食い気味に返事する人の心理について、紹介します。
あなたの周りにも、『あの人って食い気味に話すよね』など、食い気味に返事をしたり話したりする人はいませんか。
『食い気味』という表現を耳にすることはありますが、正直どういう意味なの?と思うこともあるでしょう。
ここでは、『食い気味』の意味や食い気味に返事する人の心理、食い気味に話す人への対処法を紹介していきます。
記事の最後には、食い気味に話す癖の直し方も紹介しますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
食い気味の意味とは
まずは、『食い気味』の意味から説明します。
食い気味というのは、『食い込み気味』の略であり、他の人が話しているところに、食い込むように割り込んでくるという意味ですね。
- 人が話している最中に割り込む
- 大袈裟な相槌を打って話を遮る
このようなことを、食い気味に話す、もしくは食い気味に返事をすると表現しています。
『食い気味』という言葉は比較的新しく、最初に使ったのはお笑い芸人さんなのだとか。
ボケに対するテンポの良いツッコミが、まさに『食い気味』だと言えるでしょう。
食い気味に返事する人の心理
では、食い気味に返事する人の心理を紹介していきます。
他の人が話しているにも関わらず、その人の話に被せるようにしてしまう食い気味に返事する人。
人の話を遮るのは失礼に当たりますが、どんな心理で食い気味に返事をしてしまうのでしょうか。
結論が読めた
食い気味に返事する人の心理には、結論が読めたことが挙げられます。
人が話している途中に返事や自分の意見を被せてしまうのは、その人の話の『結論が読めた』から。
相手が何を言いたいのかが分かってしまったため、話が途中であってもかまわずに食い気味に返事をしてしまうのです。
自分が話したい
食い気味に返事する人の心理には、自分が話したいというものが挙げられます。
聞くよりも話す方が好きなので、人の話を食い気味に聞くことでさっさと相手の話を終わらせて、自分が話し出してしまいます。
このタイプは基本的に黙っていられないので、いつの間にか自分の話をしていることも少なくありません。
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時間がもったいない
食い気味に返事する人の心理には、時間がもったいないことが挙げられます。
食い気味に聞く人、食い気味に返事をする人はせっかちな人が多く、何事も効率重視。
のんびり話されるのは時間の無駄だと思ってしまい、結論を急ぐ傾向にあります。
食い気味に返事をするのも、時間がもったいないのでさっさと結論を話してほしいという気持ちの表れです。
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興味津々
食い気味に返事する人の心理には、興味津々なことが挙げられます。
相手の話に興味があるが故に、つい食い気味に返事をしてしまうのでしょう。
相手の話に共感したいという気持ちが強いので、『私も知ってる!』『私もこの間行ったよ』などと、『私も〇〇』と話し出してしまいます。
相手の話に共感して一緒に話したいというだけで、このタイプには悪気はありません。
自分が一番
食い気味に返事する人の心理には、自分が一番なことが挙げられます。
このタイプは一番厄介で、自分以外の人の話には全く興味がありません。
相手の話をつまらない、無駄な時間だと思っているので、内容がどうであれ『それで?』『だから?』などと結論を急かすところもあるでしょう。
食い気味な返事がうざい理由
続いて、食い気味な返事がうざい理由をまとめてみました。
食い気味に返事をする人、食い気味に話す人のことは、大半の人が『うざい』と感じているのが事実。
なぜ、食い気味な人は周りからうざいと思われてしまうのでしょうか。
自分勝手だから
食い気味な返事がうざい理由には、自分勝手だからというものが挙げられます。
食い気味な返事をする人は、基本的に自分のことしか考えていません。
食い気味な返事をすることで相手がどう思うか、などは一切考えておらず、そういう自分勝手なところをうざいと感じる人はとても多いのではないでしょうか。
話を聞いてくれないから
食い気味な返事がうざい理由には、話を聞いてくれないからというものが挙げられます。
食い気味な返事をする人は、相手が話しているのにその話を遮るようにして、自分の話を被せてしまいます。
元々話していた方は、話を聞いてほしかったのにいつの間にか聞き役に回っているのです。
話を聞いてくれないのは、正直うざいと思われても仕方がないでしょう。
急かしてくるから
食い気味な返事がうざい理由には、急かしてくるからというものが挙げられます。
食い気味な人は、常に話の結論を急ぎます。
結論に至るまでの過程はほぼどうでも良く、とりあえず結論を話すように促してくることも。
自分のペースで順を追って話したいのに、結論を急かされるのは嫌になってしまいますね。
食い気味の相槌が大袈裟だから
食い気味な返事がうざい理由には、相槌が大袈裟だからというものが挙げられます。
食い気味な人は、話を聞くときに大袈裟な相槌を打つことが多いです。
『へぇ~!そうなんだ!』『わかる~!』など、とにかく相槌が大袈裟。
早く自分が話したいという人ほど相槌が大袈裟になり、『もう十分聞いたから、次は私が話していいよね?』というオーラを出してくるのです。
バカにされてる感じがするから
食い気味な返事がうざい理由には、バカにされてる感じがするからというものが挙げられます。
食い気味な返事をする人にもいくつかのタイプがありますが、こちらが話し終わる前に『結局、〇〇ってことでしょ?』と勝手に結論をまとめてしまったり、大袈裟な相槌を打たれるのはバカにされてる気がしてしまいます。
本人に悪気があるなしに関わらず、食い気味な返事は『バカにされてる』と感じる人が多いと言えるでしょう。
食い気味に話す人への対処法
ではここで、食い気味に話す人への対処法をお話します。
食い気味に話す人のことは、大半の人がうざいと感じていることが分かりました。
自分の話を聞いてくれない食い気味に話す人には、こんなふうに対応していきましょう。
聞き流す
食い気味に話す人への対処法には、聞き流すことが挙げられます。
食い気味に話す人のことをまともに相手をしても、自分が疲れてしまうだけ。
まともに相手をするだけ時間の無駄なので、食い気味に話す人のことをうざいと感じても聞き流してしまいましょう。
適当に聞き流していると、相手もつまらなくなって話すのをやめることも多いです。
割り切る
食い気味に話す人への対処法には、割り切ることが挙げられます。
聞き流すことと似ていますが、食い気味に話す人のことは『そういう人なんだ』と割り切るのがおすすめ。
一度割り切ってしまえば、次からその人が食い気味に話してきても、『この人はそういう人だから仕方ない』と自然に受け流せるようになるでしょう。
聞き役になる
食い気味に話す人への対処法には、聞き役になることが挙げられます。
相手と波風を立てたくないのなら、我慢して聞き役になりましょう。
食い気味に話す人は、自分の話を聞いてほしいという欲求が強いもの。
あなたが聞き役になれば、食い気味に話す人は自分の欲求を満たすことができるので、トラブルになるのを避けることができるでしょう。
はっきり嫌だと伝える
食い気味に話す人への対処法には、はっきり嫌だと伝えることが挙げられます。
自分が話しているときに食い気味に話されるのは嫌だということを、はっきり相手に伝えましょう。
『今、私が話してるんだけど』と言ってみて、相手が不機嫌になったり疎遠になったりするのなら、それまでの関係だったということです。
褒める
食い気味に話す人への対処法には、褒めることが挙げられます。
聞き役になることと被りますが、食い気味に話す人が喜ぶ言葉を伝えて、相手を満足させましょう。
こういう人は、一通り自分が話して満足すれば相手の話もちゃんと聞いてくれることもあるので、褒めて満足させるのはおすすめです。
食い気味に話す癖の直し方
最後に、食い気味に話す癖の直し方を紹介します。
食い気味に話す人の多くは、既にそれが癖になっているため、無意識にやっていることが多いです。
多くの人を不快にさせる『食い気味に話す』癖は、意識して直していきましょう。
最後まで話を聞く
食い気味に話す癖の直し方には、最後まで話を聞くことが挙げられます。
最後まで人の話を聞けるようになれば、食い気味と言われることはありません。
しかし癖になっている人にはなかなか難しいので、普段から『話を最後まで聞く』ことを意識して生活していきましょう。
結論を急がない
食い気味に話す癖の直し方には、結論を急がないことが挙げられます。
食い気味に話す人は結論を急ぐあまり、相手が話している途中に口を挟んでしまうことが少なくありません。
自分の中で結論が見えたと思っても、それはあくまでも憶測であり、本当の結論とは限りませんよね。
結論を急がず、結論は相手が話すのを待つようにしましょう。
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目を見て相槌を打つ
食い気味に話す癖の直し方には、目を見て相槌を打つことが挙げられます。
食い気味に話す人はいつの間にか『自分主体』の会話になってしまいますが、まずは相手の目を見て相槌を打つようにしましょう。
目を見て相槌を打てば、『話を聞いている』ことも伝わりますし、相手がまだ話したいのか、話が一段落したのかなども段々分かるようになりまよ。
周囲の人に直したい旨を伝えておく
食い気味に話す癖の直し方には、周囲の人に直したい旨を伝えておくことが挙げられます。
食い気味に話す癖を、自分一人で直すのは容易ではありません。
だからこそ、周囲の人に食い気味に話す癖を直したいことを伝えておき、もし食い気味に話していたら指摘してもらうのです。
無意識に食い気味になっていることも多いので、周りに協力してもらいましょう。
会話に集中する
食い気味に話す癖の直し方には、会話に集中することが挙げられます。
いくら直したいと思っていても、別のことをしながら会話をしていると、つい食い気味になることも少なくありません。
目の前の相手との会話に集中するため、話すときには作業を一旦やめましょう。
集中できればきちんと意識もできますし、食い気味にもなりにくくなるはずです。
食い気味に返事する人は周りからウザがられる可能性大
食い気味に返事する人の心理や、食い気味に話す人への対処法について紹介しました。
食い気味に返事する人、食い気味に話す人は自分勝手で相手のことを考えていない人が多く、周りからもうざいと思われている可能性大。
無意識に食い気味になっていることも少なくないので、まずは自分自身が食い気味になっていないかを客観的に判断してみましょう。
もし食い気味になっていた場合は、意識してできることから改善していくことをおすすめします。