鼓舞する人について、紹介します。
あなたの周りにも、自分を鼓舞する人、周りを鼓舞する人はいませんか。
割とよく耳にする言葉ではありますが、『鼓舞する人』とは一体どんな人のことを言うのでしょうか。
ここでは、鼓舞する人に注目し、心理や特徴、鼓舞したい人におすすめの方法などについて紹介したいと思います。
自分を鼓舞できることは素晴らしいことなので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
鼓舞の意味とは
まずは、『鼓舞する』の意味から見ていきましょう。
『鼓舞する』を辞書で引くと、以下のような意味がありました。
- 励まして気持ちを奮い立たせること
- 勢いづけること
ちなみに『鼓舞』というのは、鼓(つづみ)を打って舞をまう様子から作られた言葉です。
鼓を打って舞をまうように、気持ちを奮い立たせることを『鼓舞する』というわけです。
自らを鼓舞する、士気を鼓舞するなどのように使い、『やる気を出させる』という意味も含まれていると言えるでしょう。
自らを鼓舞する人の心理
では、自らを鼓舞する人の心理を紹介します。
自分で自分を鼓舞する人、それができる人は一体何を考えているのでしょうか。
自分を鼓舞するのは、口で言うほど簡単ではないもの。
自らを鼓舞する人の心理には、以下のようなものが挙げられます。
負けたくない
自らを鼓舞する人の心理には、負けたくないというものが挙げられます。
自らを鼓舞する人が、なぜ自分を鼓舞するのか?というと、それはずばり『負けたくない』から。
相手がいる場合はその相手に負けたくないのでしょうし、相手がいない場合は自分自身に負けたくないのでしょう。
自らを鼓舞する人は、みな少なからず負けたくないという気持ちを持っているものです。
うまくやりたい
自らを鼓舞する人の心理には、うまくやりたいというものが挙げられます。
たとえばスポーツなどの試合で、自分を鼓舞する人がいますよね。
もちろん負けたくない気持ちもあると思いますが、『良い結果を出したい』『うまくやりたい』という気持ちもあるのでしょう。
自らを鼓舞する人の中には、結果にこだわるタイプも少なくないのです。
諦めたくない
自らを鼓舞する人の心理には、諦めたくないというものが挙げられます。
自らを鼓舞する人は結果にこだわると言いましたが、なぜ結果にこだわるのか?と言うと、それはずばり今までの努力を無駄にしたくないから。
だからこそ諦めたくなくて、自らを鼓舞してまで頑張ろうとするのです。
精一杯やりたい
自らを鼓舞する人の心理には、精一杯やりたいというものが挙げられます。
仕事でのプレゼン前など、自分の実力では到底適わないことがわかっている場面でも自らを鼓舞する人は、自分にできることを精一杯やりたいと思っているから。
今できることを精一杯やることで、今後に繋げていきたいと思っています。
こちらは結果よりも、それまでの過程を重視するタイプですね。
後悔したくない
自らを鼓舞する人の心理には、後悔したくないというものが挙げられます。
何事も、その場で諦めるのは簡単です。
しかし『あの時もっと頑張れば良かった』と後悔しても、時すでに遅し、ですよね。
過去に後悔した経験がある人ほど、もう後悔したくないという気持ちから自らを鼓舞し、最後までやり遂げようとするものです。
自分で鼓舞できる人の特徴
続いて、自分で鼓舞できる人の特徴について紹介します。
『自分を鼓舞する』というのは、冒頭でも触れましたが口で言うほど簡単ではありません。
自分を鼓舞して頑張れる強い心の持ち主には、どんな特徴があるのでしょうか。
向上心がある
自分で鼓舞できる人の特徴には、向上心があることが挙げられます。
自分で自分を鼓舞できる人というのは、今よりも上にいきたい、良い結果を出したいという向上心が強い人でもあります。
向上心がなければ、わざわざ自らを鼓舞してまで頑張ろうとはしないでしょう。
自分で鼓舞できる人は向上心があるので、仕事でも結果を出せることが多くなります。
諦めが悪い
自分で鼓舞できる人の特徴には、諦めが悪いことが挙げられます。
自分で自分を鼓舞する人というのは、いい意味で諦めが悪いもの。
『まだできるはず』『もっと上手くいくはず』と思わなければ、自分を鼓舞することなどできません。
現状に満足しておらず、このままで終わらせたくないという諦めの悪さが、自分を鼓舞する原動力になっているのです。
負けず嫌い
自分で鼓舞できる人の特徴には、負けず嫌いなことが挙げられます。
自分を鼓舞する人のほとんどは、負けず嫌いな性格だと言えるでしょう。
負けず嫌いでなければ、自分を奮い立たせてまで頑張ろうとは思いませんからね。
誰かに負けたくない、以前の自分より良い結果を出したいと思えるのは、どれも負けず嫌いなことが影響しているのです。
他人を認められる
自分で鼓舞できる人の特徴には、他人を認められることが挙げられます。
自分を鼓舞する人というのは、他人の良さや努力、素晴らしさをきちんと認めることができる人でもあります。
他人を認め、敬い、『あの人みたいになりたい』と目標にしていることも少なくありません。
憧れの人に近づくために、自らを鼓舞して努力しているのでしょうね。
声に出して宣言できる
自分で鼓舞できる人の特徴には、声に出して宣言できることが挙げられます。
自分を鼓舞する人というのは、必ず声に出して宣言します。
目標を心の中に留めておくことはせず、はっきりと声に出して言葉にして宣言するもの。
声に出すからこそ、途中で諦めずに最後までやり通すことができるのでしょうね。
部下を鼓舞させる方法や言葉
ではここで、部下を鼓舞させる方法や言葉について紹介します。
仕事の効率を良くするためには、部下のやる気を引き出すことが欠かせません。
部下を鼓舞させる方法には、どんなものがあるのでしょうか。
やり方を間違えるとかえってやる気をなくしてしまいますので、部下を鼓舞するときは慎重に行ってください。
共感する
部下を鼓舞させる方法や言葉には、共感することが挙げられます。
部下のやる気を引き出すためには、部下の気持ちや行動に共感することが重要。
部下の気持ちを無視して、『よくやった』『さすがだな』などと鼓舞しても、相手に響くことはありません。
同じ言葉でもポジティブに受け取ってもらうためには、部下の気持ちに共感することから始めましょう。
達成度を褒める
部下を鼓舞させる方法や言葉には、達成度を褒めることが挙げられます。
部下を鼓舞するときには、具体的な達成度を褒めることが効果的。
ありきたりな言葉で鼓舞されるよりも、具体的に『○○が良かった』『○○への視点は良かったから、次はこうするともっと良くなる、期待している』などと言われた方が、やる気が出るものです。
きちんと向き合う
部下を鼓舞させる方法や言葉には、きちんと向き合うことが挙げられます。
いくら部下を鼓舞しようと思っても、あなたが部下のことを何も知らなければ、相手の心に響くことはありません。
なぜなら、上っ面の励ましにしか聞こえないから。
だからこそ、鼓舞する前に部下ときちんと向き合ってください。
信頼関係を築くことが大切です。
上から目線にならない
部下を鼓舞させる方法や言葉には、上から目線にならないことが挙げられます。
部下と話をしていると、つい上から目線になってしまうこともあるでしょう。
しかし、鼓舞させる場合はあくまでもチームの一員として、同じ目線から話すのがポイント。
上から目線で嫌味っぽくならないよう、気をつけてくださいね。
信頼して任せる
部下を鼓舞させる方法には、信頼して任せることが挙げられます。
具体的に良いところを褒めたら、部下を信頼して仕事を任せましょう。
『きみならできる』と言うだけでなく、『この間の○○がすごく良かったから、次も仕事を任せたい』という言い方をしてみてください。
こういう言われ方をされると、部下もやる気が出るのではないでしょうか。
鼓舞したい人におすすめの方法
最後に、鼓舞したい人におすすめの方法を紹介します。
『鼓舞する』というのは、何度か触れている通り簡単なことではありません。
頭では分かっていても、気持ちがついてこないことは多々あるからです。
そんな鼓舞したい人は、こちらを試して見てください。
目標を明確にする
鼓舞したい人におすすめの方法には、目標を明確にすることが挙げられます。
どんなに鼓舞しようと思っても、目標が明確に定まっていないのでは鼓舞のしようがありません。
まずは、自分の目標を明確に定めることから始めましょう。
曖昧な大きい目標ではなく、小さくてもいいので具体的な目標を定めることがポイントです。
ポジティブな言葉を口にする
鼓舞したい人におすすめの方法には、ポジティブな言葉を口にすることが挙げられます。
自分を鼓舞したいと思ったら、意識してポジティブな言葉を口にするようにしましょう。
ポジティブな言葉を声に出してみると、気持ちもだんだん前向きになってくるもの。
気持ちが凹んだときこそ、ポジティブな言葉を口にしてみてくださいね。
終わったらやりたいことを考える
鼓舞したい人におすすめの方法には、終わったらやりたいことを考えることが挙げられます。
今頑張ろうと思っている仕事が終わったら○○をしよう、とやりたいことを考えるのもおすすめ。
終わったらやりたいことが具体的であればあるほど、今を頑張って乗り越えようと思えるようになるものです。
自分を信じる
鼓舞したい人におすすめの方法には、自分を信じることが挙げられます。
鼓舞してやる気を出したい、勢いをつけたいと思っているだけでは、結論として鼓舞することはできません。
やる気を出した結果、『やるかどうか』は自分次第だからです。
つまり、自分を鼓舞したいのなら、自分を信じることが必要不可欠でもあるのです。
自己啓発本を読む
鼓舞したい人におすすめの方法には、自己啓発本を読むことが挙げられます。
自己啓発本に限りませんが、前向きな気持ちになれる本を読むのはおすすめの方法。
自分の良さを知ることで、自分を鼓舞する最適のやり方というのも見つかるのではないでしょうか。
十人十色だからこそ、自分と向き合うことも必要なことなのです。
まとめ:自分を鼓舞してやる気を高めよう
鼓舞する人について、心理や特徴、鼓舞する方法などを紹介しました。
自分で自分を鼓舞したり、他人を鼓舞できるというのは素晴らしいことです。
簡単なことではないので、誰にでもできるわけではありません。
鼓舞することは立派な特技ですので、自信を持ってくださいね。
仕事では特に、周囲の空気を良くしたり良い意味で周りを巻き込むためにも、自分を鼓舞する人は重宝されるもの。
ぜひ自分を鼓舞し、やる気を高めていきましょう。