人を疑う人の心理について、紹介します。
何につけても人を疑う人、疑い深い人っていますよね。
楽観的で人を疑うことを知らない人よりはマシなのかもしれませんが、人を疑ってばかりいると自分自身も疲れますし、良好な人間関係も築けないもの。
ここでは、人を疑う人の心理や特徴、接し方や直す方法について紹介していきます。
人を疑う人との付き合い方が分からない、すぐに人を疑う性格で悩んでいる方、必見です。
目次
人を疑う人の特徴
まずは、人を疑う人の特徴から見ていきましょう。
すぐに人を疑う人、疑い深い人はあなたの周りにもいると思いますが、そういう人にはみな共通する特徴があると言えます。
人を疑う人の特徴には、以下のようなものが挙げられます。
プライドが高い
人を疑う人の特徴には、プライドが高いことが挙げられます。
人を疑う人は決まってプライドが高く、『騙されるのはダサい』『バカにされたくない』と思っている部分があります。
また、相手が自分の知らないことを知っていると腹が立つので、あえて信じずに疑うこともあるでしょう。
人間関係がめんどくさくて苦手
人を疑う人の特徴には、人間関係がめんどくさくて苦手なことが挙げられます。
人間関係を築くためには、相手のことを知り、相手のことを信じなくてはなりません。
お互いに思いやる気持ちがなければ、人間関係は成り立ちませんよね。
しかし人を疑う人は人間関係そのものを面倒だと感じており、限られた人とのみ関係を築けば良いと思っているのです。
人間関係を築くのが面倒だから、人を信じずに疑うのかもしれません。
被害妄想が激しい
人を疑う人の特徴には、被害妄想が激しいことが挙げられます。
人を疑う人の多くは被害妄想が激しく、根拠もないのに『バカにされた』『噂されてる』などと感じてしまいます。
周りがみんな自分を見て笑っている、なんて思い込んでいることも少なくありません。
被害妄想が激しいから人を疑うという、まさに負のループにはまってしまっているのです。
束縛しがち
人を疑う人の特徴には、束縛しがちなことが挙げられます。
人を疑う人は、恋愛面では高確率で恋人を束縛するでしょう。
恋人のことを信じていると口では言っていても、どこか疑っているため恋人の行動をすべて把握していないと不安でたまらないのです。
人を疑う人は、恋人に対してLINEや電話がしつこいなど、束縛しがちな面を持っています。
友人が少ない
人を疑う人の特徴には、友人が少ないことが挙げられます。
人を疑う人は、基本的に他人を信用することができません。
そのため、『友達』と呼べる人はほとんどいなく、いても片手に収まる程度でしょう。
本当に信用できる友達が1人いればいい、と思っているので、本人は友人が少ないことは特に気にしていません。
人を疑う人の心理
続いて、人を疑う人の心理を紹介します。
初対面の人などを多少疑ってかかるのは悪いことではありませんが、誰でも構わず疑うのは、やはり良いことではありません。
なぜ、こんなにも人を疑ってしまうのでしょうか。
人を疑う人の心理には、以下のものが挙げられます。
不安で仕方がない
人を疑う人の心理には、不安で仕方がないというものが挙げられます。
恐らく人を疑う人の大半が、この心理の元に人を疑っているのでしょう。
本当にこれでいいのか、大丈夫なのか、この人の言う通りにして問題ないのか、など、人を疑う人は常に不安を抱えています。
自分でも『何が』不安なのかが分からない、ということも少なくないようです。
トラウマ抱えている
人を疑う人の心理には、トラウマを抱えていることが挙げられます。
人を疑う人は、過去に友達や恋人に裏切られた経験があったり、詐欺にあったことがあるなど、『裏切られた』という何らかのトラウマがある場合がほとんど。
過去に辛い経験をしているからこそ、人を信じることができなくなり、疑ってしまうのでしょうね。
騙されるのが怖い
人を疑う人の心理には、騙されるのが怖いことが挙げられます。
人に騙されたい!という人などいないと思いますが、人を疑う人は『騙されたくない』『騙されるのが怖い』という気持ちが人一倍強いと言えるでしょう。
その結果、騙されないためには人を疑って信じなければいい、という結論にたどり着いたのかもしれません。
自信がない
人を疑う人の心理には、自信がないことが挙げられます。
人を疑い、信じられないのは、自分に自信がないから。
自信がないために、『あの人は私をバカにしてる』『笑われてる』といった被害妄想に繋がるのです。
また、こんな自分にまともに向き合ってくれるはずがない、などと思ってしまうのも、自分に自信がないことの現れだと言えるでしょう。
自分を守ることに必死
人を疑う人の心理には、自分を守ることに必死なことが挙げられます。
人を疑う人は、過去に辛い経験をしたなど何かしらのトラウマを抱えていることがほとんど。
だからこそ、『もう騙されたくない』『あんな思いは二度としたくない』という防衛本能が働き、自分を守るために人を疑ってしまいます。
本人には決して悪気はなく、ただ自分を守ることに必死なだけなのです。
人を疑う人の性格
続いて、人を疑う人の性格について紹介します。
人を疑う人には、性格にも分かりやすい特徴がいくつかあります。
全てが当てはまるとは限りませんが、以下の性格に当てはまるものが多い人ほど、人を疑う人と言えるかもしれません。
心配性
人を疑う人の性格には、心配性なことが挙げられます。
人を疑う人は、ほぼ全員が『心配性』だと言っても過言ではないでしょう。
色々なことを考えすぎてしまい、悪い方へ悪い方へと思考が進んでいってしまうのが心配性な人の特徴。
『本当に大丈夫なのだろうか』という気持ちから、人を疑ってしまいます。
関連記事はこちら▽ 考えすぎる人の特徴や性格|考えすぎてしまう時の対処法とは
ネガティブ
人を疑う人の性格には、ネガティブなことが挙げられます。
人を疑う人は基本的にネガティブで、物事を悪い方にばかり考えてしまいます。
被害妄想が激しかったり、不安でたまらなくなるのも、みな『ネガティブさ』から来るもの。
ネガティブな人は覇気がなくて暗いイメージもあるので、周りからは根暗な人と思われているかもしれません。
人間不信
人を疑う人の性格には、人間不信なことが挙げられます。
人を疑う人の多くは人間不信で、他人を信じることができません。
あまりにも酷い場合は、一緒に過ごしてきた家族ですら信じられないこともあるほど。
なぜ人間不信になったのかは人それぞれですが、無条件に人を信じられないというのは悲しいことですね。
1人が好き
人を疑う人の性格には、1人が好きなことが挙げられます。
人を疑う人は1人でも孤独感や孤立感を覚えず、むしろ『1人が好き』な人が多いです。
信じられるのは自分だけだという気持ちが、ここにも現れている気がしますね。
多くの人は1人になると不安になるものですが、人を疑う人はあえて1人になりたいと思うほど、1人が好きな人も多いと言えるでしょう。
思い込みが激しい
人を疑う人の性格には、思い込みが激しいことが挙げられます。
人を疑う人は、とにかく思い込みが激しいです。
人の言葉を素直に受け取ることができず、悪い方へと疑ってしまうのも、思い込みが激しいから。
『もしかしたら隠れて悪口を言ってるのかも』『本当は私の事なんて嫌いなのかも』といった思い込みが激しく、それによって相手を傷つけていることには気づいていません。
すぐ人を疑う人との接し方
ではここで、すぐ人を疑う人との接し方について紹介します。
同じ職場などにすぐ人を疑う人がいたら、どう接していいかわからなくて困ってしまいますよね。
関係を切りたくても切れない間柄だった場合は、上手に付き合っていくのが必要不可欠。
すぐ人を疑う人との接し方は、こちらです。
丁寧に説明する
すぐ人を疑う人との接し方には、丁寧に説明することが挙げられます。
人を疑う人は、何を言っても疑ってかかるのですが、丁寧に説明することを心がけましょう。
仕事のことなど、やってほしいことがある場合は、丁寧に根気よく説明することで、すぐ人を疑う人も少しずつ理解してくれるはずですよ。
必要以上に関わらない
すぐ人を疑う人との接し方には、必要以上に関わらないことが挙げられます。
人にはそれぞれ考え方があって、その考え方が合わない人というのは必ずいるもの。
誰とでも仲良くするのは、現実的には無理ですよね。
人を疑う人とも、必要以上に仲良くなる必要はありません。
仕事の話など必要なときに会話ができる関係であれば、それ以上は関わらないのが正解です。
信用してもらおうと思わない
すぐ人を疑う人との接し方には、信用してもらおうと思わないことが挙げられます。
人を疑う人は、過去のトラウマなどが原因となって人を疑うようになっているため、『私は裏切らないから信じて』と何度言っても無意味でしょう。
こういう場合は、あえて信用してもらおうと思わず、普通に接していくのがベストなのです。
小さな約束を守る
すぐ人を疑う人との接し方には、小さな約束を守ることが挙げられます。
人を疑う人には、言葉で『信じて』と言ってもなかなか届きません。
ですから、行動で示すしかないのです。
小さな約束であっても決して破らずに守っていくことで、人を疑う人も徐々にあなたのことを信じてくれるようになるでしょう。
適度な距離を保つ
すぐ人を疑う人との接し方には、適度な距離を保つことが挙げられます。
すぐ人を疑う人は、無闇に自分の心の中に入り込もうとしてくる人を嫌う傾向が強いので、お互いに苦にならない適度な距離感を保つようにしましょう。
仕事に支障の出ない距離感を見つけることができたら、干渉しすぎず距離を保つのがポイントです。
人を疑う癖を直す方法
さてここで、人を疑う癖を直す方法を紹介しましょう。
人を疑うことは決して悪いことではないのですが、やりすぎると周りを不快にさせてしまいますし、良好な人間関係を築くこともできなくなってしまいます。
むやみやたらと人を疑う癖があるな、という人は、以下を参考に直す努力をしてみてださい。
信頼できる人を1人見つける
人を疑う癖を直す方法には、信頼できる人を1人見つけることが挙げられます。
誰とでも仲良くするのではなく、誰か1人でいいから信頼できる人を見つけてみてください。
人を疑う人は『深く狭い』人間関係を好むので、心を許した人を信頼してみましょう。
人を信じるのって悪くないな、と思えるのではないでしょうか。
小さなことから信じてみる
人を疑う癖を直す方法には、小さなことから信じてみることが挙げられます。
いきなり大きなこと、リスクを伴うことを信じろと言われても、それはなかなか難しいもの。
まずは小さなことから、人を信じてみましょう。
たとえば、明日は何時に待ち合わせをする、今日の夜連絡する、などの小さな約束をして、それを信じることから始めてみてください。
自信をつける
人を疑う癖を直す方法には、自信をつけることが挙げられます。
物事を悪い方へ悪い方へと考えてしまうのは、自分に自信がないためにネガティブになっているから、という話をしました。
つまり、自信をつければネガティブ思考も改善する、ということ。
小さな目標を立てて達成する、得意なことやできることを増やすなどして、自信をつけていきましょう。
トラウマと向き合う
人を疑う癖を直す方法には、トラウマと向き合うことが挙げられます。
人を疑う人は、過去の出来事がトラウマとなって人を信用できないことが多いです。
向き合うには勇気が要りますが、トラウマとしっかりと向き合ってみましょう。
改めて向き合ってみると、『実は大したことなかったかも』と思えることも多いものですよ。
ポジティブになる
人を疑う癖を直す方法には、ポジティブになることが挙げられます。
ポジティブな人は、答えの分からないことでウジウジ悩むことはなく、物事を何でも良い方へと考えられる人。
たとえ人を疑う癖が直らないとしても、ポジティブになれば良い意味で人を疑う人になれるでしょう。
悪いことを考えてしまいそうなときほど、良いことを考えてみてください。
上手に人を疑う方法
最後に、上手に人を疑う方法を紹介します。
人を疑うより信じる方が、人間関係を築く上で良いことは言うまでもありません。
しかしながら、簡単には人を疑うのを辞められない人もいるでしょう。
そんなときは、相手を不快にさせない疑い方をすることをおすすめします。
表情に出さない
上手に人を疑う方法には、表情に出さないことが挙げられます。
内心では人を疑っていたとしても、その『疑っている気持ち』が相手にバレなければ問題はありません。
人を疑うときには、疑いの気持ちを表情に出さないように意識してみましょう。
表面上は笑って会話をしていれば、相手を不快にさせることもないでしょう。
相手の意図や本心を読み取る
上手に人を疑う方法には、相手の意図や本心を読み取ることが挙げられます。
この方法は悪徳セールスなどを見極めるときにも役に立つので、ぜひ覚えておきましょう。
相手の動作や仕草を細かく観察し、相手の意図や本心を読み取っていくのです。
言葉と気持ちが同じとは限りませんし、本心を探ることができれば詐欺にあうこともなくなりますね。
先入観を捨てる
上手に人を疑う方法には、先入観を捨てることが挙げられます。
人を疑うとき、少なからず先入観を持っているという人は多いのではないでしょうか。
たとえば『あの人は遊び人って噂がある』という先入観があったら、その人に告白されても疑ってしまうでしょう?
先入観があると、誰彼構わず疑うきっかけになってしまうので、上手に人を疑うためには先入観は捨てるのが鉄則です。
自分で考える
上手に人を疑う方法には、自分で考えることが挙げられます。
先入観を捨てることと似ているのですが、人から得た情報ではなく、自分の頭で考えて結論を出しましょう。
極端な話、人を疑うかどうかを決めるのもあなた自身。
1つ1つ自分で考えていくと、だんだんと人を疑うボーダーが分かってくるはずですよ。
知識をつける
上手に人を疑う方法には、知識をつけることが挙げられます。
知識がないと、騙されているのかどうか結局のところ分からず終いですよね。
これでは人を疑うだけで答えが出ませんから、疑った後に答えが出せるように知識をつけましょう。
知識はあって損は無いので、本を読んだり新しいことにチャレンジするなど、してみてはいかがでしょうか。
人を疑う人は心にトラウマあり!
人を疑う人の心理や特徴、人を疑う人との接し方、そして人を疑う癖を直す方法について紹介しました。
人を疑う人は過去にトラウマとなる辛い経験をしていることが多く、その辛さから自分を守るために人を信じることができなくなっています。
確かに同じことを繰り返さないために自分を守ることは大切ですが、あなたの周りにはあなたの味方もたくさんいるもの。
少しだけ警戒心を緩めて、人と関わってみてください。
人を信じるのも悪くないな、と思えるといいですね。