聖人君子みたいな人について、紹介します。
あなたの周りにも、「聖人君子みたいな人」はいませんか。
日常生活では「聖人君子」という言葉を使うことはほとんどありませんが、聖人君子みたいな人とは、どんな人のことを言うのでしょうか。
ここでは、聖人君子みたいな人の特徴や心理について、詳しく見ていきたいと思います。
聖人君子みたいな人になる方法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
聖人君子みたいの意味とは
まずは、「聖人君子」の意味から紹介します。
「聖人君子」を辞書で引くと、以下のような意味がありました。
- 知識や徳の優れた、高潔で理想的な人物
- 最高の人格を備え、学識や人格の優れた人
仏教などの宗教用語として使われることもありますが、「聖人君子」の語源は古来中国。
「聖人」や「君子」は、古来中国では高位の人の呼び名であり、当時は男性しかいませんでした。
そのため、「聖人君子」という言葉は男性にのみ使われます。
最高の人格者を意味する聖人君子ですが、該当する人はほとんどいないというのが現状でしょう。
聖人君子みたいな人は褒め言葉?
さて、「聖人君子みたいな人」というのは、褒め言葉なのでしょうか。
「聖人君子」は知識や徳の優れた最高の人格者という意味ですから、言葉の意味だけ見れば間違いなく褒め言葉ですよね。
しかし、現実問題として、聖人君子のような人というのはほとんど存在しません。
そのため、「聖人君子みたいな人」という表現は、皮肉や嫌味として使われることも多いのです。
真面目でいい人ぶってるような人に対し、「聖人君子みたいで凄いよね」などと使うこともあるので、褒め言葉として使うときには注意しましょう。
聖人君子みたいな人の特徴
ではここで、聖人君子みたいな人の特徴について紹介します。
聖人君子みたいな人はなかなかいるものではありませんが、「あの人は聖人君子みたいな人だな」と思われる人には、どんな特徴があるのでしょうか。
聖人君子みたいな人には、以下のような特徴があります。
知識がある
聖人君子みたいな人の特徴には、知識があることが挙げられます。
「聖人君子」の意味に「知識や徳の優れた」とあるように、聖人君子みたいな人は知識が豊富です。
本で読んだり人から聞いて得た知識ではなく、自分が経験して得た知識であるため、信ぴょう性も高く説得力もあるでしょう。
誰にでも平等に接する
聖人君子みたいな人の特徴には、誰にでも平等に接することが挙げられます。
聖人君子みたいな人は、人種や地位、立場などで人を差別することはありません。
どんな人であっても、みな平等に接することができます。
地位や権力のある人には逆らえない…という人が多いと思いますが、聖人君子みたいな人は、相手が誰であってもダメなものはダメと諭すことができるでしょう。
正しい判断ができる
聖人君子みたいな人の特徴には、正しい判断ができることが挙げられます。
聖人君子みたいな人は、常に正しい方を選ぶことができ、お金や権力に屈することはありません。
自分が正しいと思った方をきちんと選ぶことができますし、その選択には根拠が伴っているため、周りも着いてくるのです。
社会活動をしている
聖人君子みたいな人の特徴には、社会活動をしていることが挙げられます。
聖人君子みたいな人の代表的な特徴とも言えるのが、災害ボランティアなどの社会活動をしていること。
完全無償で、人のため社会のために何かしらの活動ができるのは、聖人君子みたいな人の条件と言っても過言ではありません。
心が広い
聖人君子みたいな人の特徴には、心が広いことが挙げられます。
聖人君子みたいな人は、基本的に怒りません。
特に自分に関することでは、怒ることはないでしょう。
身近な人を傷つけられたときには怒りますが、感情的になるのではなく、相手の言い分も認めて諭すことができるのは、心が広い証拠ですね。
聖人君子みたいな人の心理
続いて、聖人君子みたいな人の心理について紹介します。
聖人君子みたいな人は、自分を犠牲にしてでも他人のために動けるような人のことですが、彼らは一体どんなことを考えているのでしょうか。
聖人君子みたいな人の心理には、以下のようなものがあります。
人のためになりたい
聖人君子みたいな人の心理には、人のためになりたいというものが挙げられます。
聖人君子みたいな人は、とにかく「人のため」に行動したいという気持ちが強いです。
自分のために何かをするのではなく、誰かのために行動し、その人が喜ぶ様子を見るのが好きなのでしょう。
もしくは、人が喜ぶところを見ると安心するという人もいるようです。
当たり前
聖人君子みたいな人の心理には、当たり前というものが挙げられます。
聖人君子みたいな人は、自分を犠牲にして人のために行動することを、「当たり前のこと」だと思っています。
自分には何の見返りやメリットがなくても、人助けをするのが当たり前だと思っているため、人のために動けるのでしょうね。
誰にでも失敗はある
聖人君子みたいな人の心理には、誰にでも失敗はあるというものが挙げられます。
聖人君子みたいな人は、たとえ誰かが失敗したりミスをしたりしても、それを笑ったり責めることはありません。
それはずばり、「誰にでも失敗はある」と思っているから。
だからこそ、暖かい目で見ることができるのです。
トラブルは避けたい
聖人君子みたいな人の心理には、トラブルは避けたいというものが挙げられます。
聖人君子みたいな人は、できるだけトラブルを避けたいと思っており、そのために人と衝突することを避けています。
感情的になったり、特定の人をエコヒイキすることがトラブルの元だということを、ちゃんと知っているのです。
イライラしても変わらない
聖人君子みたいな人の心理には、イライラしても変わらないというものが挙げられます。
聖人君子みたいな人は、他人に対してイライラすることがあっても、自分の中でそのイライラを消化することができます。
それは、イライラしても何も変わらない、時間の無駄だと割り切っているからだと言えるでしょう。
聖人君子みたいな人になるには
最後に、聖人君子みたいな人になるにはどうすれば良いのか、その方法について紹介します。
聖人君子みたいな人になるのは、簡単なことではありません。
本当の意味で聖人君子みたいな人になるのは難しいかもしれませんが、以下のことを意識すれば聖人君子に近づけるのでは無いでしょうか。
知識をつける
聖人君子みたいな人になるには、知識をつけることが挙げられます。
聖人君子みたいな人は、色々なジャンルにおいて知識が豊富。
しかも自分が経験して得た知識ですから、説得力もありますよね。
つまり、聖人君子みたいな人になるためには、様々なことを経験して知識をつけることが必要不可欠なのです。
自分より他人を優先する
聖人君子みたいな人になるには、自分より他人を優先することが挙げられます。
聖人君子みたいな人は、自分のために何かを求めることはありません。
常に誰かのために、行動しています。
「自分より他人を優先する」というのは、聖人君子の絶対条件のようなものなので、ぜひ意識してみてください。
私利私欲に走らない
聖人君子みたいな人になるには、私利私欲に走らないことが挙げられます。
人はどうしても、自分の利益や見返りのために行動してしまいがち。
しかし聖人君子みたいな人は、自分の利益や見返りは一切求めていません。
私利私欲に走ることなく、誰かのために行動できるのです。
心を穏やかに保つ
聖人君子みたいな人になるには、心を穏やかに保つことが挙げられます。
聖人君子みたいな人は、基本的に感情的になることがありません。
自分が貶されたりバカにされたりしても決して怒らず、平静を装っていますよね。
感情的にならず、心を穏やかに保つことが大切です。
無欲になる
聖人君子みたいな人になるには、無欲になることが挙げられます。
私利私欲に走らないことと似ていますが、聖人君子みたいな人になるには無欲になりましょう。
何かしらの欲を持っているうちは、聖人君子みたいな人にはなれません。
無欲になり、人のためになる行動をしてみてくださいね。
まとめ:聖人君子に近づくのは大変なこと
聖人君子みたいな人の特徴や心理、聖人君子みたいな人になるための方法について紹介しました。
聖人君子は、無欲で見返りを一切求めず他人や社会のために行動する人ですから、実際にはいないと言っても過言ではありません。
聖人君子にはなれなくても、「聖人君子みたいな人」に近づくことは、努力と意識次第で可能。
聖人君子みたいな人は大変ですが、少しでも近づけるように努力を惜しまず過ごしていきましょう。