恋愛はときにとても苦しく切ないものです。好きになった人と必ずしも恋人同士になれるわけではなく、また、付き合うことができても、事情によっては孤独感のある辛い日々を送ることとなってしまうケースもあります。
今回は、そんな切ない恋愛について紹介していきます。
切ない恋愛の特徴や、切ない恋愛をしている時の対処法なども紹介していきます。
目次
切ない恋愛の特徴
切ない恋愛はドラマや漫画の世界だけのもの…実際に経験したことのない人にとっては、そのような認識でしょう。しかし現実世界でも切ない恋をして思い悩んでいる人は沢山いるのです。
ここでは、切ない恋愛の特徴を紹介していきます。
絶対に叶うことがない片思い
絶対に叶うことがない片思いは、非常に切ない恋愛の一つです。
思いを寄せる相手が既婚者であったり、恋人がいるなど…いくら思っても振り向いてくれることが決してないという状況は、とても辛いです。
また、叶わないと分かっていながらも、その思いを絶つことはなかなかできないのです。
浮気や不倫関係
叶わないと思っていた恋が成就してしまった…浮気や不倫などがそれに該当します。しかし、叶ったところで心から幸せな気持ちになれるはずがなく、結局辛いことに変わりはありません。
ズルズルと関係を長引かせてしまい、切ないどころか徐々に苦しいだけの恋愛に変わってしまいます。
仲の良い友人との三角関係
仲の良い友人と同じ人を好きになってしまった…そのような三角関係の状態も、とても切ない恋愛の一つと言えるでしょう。
学生など、小さなコミュニティに属している若者にとっては珍しくはない出来事でしょう。友情をとるか恋愛をとるか…どちらを選んでも辛い気持ちは付き物です。
遠距離恋愛
切ない恋愛の代表格には、遠距離恋愛も挙げられます。
恋人に時々しか会えない辛さが実際どんなものなのか、毎週・あるいは毎日会っているカップルには想像し難いことでしょう。切なさに気持ちが押しつぶされそうで、別れを選んでしまうカップルもいるほどなのです。
一人の人を何年も思い続けている
一人の人を数年、あるいは数十年思い続けている…このように一つの恋愛を引きずり続ける人は、女性より男性に多いと言えるでしょう。
幼馴染の女性を大人になっても思い続け、相手が結婚して子供を持ってもずっと忘れられずにいるといった、まるでドラマのように切ない思いを抱える男性は実際にいるのです。
切ない恋愛をしてしまう心理
切ない恋愛をしてしまう心理は、人によって様々なものがあります。自ら切ない恋愛をすることを選び、自分の気持ちを満たそうと考える人も中にはいます。
ここでは、切ない恋愛をしてしまう人の様々な心理を紹介していきます。
恋に苦しむ自分が好き
切ない恋愛に自ら足を踏み入れてしまうという人は、相手のことが好きというよりは恋に苦しむ自分自身が好きなのです。
特に、恋愛至上主義の女性はこのような思いを持つ場合が多いです。このタイプは、恋の辛さに酔いしれて仕事を欠勤するなど、人の迷惑も考えず悲劇のヒロインになりきります。
刺激を求めている
切ない恋愛をして非日常的な刺激を感じたい、と思っている人もいます。
このような考えの人は、平穏な日々をつまらないと感じているのです。そのため、特に刺激を感じられる不倫や浮気などに走る傾向があります。刺激にハマり過ぎて、相手の家庭を壊そうと考える場合もあるのは厄介な点です。
結婚願望が薄い
自分から進んで切ない恋愛を選んでいるわけではなく、切ない恋愛ばかり引き寄せてしまう人もいます。そのようなタイプは、大抵結婚願望が薄く相手に何も望んでいないので、不倫や浮気でも割り切ってすることができるのです。
不倫相手・浮気相手としてはかなり都合の良い相手なので、既婚者や恋人がいる人からアプローチされることは少なくないでしょう。
他にいい人が現れない
いつまでも一人の人を思い続けて切ない気持ちに浸ることには、単に他にいい人が現れないという深層心理が隠されている場合があります。
奥手で恋人をなかなか作ることができないので、過去の恋愛を言い訳にしているのです。このタイプは、一途に思い続けていたはずなのに、恋人ができた途端「良い思い出だから」などとあっさり言ってのけます。
理想が高過ぎる
絶対叶わない相手に切ない片思いをしてしまう人は、理想が高過ぎると考えられます。
例えば、かなり年上の既婚者ばかり好きになってしまうという人は、落ち着いた年上の男性が自分にとっての理想なのです。それなら独身の年上男性との出会いを探せば良いのですが、絶対に叶わないという点が更に本人の気持ちを盛り上げ、夢中になって他の人は見えなくなるのでしょう。
切ない恋愛のメリットとデメリット
切ない恋愛をすることのメリットは、人として大きく成長できることです。ただ、成長できるまでの過程はとても辛く、精神的ダメージが大きいことはデメリットと言えるでしょう。
ここでは、切ない恋愛のメリット・デメリットを詳しく紹介します。
メリット
忍耐力が身につく
切ない恋愛をし続けることで、自然と忍耐力を身に付けることができます。
自分の思い通りに全くいかないけれど、それでも好きな人を思い続けていくのはかなり我慢を強いられることです。職場の人間関係・仕事のしんどさなどは、何てことはないと思えるくらいの忍耐力は備わります。
人に優しくなれる
切ない恋を通して辛い経験をすることで、人の辛さ・悲しさを理解してあげられる優しさを持った人になれます。
誰かが落ち込んでいるとき無条件に優しくできる人は、おのずと周りの皆から信用される人望の厚い人になることができます。辛い経験と引き換えに、周囲の人に愛される存在になれるのです。
小さなことでも感謝できる
上手くいかない切ない恋愛を経験することで、小さなことにでも感謝できる心を持つことができます。
これまで何もかも自分の思い通りにやってきたという人は、大抵傲慢で周囲の人への感謝の気持ちを持てません。辛い経験をすることで、人は謙虚になれます。どんなことにも感謝できるので、不平不満を持つことがなく豊かな人生を送ることができます。
デメリット
とにかく辛い
切ない恋愛をする大きなデメリットは、とにかく辛いということです。
上手くいかない恋愛をしていると、頻繁に暗い気持ちになってしまいます。好きな人のことを考えると辛くて、ご飯ものどが通らない・寝ることもできない…など、日常生活に支障が出てしまう場合もあるのです。
寂しい
切ない恋愛をしていると、寂しさを感じることが非常に多いです。
クリスマス・バレンタイン・自分の誕生日などに、好きな人が隣に居てくれないことの寂しさは大きな精神的ダメージとなります。特に遠距離恋愛・不倫をしている場合は、カップルが盛り上がるイベント時には強い孤独感を感じてしまいがちです。
トラブルが起こる可能性も
三角関係・不倫や浮気などの場合は、トラブルが起こってしまう可能性があります。
三角関係のもつれで友情も愛情も失う・相手の夫・妻に関係がバレて大変な修羅場が起こるなど、泥沼の状態になってしまう危険性があります。特に不倫は相手の配偶者から強い恨みを買うこともあり、慰謝料請求などに発展するケースも十分あり得るので注意が必要です。
切ない恋愛をしている時の対処法
相手に期待しない
切ない恋愛をしているときは、相手に期待しないことが大切です。
片思いの相手と恋人になれる未来を期待したり、既婚者である恋人が妻や夫と別れてくれることを望むなどの、期待を持てば持つほどそれが叶わないと分かったとき激しく落胆してしまいます。「このままでもいい」その気持ちを持っていれば、精神的なダメージは少なく済みます。
会えない時間は自分磨きを
会えない時間は自分磨きをしましょう。
遠距離の彼と会えなくて毎日が辛い…そのように辛さを引きずり暗い気持ちで居ると、あなたからネガティブな雰囲気が溢れて魅力がなくなってしまいます。趣味を見つけて没頭するなど、できるだけ充実した楽しい毎日を送り内面から魅力が溢れる人を目指しましょう。
一人で辛さを抱え込まない
切なくて辛い恋愛をしているときは、一人でその気持ちを抱え込まないようにしましょう。
信頼できる友人に話を聞いてもらうことで気持ちが軽くなるだけでなく、様々なアドバイスをもらうこともできます。批判的な意見をもらう場合もあるでしょうが、それも今の恋愛が本当に間違っていないのか?と考え直す良いきっかけとなる場合があるので、しっかりと耳を傾けておきましょう。
相手と少し距離を置いてみる
切ない恋愛で心が疲れてしまったときは、相手と少し距離を置いてみるのが良いでしょう。
上手くいかない恋愛をずっと続けるのは、相当な忍耐力が必要です。ときには相手のことを考えるのをやめて、ゆっくりと心を休めることも大切です。心を休めたことで、「また頑張ろう」と思えたり、「もう諦めよう」と気持ちを切り替えられる場合もあります。
新しい恋を見つける
切ない恋愛が辛くて仕方ないなら、新しい恋を見つけましょう。
他の人との恋愛なんて考えられない…今はそう思っていても、素敵な人に出会えたら嘘のように心が晴れて、今の辛い恋をきっぱりと忘れることができます。
楽しくて幸せな未来に向けて思い切って歩き出してみましょう。
切ない恋愛には中毒性がある
切ない恋愛には中毒性があります。上手くいかない・思い通りにならないことには、どんどんのめり込んでしまうものなのです。
しかし、中毒性のあるものはふと冷静になったときに、「どうしてあんなことに夢中になってたんだろう?」と一気に気持ちが冷める場合が多いです。
今切ない恋愛に夢中になっている人は、それは本当の恋なのか・相手のことが心から好きなのか、今一度じっくり考えてみましょう。