あなたの周りには、おもわず顔をひそめてしまうような卑しい人はいませんか。
いくらこちらが心豊かにコミュニケーションを取ろうとしても、卑しい表情で周りを眺めているような人は、見ていて胸が詰まります。
今回は、卑しい人の特徴をお伝えします。
卑しい人への対処法や、卑しい人間だと思われないようにするための方法もお伝えしますので、参考にしてください。
目次
「卑しい人」の意味とは
卑しい人とは、「品がない人」「物事にがつがつしている人」などのような人のことを言います。
卑しい人は、その言動から人に嫌悪感を抱かれて、軽蔑されることがほとんどです。
憐れまれることもあり、類語には「浅ましい人」「みすぼらしい人」「見苦しい人」などがあり、それらの類語は卑しい人と並んで使われます。
そもそも卑しいという言葉には、「身分が低い」「下品」「さもしい」「品位に欠けている」などがあり、悪いイメージしかありません。
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卑しい人の特徴
「この人はなぜこんなに卑しいのだろうか」「このような人には近寄りたくない」と思わせる人がいます。
誰もが卑しい人に関わることは避けたいと思わせますが、卑しい人には共通した特徴があります。
ここでは卑しい人の特徴について、解説していきます。
意地汚い
卑しい人には、意地汚いという特徴が見られます。
ケチであるとも言え、自分の金品を使わずに、人が持っている物で自分の欲求を満たそうとするのです。
いっしょに食事に行ったときに自分は注文せずに、他人が注文したものを「これちょうだい」という食に卑しい人がいます。
自分がそのように人に要求している行動に、罪悪感を持つことはありません。
下劣
卑しい人には、下劣という特徴も見られます。
物の捉え方や考え方が下品で、すぐに人の悪口を言いたがりますし、マナーがありません。
自分だけが得をすれば良いという考え方で、人が少しでも良い思いをすると我慢できないようなところがあります。
そのため人のことをとことん悪く言って、相手のことをこき下ろすのです。
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自己中心的
卑しい人には、自己中心的という特徴も見られます。
基本的に卑しい人は、自分のことしか考えておらず、人がどのようになっても関係ないという考え方です。
プライベートであっても職場であっても自分が必要であれば、人のものであろうが自分のものであろうが構わずに手に取ります。
自分の欲望を満たすためには、手段を選ばないタイプが多いのです。
だらしない
卑しい人には、だらしないという特徴も大いに見られます。
マナーを気にしておらず、どのような場所でも身だしなみを気にすることはありません。
職場でも身だしなみを整えてきちんとすることは当たり前なのに、爪は伸び放題、髪はボサボサ、洋服はシワだらけといった格好でも平気です。
また、金品に対してもだらしなく、ズボラな人が少なくありません。
嘘をつく
卑しい人には、嘘をつくという特徴も見られます。
自分の欲望を満たすためにはどのような方法もいとわないタイプで、人からの評価など気にしません。
そのくせ、人から「あの人はすごい」と認めてもらいたいのです。
そのため例え自分が持っていないものでも「そんなもの自分だって持っている」と、嘘をついて虚勢を張るようなところがあります。
卑しい人の心理
卑しい人とは誰もが付き合おうとはしないでしょう。
それだけ人から嫌われているのです。
それもわかってかわからずか卑しい人は人のことなど気にせずに言動を起こしますが、いったいどのような心理が働いているのでしょうか。
ここでは、卑しい人の心理について解説していきます。
物を失いたくない
卑しい人には、物を失いたくないという心理が働いていることが少なくありません。
食べたり使ったりすることで、食べ物や物は無くなっていきます。
卑しい人は、それによって金品が減ったり人に与えなければならなくなった場合、惜しいと感じるのです。
物に対しての執着がある上に、自分勝手でケチなところがあるため、そのような心理が働きます。
人を信じられない
卑しい人には、人を信じられないという心理が働いていることもあります。
卑しい人は実は過去に人に裏切られたり騙されたり、欺かれたりした経験がある人が多いです。
そのため人間不信に陥り「人は信用できない」という心理が働き、人に対して卑しい言動を起こすようになっています。
自分さえ良ければ良い
卑しい人には、自分さえ良ければ良いという心理が働いている人も少なくありません。
卑しい人は、基本的に「自分の欲求が満たされればそれで良い」という主義です。
そのため、自分が欲しいものは自分のものとして取得しますし、人がそれを必要としていても人に譲ろうという考えは毛頭ありません。
今の結果はすべて自分の努力の成果である
卑しい人には、今の結果はすべて自分の努力の成果であるという心理が働いています。
仕事で成果を出したり物事を成功させたりすることは、人の協力が無いと成り立ちません。
しかし、卑しい人は自己中心的なため、例え成果が出たことに人の力が大きく働いていたとしても、人に感謝する気持ちを持つことができないのです。
コンプレックスを隠したい
卑しい人には、コンプレックスを隠したいという心理が働いていることもあります。
卑しい人は、実はコンプレックスを持っている人が多いです。
コンプレックスを克服しようとするのですが、すぐには克服できないコンプレックスもあります。
そのため、そのコンプレックスを隠したいという心理が働く人も少なくありません。
卑しい人への対処法
卑しい人はとかく人に嫌われますが、集団生活をしていると様々なタイプと付き合うことが求められます。
卑しい人とも否応なしに対応しなければならないことがありますが、できれば避けたいと思う気持ちは否定できません。
そこで、ここでは卑しい人への対処法を解説していきます。
距離を置く
卑しい人には。距離を置くという対処法があります。
自分が付き合いたくないと思っても、卑しい人が職場の人であったりどうしても受け答えをしなければならない人である場合があります。
そのようなときには必要以上に関わらず、自分が卑しい人と距離を置くことが大切です。
距離を置けば卑しい人との関係性が深くなることなく、嫌な思いをさせられることもありません。
冷静に対処する
卑しい人には、冷静に対処するという対処法もあります。
卑しい人に関わらなければならない場合、まともに関わっているとどうしても嫌悪感を抱かざるを得ません。
相手にそのような感情を見せるとかえって嫌な思いをさせられることもありますので、卑しい人と関わる場合には、冷静に何気なく対応するようにしましょう。
冷静さを保つことで、相手の卑しさを感じることは半減します。
関連記事はこちら▽ 嫌悪感を感じる人の特徴や心理|嫌悪感を抱く相手との付き合い方とは
プライベートは話さない
卑しい人には、プライベートは話さないという対処法もあります。
卑しい人にプライベートを話すと、言葉尻を捉えられたり、その気はないのに「あの人自分のことを自慢して」と思われたりします。
結果的に嫉妬されたり悪口を言われたりしますので、面倒なことが起こる前にプライベートを相手に話さないことが大切です。
注意する
卑しい人には、言動や考えを注意をするという対処法もあります。
卑しい人に無理に関わる必要はありませんが、その人にどうしても関わる必要がある場合には「その考えは止めた方が良い」「そのような言動は慎むべき」と注意してあげましょう。
注意することで相手は攻撃してくるかもしれませんが、意外に「そうか」と反省をする人も少なくありません。
適度に話を聞く
卑しい人には、適度に話を聞くという対処法もあります。
卑しい人は自己中心的で、なにかと人の悪口を言う人が多いです。
そのような卑しい人とまともに話をしていると、嫌悪感でいっぱいになり対応することが嫌になるでしょう。
嫌な事や悪口を聞く必要はありませんので、卑しい人の話は適度に聞いたり聞き流したりすることが大切です。
卑しい人間だと思われないようにするには
誰もが卑しい人とは関わりたくないという気持ちはありますが、もしかしたら自分にも卑しさがあるかもしれません。
ここでは自分が卑しい人間だと思われないようにするための方法を解説していきますので、参考にしてください。
周りに気を配る
自分が卑しい人間だと思われないようにするためには、周りに気を配るという方法があります。
卑しい人は自己中心的で、自分本位に言動を起こす人が多いです。
もしあなたに「自分にもそのようなところがある」と思い当たるところがあれば、相手を思い、相手が喜ぶことを考えて言動を起こすように心がけてみましょう。
周りに気を配ることで、卑しい言動を起こすことはなくなります。
身だしなみを整える
自分が卑しい人間だと思われないようにするためには、身だしなみを整えるという方法もあります。
卑しい人は身だしなみが整っていない人が多いですし、身だしなみに気を遣う人も少ないです。
そのため、まず自分の身だしなみをチェックしてみましょう。
もし身だしなみに乱れがあれば、すぐに整えることが大切です。
自分の長期的な幸せを大切にする
自分が卑しい人間だと思われないようにするためには、自分の長期的な幸せを大切にするという方法もあります。
卑しい人は、自分に求めることが多い割には自分の幸せを長期的に見ていません。
目先の幸せばかりしか見えてないのです。
自分が長期的に幸せになれば人に対しても優しくなれますし、何より自分自身が満たされますので卑しさなどなくなります。
人の悪口を言わないようにする
自分が卑しい人間だと思われないようにするためには、人の悪口を言わないようにするという方法もあります。
卑しい人は人の悪口をいう人が多いです。
確かに人の悪口を言っている間は、スッキリするかもしれません。
しかしそれでは下劣で浅ましいため、人の悪口を言わないようにして自分の品位を保つことが大切です。
良い環境づくりをする
自分が卑しい人間だと思われないようにするためには、良い環境づくりをするという方法もあります。
卑しい気持ちになるときには環境が最悪であったり、整っていないことが多いです。
そのため不平不満が多くなったり、人の悪口を言うことが増えたりします。
そのようなことを避けるためにも、まずは良い環境づくりをしましょう。
良い環境が整えば幸せな気持ちになれ、卑しい気持ちはなくなります。
卑しい人とは上手に付き合いましょう
卑しい人の特徴や、卑しい人への対処法などをお伝えしてきました。
社会に出ると様々なタイプと付き合わなければならず、その中には残念ながら卑しい人もいます。
卑しい人に無理に近づく必要はありませんが、適度に距離を取って付き合うことは大切な場面も出てくるでしょう。
社会人としてはどのような人とも上手に付き合うことが求められることも多いため、卑しい人へも上手に対処して付き合ってみてください。