さとり世代の特徴や恋愛傾向とは?Z世代との違いも紹介!

さとり世代の特徴や恋愛傾向とは?Z世代との違いも紹介!

さとり世代について、紹介します。

「○○世代」という言葉をよく聞きますが、今回は「さとり世代」について見ていきたいと思います。

さとり世代の意味や次の世代、Z世代との違いの他、さとり世代の特徴や恋愛傾向まで、詳しく見ていきましょう。

また、職場などで「さとり世代は使えない」と言われてしまう理由についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

さとり世代の年齢と意味は?

まずは、さとり世代の年齢と意味から説明します。

「さとり世代」の年齢については諸説あるのですが、大まかには「1996年~2005年頃」に生まれた世代のことを指すことが多いです。

これはゆとり世代とかぶっており、一般的にはゆとり世代の後期にあたる年代を「さとり世代」と呼びます。

ゆとり教育からの脱却を試みた教育をされてきた世代、ともいえますね。

さとり世代は現実主義で欲がないという特徴があり、そのことから「現実を悟る=さとり世代」と言われるようになりました。


さとり世代の次は?

さとり世代の次の世代は、諸説ありますがZ世代になります。

Z世代は1990年代後半から2012年頃までに生まれた世代を指し、年齢的には20代後半から10歳くらいまで。

さとり世代と被る部分もありますね。

Z世代は「いまの若者」という認識で間違いなく、子供の頃からパソコンやスマホなどのインターネットが普及していた世代でもあります。

さとり世代とZ世代の違い

さとり世代とZ世代の違いについて説明します。

年代的には被る部分もあるものの、さとり世代の次がZ世代だ、という話をしました。

物心ついた頃からネットが身近にあったこと、現実主義なところなどは、さとり世代もZ世代も変わりません。

強いて違いを挙げるとするなら、価値観でしょう。

さとり世代はブランドものなどの高級なものには基本的に興味がなく、安くて良いもの、コスパの良いものを選びます。

一方Z世代は、自分が良いと感じればブランドものなどの高級なものであっても、お金を出すことを惜しみません。

また、Z世代はコスパよりもタムパ(時間を有効に使うこと)を重視していることも、違いと言えるでしょう。


さとり世代の特徴

ではここで、さとり世代の特徴について紹介します。

先程も触れましたが、さとり世代は欲がなく、将来に夢や希望を持っていない世代でもあります。

今が安定していればそれでいい、と考えるさとり世代の特徴には、以下のようなものが挙げられます。

非高級志向

さとり世代の特徴には、非高級志向であることが挙げられます。

さとり世代は、無理をして良いものを身につけたり、身分不相応なものを手に入れようとは思いません。

一昔前までは、高級ブランド品や外車などがステータスの1つと捉えられてきましたが、さとり世代は高級ブランドへのこだわりはなく、ノーブランドで満足しているのです。

コスパ重視

さとり世代の特徴には、コスパ重視であることが挙げられます。

非高級志向であることからも分かるように、さとり世代はコスパ重視でモノを選ぶ傾向にあります。

安くて長く使えるものがベターであり、百均や300円ショップなども上手に使っていますね。

いかに出費を抑えるか、がさとり世代には重要なのでしょう。

現実主義

さとり世代の特徴には、現実主義であることが挙げられます。

さとり世代は、仕事や将来に対して過度な期待を持つことがありません。

大きな夢を見ることも期待することもなく、「いまを生きられればいい」と思っているのです。

そのため、将来は○○になりたい、などの夢もなく、必要最低限の給料が貰えればそれでいいのです。

プライベート重視

さとり世代の特徴には、プライベート重視であることが挙げられます。

さとり世代は、仕事や恋愛よりもプライベートを重視する傾向にあります。

サービス残業をすることなどまずありませんし、定時になれば早々に帰宅することも少なくありません。

こういうところにも、現実主義な一面を垣間見ることができますね。

効率重視

さとり世代の特徴には、効率重視であることが挙げられます。

コスパ重視なことからも分かりますが、さとり世代は効率重視なことも特徴の一つ。

子供の頃からネットが身近にある世代なので、分からないことがあればすぐにネットで調べ、答えを見つけていきます。

仕事でも何でも、いかに効率良く捌いていくかを常に考えているのです。


さとり世代の恋愛傾向

続いて、さとり世代の恋愛傾向について紹介します。

さとり世代の特徴については先程紹介した通りですが、さとり世代の特徴は恋愛傾向にも顕著に現れているもの。

さとり世代は恋愛が全てということはなく、どちらかというと「自分優先」の考えを持つ人が多いようです。

消極的

さとり世代の恋愛傾向には、消極的なことが挙げられます。

さとり世代は、恋愛に対して非常に消極的。

恋人がいなくても別にかまわない、という考え方であるため、積極的に恋人を作ろうとしません。

そのため、いわゆる結婚適齢期と呼ばれる年齢になっても、独身の人も多いでしょう。

草食系が多い

さとり世代の恋愛傾向には、草食系が多いことが挙げられます。

恋愛に消極的な人が多いことからも分かるように、さとり世代は草食系が非常に多いです。

たとえ好きな人ができても、自分から積極的にアプローチをすることはなく、相手からアプローチされるのを待つタイプだと言えるでしょう。

恋愛よりプライベート優先

さとり世代の恋愛傾向には、恋愛よりプライベート優先であることが挙げられます。

さとり世代は恋愛を第一に考える人が少なく、恋愛よりもプライベートを優先しています。

自分の好きなことを我慢してまで、恋人と過ごそうという気持ちがありません。

自分の時間がなくなるのなら、恋愛などしなくてもいい、と思っているでしょう。

めんどくさい気持ちが強い

さとり世代の恋愛傾向には、めんどくさい気持ちが強いことが挙げられます。

さとり世代がなぜ恋愛に消極的なのか?というと、それはずばりめんどくさい気持ちが強いから。

恋愛をして恋人ができると、デートのために時間を割いたりお金を使ったり、相手の気持ちを考慮しながら過ごさなくてはいけないので、それがめんどくさくてたまらないのです。

期待はしない、されたくない

さとり世代の恋愛傾向には、期待はしない、されたくないというものが挙げられます。

さとり世代は、たとえ恋人ができても恋人に対して過度に期待することもなければ、自分に期待もしないでほしいと思っています。

なぜなら、彼らにとって「期待」はプレッシャーでしかないから。

そのため、さとり世代同士の恋愛なら比較的うまくいきやすいのですが、それより上の世代とは長く付き合えないことが多いでしょう。


さとり世代は使えないと言われてしまう理由

最後に、さとり世代は使えないと言われてしまう理由について紹介します。

職場などでは、度々「さとり世代は使えない」と言われることがあります。

考え方や価値観の違いなのでしょうが、なぜさとり世代は使えないと言われるのでしょうか。

その理由は、こちらです。

言われたことしかしないから

さとり世代は使えないと言われてしまう理由には、言われたことしかやらないからというものが挙げられます。

さとり世代は情報処理能力も早く、効率良く仕事を進めることができるのですが、基本的に指示されたことしかやりません。

先読みすることができず、指示されたこと以外はできない(やらない)ため、会社では使えないと言われてしまうのです。

ドライすぎるから

さとり世代は使えないと言われてしまう理由には、ドライすぎるからというものが挙げられます。

さとり世代は情熱的に仕事に打ち込むことがなく、非常に冷めた考え方をしています。

そのため、周りから見ると「冷めた人」「ドライな人」と思われていることが多いでしょう。

周りの熱量やテンションに合わせられないので、さとり世代だけ浮いた存在になることは言うまでもありません。

付き合いが悪いから

さとり世代は使えないと言われてしまう理由には、付き合いが悪いからというものが挙げられます。

さとり世代は仕事よりもプライベートを優先しますので、たとえば職場の飲み会などは基本的にスルー。

むしろ、職場の飲み会に参加する意味が分からないのですが、そういう付き合いが悪いところも「使えない」と言われる要因だと言えるでしょう。

会社のためという認識が低いから

さとり世代は使えないと言われてしまう理由には、会社のためという認識が低いからというものが挙げられます。

さとり世代は、「会社のために働く」という概念がありません。

働くのは自分のためであり、会社のためではないので、周りが必死で残業をしていても、何のために残業をするのか分からないのです。

必要最低限の給料が貰えればそれで良いので、会社のために働く人の気持ちがさとり世代には分かりません。

向上心がないから

さとり世代は使えないと言われてしまう理由には、向上心がないからというものが挙げられます。

先程も触れましたが、さとり世代は会社のためではなく、必要最低限の給料を貰うために働いていますから、今の会社で昇格しようという認識はありません。

そもそも1つの会社に長く勤めるつもりもないのですが、その向上心のなさがモチベーションを下げており、使えないと言われてしまう理由なのかもしれません。


まとめ:現実主義なさとり世代と上手に付き合っていこう

さとり世代の意味や次の世代、Z世代との違い、特徴、恋愛傾向、使えないと言われる理由について紹介しました。

さとり世代は現実主義で、過度な夢を見ることはありません。

これは、生まれ育った時代が不景気だったことや、大規模な震災があったことなどが影響しているので、ある意味仕方がないことだと言えるでしょう。

さとり世代は現実主義でプライベートが優先のため、年配の人は付き合いにくいと思うかもしれませんが、さとり世代の良い面をしっかり理解し、上手に付き合っていけるといいですね。