人をうまく使う人の特徴や心理|人を上手く使う方法とは

人をうまく使う人の特徴や心理|人を上手く使う方法とは

人をうまく使う人っていますよね。会社や学校、家庭でも上手に人を動かせる人は、見ていて羨ましいものがあります。

一方で人をうまく使えずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、人をうまく使う人の特徴や人を使う人の心理、人を使うのが苦手な理由、人を上手く使う方法、人に使われる人の特徴を紹介します。

「自分も人をうまく使えるようになりたい!」と思う方はぜひ参考にしてください。

人をうまく使う人の特徴

人をうまく使うとは、意識的・無意識的に関わらず自分の思うままに相手に動いてもらう様子を指します。

そうやって人をうまく使える人には、どのような性質があるでしょうか。

ここでは人をうまく使う人の特徴を具体的に見てみましょう。

褒め上手である

相手の良いところや頑張っているところを的確に褒められる人は、人をうまく使う傾向にあります。

褒められた人からすると「自分のことをちゃんと見てくれているんだ」と嬉しくなるし、相手への信頼度も高まるからです。

また褒めてくれた人に対して好感を持つため、何か指示を出されても素直に聞き入れて実行してくれるでしょう。

普段から周りとコミュニケーションを取っている

普段から周りとコミュニケーションを取り適切な人間関係が築けていると、いざという時に人は動いてくれます。

人は自分を大切にしてくれる人に対して、自分も相手を尊重しようとする心理が働くからです。

仕事場でも何気ない挨拶や雑談を通して、職場の雰囲気が良くなったり仕事がスムーズに行ったりすることがありますよね。

普段からコミュニケーションを通して人を尊重することが、人を動かす上で大切なのです。

使われる人の気持ちが分かる

使われる人の気持ちが分かり、それに寄り添った言動ができる人は人をうまく使うことができます。

相手の気持ちや相手がどんな言葉・態度を求めているかが分かるからです。

過去に自分も人に使われていた経験がある・同じような経験をしてきた場合、より相手に響く指示が出せるでしょう。

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自信がある

自分に自信のある人は周りの人に影響を与えやすく、それによって人をうまく使うことができます。

堂々としていて自信に満ちている人の言葉は耳に入りやすいし、引き付けられるものがありますよね。

また人は経歴や肩書き、実績に目を見張るものがあるほど、相手を信じやすくなります。

成功している人は自信があり、かつ周りからも信頼されやすいので人がうまく動いてくれるのです。

ずる賢い

人を使うのが上手い人の中には自分の都合よく物事を動かそうとする、ずる賢い人もいます。

人を使って自分が楽をしたかったり得したかったり、自分本位な考えを持つからです。

また相手の気持ちを素早く汲み取り、自分が有利になるように操作しながら人を動かす計算高さもあります。

ずる賢い人は上手くやっているように見えて、胸の内では何を考えているか分からないので、注意が必要です。

人を使う人の心理

ここでは人を使う人の具体的な心理について紹介します。

人を使う傾向として、周りのことを考えている人と自分の都合を考えている人に分かれます。

あなたの周りの、人をうまく使う人間はどちらのパターンでしょうか。ぜひ照らし合わせながら見てください。

物事を円滑に進めたい

人を上手に使って物事をスムーズに進めたい場合があります。

自分ひとりでやるより周りの協力を得た方が、作業が早く終わり自分のためにも周りのためにもなるからです。

仕事場でも上手に人を動かせる人がいると、組織全体が上手く回って効率が良くなりますよね。

「どうしたらこの状況が良くなるか」と全体のことを考えているからこそ、人をうまく使おうという心理に至るのです。

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相手のためを思っている

相手の成長を期待して、人にうまく動いてもらおうという場合です。

人を育てるには的確に指示を出したりフォローしたりしながら、行動してもらう必要があります。

会社内でも部下に一人前になってもらうために指導して、試行錯誤してもらいますよね。

相手に成長してほしいという思いから、どうしたらより良く動いてくれるのか考えているのです。

自分のことしか考えていない

人をうまく使おうとする人の中には、自分のことしか考えていない人もいます。

自分がどうしたら楽できるか・得するかで頭がいっぱいで、他人の気持ちはどうでもいいのです。

もちろん相手の労力や時間を奪っているという罪悪感もないでしょう。

自分の都合を優先して、周りを道具のように扱う傾向にあります。

見下している

見下している人に対して、自分の都合で動いてもらおうとする人がいます。

「この人になら無礼な態度をとってもいいや」と相手を軽く見ているところがあるからです。

自分の方が相手より優位な立場にあると思っているので、自分のために動いてもらうのが当たり前という気持ちもあるのでしょう。

仕方なくやっている

本当は人を使うのは苦手だけど、立場上避けられないため仕方なく行っている人もいるでしょう。

どうすれば人をうまく使えるかに悩んでいる人は多く、それにちなんだ書籍もたくさん販売されていますよね。

苦手意識を持っているにも関わらず、上司の立場として部下を使わなければならないと悩んでいる方も多いのです。

人を使うのが苦手な理由

人をうまく使わなければならないけど、苦手意識を持っている人がいます。

上記では仕方なく人に動いてもらう例について紹介しましたが、実際悩んでいる人は多いものです。

ここでは人をうまく使うのが苦手な理由を具体的に見てみましょう。

気を遣う

普段から周りの人の顔色を伺いやすい人にとって、人を使うのは辛い面があります。

人を使う際の相手の反応が気になり、それが原因で言いたいことを言えなくなる場合があるからです。

また自分が相手に対して行った言動に対して、後悔したり反省したりしやすいタイプとも言えます。

相手に気を遣いながら人を動かそうと試行錯誤するのは、精神的に疲れやすいのでしょう。

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自信がない

自分に自信がない場合、人を動かすのに抵抗を持ってしまいます。

「自分の発言なんかで人が動いてくれるわけがない」「人から自分の言葉を聞いてもらえなかったらどうしよう」などネガティブな想念があるからです。

また自信のなさは相手に見透かされるものです。

自信なさげな人の発言では、周りの人の胸に響くものもなく、結果人は動かないでしょう。

慣れていない

人を使うのに慣れていなかったり経験がなかったりする人は、人を動かすのを苦手に感じます。

慣れないことをする時はどうしても余裕がなく視野が狭まりがちで、周りが見え辛いものです。

人は経験を重ね、時に失敗しながら物事を習得していきますが、経験のない人にとっては迷いが多く苦痛に感じるのでしょう。

柔軟性がない

本人が頑固で柔軟性がない場合、人を使うのが難しく感じる場合があります。

人を使うことは相手あってのことで、その場や状況に合わせて臨機応変に対応していく必要があります。

しかし頑固で柔軟性がない場合、状況に合った対応ができず物事が上手く進まなくなる可能性があるでしょう。

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一人で抱え込みやすい

人を頼りにするのに抵抗があり、一人で抱え込みやすい人は人を使うのを苦手に感じるでしょう。

「人に動いてもらうのは申し訳ない」「相手に迷惑をかけるから自分でしないと」と自分だけで頑張ってしまうのです。

本人の元々持っている気質や育った環境から、人に相談したり甘えたりできない人に多いです。

人を上手く使う方法

人を上手く使うにはその場や状況に合った相手とのコミュニケーションが鍵になります。

ここでは上手く人を使う具体的な方法について解説します。

人をうまく使えず悩んでいる方は参考にして、できそうなことからやってみましょう。

褒める

相手の良いところを見つけて褒めることで、相手からの見る目が変わり話を聞いてもらいやすくなります。

褒めると「自分のことをきちんと見てくれている」「必要としてくれている」という重要感を相手に与えられるからです。

相手の良いところや頑張っているところを具体的に褒めることで、より相手に伝わるでしょう。

いざというとき動いてもらうためにも、普段から相手を褒めて好感度を上げておくことが大切です。

感謝する

人を上手く使うためには、相手の存在や自分のために労力や時間を割いてくれているということへの感謝が必要です。

人を使った際に感謝することで、相手はまたこの人のために動きたいと思うからです。

逆に感謝せず使われて当然という態度を見せると、相手は不快感を覚え信用されなくなるでしょう。

名前を多用する

会話の中に相手の名前を多く入れることで、話を聞き入れてもらいやすい上に実際に動いてくれる傾向にあります。

人は自分の名前を呼ばれると、相手から大切に扱われていると感じるからです。

例えば「これお願いします」より「〇〇さん、これお願いします」と言われた方が、相手の心に刺さります。

また会話の中でたくさん名前を連呼することで、より相手に自分の気持ちが伝わりやすくなるでしょう。

相手の能力を見極める

人に動いてもらう際に、相手の能力を見極めながら物事をお願いするのが良いでしょう。

相手の能力に見合っていないものを頼んだ時、相手がうまく動いてくれない可能性があります。

相手の途方にくれたりやる気がなくなったりして、後処理に手間がかかる羽目になるのです。

まずは相手をよく観察しながら、少し頑張ればできる範囲の物事を頼むことから始めてみましょう。

実際に自分が動く

いくら人をうまく使おうと口だけでお願いしても、自分が動いていないと上手くいかない場合があります。

相手からすると「あの人は口ばっかりで自分からは何もしない」と思われるからです。

まずは自分が動いている姿勢を見せることで、周りからの信用度を上げて自分の言葉を聞いてもらいやすくしましょう。

人に使われる人の特徴

最後に人に使われる人の特徴を説明します。

人に使われることは悪いことだとは限りませんが、都合よく扱われている場合もあるので注意が必要です。

自分や周りの人に当てはまっていないかチェックしてみてください。

自信がない

自信がなさげに見える人は、人から都合よく扱われやすい傾向にあります。

自信がない人は自分の考えや思いを正しいと思えず、つい他人の言動に流されがちだからです。

人からどこか自信なさげな態度を見透かされて「この人なら動いてくれそう」といいカモにされるのでしょう。

真面目

真面目な人は他人から頼まれたことに対して、手を抜かずきちんと対応します。

相手も本人の真面目さや勤勉さを見込んで「この人に頼んだら上手くいく」とお願いするのでしょう。

真面目なことは素晴らしいことですが、相手に都合よく利用されていないか点検することも大切です。

大人しい

人を上手く使う人は、大人しい人をターゲットにすることもあります。

静かな人は自分の言ったことに対して、口答えせず動いてくれそうという印象を持たれるからです。

しかし大人しいからと言って、本人の意見がない訳ではありません。

相手の思うツボにならないためにも、言わなければならない場面では自分の意見をしっかり伝えましょう。

素直

人の言うことを素直に受け入れて行動に移せる人で、人から使われやすい人がいます。

良くも悪くも相手の言うことにあまり疑問を持たずに、まずは行動するというスタンスなのでしょう。

この場合は自分を使っている相手がどのような意図を持っているのか、確認する必要があります。

積極的

積極的に物事に取り組む人は、人を使う側から「この人にお願いしたい」と思われやすいです。

会社でも前のめりで目の前の仕事を吸収しようとする人には、もっと仕事を与えたいと思いますよね。

本人も自分が使われていることを自覚しつつ、何事も学んで成長しようという意欲があるのです。

適切な方法を元に、人を上手く使おう

いかがでしたでしょうか。

今回は人をうまく使う人の特徴や人を使う人の心理、人を使うのが苦手な理由、人を上手く使う方法、人に使われる人の特徴を紹介しました。

人を使うのを苦手に思う人は多いですが、適切な方法で人間関係を築きながら対応していくことで人は動いてくれるものです。

今回紹介した内容を元に人を上手く使う人の傾向をつかみ、自分にできることから取り組んでみてください。