頼んだ仕事がいつまでたっても仕上がらない、何をするにも計画倒れで結局手をつけない、そんな人があなたの周りにもいませんか?
頭ではやらなきゃいけないと思っていても、なかなか行動にうつせなかった経験は誰にでもあるはずです。
とはいえい行動が遅ければ他人に迷惑がかかることもありますし、「あの人は仕事が遅い」なんて噂になるはのは避けたいところ。
今回は行動が遅い人の特徴や原因、行動が遅い人にイライラする時の対処法や、行動が速くなる方法をご紹介します。
目次
行動が遅い人の特徴
社会人は日々やることがたくさんあり、少しでも行動が遅いと「あいつは使えない」とレッテルをはられ、会社で肩身の狭い思いをすることがあります。
どうして自分はこんなに行動力がないんだろう、と悩む人も多いのではないでしょうか。
今回は行動が遅い人の特徴をご紹介します。
関連記事はこちら▽ 行動力がない人の特徴や心理|行動力を身につける・鍛える方法とは
時間配分が下手くそ
行動が遅い人の多くは時間配分が下手くそで、優先順位をつけて動くことを苦手としています。
やるべきことを後回しにし、どうでもいいことに時間をかけてしまうこともあるでしょう。
何を最初にやるべきか考えているうちに時間がどんどん過ぎていき、行動する前にタイムオーバーになってしまうのです。
言い訳が多い
行動が遅い人は、よく言い訳をしています。
「忙しいから」「まだ下調べが終わっていないから」となにかと理由をつけて、行動することを避けているのです。
言い訳を続けていると、どうせあの人はいつまでたっても行動しない、口先だけで行動が伴っていないと思われてしまうでしょう。
完璧を求めすぎている
行動が遅い人の中には、完璧主義者も多いものです。
彼らは何でも完璧でなければいけないと考えるので、まずは入念な下調べから入ります。
行動していく中で解決していくことはたくさんあるはずですが、完璧でなければ意味がないと考えているため、ちょっとでも理解できない、疑問が残る、不安だと思っている間は一切行動しません。
向上心がない
もっと上手くなりたい、もっとよくしたい、という向上心がない人も行動が遅い傾向にあります。
今以上の実力を発揮しようと思わない人にとっては、行動して何かを変えるよりも現状維持の方がムダな労力を使わずにすむからです。
行動することで実力をつけ周りの信頼を勝ち取るメリットよりも、何もしないで楽をすることを選んでいるのです。
いつでもマイペース
もともとの性格がのんびりでマイペースな人も、行動が遅くなりがちです。
周りの環境に左右されることなく自分のペースを守れることは長所とも言えますが、場合によっては短所になることも。
周りのスピードに合わせられないことで、仕事ができない人と思われてしまうかもしれません。
なぜ?行動が遅い原因
誰しも「あの時、もっと早く行動すればよかったな」と考えたことがあるはずです。
頭で分かっていてもなかなか行動にうつすことができず、歯がゆい思いをしたこともあるでしょう。
いったいなぜ人は行動が遅くなってしまうのでしょうか。
どうせ失敗すると思っている
やってみる前からどうせ失敗すると決めつけていると、行動は遅くなります。
成功するか失敗するかはやってみなければわからないのですから、まずはチャレンジしてみるべきでしょう。
しかし失敗を恐れたり、失敗することがカッコ悪いと考えている人はリスクをとりません。
チャレンジしなければ成功もありませんが、失敗して醜態をさらす心配もないからです。
物事を楽観視している
今やらなくても何とかなるでしょと物事を楽観視している場合も、なかなか行動にうつせません。
何でも後回しにしていると最終的に困るのは自分ですが、どうしても楽な方楽な方に流され、やるべきことから目を背けてしまいます。
そしてトラブルが起きて初めて、自分の甘さ、弱さに気が付くのです。
上手くやろうと考えすぎている
仕事ができる人、知識が豊富な人に多いのが、考えすぎて行動が遅くなるパターンです。
彼らは周囲からの期待が大きいこともあり、自分に過度のプレッシャーを与えてしまいます。
期待に応えなければと思えば思うほど、上手くやらなければと自分を追い込み、結局行動にうつすことができません。
関連記事はこちら▽ 考えすぎる人の特徴や性格|考えすぎてしまう時の対処法とは
目的や目標が明確ではない
行動しようと思っても、実際何からやればいいか分からないという人もいるでしょう。
このような人は、行動する目的や目指す目標が明確になっていないことがほとんどです。
漠然とした目的や目標は行動を起こすレベルに達していないので、より細かく、より具体的な目的・目標を掲げて行動に落とし込みましょう。
行動が遅い人にイライラする時の対処法
身近な人に行動が遅い人がいると、イライラしてしまうこともあるでしょう。
こっちは急いでいるのにマイペースさを崩さなかったり、頼んだはずの急ぎの仕事が終わっていなければ、どうしてできないの?と頭にくることも。
今回は行動が遅い人にイライラする時の対処法をご紹介します。
相手を変えようとしない
その人にはその人の心地よいスピード、やり方が存在します。
あなたがいくら「もっと早く行動して」と思っても、相手にとってそれが不快であればいつまでたっても行動が速くなることはありません。
相手を変えるよりも、自分の考え方を変化させる方が簡単ですし、即効性があるはずです。
その人の個性だと考える
行動が遅いことは悪い面ばかりではありません。
慎重に取り組むのでミスが少ない、仕事が丁寧、マイペースで心にゆとりがある等、プラスに働くこともあるのです。
1つの個性ととらえれば、良い面を引き出すためにはどうすればいいか?と前向きに考えられるのではないでしょうか。
相手の適正に合わせた仕事を振り分ける
職場に行動が遅い人がいる場合は、その人の適正に合わせた仕事を割り振りすることも1つの方法です。
スピードよりも内容重視の仕事やコツコツ時間をかけて取り組む作業のように、ゆっくり丁寧に取り組める仕事をまずはお願いしてみてはどうでしょうか。
慣れていけば徐々にスピードは上がるでしょうから本人の自信にもつながりますし、自信がつけば行動力もおのずとついてくるはずです。
コミュニケーションを密に取る
行動が遅い人の中には、何をすればいいか分からなくて行動できない人もたくさんいます。
分からないなら周りに確認すればいいのですが、彼らは人に聞くのが恥ずかしい、相手に悪いと考えてしまいます。
その場合はこちらから先回りし、コミュニケーションを密に取りましょう。
具体的に説明したり、何度も進捗を確認することで相手の不明点を解消できますし、仮に進み具合が遅かったとしてもみんなでカバーすることができます。
自分自身の精神状態を振り返る
普段はイライラしないのに、今日は行動が遅い人にイライラするな…と感じた時は、もしかするとあなた自身に問題があるのかもしれません。
心に余裕がなくなれば、相手の行動の粗が見えてしまうものです。
普段よりも自分を労わり、リラックスする時間を多めにとってあげて下さい。
行動が遅い人を改善するには
いくら人の行動を変えることは難しいと言っても、行動が遅いこと自体がトラブルの原因になっているのであれば、改善する必要があります。
ただし、「もっと早くして」と言うだけでは何の解決にもなりません。
行動が遅い人を改善するには、いったいどうすればいいのでしょうか。
具体的な目標を決める
行動が遅い人の多くは、やるべきことが明確になっていません。
そこで、具体的な目標を決めることで行動を促してみましょう。
〇時までにここまで進める、何日までに□ページまで資料を作る、のように具体的な目標があればやるべきことが明確になり、行動が遅くなることもなくなるはずです。
優先順位を決める
複数仕事がある場合どちらを先に終わらせるか分からず、間違った方を選んで仕事が全く進まない人もいるでしょう。
そういう時は、優先順位のつけ方を教えてあげて下さい。
優先順位は時と場合によって変わってきますから、日頃からスケジュール管理を徹底させる習慣を身につけるよう指導すると効果があるかもしれません。
分からなければ誰かに聞く
分からないまま放置して行動が遅くなる人には、分からなければ誰かに確認するよう伝えて下さい。
プライドが邪魔をして質問しない方が、余計トラブルを大きくして自分の信用を失いかねないことを教えましょう。
同時に、周囲も質問しやすい雰囲気づくり、声をかけやすい環境づくりに意識して取り組む必要があります。
失敗に寛容な環境づくり
他人のミスを責め立てるような行動は慎み、誰もが安心してチャレンジできる環境づくりも非常に重要です。
失敗を恐れて行動にうつせない人はたくさんいます。
しかしどんなに仕事ができる人も、最初からパーフェクトだったわけではありません。
誰もが失敗から学び、少しずつ成長していくのです。
自分の頭で考えるクセをつける
いつまでも人から支持されなければ動けない人は、いざという時に行動できません。
素早く行動するには自分の頭で考え、自分が最良だと思う決断を下す必要があります。
指示待ち人間になるのではなく、いつでも頭をフル回転させて、今自分に何ができるかを考えるよう意識してもらいましょう。
自分の行動が速くなる方法
自分はなかなか行動にうつせない、と悩んでいる人は多いものです。
何とかして行動できない自分を直したいと考えるものの、行動できない自分に嫌気がさし、どうせ自分にはできないんだと諦めてしまうこともあるでしょう。
今回は自分の行動が早くなる方法をご紹介します。
今できることはすぐにやる
明日やろうと考えずに、今できることはすぐに行動にうつしましょう。
明日が明後日に、また次の日に…どんどん伸びていき、結局何も行動しない人がほとんどです。
最初は難しいかもしれませんが、意識して続けていけば習慣となり、いつでもすぐ行動できる人になっているはずです。
質よりもスピード重視
何でも完璧にしてから行動しようと思わず、スピードをまずは意識してみるのも1つの方法です。
丁寧に時間をかけて取り組む姿勢も重要ですが、短い時間で判断、決断を下すことで良い結果が生まれることがあるのも事実です。
自分は慎重すぎると感じている人は、思い切ってスピードを重視してみるのもいいのではないでしょうか。
周りの評価を気にしない
周りの評価を気にするあまり行動にうつせない人もいるでしょう。
自分が行動することで周りからどう思われるか、そんなことを気にしていたらいつまでたっても何もできません。
評価されるためにあなたは行動するのでしょうか?
何かしら行動したいと思ったから、アクションを起こすはずです。
自分の意志を大切にしてあげましょう。
何事にも興味関心を持つ
日々の出来事や周囲の動きにあまりに無関心な人は、行動したいという欲求が生まれません。
あれが知りたい、こんなことをやってみたいと心から思った時、人は誰でも行動力が上がります。
行動力を上げるには世の中に興味関心を持ち、本当に自分がやりたいことを見つける必要があるのです。
失敗を恐れずまずは挑戦する
できれば失敗したくない、だれでもそう考えるでしょう。
しかし失敗を恐れて行動しなければ、何も始まりません。
そして行動しなければ成功も、成長もないのです。
やってみたいと思ったらまずは挑戦する、これが成功への近道と言えるでしょう。
行動が遅い人は自分なりのスピードで行動できるようになろう
自分には行動力がないんだと諦める前に、なぜ自分は行動できないのか?という理由を考えてみましょう。
失敗が怖い人、行動する目的が明確でない人、完璧を求めすぎる人、色々な理由があるはずです。
もしかすると行動できない理由を1つずつつぶしていけば、あなたも案外簡単に行動にうつせるかもしれません。
行動が遅いからと言って、あなたの全てが否定されたわけではないのです。
自分のスピードで、少しずつ行動に移せる人になっていきましょう。