世間体を気にする親の特徴や特徴|世間体を気にする親への対処法とは

世間体を気にする親について、紹介します。

やたらと世間体ばかり気にする親っていますよね。

自分の親が「世間体を気にする親」のため、悩んでいる人もいるでしょう。

ここでは、そんな世間体を気にする親の特徴や心理、メリットとデメリット、嫌われる理由などを詳しく見ていきたいと思います。

また、世間体を気にする親への対処法についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

世間体の意味とは

まずは、「世間体」の意味から紹介します。

「世間体」は「せけんてい」と読み、辞書で調べてみると以下のような意味がありました。

世間の人に対する体面、体裁
世の中の一般的な習慣を守ることで、人前で恥をかかないようにするという意識

つまり世間体とは、「周りからどう見られているか」を常に気にしている状態のこと。

「普通」や「みんなと同じ」が良いと考える日本人にとって、世間体は守るべきもの、できないと恥ずかしいものでもあるのです。

世間体を気にする親の特徴

続いて、世間体を気にする親の特徴について紹介します。

年配の人の方がより世間体を気にする人が多いですが、世間体を気にする親にはどんな特徴があるのでしょうか。

世間体を気にする親には、以下のような特徴があります。

早く結婚しろという

世間体を気にする親の特徴には、早く結婚しろということが挙げられます。

近年は晩婚化が進み、女性の平均初婚年齢は30歳を超えました。

しかし、田舎では特に、20代後半頃から結婚しろと親が圧力をかけてくるケースも少なくありません。

周りが結婚しているから、という理由だけで、世間体を気にする親や子供に結婚を急かしてくるのです。

関連記事はこちら▽ 結婚を急かされる人の特徴|彼氏・彼女から結婚を急かされる時の対処法とは

結婚相手に口出しする

世間体を気にする親の特徴には、結婚相手に口出しすることが挙げられます。

早く結婚しろと言う割には、連れてきた結婚相手に関してごちゃごちゃと口出しするのも、世間体を気にする親の特徴。

たとえば相手の職業や学歴、家柄などを聞いてきて、「そんな甲斐性なしな人はやめなさい。恥ずかしくてご近所に紹介できない」などと本気で言ってきたりします。

見栄っ張り

世間体を気にする親の特徴には、見栄っ張りなことが挙げられます。

世間体を気にする親は、とにかく見栄っ張りな性格。

近所や親戚などに、自分の子供を自慢したくてたまりません。

自分の子供は凄い、と周りに見せつけたくて、子供に世間体を押し付けているのです。

理想を強要する

世間体を気にする親の特徴には、理想を強要することが挙げられます。

世間体を気にする親は、「自分の理想像」を子供に強要することがあります。

自分がなりたくてもなれなかったこと、できなかったことを子供にやらせて、あたかも自分が夢を叶えたかのような感覚になりたいのでしょう。

世間体を押し付けて、周りから褒められたいのかもしれません。

態度に一貫性がない

世間体を気にする親の特徴には、態度に一貫性がないことが挙げられます。

世間体を気にする親は、周りからの反応次第で子供への態度が一喜一憂します。

周りから褒められれば子供を可愛がり、周りから貶されれば子供を叱るのです。

周りからの反応が全てなので、世間体を気にする親は子供への態度に一貫性がありません。

世間体を気にする親の心理

続いて、世間体を気にする親の心理について紹介します。

世間体を気にする親の特徴については先程紹介したとおりですが、世間体を気にする親は、一体どんなことを考えているのでしょうか。

世間体を気にする親の心理には、以下のようなものがあります。

恥ずかしい思いをさせたくない

世間体を気にする親の心理には、恥ずかしい思いをさせたくないというものが挙げられます。

世間体を気にする親は、子供に恥ずかしい思いをさせたくないために、必死なことも少なくありません。

いつまでも独身で周りから何か言われたらかわいそう、などと一見子供のためを思っているようですが、子供の気持ちを勝手に決めつけているだけに過ぎないのです。

自分が恥をかきたくない

世間体を気にする親の心理には、自分が恥をかきたくないというものが挙げられます。

近所の人や親戚などから、「おたくの娘さんはまだ結婚しないの?」「孫は可愛いわよ」などと言われたとき、自分だけ除け者にされている、バカにされていると感じてしまう人もいます。

自分が恥をかきたくない、惨めな思いをしたくないという自分勝手な気持ちだけで、子供に世間体を押し付けてしまいます。

いい親だと思われたい

世間体を気にする親の心理には、いい親だと思われたいというものが挙げられます。

世間体を気にする親は、周りから「いい親だ」と思われたくてたまりません。

世間体を気にする親は、人の目ばかり気にする親でもあるので、周りから子供を褒められることで自分も褒められている気がしてしまうのです。

子供のためだと思っている

世間体を気にする親の心理には、子供のためだと思っているというものが挙げられます。

世間体を気にする親の中には、本気で「子供のため」に世間体を気にしていることもあります。

自分がマナーを知らなくて困った経験がある、世間知らずでバカにされた過去があるなどの場合、子供が同じ目に合わないようにと必死なのかもしれません。

人の目が怖い

世間体を気にする親の心理には、人の目が怖いというものが挙げられます。

世間体を気にする親は、周りから自分がどう思われているのか、どう言われているのかなどが気になり、人の目が怖くて仕方がありません。

人の目ばかり気にして子供にあれこれ言ってしまうのは、子供が何か世間知らずなことをしたときに、自分が何か言われたら…と怖いからなのです。

親が世間体を気にするメリットとデメリット

ではここで、親が世間体を気にするメリットとデメリットについて見てみましょう。

ある程度であれば、世間体を気にすることは決して悪いことではありません。

親が世間体を気にするメリットとデメリットには、それぞれ以下のようなものがあります。

メリット

どこに行っても恥ずかしくない

親が世間体を気にするメリットには、どこに行っても恥ずかしくないというものが挙げられます。

世間体とは、「世間の一般的な習慣」を守ることですから、親に世間体に関してあれこれ言われたおかげで、どこに行っても恥をかくことはありません。

職場や恋人の親と会うときなどは、メリットとなるでしょう。

一般常識が身につく

親が世間体を気にするメリットには、一般常識が身につくことが挙げられます。

親が世間体を気にすることで、子供は否応なく一般常識が身につくことになります。

一般常識が身についていないと、社会に出てから「非常識」「世間知らず」などと言われてしまいますから、一般常識が身につくのはありがたいのではないでしょうか。

安心できる

親が世間体を気にするメリットには、安心できるというものが挙げられます。

世間体を気にするということは、「周りと同じ」だということ。

これは日本人特有の考え方でもありますが、周りと同じだと安心するのです。

つまり、親が世間体を気にすることで周りと同じになり、より安心感を覚えられるというわけです。

デメリット

自分の意思がなくなる

親が世間体を気にするデメリットには、自分の意思がなくなることが挙げられます。

親が世間体を気にして、あれしろこれしろと指示をするわけですから、当然ですが「自分の意思で物事を決める」ことがなくなります。

自分の意思がなくなり、自分で決められなくなるのは困ったものですね。

周りの目ばかり気にする

親が世間体を気にするデメリットには、周りの目ばかり気にすることが挙げられます。

親が世間体を気にしていると、必然的に自分も周りの目ばかり気にするようになってしまいます。

何をするにも、周りからどう思われるかが気になってしまい、親の前だけでなく、常に「いい子」を演じるようになってしまうでしょう。

やりたいことができない

親が世間体を気にするデメリットには、やりたいことができないことが挙げられます。

自分の意思がなくなり、周りの目ばかり気にしてしまうため、自分のやりたいことができなくなってしまいます。

あとから「あの時やっておけば良かった」と思っても、どうすることもできません。

後悔ばかりが生まれるのは、最大のデメリットかもしれませんね。

世間体を気にしすぎる親が嫌われる理由

続いて、世間体を気にしすぎる親が嫌われる理由について説明します。

世間体を気にすること自体は、決して悪いことではありません。

しかし世間体を気にしすぎる、世間体しか気にしないような親は間違いなく嫌われます。

その理由が、こちらです。

自分のことしか考えていないから

世間体を気にしすぎる親が嫌われる理由には、自分のことしか考えていないからというものが挙げられます。

世間体を気にしすぎる親が考えているのは、子供のことではありません。

自分のことです。

子供がちゃんとしていないと自分が恥をかくから、と結局のところ自分のことしか考えていないため、子供から嫌われるのは当たり前ですね。

子供のことを見てないから

世間体を気にしすぎる親が嫌われる理由には、子供のことを見てないからというものが挙げられます。

世間体を気にしすぎる親が見ているのは、子供ではありません。

子供のためと口では言いながら、結局は「他人の目」しか見ていないのです。

子供のことを見ていないのに、あれこれ言われたら嫌になるのも納得です。

世間体以外見てないから

世間体を気にしすぎる親が嫌われる理由には、世間体以外見てないからというものが挙げられます。

世間体を気にしすぎる親は、自分自身や他人の目を見ていると言いましたが、結論を言えば世間体しか見ていません。

事実から目を背け、世間体という理想像しか見ていないわけですから、子供から嫌われても仕方がありませんね。

口うるさいから

世間体を気にしすぎる親が嫌われる理由には、口うるさいからというものが挙げられます。

口を開けば「結婚はまだなのか」と言ってきたり、「近所の○○さんは○○に就職したのに…」と他人と比べてくるなど、世間体を気にしすぎる親は何かと口うるさいもの。

顔を見る度同じことを言われていたら、実家に帰りたくなくなりますね。

うざいから

世間体を気にしすぎる親が嫌われる理由には、うざいからというものが挙げられます。

世間体を気にしすぎる親は、「自分のため」に子供に口うるさくあれこれ言ってくるわけです。

はっきり言って、うざいですよね。

最初のうちは親を信じて疑わなかったとしても、一度世間体のためだけなんだと知ってしまうと、うざい以外の何ものでもありません。

世間体を気にする親への対処法

最後に、世間体を気にする親への対処法について紹介します。

世間体を気にする親に疲れた、嫌だと感じるときは、どうすれば良いのでしょうか。

世間体を気にする親に嫌気がさしたときには、以下の方法で対処していきましょう。

距離を置く

世間体を気にする親への対処法には、距離を置くことが挙げられます。

世間体を気にする親は、何かとあなたの人生を支配しようとしてきます。

無自覚の場合も少なくないので、まずは距離を置くことが先決です。

物理的な距離を置き、親との関わりを減らしていきましょう。

縁を切る覚悟を持つ

世間体を気にする親への対処法には、縁を切る覚悟を持つことが挙げられます。

世間体を気にする親との関係を改めるには、親と縁を切る覚悟を持たなくてはなりません。

あなたが親の意見に逆らうことで、親との関係が悪化するのは目に見えています。

縁を切るほどの覚悟がなければ、世間体を気にする親の呪縛から解放されるのは難しいでしょう。

自分の意見をちゃんと言う

世間体を気にする親への対処法には、自分の意見をちゃんと言うことが挙げられます。

世間体ばかり気にしたくない、という自分の本心を、あなたの口からきちんと親に伝えましょう。

自分の意見をちゃんと言わなければ、相手に伝わることはありません。

勇気をだして、話してみてください。

やりたいことをやる

世間体を気にする親への対処法には、やりたいことをやることが挙げられます。

親があれこれ口出ししてきても、あなたの人生はあなたのもの。

自分のやりたいことを、思い切り楽しみましょう。

成人しているのなら、何をするにも親の許可は要りません。

自分の意思で、やりたいことを楽しんでください。

自然体を意識する

世間体を気にする親への対処法には、自然体を意識することが挙げられます。

親が世間体ばかり気にしていても、自分は自分と割り切ってしまいましょう。

親の前で「いい子」を演じるのをやめ、自然体を意識するのが一番です。

本当に子供のことを思っている親なら、自然体でいるあなたを見て、今までの自分の行いを改めるのではないでしょうか。

まとめ:世間体を気にする親は子供のためにならない

世間体を気にする親の特徴や心理、親が世間体を気にするメリットとデメリット、世間体を気にしすぎる親が嫌われる理由、そして世間体を気にする親への対処法について紹介しました。

世間体は日本では特に重視されていますし、それなりには気にするべきもの。

しかし子供の人生を支配するほど、親が世間体ばかり気にするべきではありません。

世間体を気にする親は、子供のためだと思っているのかもしれませんが、結果として子供のためにはなりませんので、気をつけてくださいね。