あなたの周りには感謝しない人はいますか。感謝しない人と接するとイラっときたりモヤモヤしたり、相手に良い印象は持たないものです。
今回は感謝しない人の心理や特徴、感謝の気持ちが持てない理由、感謝しない人への対応、感謝できない性格を直す方法、感謝できない人の末路を紹介します。
感謝しない人の傾向を理解して、上手に対応できるようになりましょう。
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目次
感謝しない人の心理
人から何かしてもらった時に感謝するのは、人間関係を築く上で大切なマナーですよね。
しかし中には「ありがとう」の一言も言わずに平然としている人もいます。
感謝しない人は何を考えているのでしょうか。ここでは感謝しない人の心理を見てみましょう。
してもらって当然と思っている
人から何かしてもらって当たり前と思っている人は、感謝しない傾向にあります。
与えてもらうのは当然なので、相手に感謝しようという気持ちが湧かないからです。
他人の気遣いや労力があるからこそ恩恵を受けているのに、その背景に目を向けようという意識もありません。
逆にしてもらわないと「なんでしてくれないんだ!」と怒り出す場合もあるでしょう。
自分のことしか考えていない
自分のことしか考えていない人は、相手の気持ちに配慮できません。
相手の立場になって考えることもできなければ、相手の求めていることも分からないのです。
こちらが何かしてあげても自分のことしか見えていないので、感謝もなく自分の気持ちに共感してくれることもないでしょう。
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人を軽く見ている
他人を平気で見下したり、こき使ったりと軽く見てしまう人は周りに感謝しようとしません。
周りの人がいるおかげで自分が生かされていることを感じられず、傲慢に振る舞ってしまうのでしょう。
人は誰しも一人では生きていけないし、日々何かしら周りに助けられて生かされているものです。
周りあっての自分という、おかげ様の考えが抜け落ちているので感謝ができないのでしょう。
感謝することに抵抗がある
相手からしてもらったことに対して何か伝えなきゃいけないと思いつつ、抵抗があって感謝できない場合があります。
- ・ありがとうと言い慣れていない
- ・ありがとうと言うことが照れくさい
- ・立場上、感謝の言葉を素直に言えない
本来なら感謝の言葉を言わなければいけないと思っていても、自分の中のプライドや見栄が邪魔をして言葉が出てこないのです。
本人の中で都合よく言い訳して、その場をやり過ごそうとするのでしょう。
相手の言動を否定的に受け取っている
相手から好意を持ってされたことに対して、否定的に解釈してしまう人がいます。
本人の自尊心の低さやマイナスな方へ考えてしまう癖から、物事を素直に受け止められないのです。
またしてもらったことに対して、申し訳ないという思いを強く感じ、感謝まで頭にない場合もあります。
そのような人は「ありがとう」ではなく「ごめんなさい」や「すみません」を言葉にしがちです。
感謝しない人の特徴
あなたの周りの感謝しない人はどんな人ですか。感謝のできない人にはある似たような特徴があります。
ここでは感謝しない人の具体的な特徴について解説します。
周りの思い当たる人に当てはめながら、確認してみましょう。
自己中心的
物事を自分中心に考えて、他人の視点を持てない人は感謝できない傾向にあります。
そのような人は他人の気持ちを考えるのが苦手で、つい自分の思いや意見を周りに押しつけがちです。
仕事上でも自分本位に動いて周囲への配慮の欠ける人は、感謝することがないですよね。
自分だけの利益を追い求めるので、他人を思いやったり感謝したりする発想に至りにくいのでしょう。
苦労していない
苦労しなくても生きてこれた人で、感謝のできない人がいます。
苦労してきた人は苦しいこと・辛いことを乗り越えてきた経験があります。時に周りに助けてもらいながら、問題を解決したこともあるでしょう。
そして辛い経験をしてきたからこそ、自然と今自分が生きていることや周りの存在に感謝の気持ちが湧いてくるのです。
逆に苦労がなく窮地に立った経験のない人間は、そのような感謝の気持ちを抱く場面が少なくなります。
助けてくれる人がいる
周りに何かと助けてくれる人・世話を焼いてくれる人がいる場合、感謝に対する意識が低くなります。
本来自分がしなければならないことでも、周りが勝手に解決してくれるので本人の出る幕がないのです。
やがて「他人にしてもらって当たり前」という価値観が植えつけられ、感謝の気持ちも薄くなっていくでしょう。
親子関係や夫婦関係。恋人同士で陥りやすいケースと言えます。
プライドが高い
プライドが高い人で、他人に「ありがとう」を言うのに抵抗を感じる人がいます。
自分に誇りを持てるのは素晴らしいですが、行き過ぎると自分の考えを他人に一方的に押しつけるのです。
そのような人は他人に対して謙虚な気持ちを持てずに、人に「ありがとう」を言う配慮もできなくなるでしょう。
ネガティブ思考
物事を悪い方へ考えがちな人は、感謝というプラスの方向に思考を働かせるのが苦手です。
起こったことに対して、感謝よりも不満や不足感を感じてしまうのでしょう。
ないものや欠けているものに目が行き、その中で思い悩むので、良い方向へ発想の転換ができないのです。
なぜ?感謝の気持ちが持てない理由
感謝しない人に対してはイラっとしたりモヤモヤしたりしがちですが、そもそもなぜ感謝ができないのでしょうか。
ここでは感謝の気持ちが持てない具体的な理由について見てみます。
思い当たる人と照らし合わせながら、感謝できない理由を考えてみましょう。
育ちに問題がある
本人の育った家庭で感謝する習慣がないと、感謝しないのが当たり前になっている場合があります。
育ってきた環境で受けた影響は本人の無意識下に根付いていて、自分ではなかなか気づけないものです。
幼いころから家庭内でありがとうを言う習慣がなかった・親がそもそも感謝しない人の場合、自然とその習性が身に付きます。
本人に悪気はないのですが、自然と感謝できる人から見ると腹立たしく思われるでしょう。
関連記事はこちら▽ 感謝できる人の特徴や性格|感謝できるようになるにはどうすればいい?
足るを知らない
足るを知らずに、いつも自分にないものや欠けているものに目が行ってしまう人がいます。
今の自分に満足がいかず、上手くいっていないのは何か足りないものがあるからと不満感を抱えているのです。
誰しもが現状に不満を感じることはありますが、それが過度になると今ある幸せを感じられません。
今ある、ありがたい存在のことを認識できず、感謝の気持ちを持てないのでしょう。
自立できていない
自立できていない人は、自分でしなければならないことも人任せにする傾向にあります。
他人に依存しているので、自分で能動的に動いたり責任を取ったりすることがありません。
人に甘えるのが当たり前・助けてくれるのが当然と思っているので、感謝の気持ちが持ちづらいのです。
嫌われている
嫌いな人に対して感謝せずに、コミュニケーションを避けようとする場合があります。
好きな人に対しては感謝できることでも、嫌いな人とは極力会話したくないからあえて言葉にしないのです。
一度相手が自分に対してどのような気持ちを持っているのか、考えてみるのもよいでしょう。
関連記事はこちら▽ 職場にいる嫌いな人の特徴|職場の嫌いな人への対処法や接し方とは
距離が近すぎる
相手と一緒にいる時間や過ごしてきた期間が長いと、つい感謝することがおろそかになります。
お互い気を遣うことがなくなり、いて当たり前の存在になると「いちいち言葉にしなくてもいいだろう」と思いがちです。
夫婦や親子の間でも「何かやってもらって当たり前」という前提で、ありがとうと言わない人も多いのではないでしょうか。
気を許しているからこそ、相手の存在に甘えてしまい感謝の気持ちが薄くなっていくのです。
感謝しない人への対応
感謝しない人と接すると相手に不信感を抱きますよね。腹が立って相手に文句を言いたくなることもあるでしょう。
ここでは感謝しない人への適切な対応を解説します。
感謝しない人へどう対応すればいいか分からない!という方はぜひ参考にしてください。
期待しない
自分に対して感謝してくれることを期待するのを止めましょう。
いつまでも感謝しないことを根に持ったりイライラしたりするのは、自分が辛いだけです。
基本的に他人を変えることは難しいので、現状を変化させるためには自分の視点を別の方向へ移すしかありません。
自分のためにも、相手から感謝してもらうことを諦めるのがおすすめです。
相手の性格を受け入れる
感謝しない相手のあるがままを受け入れることで、感謝してほしい気持ちが和らぎます
。
元々感謝しない人間だからと諦めのスタンスで接することで、相手に期待したり見返りを求める気持ちが減るからです。
相手は悪気があって感謝しないわけではないし、それがあの人のスタンスだからしょうがないと思えれば、自分の気持ちも楽になるでしょう。
反面教師にする
感謝のない相手からは、感謝しないことで人に与える影響を学ぶことができます。
あなたが嫌な思いを抱いたのなら、自分はそれを他の人にはしないようにしようと学びを得られるのです。
また相手に対して過剰に苛立つときは、自分にも余裕がないところがあると自身を見つめなおすキッカケにもなります。
相手から学びそれを自身の生き方に生かせると自分が成長するので、結果的に自分にとってプラスの経験になるでしょう。
相手に指摘する
相手に指摘できる関係の場合は、感謝がなく悲しい思いをしていると打ち明けるのも良いでしょう。
自分の気持ちを相手に伝えることで、相手は自分の間違いに気づき行動を改めてくれることもあります。
指摘するときのポイントは、自分の気持ちを私を主語にして話すこと。
相手を一方的に責めるのでなく、相手の気持ちも尊重しながら自分の思いを理解してもらいましょう。
離れる
感謝されないのが苦痛に感じる場合は、その人から離れることも考えてください。
いくら相手に対しての見方を変えたとしても、感謝しない相手といるのはストレスに感じるものです。
どうしても付き合わなければならない相手とは最低限のコミュニケーションだけにして、できるだけ離れるようにしましょう。
感謝できない性格を直す方法
上記では感謝しない人についての特徴や対処法を紹介しました。
しかし中には「自分自身が感謝できていない…」と思い当たる人もいるでしょう。
ここでは感謝できない性格を直す方法を解説します。
自身の性格を変えたい人や、感謝できない人へアドバイスしたい人は参考にしてくださいね。
当たり前に目を向けてみる
感謝というと何か大きなことを想像しがちですが、まずは自分の身の回りにある当たり前に目を向けてみてはいかがでしょうか。
今日も新しい1日を迎えられたこと、呼吸ができていること、目が見えること。
当たり前のことに意識を向けると、自分はたくさんの存在に囲まれて生かされていていると感謝の気持ちが湧いてきます。
どんな小さなことでもいいので、まずは自分の身の回りのことを注視してみましょう。
感謝できることを書く
自分がありがたいと思えることをノートに書いてみましょう。
自分の頭の中で考えるだけでなく文字にして可視化することで、感謝の思いをより強く感じることができます。
また一日の最後に日記として、今日あった感謝できることについて書き出してみるのがおすすめです。
感謝する習慣を意識的に持つことで、日常の中で自然と感謝できる場面が増えるでしょう。
相手の立場に立って物事を考える
感謝できない人は相手の気持ちに疎い傾向にあるので、相手の立場に立って考える練習をしましょう。
相手が何を考えているか分かると、相手の求めていることも見えてきます。
相手は自分のことを思ってわざわざこんなことをしてくれているんだ!と分かれば、感謝の気持ちを伝えずにはいられません。
自分のことだけでなく、相手の気持ちも捉えられると感謝もできるようになるでしょう。
実際に感謝の言葉を伝える
他人に対して「ありがとう」と言葉にして伝えてみましょう。
感謝されて嫌な人は滅多にいません。あなたが感謝をすることで相手も自分も幸せな気持ちになります。
家族や恋人、友人、仕事仲間など身の回りのお世話になっている人へ、日頃の感謝を伝えるのも良いですね。
感謝に抵抗がある方もまずは言葉にして伝えていくことで、慣れて自然と口から感謝の言葉がついてくるでしょう。
手紙やメールを送る
直接言葉にして伝えるのに、抵抗がある方や照れくささを感じてしまう人は手紙やメールで感謝を伝えるのも良いでしょう。
手紙やメールだと文章を納得するまで考えることができるので、コミュニケーションが苦手な方にもおすすめです。
また贈り物でも感謝の気持ちを伝えられるので、自分に合った方法を見つけて実行してみてください。
感謝しない人の末路
最後に、感謝しない人の末路を紹介します。
感謝しない人はいずれどうなるのか知ると、相手の未来を見通すことができます。
またこうならないために感謝できる人間であろうと、対策もできるでしょう。
相手のためにも自分のためにもぜひ参考にしてください。
人が離れていく
感謝できないと他人から不審に思われて、周りから人が離れていく原因になります。
感謝は人間関係においての基本的なマナーであり、それができない人に対して大きなストレスを感じるからです。
「自分がないがしろにされている」と相手との気持ちにズレが生じるのでしょう。
感謝しない態度が重なることで、取り返しのつかない事態になりかねません。
大切にされない
感謝できない人は、他人から自分を大切にされていないと思われて粗末に扱われるでしょう。
人は自分を大事に思いやってくれる人に好感を持ち、自分も大切にしてあげようと思う生き物です。
感謝しない人に対しては、思いやりのない失礼な人という認識で見てしまうので、大切に思われることはありません。
人を傷つける
感謝しない態度によって、人を知らず知らずのうちに傷つけてしまう場合があります。
相手は感謝しないことに対して口にしないだけで、不満を持っていたり怒りを感じたりしているかもしれません。
本当は感謝してほしいのに自分の気持ちを押さえて我慢しながら、ストレスを溜めているのかもしれません。
感謝なんか大したことがないという方もいるかもしれませんが、それほど感謝する・しない問題は人に大きな影響を与えるのです。
関連記事はこちら▽ 人を傷つける人の心理や特徴|人を傷つける人の末路とは
現状に満足できない
感謝しない人の中には今ある幸せを感じられず、日々不足感に苛まれている人もいるでしょう。
「自分にはこれがない」「自分にはあれが欠けている」とないものに目を向けていると、いつまでたっても満足することができません。
どこか満たされない気持ち・納得できない気持ちを抱えながら生きる羽目になるのです、
不幸になる
自分の持っているありがたいものに目を向けられず、不平や不満を抱えたままいるとネガティブな問題を引き寄せます。
本来はポジティブに見れることに対しても、悪い方に考えてしまうクセから自分でネガティブな物事を作り出すこともあるでしょう。
感謝しないクセによってネガティブな思考が自身に根付き、不幸になるのです。
感謝は大切。感謝しない人には適切な対応をしよう
いかがでしょうか。
今回は感謝しない人の心理や特徴、感謝の気持ちが持てない理由、感謝しない人への対応、感謝できない性格を直す方法、感謝できない人の末路を紹介しました。
感謝はコミュニケーションにおいてのマナーであり、感謝できない人は周りからの信頼を失います。
感謝しない人に対しては、その人の特性を理解した上で適切に対応できるようになると良いでしょう。
ぜひ本記事を参考にして、自分にできそうなことから試してみてください。