『いぶし銀』な人の特徴について、紹介します。
『いぶし銀』という言葉を聞いたことがありますか?
あの人はいぶし銀だよね、のように使うのですが、正直意味がよく分からない…という人もいるでしょう。
ここでは、改めていぶし銀について紹介していきたいと思います。
いぶし銀な俳優も紹介しますので、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。
目次
いぶし銀は褒め言葉になる?
『いぶし銀』は褒め言葉になるのでしょうか。
いぶし銀とは、『華やかさはないが魅力的なもの』という意味で、派手さはないものの堅実で実力のある人、ベテランに対して使われる言葉です。
従って、『いぶし銀』は褒め言葉と言っていいでしょう。
いぶしとは金属に硫黄のすすで曇りをつけることで、キラキラした光沢はなくなります。
そのため、目立ちたい人やカリスマを目指しているような人に使うと、相手が不愉快になるので覚えておきましょう。
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いぶし銀は女性にも使える?
いぶし銀という言葉は褒め言葉だということが分かりましたが、女性に対しても使える言葉なのでしょうか。
確かに、『いぶし銀』を女性に対して使っているイメージはあまりないですよね。
実際、『いぶし銀』というのは基本的には男性を指す言葉なので、女性には本来使いません。
中には男性よりもカッコイイ女性もいますが、女性に対して『いぶし銀』を使うと、たとえ褒め言葉であっても失礼にあたることがあるので気をつけましょう。
女性に使うなら、『色艶がある』が同義語です。
いぶし銀な人の特徴
ではここで、いぶし銀な人の特徴を紹介します。
華やかさはないが魅力的な人、ということですが、具体的にはどんな特徴を持っているのでしょうか。
アニメのキャラクターだと、ルパン三世に登場する次元大介を『いぶし銀な人』に挙げる人が多いようですよ。
詳しく見ていきましょう。
目立たない
いぶし銀な人の特徴には、目立たないことが挙げられます。
いぶし銀な人は、積極的に人前に出ようとはしません。
いわば縁の下の力持ちタイプで、目立つのは苦手な人が多いでしょう。
普段は目立たないものの、確かな実力を持っているのです。
こだわりが強い
いぶし銀な人の特徴には、こだわりが強いことが挙げられます。
いぶし銀な人は決して目立つことはありませんが、自分なりのこだわりは強く持っていることが多いです。
こだわりが強すぎると他人とトラブルになる可能性も高くなりますが、いぶし銀な人はそもそも目立ちませんし、自己主張も強くないため、トラブルになりにくいのも特徴と言えるでしょう。
自慢せず謙虚
いぶし銀な人の特徴には、自慢せず謙虚なことが挙げられます。
いぶし銀な人は確かな実力を持っているのに、そのことを他人に自慢したりしません。
自慢するどころか、むしろ『自分なんてまだまだなので』などと、謙遜することの方が多いでしょう。
謙虚な性格には、『必要以上に目立ちたくない』という気持ちも現れている気がしますね。
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負けず嫌い
いぶし銀な人の特徴には、負けず嫌いなことが挙げられます。
いぶし銀な人は目立つことは嫌いだと言いましたが、負けず嫌いなところがあります。
何もかもで人に負けたくないというわけではなく、自分の得意分野においては誰にも負けたくないという気持ちを内に秘めているのです。
落ち着きがある
いぶし銀な人の特徴には、落ち着きがあることが挙げられます。
仕事で予期せぬ事が起こると、人はどうしても慌ててしまうもの。
しかしいぶし銀な人は比較的落ち着いていて、冷静に正論を導き出すことができるのです。
日頃から努力を重ねてきたベテランならではの、特技とも言えるかもしれません。
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いぶし銀な人の魅力
続いて、いぶし銀な人の魅力を見ていきましょう。
いぶし銀な人は決して目立つ存在ではなく華やかさもないわけですが、どんな魅力があるのでしょうか。
『いぶし銀』が褒め言葉であることからも、いぶし銀な人には魅力がたくさんあるのです。
クールで冷静
いぶし銀な人の魅力には、クールで冷静なことが挙げられます。
予想外なことが起こったとき、慌てふためいてバタバタしている人は、あまり魅力的ではありません。
いぶし銀な人は落ち着きがあるためクールで冷静、どんな時でも慌てふためくことはなく、まさに大人の魅力があると言えるでしょう。
確かな実力がある
いぶし銀な人の魅力には、確かな実力があることが挙げられます。
いぶし銀な人は、確かに目立って活躍することはありません。
野球選手などでもエースではありませんし、誰もが知る人気選手というポジションではないでしょう。
それでも確かな実力を持っているのは、いぶし銀な人の魅力ですね。
いざというとき頼りになる
いぶし銀な人の魅力には、いざというとき頼りになることが挙げられます。
冷静なこととかぶりますが、いぶし銀な人は『もしも』のときにも冷静に対応することができるため、いざというときにとても頼りになる存在です。
目立ちたがり屋の人はその場を取り繕うのは上手なのですが、想定外のことに対応するのは苦手。
いざというときに頼りになるのは、いぶし銀な人の最大の魅力と言えるでしょう。
いぶし銀な人の仕事のやり方
いぶし銀な人の仕事のやり方を、紹介します。
いぶし銀な人は、仕事のやり方や仕事への取り組み方にも特徴があります。
さっさと目の前のことを表面上だけ片付けるのではなく、いぶし銀な人の仕事のやり方には、こんな特徴があるのです。
地道な努力をする
いぶし銀な人の仕事のやり方には、地道な努力をすることが挙げられます。
いぶし銀な人は、一発逆転ホームランは狙っていません。
目立つことをして昇格しようとは思っておらず、地道な努力を続けるタイプ。
コツコツと毎日努力を続けているので、もしものときにも対応できるのでしょうね。
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誇りを持っている
いぶし銀な人の仕事のやり方には、誇りを持っていることが挙げられます。
いぶし銀な人は、どんな仕事であっても自分の仕事に誇りを持っています。
たとえ苦手な内容の仕事であっても、誇りを持って取り組んでいるので、目立つ存在ではなくても評価されるのかもしれません。
確実にこなす
いぶし銀な人の仕事のやり方には、確実にこなすことが挙げられます。
たとえ苦手な仕事やめんどくさい仕事であっても、いぶし銀な人は任された以上は確実にこなします。
だからこそ周りからの信頼も厚く、『あの人に任せておけば安心だ』と評価を得ることができているのです。
いぶし銀な俳優
ではここで、いぶし銀な俳優を紹介しましょう。
いぶし銀な俳優の特徴としては、目立つ存在ではないのに味がある人、主役ではなくてもいないと作品が成り立たないような人、のことをいいます。
主演ではなく名脇役と呼ばれる存在のいぶし銀な俳優たちは、以下のような人たちです。
毎熊克也
いぶし銀な俳優1人目は、毎熊克也さんです。
いぶし銀な俳優というと、割と年配の人が多いのですが、毎熊克也さんはまだ34歳。
NHKの朝ドラ『まんぷく』で注目されました。
いぶし銀な俳優の中では若い方ですが、貫禄というか哀愁というか、そういうのが漂っている俳優さんですね。
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松重豊
いぶし銀な俳優2人目は、松重豊さんです。
松重豊さんは色々なドラマや映画に出演されていますので、みなさんも知っていることでしょう。
現在58歳の松重豊さんは、『HERO』や『デスノート』、『アウトレイジ』などの有名作品にも出演していますが、どれも主役ではありません。
それでも存在感はかなり強く、なくてはならない存在ですね。
品川徹
いぶし銀な俳優3人目は、品川徹さんです。
品川徹さんは現在85歳で、芸歴はかなり長いのですが、注目されたのは67歳で出演した『白い巨塔』と遅咲きでした。
『その女、ジルバ』で演じたマスター役は、かなり様になっていましたね。
失礼ですがカリスマ的な華やかさはないものの、作品に深みを出している俳優だと思います。
小日向文世
いぶし銀な俳優4人目は、小日向文世さんです。
小日向文世さんも、名脇役の1人ですよね。
『HERO』『救命病棟24時』『JINー仁ー』『コンフィデンスマンJP』など数々の作品に出演しており、脇役ながらその存在をしらしめています。
主役じゃないのに『いないとドラマが成り立たない』のは、まさにいぶし銀俳優の特徴なのです。
いぶし銀な人になる方法
最後に、いぶし銀な人になる方法を紹介します。
いぶし銀な人になるには、ある程度年齢を重ねる必要があるのは言うまでもありませんが、毎熊克也さんのように30代でもいぶし銀な雰囲気を醸し出している人もいますよね。
いぶし銀な人になるには、以下のことを実践してみましょう。
目立つことを考えない
いぶし銀な人になる方法には、目立つことを考えないことが挙げられます。
何でもかんでも目立つことを考えているうちは、いぶし銀な人にはなれません。
なぜなら、いぶし銀な人は目立たない人だから。
誰かにアピールするためではなく、誰に気づかれなくてもいい、という気持ちで臨むことが大切です。
やるべきことを最後までやる
いぶし銀な人になる方法には、やるべきことを最後までやることが挙げられます。
人はどうしても、めんどくさいことを後回しにしてしまったり、『誰かがやってくれるだろう』と思ってしまうもの。
いぶし銀な人になりたいのなら、一度やると決めたことは必ず最後までやり通すようにしましょう。
『やり遂げる』ということが大切なのです。
影で努力を惜しまない
いぶし銀な人になる方法には、影で努力を惜しまないことが挙げられます。
いぶし銀な人は目立つことはせず、影で人知れず努力のできる人です。
誰かにアピールするためにやるのではなく、『自分のため』に取り組みましょう。
できないことを有耶無耶にせず、影での努力を欠かさないでくださいね。
自分の得意分野を知る
いぶし銀な人になる方法には、自分の得意分野を知ることが挙げられます。
いぶし銀な人は目立つ人ではないので、何もかもが人より優れているわけではありません。
その優れていることも努力の上に成り立っているので、まずは自分の得意分野を知ることから始めてください。
そして、その得意分野を人知れず努力して極めていけば、いぶし銀な人に近づけるでしょう。
いぶし銀な人は目立たないがなくてはならない存在
いぶし銀な人の特徴や魅力、俳優について紹介しました。
いぶし銀な人は決して目立たず、先頭に立つタイプではないものの、なくてはならない存在だと
言えます。
仕事では地道な努力を続けることで周りからの評価や信頼を高め、いざというときに頼りになるため結婚相手にも相応しいタイプだと言えるでしょう。
いぶし銀な人には魅力的なポイントもたくさんあるので、ぜひいぶし銀な人を目指して努力を続けてみてくださいね。