本心では不安だったとしても、人前でつい強気に振る舞ったり虚勢を張ってしまうという男は少なくありません。
そういった振る舞いはかえってプレッシャーを強くしてしまいますが、いったいどんな心理が働いているのでしょうか。
それでは虚勢を張る男の心理を詳しくみていきましょう。
目次
虚勢を張る男の心理
プライドが高い
虚勢を張る男の心理として、プライドが高いことがあげられます。
内心では不安だったり自信がないのについ虚勢を張ってしまうのは、感情よりもプライドが優先されるからなのです。
もし弱気な気持ちや実力が及ばないということを正直にあらわせば、人から侮られるかもしれないなどと思ってしまいます。
このタイプは失敗したり不安やストレスを感じることよりも、人からバカにされる屈辱の方が苦痛で恐ろしいのです。
そのため、いくら自信がないとしても、虚勢を張って自分をより強く、より優秀に見せようとしてしまいます。
格好つけてしまう
虚勢を張る男の心理として、格好つけてしまうということがあげられます。
虚勢を張るのはあまり格好いいことだとは言えません。
しかし、少なくとも見かけだけは取り繕うことが出来ます。
特に格好つけるタイプは、異性の前や後輩などの前で格好悪いところを見せたくありません。
そのため、正直に言ってしまうと格好つかないという場面では、つい虚勢を張ってしまうという傾向があるのです。
そういったタイプは、内心不安だったり実情があまり芳しくないのに、格好よく自分を見せたいために事実を誇張したり必要以上に見栄を張ったりしてしまいます。
弱音が言えない
虚勢を張る男の心理として、弱音が言えないということがあげられます。
不安で自信がない時にネガティブな感情を解消する方法として、人に打ち明けるというのはとても効果的です。
もちろん、言い方を考えて相手も選ぶ必要はありますが、相手に不安を受け止めてもらえると安心するものです。
しかし人に甘えたり頼ったりした経験がない人は、中々弱音を言えません。
このタイプは、正直に自分の不安な気持ちを人に打ち明けることがとても苦手です。
ただでさえ男の方が頼るよりも頼られることが多く、誰かに弱音を吐いたり甘えたりしづらくなりがちです。
そのため、不安だったり辛いときにも、弱音が言えずに虚勢を張るしかないという男も多いのです。
自信家で自己評価が高い
虚勢を張る男の心理として、自信家で自己評価が高いことがあげられます。
本当に不安だったり自信がないのなら、強気に振る舞ったり自分を良く見せるようなことを言うのは考えにくいと言えます。
自信がないことに関して強気な発言をしても、結果が伴わなければ周囲からの評価が下がってしまいますから、かえって自らの首を絞めてしまいかねません。
本当に自信がないのであれば、虚勢を張ることの方がデメリットが多く、正直でいるよりも大きな勇気を必要とします。
そのため、自信がないことでも虚勢を張る男は、自分なら結果が出せると信じている自己評価がとても高い自信家なのです。
虚勢を張る男の自信の無さや不安は、決して自分自身に対するものではありません。
問われていることに関して、勉強不足や経験不足という理由からくる、非常に限定的なものなのです。
勉強や経験が不足しているのであれば明らかに能力不足ですから、自信がなくても当然と言えます。
そこで虚勢を張るというのは、能力不足でもどうにか出来るという自分の才能や能力を信じているからこそ出来る事と言えます。
自己評価が高く基本的には自信家で、その心理が行動に反映されるため、たとえ自信がないことでも虚勢を張れるのです。
ライバルを牽制している
虚勢を張る男の心理として、ライバルを牽制しているということがあげられます。
虚勢を張る心理は様々なものがありますが、いずれも基本的には勝敗にこだわる、野心的な感情が働いていると言えます。
いくら内心自信がないことでも、ライバルに自信のなさや実力不足が看破されたり侮られたりすることは負けに繋がります。
そのため、強気な態度で自信をあらわし、ライバルに対して自分の強さをアピールする必要があるのです。
野心的で勝敗にこだわる人が不安を感じたり自信がないという気持ちを抱くのは、一見不自然なようにも見えます。
しかし、勝ちにこだわるからこそ、負けを恐れる気持ちが人一倍強くなるのです。
負けず嫌いだからこそ、虚勢を張ってライバルを牽制しているのです。
闘争心のあらわれ
虚勢を張る男の心理として、闘争心のあらわれということがあげられます。
不安な中で見得を切ったり強気に振る舞うことは、自分自身にプレッシャーとストレスを与えるというデメリットがあります。
しかし、それでも虚勢を張ってしまうというのは、デメリットを押しきるほどの闘争心が沸き立つからです。
闘争心は男性ホルモンに強く影響を受けるため、一般に男の方が強い闘争心を持ちやすいという特徴もあります。
闘争心が沸き立つと、自分に自信や実力がなくても相手に負けたくないという気持ちになり、虚勢を張ってしまうのです。
構ってほしい
虚勢を張ってしまう男の心理として、構ってほしいということがあげられます。
相手に負けたくないという気持ちが強い人は、自分を良く見せたり強気に振る舞うことが多い傾向があります。
こういった負けず嫌いのタイプは勝つために少しでも優位に立とうとしているので、虚勢を張ったらその分も努力します。
しかし、負けず嫌いというよりも、人の気を引くために虚勢を張ってしまうタイプもいるのです。
このタイプはその場で人の気を引くことだけを考えているため、明らかに出来もしないことや、やったこともないのに経験者のような振る舞いをしてしまいます。
その後に努力で埋め合わせることもなくその場限りの発言が多いので、付き合いが長くなればなるほど信頼を失ってしまいます。
気を引くためだけに虚勢を張ってしまうので、実力も努力も伴わずに、周囲の人に冷ややかな目で見られてしまいます。