地味な人の意味とは、あまり自分から行動して目立とうということはせず、控えめな態度を一貫して取るような人のことです。
こうした地味な人はどんな環境にでも一人ぐらいはいることでしょう。
もしかしたらあなたもそうかもしれませんね。
ついつい派手な人に目がいきがちですが、地味な人も地味な人なりにある考え方を持って日々生活しています。
そこで今回は地味な人の特徴や心理についてご紹介していきますので、あなたに当てはまるものがあるかどうか確認しながらご覧ください。
そして中には地味な人のことが嫌いで苦手だと感じる人もいることでしょう。
それは一体どうしてなのか、その理由についてもご紹介していますので是非参考にしてみてください。
目次
地味な男の特徴とは
ファッションに関心がない
地味な男性のほとんどは、自分のファッションに興味がありません。
そのため、着ている服装や靴、持っている鞄なども、配色やデザインが地味で、その結果、外見すべてが地味に見えてしまいます。
地味な男性は、自分の姿が人の目にどう映るのか、ということをあまり気にしない傾向にあります。
だからこそ、おしゃれに気を配る必要性を感じないため、いつ見ても同じファッションになってしまい、変化性の見られないファッションのせいで、見た目が地味になってしまうのです。
外見というファッション性で、自分を表現するという考えがないため、全くと言っていいほど自分を着飾ることをしません。
服装はおろか、髪型も流行性のない、昔から変わらない髪型をひたすら続けていたりします。
外見も、自分という人間を表現するものだという自覚がなく、周りの目を気にしないところが、地味な男性の特徴でもあります。
没個性になりがち
地味というのは、目立つ特徴がないので、周りの人の関心を引くことがなく、そのため周囲の人も地味な男がどのような特徴があるのがよくわかっていません。
しかしそんな地味な男にも、よく観察してみるといくつかの共通点があります。
まず、周囲に溶け込んでいるということからわかるように、個性がありません。
服や持ち物、またはふるまい方においても、自分の好みよりいかに目立たないかということを重視しています。
服や持ち物、身のこなしなどのセンスは、経験によって磨かれていくものですから、いきなり個性を発揮しようとすると、突拍子もない行動をとってしまいがちです。
とんでもない色やデザインを選んだり、その場にふさわしくない振る舞いをして、いわゆる悪目立ちしてしまうことにつながりかねません。
地味な男性はそういった過去の痛い経験から、無難で周囲に合わせた選択に走りがちになります。
穏やかな性格でサポート役が多い
地味な男性といえば、外見の特徴が挙げられがちですが、性格が穏やかで控えめというのも地味な男の特徴でもあります。
積極的に自分で何か行動を起こしたり、リーダシップを取るよりは、人の意見に従ったり、周囲のサポートに回ることが多いです。
また、自分のことを周囲に誇示しないので、会話においては自分の話をするより、聞き役に徹することが多い傾向になります。
こういう男性は、周囲に馴染んで特に注目されないため、結果的にあまり印象に残らない地味ということにされてしまいます。
しかし、派手で目立つ自己主張の強い男性がいいとは限りません。
その場の調和を乱さず、そつなく大勢と付き合える人は、周囲からのマイナスな印象を持たれることも少なく、地味だけどもしかしたらいい男である可能性も高いです。
恋愛には真面目
地味な男は趣味の世界に没頭していたり、人間関係も派手でなく、また、多くの人と付き合うのが苦手だったりします。
それは裏を返せば、ひとつのことに熱中できる性格であり、一つのことを突き詰めて極める可能性も秘めています。
また、気の合う友人がいれば満足という、少ない人間関係を大切にするタイプでもあります。
これは恋愛に対しても同じことが言えます。
つまり、地味な男性は恋人に対してもとても一途で一人の相手としっかりと付き合っていくタイプです。
地味ですので人目を引くこともなく、本人も気が多い方ではないので、もちろん浮気などの心配もありません。
地味な男性はなんだか頼りなく思えて女性は敬遠しがちですが、恋愛相手に安定感を求めているひとや、人生の伴侶となる結婚相手には、最もお勧めできるタイプなわけです。
地味な人の心理とは
インドア派で屋内が好き
地味な男性の特徴の1つに、インドア派というものがあります。
アクティブに体を動かすアウトドア派ではなく、屋内でひっそり過ごす方を好む、インドア派です。
体を動かすことよりも、頭だけ使ったり、体は動かさずして時間を過ごしたり、趣味を楽しむ傾向が強く現れ、インドアで過ごすことを好んで選ぶのです。
釣りやサーフィン、キャンプといった、外で楽しむ遊びや趣味よりも、屋内で静かに過ごせる趣味の方が好きだったりします。
スポーツで言うならば、外でするスポーツよりも、屋内でするスポーツが好きだったり、もしくはスポーツそのものを楽しむよりは、観戦する方が好きだったりします。
休日の日も外出するのではなく、できるだけ自宅内で過ごすことを好むため、周りから、アクティブではなく、いつも静かで地味な人、というイメージを抱かれがちです。
大人数よりも1人や少人数が好き
地味な男性は、集団行動があまり好きではない傾向にあります。
そのため、大人数で過ごすことが少なく、いつも1人でいることを好みます。
大人数で何かを行ったり、遊んだりするのが苦手なため、大人数の中にいても存在感がなく、目立つことがないため、地味な人に見えてしまうのです。
集団よりも1人でいることが好きだったり、1人でないにしても少人数でいることを好むため、友人もたくさんいるわけではありません。
ですが、少ない友人の中でも、その関係性を濃く、そして深く築くことができるのも、地味な男性の特徴の1つです。
数少ない友人関係をとても大切にするため、友人とは深い絆で結ばれていたり、親友と呼べる人もちゃんといるのが、特徴的です。
地味な男性は、大人数の中では自己表現ができなくとも、自分が信頼する限られた人の前では、しっかりと自己表現をすることができるのです。
目立つことが苦手
地味な人はなるべく人目につかないように、目立つことがないようにするために外見は極力飾りません。
基本的にとても真面目なので型から外れた格好や行動をすることが苦手ですし、個性を出すこと自体に気遅れをしてしまうのです。
親から厳しくしつけをされていたり、優等生であることが一番であると育ってきたタイプでもあり、人からどう思われるかを非常に気にしてしまいます。
そのため、自然と万人受けをするような振る舞いを心がけるようになりますし、結果的に特出したところがない地味な格好を良しとしてしまうのです。
自分の魅力に気がついていない人が多く、せっかく持っている個性を殺してしまっていることも少なくありませんが、だからといって改めようという気持ちにはなりません。
地味な人は目立たず、人から嫌われるリスクが少ない自分に満足をしています。
警戒心がとても強い
注目をされてしまうと、人目を集める結果面倒ごとやトラブルに巻き込まれる可能性も高くなってしまいます。
地味な人はとても警戒心が強い傾向にあり、そうした危険性を下げることができればと考えて目立たず、大人しくしているのです。
行動をする時にもかなり慎重で、人と打ち解ける時には非常に時間がかかります。
仲良くなりたい人がいても、人となりをじっくりと観察してからようやく心を開くタイプです。
なるべく安全圏にいたい、人から恨まれたり妬まれるようなことがないようにしたい、そのために注目されることなくその他大勢の中に紛れ込めるように地味になります。
物静かで控えめな性格であることが多く、安寧のために、地味な自分とは逆に派手好きなトラブルメーカーとは距離を置きたいとも考えているのです。
他人からの印象を気にする
他人の目から見たとき、今の自分はどんな風に映っているのか…。
みなさんも、一度くらいはそんなことを考えた経験がないですか?
ただし、そういった他人の目を気にする度合いについては、人それぞれかなり違う傾向があります。
地味な人に共通するのは、「不真面目な人間だと思われたくない」という心理です。
つまり、控えめな外見や態度などを貫くことで、他人の目に自分が悪く映らないようにしたいといつも考えています。
もっと簡単にいうと、それだけ「他人からの印象を気にする」心理状態にいつもあるといえるのです。
もちろん本人はそれが最善だと思ってそうしているわけですから、周囲からどれだけ「地味すぎる」といった声が挙がっても、全く意に介しません。
傍から見ていると少し変わった人だと感じるかもしれませんが、それが地味な人の心理ですので、理解してあげるようにしましょう。
派手なことに嫌悪感を抱いている
地味な人の心理は、実はかなり簡単に言い表すことができます。
それはひと言でいうと、「派手なことに嫌悪感を抱いている」といった心理です。
地味な人が他人を評価するとき、その視線は外見には向いていません。
つまり、たとえどれだけ相手が自分を大きく見せようと派手な格好をしていたとしても、そんなものは全く評価基準にならないのです。
むしろ派手な格好をして自分を誤魔化そうとしている相手に対して、評価以前の強い嫌悪感を覚えます。
ただしその分、他人の内面に対する評価については、たいへん平等で鋭い視点を持っているといえるでしょう。
それだけ他人に対する評価を冷静に行えるのですから、自分が他人から評価されるときも、外見の派手さなどを基準にしてほしくないと感じているわけです。
地味な人の前であまり派手な格好をしたり、目立ちたがるような言動を繰り返したりすると、あなたの評価が下がることになりますので注意しましょう。
関連記事はこちら▽ 嫌悪感を感じる人の特徴や心理|嫌悪感を抱く相手との付き合い方とは
地味な人のことが苦手な理由とは
自分の悪いところが目立つ気がするから
地味な人=真面目な人というイメージを持っていて「地味な人といると自分の悪い部分が目立ってしまうのでは」と考えるため地味な人が苦手になってしまいます。
例えば真面目な人は言葉遣いもしっかりしていて、フレンドリーな話し方をしている自分が子供みたい、バカみたいなのではないかと思ってしまったり、盛り上がっている場で地味な人の大人しい態度を見て「自分、騒ぎすぎてる?」「調子乗っちゃったかな?」など一瞬でも余計な不安を抱えてしまうのが嫌なのです。
特に学生時代は地味で大人しい子が先生や親にとっては「良い子」だったりするので、その子に比べて自分は不真面目でダメな人間なのでは、という「嫌なとこ」を自覚させられる気がして地味な人自体を苦手に思うようになるのでしょう。
たとえ思い違いだったとしても1度定着したイメージはなかなか変えることができません。
何を考えているのかわからないから
特に「みんなと楽しく盛り上がりたい」「全力で遊ぶのが好き」という派手なタイプの人は、地味な人が何を考えているのかわからなくて苦手だと感じていることが多いです。
せっかく盛り上げようとしているのにノリが悪かったり、同じテンションでいてくれないこと、自分の意見を言わないことになんで?と疑問を持ちますがわからないのです。
「なんで楽しもうとしないのか」「なんで明るくなろうとしないのか」「なんでオシャレすらしないのか」と地味な人の気持ちが理解できず、まるで自分とは違う生き物だと思うようになります。
自分とは違うから、合わないから苦手だと一方的に決めつけてしまいます。
そういった考えから自分は地味な人間になりたくない、とも思うようになってますます地味な人が苦手になることもあるようです。
一緒にいると恥ずかしいから
ほとんどの人は地味な人は黒髪でメガネ、メイクもファッションも興味なくて…というイメージだと思います。
確かに地味な雰囲気の人(実際の性格は別として)は見た目からあか抜けていない、見るからに地味な人っぽいことが多いですよね。
そのため「自分の見た目を気にしていない人」という印象を持たれてオシャレを気にする人からは避けられています。
特に女性は外見を気にするので、一緒にいる人が明らかに地味だと恥ずかしい、自分も同じように見られたら嫌だ、という不安から地味な人に対して苦手意識を持つようになります。
中には「髪や服、メイクに気を遣わないなんてありえない!」と思う女性もいます。
もちろん地味な人でも見た目を気にして整えている人もちゃんといますが、まだまだこういったイメージが強いがために地味な人を苦手に感じる人がいるのでしょう。
控えめで付き合う人を選ぶから
地味な人は堅実家で派手さを嫌う傾向があります。
もし人間関係で地味な人と良質な関係性を築くとなると、此方側の性格を抑える必要となる場合も。
ひかえめで余計なことを言わず、相手の気持ちに立ち物事を考えることができるので、此方の言動に気をつけることも大切です。
基本的にはひかえめで良い人が地味な人に多いですが、皆でワイワイ騒いで楽しみたい人にとっては、考えながら接しなくてはならず、疲れてしまうことも多い。
性格の相性も、いわゆる活発な人とは悪く、どちらも相手を気にして精神的にも参ってしまいます。
もちろん、地味な人が悪いのではなくて、あくまで相性的な問題から人間関係の構築がしづらいのです。
地味に感じてしまうことで、相手の性格さえ決めてしまうのはどうかと思いますが、ひかえめだから付き合い辛いこともあります。
ノリの差が激しいから
地味な人間は物静かで大人しい場合が多いですよね。
大勢が楽しめるイベントなどでも、上手く「楽しい」を表に出すことがあまりないので、「ノリが悪い」と捉えられてしまうことも。
周囲とノリの差が激しいので、集団生活では地味な人は浮いてしまうこともあります。
会社や学校など、一人ひとりに役割りが与えられた環境では地味な人も周囲に溶け込めますが、何か解放された環境で、周囲の人間とコミュニケーションを取らなけれなならない場所では浮いてしまうでしょう。
ノリの差による「場違い感」も地味な人に感じることがあり、楽しい場の雰囲気が壊れてしまうことも。
逆に地味な人も無理やりそのような環境に放り出されたり、やりたくないことをやらせた結果が、場の雰囲気を変えてしまうことに繋がります。
周囲のノリとの差が激しいがために苦手意識を持たれるのです。
自分の意思より周りの環境に意見を合わせるから
地味な人はカースト上位の人間に対して、自分の意見をグッと抑えて従うことがあります。
学校でも社会でも、役職の高い人間と上手く付き合うための手段として、イエスマンになることで地味な自分を守ろうとするのです。
決して自分の意見を出さないことが悪いことではなく、時には相手の意見を受け入れることが必要になります。
しかし、どんなに理不尽な要求にも応えようとしてしまうのです。
地味な人はカースト上位の人と接するにも勇気が必要で、少しでも言動を間違うと「地味なくせに」と言われてしまいます。
だからあまり目立たないように行動し、周囲から「あの人は地味だから苦手」と思われてしまう。
地味な人のそのような行動の数々にやきもきしてしまう人も、苦手意識がありますし、積極的にコミュニケーションを取ろうとはしません。
地味な人は仕事が優秀
いかがでしょうか。
地味な人には、多くの人から支持される部分と、そうではない部分とに大きく分かれるものです。
地味な人には地味な人なりの考え方があり、それを実践して行動しているのですが、派手な性格の人にとってみればなんだかよくわからないと言った印象を受けることが少なくないでしょう。
しかし、そんな地味な人ですが、仕事に関してはとても真面目で頼りになる存在になることが多いのです。
多くの人があまりやりたがらないコツコツとした仕事を率先してやるので、縁の下の力持ち的な存在になることが多くなります。
普段はあまり存在を意識されていないために、いざ仕事で活躍するとポジティブなサプライズとなって周りからの評価が一気に良くなります。
しかし地味な人の全てがそういうわけではないので注意しましょう。
地味で仕事も雑な人ははっきり言って最悪ですよ。