てましょう。どうしても自信を持てないなら、自分を好きになれるよう嫌いな部分はしっかり改善する努力をしましょう。

理解を求めない

人に理解を求めるのはやめましょう。「分かってくれなくてもいい」と思えるようになれば、世間体なんて気にならなくなります。
人に自分の行動や生き方を理解し認めてもらうより、自分自身が納得していることの方がずっと大切です。もし批判されても「私は私」と堂々としていましょう。

実際に世間体はくだらないのか?

世間体はくだらないものです。過剰に気にすべきことではありません。
ただ、世間一般の考え全てに逆らうことが正解というわけではありません。自分自身が賛同できる・納得できることは取り入れれば良いのです。
しかし、人目ばかり気にして多数派に考えを寄せようとするのは、はっきり言って何の意味もありません。そのときは孤立していないことへの安心感で心がホッとするでしょう。しかし、後になって「やっぱり自分の思う通りにしておけばよかった」と後悔するときがやってきます。
結局自分自身が本当に心から幸せを感じられるのは、世間体を気にした生き方でなく、自分の意思を貫き通している生き方なのです。世間体に振り回され続ける人生は実に虚しいものです。

世間体ではなく自分軸を大切に

世間体を気にする人=常識的な人と思う人は少なくありません。しかしそれは大きな間違いで、常識的とはマナーやルールを守れる人のことを指します。
世間体は過剰に気にすることではありませんが、マナー・ルールは大切なことです。人に迷惑をかけない・傷つけないための最低限のマナーやルールを守ることを大前提として、自分の思うままに生きることが最も良いです。
世間体ではなく、自分軸を大切にして明るい人生を送っていきましょう。